プログラミングの勉強法を知りたい方は多いですよね。
しかし、プログラミングの勉強法について調べてみると意外と具体的な勉強法が出てこないと悩むのではないでしょうか。
そこで、今回は現役エンジニアであり、開発リーダーを務めた経験のある僕が
- Webエンジニアになるための
- プログラミングの独学勉強法を
- 1週間ごとにロードマップ形式で(10週間で完了!)
- できる限りわかりやすく
解説していきます。
※大体週に15~20時間の学習時間を想定しています。
とにかく具体的に解説していくので安心してね!
独学で勉強するときのポイント
ロードマップを紹介する前に、独学をするときのポイントを先にお伝えします。まとめると、以下の3点です。
- まずは簡単な言語(HTML/CSS)から始める
- 理解度100%を目指さない
- 手を動かしながら学ぶ
早くエンジニアになりたいと思っている人ほど、PHPやRubyなどから勉強しがちですが、それだと挫折する可能性が高くなってしまいます。
PHPやRubyを使うエンジニアになるにしてもHTMLやCSSの知識は必要ですし、まずはプログラミングに慣れることが重要なので、HTMLやCSSの学習から始めることをおすすめします。
また、プログラミングでは100%理解しようとするのは効率が悪いです。プログラミングは実際に手を動かすことで理解できていくものだからです。
Progateなどで知識を得た後は、実際に自分で手を動かしてコードを書いていくというやり方が最短ルートです。これから紹介するロードマップも「学習→手を動かす」を繰り返して学んでいけるように作っています。
だいたい30~40%ぐらい理解できたと思ったら、手を動かしましょう。
プログラミングの10週間独学勉強法
それでは、本題のプログラミング学習のロードマップを紹介してきます。
1週目:HTML/CSSを学習しよう(18時間)
まずは、プログラミングとはなにか?を知るためにも、Progateで学習しましょう。
Progateの特徴は、Web上で全ての学習が完結するという点です。
一般的にプログラミングを学習するにあたって、自分のPC上でプログラムが動く環境作りをする必要がありますが、Progateではその手間が発生しません。
いきなりプログラミングをするところから始められるため、初学者がまず第一歩を踏み出すには最適というわけなのです。
Progateには、全16コース79レッスンものレッスンが存在しますが、1週間目にやるべきレッスンは以下のレッスンのみです。
これらのコースを全て学習するためには、月額で1,078円(税込)の有料会員になる必要がありますが、プログラミングに向いているのか調べる意味でもさくっとやってみましょう!
1週目の詳しい内容と学習において意識するべきポイントを以下の記事で解説しているので、合わせて確認しておきましょう!
2週目:JavaScriptとjQueryを学習しよう(15時間10分)
2週目からはプログラミング言語であるJavaScriptについて学んでいきましょう!
JavaScriptは主にWebサイトのアニメーションを主に得意とする言語で、1週目に学んだHTML+CSSを組み合わせることで、簡単なWebサイトを作ることができるようになります。
JavaScriptと同時にjQueryというアニメーションが得意なライブラリについても合わせて学んでいきます。こちらも、Progateを通して学習を進めていきましょう。
2週目にやるべきレッスンは以下の通りです。
JavaScriptやjQueryの講座には他の講座もたくさんありますが、現時点では不要です。
もし、時間的に余裕がある!と思われる方は、これまでの学習をしっかり理解するように時間を使う方がいいですね。
2週目に学習する注意ポイントと学習手順をまとめているので、以下の記事で確認してください!
3週目:Webサイトを作ってみよう(15~20時間)
では、いよいよWebサイトを作ってみましょう!
これだけの学習でいきなり!?と思われるかもしれませんが、基本的にはHTML+CSS+jQuery(JavaScript)が扱えれば十分にWebサイトを作ることは可能です。
Webサイトを作る学習として最も優れた方法は、実際に公開されているWebサイトの写経です。
例えば、この架空の建設会社のサイトは写経に最適です。
写経をする際のポイントは以下の2つです。
- HTMLと同時にCSSも書いていく
- CSSの意味などを調べて理解しながら進める
写経のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、初めてでも安心ですよ!
