【新卒】大企業かベンチャーかで迷うのはもう辞めよう

新卒・就活
あなた
あなた

大企業とベンチャーのどちらに就職しようか悩むなあ。

今回は、このような就活生にとっての永遠のテーマ「大手企業がいいのか、ベンチャー企業がいいのか」についての考えを書こうと思います。

なお、この記事を書いている僕は、

  • 新卒で大企業に就職
  • 1回目の転職で30人規模のベンチャーに入社
  • 2回目の転職で再度大企業(メガベンチャー)に入社

という経歴を持っています。

 

結論としては、新卒でベンチャーに就職するのは辞めておいたほうが良いです。

30人規模のベンチャーでは採用担当もしていた僕が言っていいのか分かりませんが(汗)

ベンチャーに入社する選択をしたのはその子自身の選択といえばそれまでですが、採用した側として少し負い目も感じています。

トニー
トニー

なので、無思考にベンチャーに入社する人を減らしたいという想いで、新卒でベンチャーに行くことの意味をありのままにお伝えします。

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なぜ新卒でベンチャーに行くべきではないのか?

それは、ベンチャーだと教育体制が整っていないからです。

そもそも成長するためには適切なフィードバックを受ける必要があるのですが、ベンチャーでは1人ひとりに対してメンターを付けたり、細かくフィードバックをしたりする余裕はありません。

あなた
あなた

え、ベンチャーの方が成長できるんじゃないの?

と思っている人は要注意。ベンチャー経営者の論理に騙されているかもしれません。

例えば、この記事で「新卒こそベンチャー企業に行くべき理由」が紹介されていました。

その理由は、

  • 「ない」という状況が稼ぐ力を育てる
  • 商機を捉えるセンスが磨かれる
  • 会社全体を俯瞰できる「鷹の目力」

というものです。こういうのを信じてベンチャーに入社すると痛い目を見ので、反論してみようと思います。

 

「新卒こそベンチャー企業に行くべき理由」への反論

一言で言うと、上記で挙げたベンチャーのメリットはこれら全て「創業者」の論理です。「卒業後就職せずに、ベンチャーを立ち上げたら得られるスキルセット」なら納得ですが(就職せずに起業した場合も1~2年で倒産することがほとんどです)。

でもこれらは決して「新卒がベンチャーに行くべき理由」ではありません。1つずつみていきましょう。

「ない」という状況が稼ぐ力を育てる

「ない」という状況が稼ぐ力を育てる、というのはどういうことかというと、

資金も物資も人員の経営資源が乏しいので稼ぐ力が身につく。小資源だと何をするにしても工夫する必要性が生じるため、常に考える習慣が身につく。

ということだそうです。

確かに考える習慣は身につくと思います。

トニー
トニー

でも、「何していいかわからない」って状態になりますよ。

 

前職のベンチャー企業で、新卒で入った子で「事業責任者やりたいです」と言っていた子がいたのですが、1ヶ月経っても何もできてませんでした。

本来、事業を大きくするためにやるべきこともたくさんあったのですが、何もしてなかったのです。

彼はサボっていたつもりはないのですが、単純に経験不足で「どう考えていいのかわからない」からです。

当たり前ですが、人は「とにかく考えろ!」と言われても考える材料がないと思考できません。

なので、「ない」と言う状態は稼ぐ力を育てません。

 

商機を捉えるセンスが磨かれる

商機を捉えるセンスが磨かれる、というのはどういうことかというと、

現在の事業や過去の経験と関連性がないことでも、ビジネスチャンスだとわかればすぐに捕まえる能力が備わる。

ということだそうです。

フルコミッション制なら別ですが、黙ってても毎月給与が振り込まれてくる従業員では、商機を捉えるセンスは磨かれにくいです。

それなら会社員やりながら副業で自分なりにビジネス立ち上げたほうが、よほどいいです。

成長って、「成長するぞ!」と意識高く持っているだけではダメで、「どれだけ事業の成長を自分ごとにできるか」次第です。

記事中では、『創業者は「やらせてください!」と即答しビジネスチャンスを得た』と書かれていますが、

トニー
トニー

そりゃ創業者なら自分が儲かりたいからそうするよね。しかも、結局その後手を動かすのは社員なんだよね…

と思っちゃいました。

いわゆるベンチャーのワンマン社長で、よく転職サイトで「ベンチャーの退職理由」に投稿されてるような内容です。

 

