笑顔と元気で接客する接客業。
レストランや居酒屋などの飲食店に始まり、ホテルのフロントや家電量販店の販売員なんかもこれに含まれます。
礼儀やマナーが最優先される職種ですが、特別な資格や能力が問われるわけではないので誰にでもできそうなイメージが先行します。
そのため安易に応募し、入社したものの大きくミスマッチする。
こんな事も案外多い。
接客業を辞めたい!という人に向けた、「こんな人には向いてないよ」という特徴を紹介します。
上に立たれると頭にくる人
接客業はお客様との対面商売。程度の差こそあれ最低限の会話・コミュニケーションを取るのが必須です。
相手に対して横柄な態度を取るのは当然NGで、へりくだった姿勢で接するのが基本。
しかしこれに、どうもしっくりこない人もいます。
特に居酒屋やファミレスなどの飲食店では、ピークタイム時には目の前の仕事でてんやわんやになります。
この状態にも関わらず容赦なく店員を呼ぶ掛け声や、オーダー注文の声が飛び交います。
当然ながら、今やっている仕事を手早く終了させるか、一旦中断させてその声に答えなければなりません。
時には応えきれず、聞こえているがスルーしてしまう事もしばしば。

こっちはこんなてんてこ舞いでやってるのにうるせえな~
こんな感じでいちいち頭にきてしまうのです。
これは責任感の強い人ほどこうなる傾向が強いと言えます。
というのも、お客様はお金を払う立場なので、自分達よりも上の立場にいる。当然ながらそれには迅速に答えなければいけない。
義務を果たさなければならない。と考えてしまうのです。
しかしこのように考えながらも、身勝手なお客の態度にイライラしてしまう。そのジレンマに葛藤してしまう。
これは責任感の強さを活かしきれていない人の典型で、接客業は向いておらずもっと別の職種に移行した方が自分の強みを存分に活かせるのです。
格闘技をやっていた人

接客業は一見すると軽作業に見えますが、その実態は裏腹にハードなものです。
言わば体力勝負。
そのため若い時に激しいスポーツをやっていた体育会系出身の人が多いのも特徴です。
しかし激しいスポーツでもボクシングや空手などの個人競技をやっていた人には向いてないと言えます。
会社組織はなんでもそうかもしれませんが、接客業は特にチームプレーを重視する会社が多い。
飲食店などでは細かいポジションや役割が振り分けられており、弱いポジションのフォローや手薄な配置に対してリーダーが素早く手助けに回ったりするのが基本。
そのためサッカーやバスケ、野球などのチームプレーをやっていた人にはうってつけの職業ですが、格闘技などの個人プレーをやってきた人には不向きなのです。
例えば、やるかやられるかの苦境を自分自身一人の力で凌いできた人から見れば、忙しくて大変な時に「お前はお前で頑張れ」こういった発想になってしまうのです。
- 何を甘ったれてる
- 自分のポジションぐらい自分で守れ
- 俺はキッチリやってるのに周りが足引っ張る
こんな風にチームとして同調できないのです。
こういったタイプの人は接客業は向いてないと言え、むしろ個人で力を発揮できる営業職などの裁量権の強い仕事に取り組んだ方が実力を発揮できると考えられます。
接客業は向いてないから辞めたいと感じているのは良いチャンスと捉えるのが賢明です。
完璧主義の人
接客業は人と対面したビジネススタイル。その構造上不測の事態は日常茶飯事と言えます。
一つ一つの仕事に精度を増していく努力はするものの、完璧に全てを仕上げていくといった事は不可能に近い。
その日のお客さん、天候、自分の体調、スタッフの感情、こんな様々な人的要因があらゆるシーンで影響してきます。
それら全ての出来事に対して馬鹿丁寧に対処しようとすると必ずどこかにしわ寄せがきます。
- 完璧にできない事に対する嫌悪感
- すぐに変更するルールに対する不信感
- ルールすらまともに守られない不快感
- 突発的な出来事に対する不条理感
完璧主義の人はこういった予測不能な出来事に対して自分の中で納得ができないのです。
お客、スタッフ、自分という3者が同一の現場で交錯する接客業では、その現場の雰囲気に応じて臨機応変に対処する力、時にはルールをねじ曲げてでも対応する能力が求められます。
その為あれもこれも完璧主義者の方には接客業は向いてないと言えます。
むしろこういった人は接客業など辞めて、完璧じゃないとダメな職種に付かれる方が良いでしょう。
事務職とか設計業とか、安全を保証する仕事とかが向いてると言えそうです。
長時間労働が苦手な人

飲食店にしろホテルマンにしろ、量販店にしろ、その営業形態からお店をオープンさせている時間が労働時間という構造は免れません。
要は勤務時間が異常に長いのです。
最近では接客業が、ブラック企業に頻繁にノミネートされている時代。
これは人手が集まらず交代制のシフト勤務が組まれていない事を意味しています。
無理な人員配置で休みもままならないため、接客は好きだけど長時間働かされるのは勘弁!という人も接客業は避けた方が良いでしょう。
またこういった仕事と時間を同系列で捉える人ほど、
「こんな長時間働いているのにこれしか給料が貰えない」
こんな不満も起こりがち。
接客自体は好きなのであれば、旅行代理店の受付や不動産の店舗接客など比較的営業時間の短い業態を選ぶ事をオススメします。
最後に|他人の力を素直に借りよう

客のクレームや不条理な上司の指示、長時間労働など、接客業を辞めたいという理由は多種多様に存在します。
しかし向いてない仕事に無理に向きあおうと思ってもなかなか馴染めないのが現状ではないでしょうか?
自分の過去の生い立ちや性格、適正などをしっかり見極めて、自分自身にマッチした仕事を選ぶということが人生の充実につながる事は言うまでもありません。
辞めることが悪なのではなく、向いてないのにやっている事が悪なのです。
とはいえ、自分一人だとなかなか自分に向いている職業が何なのかを判断するのは難しいもの。そんなときは他人の力を借りればいいのです。それもプロの力を。
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