4週目:PHPを学習しよう(15時間30分)
続いて、いよいよバックエンドの学習になります。
ここでも、使うのは相変わらずProgateです。Progateは有料会員期間が1ヶ月ごとなので、順調に進んでいれば追加で課金する必要はありません。
学習するのは以下のコースになります。
この週の学習を終えるころには、おそらく消化不良で何がなんだかわからない状態になっているはずです。
ただし、安心してください。既にこの週の終わりには最低限必要なプログラミングの概念は8割ほどは学び終えている状態です。したがって、まずは動かすことを意識して学習をどんどん深堀りしていきましょう。
4週目に学習する注意ポイントと学習手順をまとめているので、以下の記事で確認してください!
5~6週目:簡単なアプリを作ってみよう(30~50時間)
4週目に学んだことを基に、簡単なアプリを作ってみましょう。
例えば、Todoアプリケーションは初めて新しい言語を学ぶ上で、現役エンジニアが最もよく作るアプリケーションの1つです。
Todoアプリケーションの作り方は「言語名 todoアプリ」と検索すると、すぐにチュートリアルが出てくるかと思います。
初めのうちは苦労しますが、これらの学習を通して「覚えた知識」を「使える知識」に変換していくようにしましょう。
Todoアプリの作り方をまとめているので、以下の記事で確認してください!
7~9週目:オリジナルアプリを作ろう(50~70時間)
ここまで学習できたら、オリジナルアプリケーションも作ってみましょう!オリジナルアプリがあれば、転職活動のときのポートフォリオにもなりますし。
アプリを作る際の注意ポイントは以下のとおりです。
- 作りたいアプリケーションの最低限の機能のみを作る
- 競合のアプリは気にしない
- とにかくまずは完成させてリリースする
アプリを作るとなると、「メルカリのようなECサイト」といった大規模なアプリケーションを作ろうとしがちですが、ほぼ100%失敗します。
なので、まずは作りたいアプリの最低限必要な機能を洗い出してみるところから始めましょう。
例えば、メモアプリを作りたいとすると、以下のような洗い出しができるかと思います。
こうした最小限の機能を実装したアプリをMVP(Most Viable Product)と呼んだりするよ!
オリジナルアプリの作り方やアイデア出しの方法をまとめているので、以下の記事で確認してください!
10週目:Webアプリを公開しよう(15~20時間)
最後の10週目では、実装したアプリに機能を追加&公開作業をしていきましょう!
ここまで学習したなら別に機能追加をしなくてもいいと感じるかもしれませんが、ここが最も他の未経験エンジニアと差を出すことができるポイントです。
なぜなら、オリジナルアプリを作る未経験エンジニアは一定数いますが、こだわりを持った機能開発をした未経験エンジニアは多くないためです。
また、オンライン上で最後まで公開されているか?は、面接官が見るポイントの1つにもなるので、必ず公開作業は済ませておくようにしましょう。
Webアプリの公開でよく使うサービスをまとめているので、以下の記事で確認してください!