会社全体を俯瞰できる「鷹の目力」がつく

会社全体を俯瞰できる「鷹の目力」がつく、というのはどういうことかというと、

ひとりに任される業務が広いため、早くから「鷹の目力」を手に入れることができる。

AIが普及したときでも必要とされるし、若くして身につければ転職や起業時に役立つ。

大企業ジョブローテーションでは、細分化された業務を最適化するスキルしか見につかないし、事業全体を俯瞰しないことから全体最適化すべきという責任感が生まれない。

ということだそうです。

これは確かにベンチャーのほうが身につきやすいとは思いますが、それならベンチャーじゃなくても、副業で自分でビジネスを立ち上げたほうが多くの経験値が手に入ります。

あと、俯瞰したとしてもビジネスの経験が浅いうちは、表面的な理解に終わるだけです。

例えばベンチャーの中にはP/Lを従業員に公開している会社も多いですが、

  • 当社の今期の売上〇〇円、経常利益〇〇円、純利益〇〇円
  • CPAは〇〇円、LTVは〇〇円、チャーンレートは〇〇%

とわかったとしても、「そんでどうする?」と言う具体的な各論が議論できないと、全体数値を俯瞰することにあまり意味はないです。

カタカナのビジネス用語を振りかざして、一見正しそうな(でも表面的な)論理を振りかざして偉そうにする使えないコンサルタントになるだけ。

トニー
トニー

結局、数字を伸ばしていくための具体的な施策が打ち出せなければ「鷹の目」を持っていたとしても何の意味もないです。

 

大企業とベンチャーを比較してみた

ここまで新卒でベンチャーに行くことを否定していますが、もちろん大企業にもベンチャーにも、それぞれメリットとデメリットがあります。

トニー
トニー

大企業のほうが優れている、というわけでもありません。スキルも十分に身についていない新卒の状態だと、大企業に行ったほうが成長しやすいので、新卒でベンチャーに行くのはやめておいたほうが良いと思っています。

そこで、大企業とベンチャーではそれぞれどういう特徴があるのかを改めて紹介します。

大企業のメリットとデメリット

まずは大企業のメリットを見ていきます。

【◯】優秀な人が多い

あなた
あなた

ベンチャーの方が若くて優秀な人が多いのでは?

と思った方はたぶん少し偏見があります。

確かにベンチャーが集まる就活イベントでは優秀な若手社員がプレゼンしていますが、それは全社員のうちの一部

そもそも就活のときの競争率は大企業のほうが高いので、大企業のほうが優秀な人を採用しやすいです。

また、単純な確率の問題で、「大企業 = 社員数が多い = 優秀な人も多い」とも言えます。

【◯】自分の伸ばしたいスキルを伸ばしやすい

これも意外かも知れませんが、「このスキルを身に付けたい!」と思ったら大企業の方が適しています

大企業だと仕事が細分化されて複数人に割り振られているので、営業スキルを身に付けたい人は営業だけに専念できるし、アプリのデザインを極めたい人はそれだけを基本的にはやり続けることができます。

 

では、次にデメリットを見てみます。

【✕】事業全体を俯瞰する目線は持ちにくい

仕事が細分化されていることで、全体像を把握するのは難易度が上がります

毎日「とにかく新規の契約を取ってこい!」とだけ言われていても、「結局この事業全体では儲かっているのか」「そもそもこのサービスにはこんな機能がついていた方がいいんじゃないか」などのトピックは見えてきません。

【✕】昇進までに時間がかかる

大企業だと昇級ルールがきっちり定められている会社が多く、ベンチャーよりも昇進までの時間が長くかかりがちです。

就活人気ランキング上位の大手企業では未だに年功序列の色合いが強く、どれだけ優秀でもマネージャーになれるのは10年目以降、とかが決まっていたりします。

 

