エンジニアとして働くこと志す・もしくは働いている人で「Web系エンジニアに転職したい」と考える人は少なくないですよね。
- 最新の技術が使える環境で働きたい
- 裁量権を持って働きたい
- 自由な社風で働きたい
など、考えることは様々かと思います。
一方で、Web系エンジニアに入ってから、わずか数ヶ月で合わないと辞めていく人がいることも事実です。
そこで今回は、Web系→SIer→Web系と転職をした僕が、Web系エンジニアへの転職を考える人に向けて、
- Web系エンジニアに転職してつまらない・後悔したと感じる人の特徴
- 後悔しないためのチェックリスト
について解説していきます。
Web系エンジニアに転職して後悔する5つの特徴
これまで働いてきた中で、Web系企業が合わないと辞めてしまっている人の特徴は以下の通りです。
- 特徴1:技術に興味が持てない
- 特徴2:受け身の人
- 特徴3:短期的に年収を上げたいと考える人
- 特徴4:同じ業務をずっとしたいと考える人
- 特徴5:プライドが高すぎる人
特徴1:技術に興味が持てない
まず、最も多いパターンですが、技術に興味が持てない人はかなり辛いです。
プログラミングスクール通ってるかどうかとかどうでもよくて、この年末年始にコード全く書いてない人はエンジニア向いてないんじゃないですかね、それぐらい好奇心が必要な職業だとおもうけど
– キュン / 今村雅幸 / ZOZO CTO (@kyuns) 2021年1月3日
以前、ZOZOでCTOを勤めている人のツイートが話題になりましたが、「技術を触るなんて呼吸をするくらい当たり前でしょ?」と考える人が一定数います。
もちろんこの考えが必ず正しいとは思わないよ!
そしてこうした人は、新しい技術に興味の強いWeb系企業に多い傾向にあります。
「仕事として給料が稼げたらそれで十分」と考える人には、少し辛い環境になることは十分にありうるのです。
業界的にも技術力が高い人の意見が尊重されやすいので、慣れるまでは精神的にきついよ。。
特徴2:受け身の人
エンジニアの自由な仕事環境に憧れを持つ人は多いですが、反面、自由度の高さゆえに何をすればいいのかわからなくなる状況になることもあります。
以下の記事でも解説していますが、とにかく先輩エンジニアは忙しく仕事をしている人が多いです。
» 未経験からエンジニアはきつい?その理由を徹底解説
そのような環境の中で、
- 自分のやることを考え
- 関係が築けていない同僚と協力し
- とにかく業務をこなしていく
のは、それほど簡単なことではありません。
正直、働き方がわかるまで放置されているようでかなり辛い…
仕事を進める上では、図々しく行かなければいけない!という覚悟は必要になってくるのです。
特徴3:短期的に年収を上げたいと考える人
一部のインフルエンサーの影響によって、エンジニアになれば短期的に年収を上げられると考える人は多いです。
しかし、実態としては技術力がつくまで年収が下がることの方が圧倒的に多いです。
↓未経験エンジニアの年収事情は以下で詳しく解説しています。
» 【Webエンジニアの年収】未経験プログラマーの給料はどれくらい?
人によりますが、年収の上がり方は一般的に以下のようになります。
- 1~2年目:300~350万円
- 3年目:400万円~
- 5年目以降:450~500万円
3年ほど経験を積めばフリーランスという選択肢ももちろんあるけどね!
特に今大手企業に勤めているような人であれば、現職の年収を超えるのはかなりハードルが高いということを覚えておく必要があるのです。
特徴4:同じ業務をずっとしたいと考える人
エンジニアの仕事において、ルーチンワークといわれる仕事はほとんど皆無です。
例えば、プログラマーを例に上げてみると、一口にプログラムを組むと言っても、
- プログラムの言語が変わる
- 機能が変わる(使う技術が変わる)
- プロジェクトの優先度が変わる(働き方が変わる)
など、常に変化の連続の中で仕事を進めなければなりません。
このように、働き方がどんどん変化していくため、その変化を楽しめない人は辛いことが多くなると言えるでしょう。
特徴5:プライドが高すぎる人
また、多くのWeb系企業では、年齢は仕事を進める上で何も関係ないと考える傾向が強いです。
したがって、もし年齢が30代半ばの方であれば、自分よりも年が10個近く若い人から指示されるようなケースも普通に起こりえます。
マネジメントの経験や技術力が十分でない場合、年齢に限らない柔軟な動きが求められることを頭に入れておきましょう。
転職して後悔しないためのチェックリスト
ここまでWeb系に転職して後悔する人の特徴をお話しましたが、「自分はWeb系でやっていけるだろうか…」と不安に感じる人も多いかと思います。
今回は、そうした人のために転職しても大丈夫か?参考にできるチェックリストを作ってみました。
- 項目1:1週間で10時間以上勉強している
- 項目2:1週間でほぼ毎日Qiitaを開く
- 項目3:公式ドキュメントが読める
- 項目4:ツールで生活を便利にしている
項目1:1週間で10時間以上勉強している
paizaの調査によると、休日でも週に10時間以上学習するという人は全体の3割という結果が出ています。
↓以下の記事で紹介しています。
» エンジニアは休日やプライベートでも勉強しないとダメ?⇒そんなことはありません。
Web系で働く人は、情報のキャッチアップなどにも積極的に時間を使っている人が多いです。
プログラムの勉強にこだわる必要はありませんが、一つの目安として参考にするのはいいでしょう。
特に経験が浅いうちは勉強しないと仕事が進められないよ!
