なぜ飲食業はブラック企業が多いのか?

ブラック企業辞める

「365日24時間死ぬまで働け」

かの有名なワタミグループ会長の渡邉美樹氏が吐いた、ブラックを象徴する言葉です。

このような考え方をしている経営者が飲食業に多いというのも理由の1つですが、飲食業界にブラック企業が多いのは以下の3つが理由です。

  • 長時間労働が当たり前の業界だから
  • 小規模な企業が多く組織体制が整っていないから
  • 精神論の社長が多いから

ぶっちゃけ飲食業界は、程度の差こそあれほとんどがブラックと言えるでしょう。

ブラック
ブラック

私もブラックな飲食で7年半勤めましたが、さすがに限界を超えました

苦しんで働いているぐらいなら、別の業界への転職も考えてみましょう。

逃げられるうちに逃げておくのが得策です。

飲食業にブラック企業が多い理由

長時間労働が当たり前の業界だから

飲食業界では長時間労働が当たり前になっていますが、それにも理由があります。

  • 1人あたりの利益額が少ないため
  • 営業時間外の業務が多い
  • 客の入り具合によっては業務時間が延長される

解説します。

1人あたりの利益額が少ないため

日本は外食産業の値段が安く、1人あたりの利益額が少ないです。そのため、1人ひとりに長時間働いてもらってサービス残業もしてもらえないと、まともに給料を払えません。

ブラック
ブラック

それでも給料は少ないですが。残業代も出ないことなんて普通ですしね。

 

TKC BAST(速報版)によると、飲食業界の1人あたり利益額は年間でだいたい350~450万円ほどなのです。他の業界と比較してみると、飲食と同じくバイトやパートの人が多く、給料が安そうなスーパーなどの小売業でも約550万円です。製造業だと650~1,000万円ほど、建設業は700~1,100万円ほどとなっています。

圧倒的に飲食業界の1人あたり利益額が少ないのが分かります。

 

飲食業界では1人あたりの利益額を上げるのは難しいのです。利益額を上げるためには、商品の値段を上げるか、原材料の食品の仕入れ額や経費を下げるかしかありませんが、このどちらもが難しい。

ラーメンであればだいたい1杯あたり500~800円ぐらいなどのように、世間の人の中で適正価格ができ上がってしまっているためです。また、下手に値段を上げると他の店に客を取られます。

原材料の仕入額を下げるということは質を下げることになりますが、そうなると料理の味に影響してきて、これまた客は離れていく。

このように、飲食業界の1人あたり利益額が少ないのは、世の中の仕組み上変えることはできません。なので、飲食業界のブラック常態化は今後も大きく変わることはないでしょう。

 

営業時間外の業務が多い

飲食店で働くあなたにとっては常識だと思いますが、飲食店では開店前の準備や閉店後の後片付け、翌日の仕込み作業など、開店時間以外の業務も多いです。

営業時間外の仕事については、

  • タイムカードを打刻する前や打刻後にも業務を行う
  • 閉店の時刻までしか勤務時間に入れてもらえない

といったことも当たり前のように行われています。特に店長だと残業の上限がないといたこともあります。

これ、当たり前じゃないですから!残念!

 

個人経営の小規模な店だと、そもそも勤怠管理の仕組みを持っていないこともあります。

そのため、飲食では「長時間残業」や「サービス残業」が横行し、ブラック企業と化しているのです。

 

客の入り具合によっては業務量が増える

客の入りや予約状況によって、業務量が大きく変わってくるというのも、飲食店がブラックになりやすい原因です。

たとえば、

  • 次の日に急に大勢の予約が入ったため、仕込み作業のために残業しなければならない
  • 予想より多くの客が来たため、片付けや掃除の量も多くなった
  • 閉店間際にお客さんが来て、なかなか帰ってくれなかった

などのことは、経験がある人も多いと思います。

こういうことが頻発するのもあり、長時間労働がまかり通っているのです。

 

さらに悪いことに、このようなブラック労働が横行しているために、人材不足が常態化しています。これにより、さらなるブラック労働が生まれるという悪循環が起きているのです。

 

小規模な企業が多いから

飲食業界は他の業界よりも中小企業が多いのも特徴です。

中小企業庁が出している以下のデータを見れば一目瞭然です。建設業に次いで飲食店、宿泊業の中小企業の割合が高くなっています。

建設業は1人あたりの利益額が飲食よりも高いので、中小企業でもまだ組織体制の整備などにお金を使う余裕がある(それでもブラック企業は多いと思いますが)。

しかし、飲食ではとにかく毎日店を回すので精一杯です。業務を効率化したり、組織体制を整えて利益を伸ばすために投資したりする余裕はありません。

 

また、中小企業の場合、そもそも自社の事をブラックと認知している人が社内で少ない。

顕著なのが社長自身が自社をブラックだと捉えていないのです。

社長
社長

この業界どこの会社もこういった感じなんだ!