ベンチャーのメリットとデメリット

次にベンチャーについて見ていきます。

【◯】優秀な人と近い距離で働ける

ベンチャーは幹部クラスは優秀な人が多く、彼らの仕事のスタンス・物事の捉え方を直接会話して影響を受けられるのは最大のメリットです。

ベンチャー在籍時の経営ボードMTGでは、自分より数段高い次元で物事を捉えていることに刺激を受けましたし、それで自分も大きく成長できました。

【◯】若い年次から経営全体に関わる視点をもちやすい

自分が担当する業務の幅が広いと、その分仕事全体の流れをみる視点が養われるのも利点です。

商品企画〜売上計画立案〜販売〜入金管理までを経験すると、商売の一連の流れを経験できることになります。

【◯】働けば働くほど若い年次でも昇格できる

優秀な人材を上の役職に登用するスピードはベンチャーならではです。

将来自分で起業したい、若いうちに自分に負荷をかけて成長したい、と思っている優秀な人材をつなぎとめるために、成果を残したらより高度な仕事をどんどん任せていきます

 

では次にデメリットを見てみましょう。

【✕】何でも屋さんになってしまう

人手不足から一人何役もこなす必要があるので、必然的に1つの事に対して割ける時間は限られます

  • 営業とカスタマーサポートと採用をやっているAさん
  • 営業100%フルコミットしているBさん

この2人を比べると「専門性を築くスピード」という観点ではAさんはBさんよりも遅くなりますよね。

更に、ベンチャーでは「俺の担当はここまで」という姿勢は最も嫌われる考え方の一つなので、役割を超えて「会社のためなら担当外だがこの仕事をやる」というスタンスが求められることも要因です。

【✕】人の入れ替わりが早く、優秀な人がどんどん抜けていく

そもそも3年以内にほとんどが潰れていくベンチャーに、定年まで勤め上げるという考えはありません。

優秀な人ほど、他の会社からのオファーもありますし、自分をステップアップさせたいという意欲が強いので、2,3年で主要メンバーが総がわりということもザラにあります

先程も言いましたが、

あなた
あなた

新卒採用をした時に憧れていた先輩が、入社したら退職していた。詐欺だ!

という学生が毎年いますが。。。ベンチャーはそういうものです。

【✕】常に自分で自分を追い込む環境を作らないとヒマになる

ベンチャー企業は常に忙しい!と思っていると見誤ります。

ベンチャーでは決められた定型の仕事はあまりなく、自分が会社にとって必要だと思ったこと、クライアントにとって価値があると思ったことはどんどん実行していくことが求められます。

つまり、自分で仕事を作りだしていかないと、誰かが与えてくれるわけではないので、単純に暇です。

 

以上をまとめます。

  • 大企業には優秀な人が多く、成長しやすい環境がある一方、昇進には時間がかかる
  • ベンチャーでは昇進は早い一方、成長環境が整っておらず、特定のスキルも身につきづらい
トニー
トニー

すでに特定のスキル(プログラミングなど)を習得しているのであれば、新卒でベンチャーに行くのもありかもしれませんが、そうでないのであれば基本的には大企業に入社することをオススメします。

 

大企業への入社確率を上げる方法

新卒では大企業に入ったほうがいいとはいえ、

あなた
あなた

でも、大企業って簡単に入れないじゃん…

と思っている人もいると思います。

先ほども言ったように、大企業のほうが競争率は高いので、ベンチャーに比べると入社するのは難しいです。

そこで、少しでも大企業への入社確率を上げるための方法を紹介します。

就活エージェントを利用する

就活エージェントとは、就活生1人一人に対してアドバイザーがついて就活全般のサポートをしてくれるサービスです。

面接対策はもちろん、ESなどの書類の添削や就活の相談にものってもらえます。

エージェントによっては、就活セミナーや企業の人事や社長と直接話せるイベントを開催してることもあり、イベントに大企業が来ていることもあります。

また、イベントが選考を兼ねていることもあり、特別な選考フローへと進めることもあります。

トニー
トニー

これらのサービスが全て無料で利用できるので、就活生なら利用しない理由がありません。

おすすめの就活エージェントも選んでおいたので、紹介します。

キャリアチケット

就活生の5人に1人が利用しており、キャリアチケットの就活サポートを受けることで、内定率が1.39倍に上がった実績あり!企業選びから選考対策まで、プロの就活エージェントが1対1で完全サポート。