項目2:1週間でほぼ毎日Qiitaを開く
業務やプライベートで学習していると、結果的にほとんど毎日Qiitaを開くことになります。
「意識的に毎日Qiitaを開いているからOK」というよりは、結果的にほとんど毎日Qiita開いているかも?という人は、Web系でも問題なくやっていけるでしょう。
とはいえマネジメント層になってくると開く回数も減るので立場によっても変わるよ!
項目3:公式ドキュメントが読める
また、Web系は新しい技術をどんどん使う特性上、情報が英語の公式ドキュメントにしかない!といったケースも十分に起こりえます。
一例を挙げると、現在であれば
- Kotlin
- React Native
- Flutter
- Go
などの技術だと、公式ドキュメントをよく読まないと解決できない!といったことは数多くあります。
そのような状況の中で、頑なに公式ドキュメントを読まずに進めたい!と考える人は、働く上で辛くなるでしょう。
新しい技術を使うのもメリット・デメリットがあるよ!
項目4:ツールで生活を便利にしている
Web系で働く人は新しいサービスを試して、実生活に取り込んでいる人も少なくありません。
こちらも一例を挙げてみると、
- 財布を持たなくていいように、キャッシュレスにしている
- クレジットカードとアプリを紐付けて家計管理をする
- ニュースアプリを固定化して最適化した情報を受取る
- 買い物は基本的にAmazonの置き配を利用する
など、なんでもいいですが、サービスを積極的に使って自分で試していることが重要です。
転職で後悔しない2つの企業探しのポイント
ここまで、Web系企業を目指すにあたって後悔しないためのポイントを解説しました。
ここまで読んだ上でも、最後の企業探しに失敗してしまうと意味がありません。
したがって、Web系企業への転職を後悔しないためにも以下の2つは必ず実践しておきましょう。
- ポイント1:どんな企業があるか知る
- ポイント2:IT転職に強い転職サイトを使う
ポイント1:どんな企業があるか知る
Web系企業と言っても非常に数多くの企業があります。
もちろん、全ての企業情報を見るのは難しいですが、比較の意味でも代表的な企業は知っておいて損はありません。
以下で有名なWeb系企業を30社実際に取り上げて解説しているので、どんな企業があるか見ておきましょう。
» 【自社開発】Web系企業のおすすめ一覧!30社をジャンル別にまとめました。
ポイント2:IT転職に強い転職サイトを使う
また、転職サイトにはそれぞれ特徴があるため、住んでいる地域や年齢・経験などによってもおすすめできる転職サイトは変わってきます。
その中でも20代であれば、マイナビエージェントはかなりおすすめできます。
というのも、マイナビエージェントは、転職しないほうがいいと判断する場合には「転職しないほうがいいですよ」というアドバイスをくれるためです。
事実、2018年の楽天リサーチの調査では「20代の転職で信頼されている転職エージェント」でも1位になっています。
僕も過去に利用しましたが、ただ転職をすすめて企業とマッチングさせるだけのエージェントとは異なり、1人1人のキャリアなども考えた上で提案してくれたと感じています。
私はマイナビエージェントさんに掲載されていた求人に応募→その求人を扱うエージェントに面倒を見てもらうって流れだったけんだけど、そのエージェントさんがとても丁寧で親身で大変感じが良くて、大手じゃないから取扱い少ないんだけど、それでも今のがダメだったら次もここで探そうかなって思った。
— 青空@三成四振りだったね!! (@sorasolla) March 5, 2018
自分の状況などを客観的に見るためにも、登録して損はない転職サイトです。
不安が大きい中でも充実した転職サポートが期待できるので、今すぐ登録しておきましょう。
また、未経験の方であれば、以下に僕が実際につかってよかった転職サイトも紹介しているので、合わせてご覧ください。
まとめ|Web系への転職を後悔しないように適正を見極めよう!
ここまでのポイントをまとめます。
- Web系企業へ転職して後悔する人の特徴
- 特徴1:技術に興味が持てない
- 特徴2:受け身の人
- 特徴3:短期的に年収を上げたいと考える人
- 特徴4:同じ業務をずっとしたいと考える人
- 特徴5:プライドが高すぎる人
- 自律して仕事を進めたい人にはおすすめできる環境
- 失敗しないように企業研究は怠らずに!
ここまでWeb系企業へ転職して後悔する人の特徴から、後悔しないための企業探しまでお話しました。
正直、入ってみなければわからないことも多いですが、キラキラした世界ばかりを期待していると後悔する1人になる可能性が高いです。
とはいえ、僕はWeb系の企業でやりがいを持って働けていますし、ぜひまずは企業を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。