負け組の職業。飲食業がその代表格になる本当の理由。

ブラック企業辞める

人生の勝ち組・負け組。
人生を歩んでいるとよくそんな言葉を耳にします。

大学の就活生の中には負け組の職業につかないためにも必死に勉強して、リサーチして就活に励む!そんな人もいることでしょう。

負け組の職業。

とりわけ外食産業・飲食店もこの負け組の代表的存在として挙げられます。

その理由として、不定期な休日や長時間労働、誰でもできる簡単な仕事。いわゆる労働環境が劣悪であるがためにこういったレッテルが貼られるのでしょう。

しかし飲食業が負け組と称される理由って、本当に労働環境の劣悪差からだけに由来するのでしょうか?

経営陣との深淵な溝

飲食業では労働環境の悪さもさることながら、経営陣と社員の溝がかなり深い事が挙げられます。

厳密に言うと、経営陣と社員のミゾが深すぎてその穴がなかなか埋まらないために、お互いに深い理解ができない。そういった感じです。

飲食業の特徴として社長なり経営陣なりがワンマン経営というのが目立ちます。別にそれ自体が悪い訳ではないのでしょうが、ここに社員とのミゾを深くする原因があるのは確かです。負け組の職業たる礎があります。

 

普通、大企業や有名企業では経営陣が末端の現場に頻繁に顔をだし、社員間とのコミュニケーションを頻繁にとるといった事は少ない。

そりゃたまに現場視察と称して顔を出すことはあるだろうが、一緒に肩を並べて作業。こんな事はまず無い。

しかし外食産業や飲食店の中小規模の会社では、社長自体、もしくは経営陣が直接現場に介入してくるようなシーンが多い

一緒にお店でオペレーション作業を行うなんて事もある。

経営陣と肌の触れ合う現場で働けたら強いのでは?

そう思うかもしれない。

まだ自分が新米で会社やお店の事を熟知していないならそれでいい。しかしこれが関係が深まっていくにつれて徐々に乖離が出来ていく事を痛感する。

  • 経営陣=出資者
  • 社員=雇われ労働者

この乖離・ミゾを感じる機会が事あるごとに強まっていき、お互いに一線を超えて理解ができないと痛感してしまう。

要は、

社長
社長

こっちは金払ってんだから、細けぇ事に文句たれてねえで売上をあげろ!

社員
社員

これだけの厳しい条件下でやってるんだからもっと俺たちの環境を改善して欲しい!

お互い上辺っつらでは体裁の良い事を言い合っていても、内心ではこのような事を考え合っている。

 

飲食業のような個人を相手にした店舗営業業態では、現場に経営陣が頻繁に顔をだすが故に上層部からの圧を直接的に受ける。特に店長なんかはそう。

普通の企業であれば、課長や部長なんかがフィルター代わりに間に入ってくれ、経営陣の意識感覚が現場には浸透しずらいが、飲食業では普通に浸透してくる。

これが出資者とサラリーマンのミゾを深め、お互いの不信感を招く。

まさしく経営陣は社員の事をモノのように考え、社員は経営陣を頭がおかしいと思う瞬間。

こうして飲食業が負け組の職業として代表的な存在になるベースができてくる。

 

実例として

例えばこんな事。

ある社員が事故で足を骨折し、しばらく仕事ができない状況が発生。

経営陣が頻繁に現場にやってくる飲食業で、店長に向けた言葉、

社長
社長

あいつ、足の骨折なら手は動くだろうから、皿洗いだけでもやらせろ。

そんな事を言い放ちます。

店長(管理者)は非常に困ります。人員削減による体制の中で売上を維持しなければならない一方で、骨折した負傷社員のケアも行わなければならない。

そんなメンタル的にも厳しい状況で、このような発言を浴びせられたらいかがでしょうか?まさしく板挟み状態。

労働者観点からみれば骨折していてはとても仕事なんかできるような状態ではない。にも関わらず、経営陣からはコスト的な部分で無理強いするように迫られる。

真面目な管理者なら両者の意見を尊重するような取持ちを行うのが普通。

しかしこの瞬間に不信感というミゾが深まります。

店長
店長

とりあえず怪我の具合を聞いてみて、体制について考えます。

と言っておくものの、心の中では、

店長
店長

なに無茶苦茶なこと言ってんだ。俺たちゃロボットじゃないんだぞ!

こんな風に考えている。そりゃそうですよね。

社員なんか会社にとっては単なる歯車なんだから、機能的に効率よく動いてもらわなきゃ困る、しかもできるだけ低コストで。

飲食業の経営陣ってこういうオーラ出し過ぎなのです。

労働環境の劣悪差が取りざたされる飲食ですが、こういった、社員からみると負のオーラ以外の何物でもない感じが大きな負け組の職業と言われる土台を作っていると考えられるのです。

 

俺達は崇高で社会貢献していると思ってる

ただ経営者達の思考、視点は全く違います。

和民の女性社員が過労で自殺し、労災認定された際にも、渡辺美樹氏を擁護する経営者は沢山いました。

「国の法律は労働者に有利」
「ネットで根も葉もない悪評がたち過ぎ」

こんな感じで、経営者は経営者を守るような発言をします。

そして、飲食業は崇高で社会貢献に長けた仕事なのになんでこんな非難を受けなければならないのかと訴えます。

自分らが取り組んでいる事業にばかり目線が集まりすぎ、下で働く社員の事なんかまるで考えていない

社員との乖離に無頓着で全く気付いていないのです。飲食業を負け組の職業から脱却させるどころか、むしろどんどん深みにはめ込んでいってしまっている。

これも経営陣が現場に躍り出て上記のように社員を酷使し、搾取してやろうという奇妙なオーラをにじみ出させた結果でしょう。

経営陣なんて会社の象徴であって、現場のヒーローである必要なんて全く無いのにね。

 

飲食業が長時間労働で、就職すること自体が負け組と言われてしまう大きな由縁ってこういった経営者の横柄なオーラにある。

社長の考えを教祖のように崇め、それを浸透させるような空気感に大きなミゾを感じてしまう。

社長の考え=経営者の考え=生産的で効率

こんなオーラを強いトップダウンで落としこんでくる会社は要注意でしょう。

以上が、飲食業が負け組の職業の代表格になる本当の理由の記事です。

 

最後に|ブラック企業は飲食だけじゃない

飲食業の負の側面を紹介してきました。負け組の代表格と言われる飲食業には、こういった経営者からの無理強いがあるのは事実です。
なので、ブラック企業が多いんですね。飲食には。

 

とはいえ、ブラック企業は飲食業だけではありません。電通の過労自殺のように、他業界でもブラック企業は存在しています。

そんなブラック企業を避けるためのコツとしては転職エージェントを利用することです。書類の添削や面接対策もやってくれますし、何より転職エージェントはブラック企業を紹介しないようにしています。

それは、転職エージェントは紹介した人材がすぐに退職してしまうと報酬を減額されたり、ペナルティを課されたりなどの不利益を受けるからです。

なので、できる限り求職者の希望に沿う求人を紹介しようとするんですね。

 

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