  • どうやって就活したらいいか分からない人
  • ESやグループディスカッションなどの対策方法が分からない人

に特にオススメ。

 

JHR就職エージェント

最短1週間でのスピード内定!エージェントの面談を通じて選考序盤のスクリーニングをかけているため、最終面接や3次選考等からスタートすることも少なくありません。
キャリアカウンセリングの回数は1人当たり平均5~6回。納得のいく内定を獲得するまで、何度でも相談できます。

  • とにかく早く内定が欲しい人
  • 納得の行く就活にしたい人

に特にオススメ。

 

レバテックルーキー

文系理系問わず、プログラミング経験者で新卒でITエンジニアになりたい学生専門の就活エージェント。

なかなか見つけられない厳選ベンチャー企業や、重要ポジションの求人など、15年以上エンジニアのキャリアをサポートしてきたレバテックだからこそ紹介できる企業があります。

ES添削や面接対策はもちろん、ポートフォリオの作成までサポートしてもらえます。

 

Meets Company

年間のサービス利用者約10万人、就職決定者約5000人。最大8社の社長や人事と直接話せる小規模な座談会形式のイベントです。

イベント内のグループワークが選考を兼ねており、特別な選考フローへと進めるスカウトを受けることもできます。

イベントは全国32箇所、年間1,500回以上開催しているから、地方の就活生でも気軽に参加できます。

また、イベント終了後には、エージェントによる就活サポートも受けられます。

 

JobSpring

マッチした企業をピンポイントで紹介してくれるため、内定率91.7%、3年以内の離職率0.1%の実績!適性検査やAIを用いているから、高精度なマッチングを実現。

ただ、紹介される求人は関東圏に勤務する企業が多いので注意!

  • 自分にあった企業だけを紹介して欲しい人
  • 関東での就職を考えている人

に特にオススメ。

 

逆求人サイトを利用する

逆求人サイトとは、登録したプロフィールや企業の選考情報などの情報に基づいて、企業の採用担当者からスカウトを受け取ることができるサービスのことです。

このサービスでは、エージェントとの面談は受けられない場合もありますが、逆に言うと自分で就活を進めたい人にはオススメです。

また、情報を登録しておくだけで、企業側からオファーをもらえるので、効率的に就活を進めることができます。

キミスカ

キミスカは、あなたの選考の状況を開示することで、企業から特別選考のスカウトをもらうことができるサービスです。

例えば、大企業の3次面接まで進んだという実績を登録すれば、その情報を見た他の企業の採用担当からスカウトを受けることができます。

  • 就活を早く終わらせたい人
  • 多くの企業を見ておきたい人

に特にオススメ。

 

dodaキャンパス

約6,800社以上の大手・優良企業からのスカウトを受け取ることができます。

教育業界大手のベネッセが運営しているから、書類の添削や適性検査、キャリアイベントも充実(もちろん全て無料)。

  • 自分の知らなかった優良企業と出会いたい人
  • 充実した選考対策を受けたい人

に特にオススメ。

 

OB・OG訪問をする

あなた
あなた

OB・OG訪問って意味あるの?

と思っている人もいるでしょう。

OB・OG訪問のメリットは以下のようなものがあります。

  • 会社の雰囲気をつかむことができる
  • 働いている人の具体的な仕事内容を聞ける
  • 就活のアドバイスがもらえる

これらの情報を得ておくと、例えば面接のときに他の就活生よりも具体的な志望理由を話せると思いますし、複数のOB・OGの方に会って話を聞いていると、熱意のある学生だと判断してもらいやすくなります。

 

なお、OB・OG訪問のやり方については詳しくは以下の記事で紹介しています。