本気でエンジニアを目指すならスクールを利用すべき
ここまでの内容を読んで、
プログラミングの勉強って大変そう…
と思った人もいるかもしれません。
実際、90%の人はプログラミング学習で挫折しているというデータがあります。
挫折しそうだと思った方はプログラミングスクールを利用してみるといいでしょう。
今では価格が安めのプログラミングスクールも充実してきているので、目的に合わせたスクールを選ぶことで費用も抑えることができます。
おすすめのプログラミングスクールも選んでおいたので、紹介します。
おすすめのプログラミングスクール
スクール名 | おすすめな人 | 受講料 | 年齢制限 | 転職保証 | 対応言語 | 受講形態 | 受講期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ポテパン キャンプ | Web系の開発企業 に就職したい人 | 440,000円 (税込) | なし | あり (20代のみ) | ・Ruby ・JavaScript | オンライン | 5ヶ月 |
侍テラコヤ | ある程度自分で学習 でき、分からない ところを質問したい人 | 月額2,980円 (税込)~ 無料プラン あり | なし | なし | ・PHP ・JavaScript ・Ruby、など | オンライン | 1ヶ月~ |
tech boost | 30代でもエンジニア に転職したい人 | 126,500円 +月額67,540円 (税込)~ | なし | なし | ・JavaScript ・Ruby ・PHP、など | オンライン or 通学(渋谷) | 3~12ヶ月 |
Programmer College | 無料でエンジニア に転職したい20代の人 | 全て0円 | ~30歳 | なし | ・Java ・PHP、など | オンライン | 1~3ヶ月 |
TechAcademy | 副業したい人 | 99,000円 (税込)~ | なし | あり (プラン による) | ・JavaScript ・WordPress ・PHP、など | オンライン | 1~4ヶ月 |
ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプは、転職成功者のWeb系開発企業の内定率100%!
未経験からでもWeb系開発企業で通用するようなスキルが身につくカリキュラムに加え、卒業生の紹介先としてWeb系企業100社以上と提携。
そのため、Web系企業への高い就職率を誇ります。
分からないことがあっても、毎日10時〜23時までと幅広い時間帯で質問に対応してくれます。
ポートフォリオ作成や面談対策などの転職サポートも充実しています。
侍テラコヤ
侍テラコヤは、サブスクリプション型のプログラミング学習サービスです。
- 質問し放題、回答率100%のQ&A掲示板が利用できる(しかも平均30分で回答が来る!)
- 月に1回、現役エンジニアのレッスンが受けられる
- プログラミングやWebアプリ開発、機械学習などの50種類以上の教材が学習し放題
といったサービスが受けられます。
これだけの内容にも関わらず、料金も入学金は無料、月額料金も無料のフリープランがあります(ただし、フリープランだと一部の教材やQ&A、現役エンジニアのレッスンは利用不可)。
すべての教材が利用できる有料プランでも月額2,980円(税込)~という格安で利用できます。
この料金にも関わらず、未経験からエンジニアに転職・就職するための面接対策や職務経歴書の作成サポートも付いています。
いつでも退会可能で1ヶ月だけの利用もOK!(有料プランの場合は、途中解約で解約手数料が発生する場合あり)
まずは無料で始められるので、とりあえず登録してみましょう。
tech boost
tech boostは、エンジニアが選ぶプログラミングスクールNo.1!
運営会社がエンジニア向けの転職エージェントやフリーランスエージェントを運営しているので、キャリアサポートに強みがあります。
メンターは100%現役のエンジニアで、転職時のポートフォリオとして使えるオリジナルアプリ作成もできます。
入学金がかかるため料金は少し高めですが、着実にスキルを身につけられるため、料金に見合ったリターンがあると言えます。
まずは無料相談会で、あなたに合った学習プランを提案してもらうといいでしょう。
ProgrammerCollege
ProgrammerCollegeは、正社員経験が1年以上ある30歳までの方限定で、入会金も受講料も完全無料!転職しなかったときの違約金もありません。
有料のプログラミングスクールと違い、受講者が転職することで企業から報酬を得ています。なので、他社スクールよりも就活支援が圧倒的に強く、就職率も96.2%を誇ります。
マンツーマンでとことん質問できる環境があり、Java Silverの資格取得もできます(受験料も負担してくれます)。
TechAcademy
TechAcademyの副業コースは、はじめての仕事の受注を保証してもらえます。
オンラインでの学習に特化しており、毎日15時〜23時の間はメンターが常時オンラインで待機しているので質問し放題。
副業中の疑問解決や品質管理も、メンターがメンタリングとチャットでサポートしてもらえます。プロからのアドバイスを通して、実務をこなす力が着実に身につきます。
TechAcademyは無料体験も可能なので、どうしても不安な方はまずは体験してみるといいでしょう。