「ポートフォリオのレベルが低い…」低スキルでも魅力的に見せる4つの注意点

未経験からエンジニア
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  • ポートフォリオを作ってみたけどレベルが低い
  • そもそもスキルがないので魅力的に見えない
  • 載せられる作品がないから見栄えしない

新卒でWeb系企業に就職したい就活生や、未経験からエンジニア転職を目指す人は、誰もが一度はこのような悩みを抱えます。

しかし多くの場合、実務未経験で100%満足いくポートフォリオでなくても問題ありません

今回は、現役エンジニアであり、エンジニア未経験者の採用担当もすることのある僕が、

  • 未経験エンジニアのポートフォリオに求めるスキル
  • ポートフォリオで押さえるべき4つのポイント

についてお話します。

もうすでにポートフォリオができている人は、早めに転職・就活エージェントに見せてフィードバックをもらうといいでしょう。

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【大前提】未経験から転職を目指すならレベルが低いのはOK

そもそも実務経験がないのであればポートフォリオのレベルは低くて当たり前です。

実は、ポートフォリオのレベルよりも重視されているものがあります。

実はポートフォリオのレベルよりも作成目的などの方が重要

実際の選考では、ポートフォリオそのものよりも、

  • なぜそのアプリやLP、サイトを作ったのか?
  • なぜその仕様・デザインにしたのか?
  • 工夫した点や苦労した点、苦労の乗り越え方

などの方が重要視されます。

なぜなら、こういったことからエンジニアやデザイナーとしての適性があるかや、会社の成長に貢献してもらえそうかがある程度分かるからです。

 

特にWeb系企業においては、作った目的やどういうことを考えて仕様やデザインを決めたのかは重要視されます。

Web系企業とは、主にWeb上やスマホアプリでサービスを提供している企業のことです。具体例は、Web系企業のおすすめ一覧や、新卒におすすめWeb系ベンチャー企業の記事を読んでみて下さい。

Web系企業では、よりユーザーに利用してもらえるよう、日々改善を行っています。

Webマーケターやディレクターがどのように変更するのかを決めますが、実装する前にサービスの仕様についてマーケターの人たちとすり合わせを行います。その時にサービス利用者の目線で仕様を考えられる方がマーケターと話しやすいです。

また、保守・運用の観点からインフラ面を改善するときは、エンジニア自身が改善内容を決めなければなりません。

なので、ポートフォリオでも、どういう人を対象に、どういう機能があるアプリやサイトを作ったのかが重要なのです。

エンジニア未経験者に求めたい「最低限のスキル」とは

そこまでポートフォリオのレベルは重要ではないとはいえ、「必要最低限のスキル」はあります。また、「採用担当に伝わる」ものが作れているか?も重要なポイントです。

一般的にエンジニア未経験者に求められる「最低限のスキル」とは、以下の項目を満たしていることです。

  • HTML/CSS/jQueryでWebサイトを作れる
  • お問い合わせフォームが作れる
  • データベースの簡単な操作ができる

以前、転職者36名を対象にアンケートを取りましたが、転職者の約60%が3ヶ月で転職できるレベルにまで到達しています。

なので、ポートフォリオのスキルレベルが足りているのだろうか?と悩む人は、

  • データベースの簡単な操作ができるか
  • 学習期間は3ヶ月ほどかけているか

を基準の1つにしてみるといいでしょう。

「採用担当に伝わる」ポートフォリオとは

また、スキルは十分だとしても、その実績が採用担当に伝わらなければ意味がありません。

せっかくポートフォリオを作っているのに、見栄えが悪いだけで減点対象になる場合も否定できません。

では、どのようなポートフォリオが採用担当に伝わるのか?といわれると、ポイントは2つです。

  1. ポートフォリオに書くべき内容を漏らさないこと
  2. レイアウトの体裁を整えること

詳しくは、次の「実務未経験者がポートフォリオで押さえるべき項目」で解説していきます。

 

実務未経験者がポートフォリオで押さえるべき4つのポイント

では、実際にポートフォリオを作るにあたって押さえるべきポイントを解説していきます。

ポイントとしては以下の4つです。

  • ポイント1:書くべき内容を漏らさない
  • ポイント2:レイアウトの基礎は押さえる
  • ポイント3:1つでもこだわったポイントを明記する
  • ポイント4:実績とモチベーションを紐付ける