といった、昔ながらの不条理な仕組みを疑おうともしていない。

周囲の幹部もしかりで、他業種に対する知識があまりない寄せ集め的な人も多い為に、そんな社長の言う事を鵜呑みにしたりしている。

中小企業の幹部は社長の恩恵に授かっている部分もあるので、逆らうような事は全くないのも特徴ですね。

 

精神論の社長が多いから

極めつけは、精神論で考える社長が飲食には多い。

最初のワタミグループ会長の「365日24時間死ぬまで働け」の発言に代表されるように、

社長
社長

長時間働くことが正義

社長
社長

人材は使い潰してなんぼ

などと思っている社長が多い。そして、

社長
社長

効率化?なにそれ、おいしいの?

という経営者も少なくない。そのため、ブラック労働が改善されることもない。

さらには、このような考え方を身に着けさせるための洗脳研修もたびたび開催されている。店長・社員のモチベーションを上げるためと称して、ね。

精神論を語る会社は危険なので、今すぐに逃げてください!

 

ブラックな飲食店を見分ける方法

ブラックな飲食店には特徴があります。例えば以下の4つ。

  • 常に人材を募集している
  • 「アットホームな社風」などの抽象的な言葉でアピールしている
  • 固定残業代制を採用している
  • 採用のハードルが異常に低い

これらに該当している企業には注意しましょう。ブラックである可能性が高いです。

常に人材を募集している

ブラックな飲食店では常に人材が不足しています。ただでさえ飲食業界は人が足りないのに加え、ブラックな飲食店では入社した人がすぐに辞めていきます。

店の前に常に求人募集の紙が張り出されている会社は気をつけたほうがいいです。

 

「アットホームな社風」などの抽象的な言葉でアピールしている

これもよく言われていることです。「アットホームな社風!」「若手が活躍!」「やりがいある仕事!」といった抽象的な言葉を多用している会社は、それ以外にアピールできる実績や長所がない場合がほとんどです。

具体的な福利厚生が示されずに、こういう言葉を前面に出している企業には気をつけましょう。

 

固定残業代制を採用している

固定残業代制とは、一定時間の残業代が生じる事を”見込んで”、あらかじめその分の残業代を支払うといった給与システムのこと。「みなし残業」とも呼ばれます。

悪質な会社はこの制度を悪用します。

 

本来、固定残業代制であっても、あらかじめ見込まれた残業時間を超えた分については残業代を支払う必要があります。しかし、この超過分の残業代を払わない会社がある。

全ての会社がそうとはいい切れませんが、注意しておいたほうがいいでしょう。

 

採用のハードルが異常に低い

簡単な自己紹介をしてまともに志望動機も話してないのに内定が出た。これほどまでに採用のハードルが低い会社は要注意です。

慢性的な人手不足なため、「誰でもいいから働いてくれ!」状態になっている可能性があります。

 

極めつけはこの言葉。

社長
社長

君、明日から来れる?

面接のその場で内定が出て、翌日から出社することを求めてくるのはブラックあるあるです。

 

ブラック飲食から抜け出そう

ブラックな飲食はあなたが我慢していれば会社のほうが変わってくれるということはありません。ブラックな会社はブラックのままです。そう、倒産するまでね。

そして、ブラックな飲食ではあなたのスキルアップやキャリアのことなど何も考えてくれません。

今の会社がいざ倒産したときに一番困るのはあなた自身なのです。

 

ブラック飲食から抜け出すなら早いほうがいいです。

何より今の苦しみが減りますし、スキルアップができるような環境だったら会社が倒産しても他の会社が雇ってくれます。

また、未経験の職種や業界であっても若ければ若いほど採用してもらいやすいです。

 

そして、転職のときには転職エージェントを利用するようにしましょう。

転職エージェントが紹介してくる求人はまともな会社のものである可能性が高いからです。

転職エージェントは紹介した人材がすぐに退職してしまうと報酬を減額されたり、ペナルティを課されたりなどの不利益を受けます。

なので、わざわざ報酬を減額される可能性のあるブラック企業を紹介しようとはしないのです。

 

ただし、転職エージェントの中にも、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。

それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。

おすすめの転職エージェント

リクルートエージェント

日本一の求人数!非公開求人も10万件以上あります。

幅広い年代、様々な職種に対応しているため、転職するならとりあえず登録しておくことをオススメします。

  • 初めての転職の方
  • これまでの職歴や学歴にあまり自信がない人

でも問題なく対応してもらえます。

また、面接対策が充実しており、年収アップの交渉もやってもらえます。

パソナキャリア

ベンチャーから大企業まで30,000件以上の豊富な求人数!未経験で応募できるポテンシャル求人から、リーダー・部長・事業責任者クラスまで、多種多様な求人を取り扱っています。

初めての転職の方でも安心できるような丁寧なカウンセリングが特徴。

24~49歳ぐらいまでの関東・関西・東海に在住の方で、

  • 自分に合った会社に転職したい
  • 自分の転職の軸がわからない

といった方に特にオススメ。

識学キャリア

高い生産性で急成長中の会社の求人に特化した転職エージェント。

20~39歳までの人で、

  • 上司からのパワハラなどがない会社に転職したい人
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ただし、求人数はあまり多くないので、圧倒的な求人数を誇るリクルートエージェントとの併用がおすすめ。

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