市役所を退職、そして公務員から転職するための教科書【まとめ】

公務員の転職
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わび
わび

航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら

この記事にたどり着いた人のほとんどは「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思っている人でしょう。

私も在職中は同じように思い悩み、そして市役所から転職し、外資系企業で働いています。
現在はちょうどいい仕事をしながら、家族との時間と自分の時間を楽しんでいます。

でも、公務員を辞める決心をして転職活動を始めた頃は不安な毎日でした。
というのも公務員の退職や市役所からの転職などがまとまっているもの」がなく、ネットで調べてもネガティブな情報ばかり。

わび
わび

公務員の退職や市役所からの転職とかまとまっているものがあればいいのになぁ

と思っていました。

だから私は「公務員を退職、そして市役所から転職するための教科書」をまとめることにしたんです。
公務員からでも安心して転職できるノウハウを私の経験にもとづきギュッと詰め込みました。

この記事の内容はこんな感じです。

この記事の内容
  • 公務員から転職したい理由って?
  • 公務員を転職する前後で不安なこと
  • 公務員から転職する方法
  • 公務員から転職後の生活
  • 公務員から転職しないという選択

これらはすべて私が転職前、転職活動中に悩んだこと、そして実際に転職してみて感じたことです。

わび
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すでに気になる内容もあるのではないでしょうか?

この記事を読むことで「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思っている人の悩みが少しでも解決できればと思います。

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公務員から退職したい理由って?

「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思う理由はいろいろあると思います。
私のまわりの人たちもいろんな理由で公務員を辞めていきました。

いろんな理由があるということは、それだけ公務員という職業が特殊なんです。

公務員という職業の特性

一般の企業に転職して改めて感じたのですが、公務員という職業はかなり特殊です。

一般企業とは次の点が大きく異なり、人によっては負担になります。

公務員のココが特殊

① キャリア形成

  • 昇任の基準があいまい
  • 公務員以外で通用するスキルを学べない
  • 「外」との関わりがないまま退職を迎える

② 家族との関わり

  • サービス残業で家族との時間が少ない
  • 休日出勤、出張が多く家族には負担
  • 災害時は家族よりも仕事が優先

③ 人間関係

  • つながりが濃すぎる
  • 仕事とプライベートの境目がない
  • ハラスメントに対する認識が低い

④ 組織上の問題

  • 無駄な時間(朝礼、会議等)が多い
  • 課業外、休日でも気が抜けない
  • 忖度する場面が多い

以上の4つの点は、最近の一般企業では考えられないことです。

ほとんどの人はこれらのことに気づき、受け入れられなくなることで「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思うようになります。

私が公務員を退職しようと思った理由

自衛隊を退職しようと思う人には2パターンあります。

  1. 公務員よりもやりたい仕事がある
  2. 公務員がイヤだから退職したい

公務員よりもやりたい仕事があるという人は、是非チャレンジしてほしいですね!
このようなパターンの人には、次の公務員を最短で退職する方法をまとめた記事をおすすめします。

わび
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私の場合は公務員がイヤだから市役所を退職したいというパターンです。

入庁したばかりの時は市役所という組織に多少?の違和感を持ちながらも「公僕」だからと思い、続けていたんです。

しかし、勤務を続けているうちに、以下のことを理由に市役所退職というワードが頭をよぎり始めました。

私が公務員を辞めた理由
  • 仕事や人間関係の限界
  • 家族への負担増大
  • 自分の成長が見えない

ほとんどが先に述べた公務員という職業の特性から来る理由です。

この3つの問題は個人の努力ではどうしようもなく、転職せざるを得ないという結論に至りました。
私のまわりで転職した人たちもこの3つの理由にあてはまります。

もう少し詳しく知りたい人はこちらの記事をお読みください。

 

公務員からの転職前で不安なこと

「公務員を辞める!」「市役所から転職する!」と決心しても完全に不安がなくなるわけではありません。

私が公務員を辞めて転職しようと思ったときに出てきた不安はこの2つ

  1. 働きながら転職活動できるの?
  2. 公務員をスムーズに退職できるの?

この2つは公務員から転職するときにみんな不安に思うことです。
特に「公務員をスムーズに退職できるの?」という相談は今までにたくさん受けてきました。

わび
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結論から言うと、どちらも全く心配する必要はありません!