1つずつ解説していきます。

ポイント1:書くべき内容を漏らさない

転職におけるポートフォリオの目的は「実績を採用担当に見てもらうこと」です。

しかし、なんとなくポートフォリオを作っている人は、採用担当が見たい項目を書き漏らしていることも少なくありません。

以下の項目はポートフォリオに明記されているかチェックしてみましょう。

ポートフォリオに記載してほしい項目
  • 基本的なプロフィール
  • エンジニアを目指している理由
  • 学習した内容
  • スキルセット
  • 実績・制作物
    • 開発環境
    • 苦労した点・工夫した点
たかひろ
たかひろ

意外と「エンジニアを目指す理由」などは書かれていないことも多いよ!

ポイント2:レイアウトの基礎は押さえる

「ポートフォリオサイトを作ったけどレベルが低い…」と感じる人はレイアウトの基礎が押さえられていないことが多いです。

そんな方は、ノンデザイナーズ・デザインブックの「近接」「整列」「反復」「コントラスト」を守るだけで一気にクオリティが上がります。

それぞれの項目については、以下の記事にも解説されているので合わせて読んでみるといいですね。
» デザイン 4つの基本原則 – ノンデザイナーズ・デザインブックより|つみきブログ

ポイント3:1つでもこだわったポイントを明記する

ポートフォリオを作成するにあたって、制作物のこだわりポイントを1つは必ず記載しましょう。

こだわりポイントといわれると難しく感じますが、一言で言うと「なぜその制作物を作ろうと思ったか?」ということです。

例えば、

  • 急に友達と居酒屋に行くことになったときに店選びがめんどくさい
  • 仕事でやっている業務ごとにかかっている時間を計測したい
  • いちいちメールを削除するのはめんどくさいから不要なメールを自動で削除したい

などです。

ポートフォリオでTwitterやメルカリのクローンをメインに押し出している人は多いですが、正直それだと採用担当者の評価は低いです。

たかひろ
たかひろ

採用担当はまたTwitterのクローンか…と見飽きているよ!

先ほども紹介した通り、作ったものよりも「なぜそれを作ろうと思ったか?」の動機の方が重要なのです。

他のエンジニア志望者と差別化するためにも、こだわりポイントはぜひ明記しましょう。

ポイント4:実績とモチベーションを紐付ける

採用において、エンジニア未経験者は即戦力としてではなく「今後長期に渡って会社に貢献すること」を期待されています。

つまり、裏を返すと採用においては「過去の実績」と同じくらい「今後のやる気」が重要になります。

そして、一般的にエンジニア界隈での考え方としては「やる気」=「行動」と考える人が多いです。

たかひろ
たかひろ

単純に「やる気あります!」よりも「だからこういった学習をしました!」の方が説得力があるよ!

したがって、例えそれがプログラミングスクールの課題であったとしても、制作物においては、

  • 自分の当時のスキル感
  • 制作物を通じてどのようなスキルを伸ばしたいと感じていたか
  • 作った結果スキルは伸びたか

といったことを詳しく書ければ、採用担当にも納得してもらいやすくなるでしょう。

 

まとめ|ポートフォリオのレベルは低くても見せ方を大事にしよう

ここまで「ポートフォリオを作ってみたけどレベルが低い」と悩む人に向けて、考え方や具体的な対策をお話してきました。

ポイントをまとめると、

この記事のポイント
  • ポートフォリオのレベルは低くてもOK
  • ただし見せ方は工夫しよう
  • 制作物を見せるだけでなく過程も記載しよう

 

ポートフォリオのレベルは高いに越したことはありませんが、転職を目指すだけなら見せ方の工夫の方が重要です。

以下の記事で「高評価を受けるポートフォリオの作り方」について解説しているので合わせてご覧ください。

 

また、ポートフォリオが作れたなら100%の完成度でなくても、早めに転職・就活エージェントに見せてフィードバックを得るべきです。

他の人に見せることで、よりよいポートフォリオにできますからね。

「未経験エンジニアに特化した」おすすめのエージェントも選んでおいたので、紹介します。

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