公務員として働きながら転職活動できるの?

この不安は公務員に限らず、転職を考えている人たちの共通の不安です。

仕事を辞めてから転職活動を始めるのもアリだとは思います。
ただ、退職してから転職活動をするのはかなりのリスクがあります。

はやしょうさんのツイートでもわかるようにメンタル面でかなりしんどそうです。

私は働きながら転職活動しましたが、このような辛い経験はありません。
ですので、働きながらの転職活動をおすすめします。

 

では、公務員として働きながら転職活動はできるかというテーマに戻りましょう。
「働きながら転職活動できるのか」と不安になる原因はこの3つ。

在職中の転職活動で不安になる原因
  • 法律・規則上は問題ないの?
  • 転職活動をする時間はあるの?
  • 転職活動はバレるのか?

ひとつずつ見ていきましょう。

公務員の転職活動は違法か

まず自衛隊在職中の転職活動についてですが、法律・規則上問題がある場合もあります。
国家公務員法の第106条の3「在職中の求職の規制」に該当する場合です。

わび
わび

この規則はかなりわかりづらいです…

結論から言うと、この規制は「本省課長補佐級以上の職員」が対象となるので、 本省課長補佐級以下の人は安心して転職活動を行ってください。

転職活動をする時間

転職活動をする際にある程度時間がかかるのは大きく次の6つになります。

転職活動で時間が必要なこと
  • 自己分析と情報収集
  • 履歴書と職務経歴書の作成
  • 求人探しと応募
  • 面接等の対策
  • 面接
  • 内定後の調整

面接以外は課業外などの時間を活用して対応できます。
ただ、面接以外の5つを自分の力だけでクリアしようとすると、かなりの時間と労力を要します。

あとで詳しく述べますが、転職エージェントを利用すると面接以外の5つの項目を効率的にこなすことができます。

わび
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私は忙しくてなかなか転職活動の時間がとれなかったので、リクルートエージェントのお世話になりました。

転職エージェントはすべて無料ですので、積極的に活用することをおすすめします。

面接だけは課業外や休日に設定するのは難しいので、年次休暇や代休を取得する必要があります。
面接は1社につき通常2〜3回程度なので、4〜6日の休暇を取得できるようにしておきましょう。

転職活動はバレるのか

転職活動を始める前に気になってしまうのが、転職活動がバレること

でも、転職活動は自分から言わない限りバレることはほとんどありません。

転職活動がバレてしまうのは、信頼している先輩、同僚などに相談するからです。
誰かが転職するという話は魔性の話題で、秘密とわかっていても話したくなってしまうのであっという間に拡散します。

市役所のなかでは相談しないようにしましょう。

ただ、個人的には転職活動がバレたところでどうってことないと思っています。
「在職中の求職の規制」 に該当しなければ、何の問題もありません。

わび
わび

転職活動がバレるかどうかを心配すること自体ナンセンスですよ。

 

公務員ってスムーズに退職できるの?

転職活動を始めようと思っても気になるのが、スムーズに退職できるかどうか。
「転職先が内定しても公務員を辞められなかったらどうしよう」と心配する人は多いと思います。

答えから言ってしまうと、公務員を退職するにはある程度の期間が必要になります。
自衛隊退職までに必要な期間は以下のとおりです。

退職までに必要な期間の公式

14日(退職願提出の期限)+ 3日(人事の各種手続き)+?日(上司による引き止め)

規則上「退職願提出の期限」「人事の各種手続き」は個人の力では変えることができません。
ネット上などで「公務員を退職できない!」と言われる理由は「上司による引き止め」を超えることができなかった人たちの嘆きです。

公務員をスムーズに退職するために最も重要なのは「上司による引き止め」をいかに早くクリアするかです。

最短で公務員を辞める方法についてはこちらの記事をお読みください。

 

公務員からの転職後で不安なこと

公務員からの転職を考えたとき、転職前のことよりも転職後のことのほうが心配になります。

私が公務員からの転職後で不安に思っていたことは次の3つでした。

  1. 年収は減るのか
  2. 仕事の環境と人間関係
  3. 民間企業で通用するかどうか
わび
わび

公務員でしか働いたことがなければ、絶対に不安になることですね。

こちらの3つについては、転職先が人によって違うので絶対に大丈夫とは言えませんが、私の場合は大丈夫でした。

自衛隊から転職すると年収は減るのか

転職するときに気になるのは転職後の年収ですよね。
転職後の年収は現職と同等、あるいは現職以上を希望するのが普通でしょう。

でも、公務員から転職するとなると同等以上の年収はあまり望まないほうがいいでしょう。
ご存知のとおり、公務員は平均的な日本人より年収が高いんです。

2020年の「地方公務員給与実態調査結果の概要」 によると、地方公務員の平均年収は659万4,147円。
ちなみにこの金額は一般行政職の平均で、年齢は42.1歳です。

一方で、日本人の平均年収は国税庁企画課が発表した「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」によると、441万円です。

1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は441万円であり、前年に比べて2.0%増加した。これを男女別にみると、男性545万円、女性293万円で、前年に比べて、男性は2.5%の増加、女性は2.1%の増加となった。

引用元:平成30年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁

労働者の平均年齢がだいたい45歳ぐらいなので、

  • 地方公務員の42歳の給与:660万円
  • 日本国民の45歳の平均給与:441万円

となります。

わび
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並べてみると、圧倒的に公務員の給与が高いのが分かります

公務員から転職を考えている人は、現在の年収が一般的な日本人よりかなり多いという事実をよく認識しましょう。

わび
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とはいえ、私のように市役所から転職して年収が300万円以上アップすることもあります。

年収アップで転職する方法についてはこちらの記事をお読みください。

仕事環境と人間関係は?

市役所だけでしか働いたことがない人は一般企業の仕事環境や人間関係も気になると思います。

ほとんどの公務員は役所など閉鎖的な空間で、しかも特殊な仕事環境と人間関係で仕事をしています。

当たり前ですが、一般企業に転職すると大きく変わります。

公務員から外資系企業に転職してわかったこと
  • 土日祝は休み
  • 残業時間少ない
  • 普通に民間で通用してる
  • オフィスが超キレイ
  • コーヒー代を集めない
  • 掃除はアウトソーシング
  • 社食がおしゃれでおいしい
  • 本当に仕事ができる人が上司

このように、一般企業、特に外資系企業は良くも悪くも仕事が捗る環境です。

また飲み会もかなりスマートな感じです。

弊社の忘年会
  • 参加は自由
  • 参加時間自由
  • 費用は会社持ち
  • 会場は高級ホテル
  • 堅苦しい挨拶はなし
  • 途中で退席してもいい
  • しんどかったら翌日有休
わび
わび

ただ、公務員の仕事環境や人間関係に慣れていると少し物足りない感じもします。

慣れないうちは周りが冷たく感じますが、公務員が暖かいだけですので心配しないでいいと思います。

公務員は民間企業で通用するのか

「公務員は民間では通用しない」とか「公務員は使えない」といったフレーズはよく聞きますよね。

でも、これらのフレーズはネットや役所内でしか聞いたことがないので、部下を転職させないために昔の公務員が作った都市伝説だと思っています。

  • 公務員はスキルがない
  • 民間企業では通用しない
  • 公務員からの転職は難しい
  • 35歳を過ぎたら転職できない
  • 公務員より恵まれた仕事はない

これらは全部ウソだと思ってもらって大丈夫です。

 

また、元公務員が民間で十分に通用したり、民間で活躍したとしても、おもしろいネタにはならないので誰も発信しません。
なので、ネットなどでよく見かける公務員が通用する/しない」という話はあまり信じないほうがいいです。

わび
わび

私は十分に通用していると思っています(笑)

結論を言うと、通用するしないは転職先によります。
私は航空業界の危機管理に関する部署に転職したので、仕事内容は自衛隊や市役所にいた頃とほぼ変わりません。

転職するときに自分の適性にあった仕事を選べば、全く心配する必要はありません。

自分の適性は個人で転職活動をするとなかなか見えないので、業界に詳しい転職エージェントを利用するほうがいいでしょう。

 

公務員から転職する方法

ここまで読んでいただいたら、転職に関する不安はほとんど解消されたかと思います。
ここからは自衛隊から転職するおすすめの方法を教えます。

まずは一般的に転職する方法は次の5つに分類されます。

多数の求人情報の中から、自分で求人を探し、応募する方法

転職エージェント

エージェントとの面談を行い、求人の紹介を受けて、選考に進む方法

スカウトサービスト

職務経歴書を登録して、スカウトを受ける方法

知り合いからの紹介

知り合いが働いている企業を紹介してもらう方法

ハローワーク

ハローワークから求人を紹介してもらう

それぞれの方法には、メリット・デメリットがあります。

おすすめする人メリットデメリット
転職サイト・希望が明確
・転職に慣れている
自分のペースや
希望を重視できる
一人で転職活動を
進める必要がある
エージェント・希望が明確でない
・転職活動が不安
転職のサポートを
してくれる
結果がエージェント
の質に左右される
スカウトサービス・キャリアに自信がある
・市場価値を知りたい
基本的に受け身でいい市場価値によっては
スカウトが来ない
知り合いから
の紹介
・知り合いが多い
・誰と働くかを重視する
知り合いが働いている
ことの安心感がある
内定が出た後に
入社を断りづらい
ハローワーク・失業保険をもらう場合特になし紹介される求人の
質が低い

補足すると、ハローワークは企業が無料で人材を採用できます。裏を返せば「人材採用にお金をかけない(かける余裕がない)企業が多い」ということです。
なので、ハローワークから紹介される求人は、ブラック企業やイケてない企業のものが多いです。民間企業に勤めている人が退職して失業保険をもらう場合以外には、利用することはおすすめしません。

一方で、転職サイトや転職エージェントには、企業がお金を払っています。お金を払ってでも優秀な人材を採用したい企業の求人が集まっているということです。

以上のことから、公務員におすすめする方法は「転職サイトと転職エージェントの併用」です。

具体的には次の手順です。

転職サイトと転職エージェントを使った応募方法
  1. 自分の適性年収を確認
  2. 自分の年代に強い転職エージェントに登録
  3. 転職サイトで求人情報を検索
  4. 気になった求人を転職エージェントに伝える
  5. 転職エージェントから推薦状付きで応募

この方法で転職活動をすると、転職サイトで応募しただけでは落ちてしまう求人にも、転職エージェントに推薦してもらうことで通過しやすくなります。

転職サイトは、学歴や企業名などのフィルターを設けていることがあるので、転職サイトから応募ではフィルターで自動的に落とされてしまうことがあります。

ですので、公務員で転職を考えている方は、転職サイトで求人を見つけて転職エージェントに推薦してもらう方法をおすすめします。

また、転職エージェント選びで重要なのはたった1つで、「自分にとって優秀なキャリアコンサルタントに出会えるか」です。

そのためには、複数の転職エージェントに登録しておいたほうが良いでしょう。

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リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。

様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。

豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。

カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。

LHH転職エージェント

LHH転職エージェント年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。

世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。

普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。

エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。

doda

dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。

求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。

履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。

転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。

アデコ転職エージェント

アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。

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他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。

ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。

何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。

マイナビAGENT

マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。

熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。

転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。

また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。

 

公務員から転職後の生活

「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思っている人が最後に気になるのが、公務員から転職した人のホンネだと思います。

ネット上で見かける公務員の転職後の生活って良くも悪くも両極端で、感情的なものが多いのであまり参考になりません。

わび
わび

私は実際に公務員から転職した結果、いろんなことが好転しました。

  • キレイなオフィスで仕事できる
  • 仕事ができる人が上司
  • 土日祝が完全に休み
  • 無趣味から多趣味に
  • 年収300万円UP
  • 妻の機嫌が良好
  • 体重が4㎏増えた

などなど。ただ、すべてにおいて転職して良かったかというとそうでもありません。

転職して良かったことは多かった反面、「転職しなければよかった」と思うことも少しくらいあります。
公務員から転職して後悔しないためにも、公務員から転職後の生活のメリット・デメリットをお伝えします。

公務員から転職して良かったこと

公務員から転職して良かったことはいろいろあります。
仕事環境の改善や良好な人間関係、パワハラや残業の激減など挙げるとキリがありません。
また、これらのことは転職先にもよるので、全員に共通することではないと思います。

自衛隊から転職した人で共通する「良かったこと」は次の2つになるかと思います。

  • 自分の時間が圧倒的に増える
  • 仕事の責任がとても軽くなる

転職したら自分の時間が増えた

転職して一番良かったことは、「自分の時間が圧倒的に増えたこと」です。

公務員は、毎日の残業のほか、休日のイベント参加などがあります。
また、イベントなどがない休日でも災害等が起これば出勤しなければならないので、完全に自分の時間といえるときが少ないです。

しかし、公務員から転職すると完全な自分の時間をつくることができます。
一般企業では、残業をさせない傾向にあるので、平日は早く帰れます。

わび
わび

私の場合、休日はほぼ完全に休みで、急に呼び出されることもありません。

転職したら仕事の責任が軽くなった

2つめは「仕事の責任がとても軽くなったこと」です。

公務員である程度の役職まで昇任すると、部下も多くなり、仕事も重くなります。
一般企業で公務員の話をすると引かれるレベルの仕事をこなしています。

どんな仕事にも責任はつきものですが、公務員に比べると一般企業の責任は軽いです。
ただ、一般企業は利益に直結する仕事が多いので、営業系の仕事だとしんどいかもしれません。

わび
わび

今はストレスフリーな生活です。

 

公務員から転職して悪かったこと

公務員から転職して良かったことばかりではありません。
正直に言うと、時々「転職しなかったほうが良かったかも…」と思うこともあります。

特に次の2つは転職後に時々感じることです。

  • お金は貯まらなくなる…
  • ちょっと寂しくなる…

転職したらお金が貯まらなくなった

転職して悪くなったことの1つ目は、「お金が貯まらなくなったこと」

現在勤務している外資系企業の年収は公務員のときの倍ほど高いです。
では、なぜお金が貯まらないのか?

その原因は出費が多くなったことと共済組合のような利率のいい銀行がないことです。

まず、一般企業で働くと服と靴にかなりお金がかかります(外資系だからかもしれませんが)。

公務員のときは適当なスーツか支給される作業着だったので、仕事の服や靴にお金がかかるという考えがなかったんです。

わび
わび

転職先にもよるとは思いますが、みんなオシャレです。

週5日勤務だと最低3パターンのオフィスカジュアルを準備しなければ確実に浮きます。
季節に合わせた服装を準備するとかなりの出費になります。

 

そして、共済組合のような利率のいい銀行がないこと
公務員のときは、共済組合の素晴らしい利率を当たり前のように思っていました。

一般的な銀行の利率が低いことは知っていましたが、実際に預けるとその低さを実感できます。

わび
わび

銀行に預けることが馬鹿らしくなって、つい使ってしまいます。

なので、公務員から転職する際はマネーリテラシーもあわせて勉強することをおすすめします。

転職したらちょっと寂しくなる

実は転職して一番のデメリットは「ちょっと寂しくなる」です。

冒頭に紹介した「公務員のココが特殊」でつながりが濃いところを挙げましたが、公務員を退職すると寂しくなるものです。

一般企業の人間関係は良くも悪くもドライです。
公務員を10年以上続けている人には冷たく感じるかもしれません。

 

また、公務員は一般のサラリーマンに比べて暖かく、一生懸命です。
一般企業では同じ部署やプロジェクトでも本気でぶつかり合うことはほとんどありません。

公務員を退職した人はあまり口にしませんが、おそらくみんな「ちょっと寂しい」と思っています。

わび
わび

転職する前に頭の片隅に置いておきましょう。

公務員から転職後の生活についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

 

最後に|公務員から転職しないという選択肢もある

「公務員を辞めたい」「市役所から転職したい」と思っている人の悩みが少しでも解決できればと思い、 公務員からでも安心して転職できるノウハウを私の経験にもとづきギュッと詰め込みました。

最後に考えてほしいことは「公務員から転職しない」という選択もあることです。

これまでにも述べてきたように公務員という職業は特殊です。
私も公務員としての人生に不安を感じ、退職、転職という道をとりました。

ただ、公務員を辞めて、市役所から一般企業に転職して、初めて公務員の良さにも気づきました。
なので、転職先が自分に合わなかったら後悔するというリスクは少なからずあります。

「後悔したくないな…」と思った人はこちらの記事を参考にしてみてください。

転職活動をやってみて「やっぱり公務員がいいかな」と少しでも思った人には、公務員から転職しない選択をおすすめします。

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