仕事はどんな業種でも大変なのは当たり前です。
自分らが子供の頃って、父親や母親は多少体調が悪かろうが当たり前のように仕事に行っていました。
仕事は大変、ちょっとぐらい調子が悪かったり、きつかったりしても休むもんじゃない。
そういった両親の背中を見てきた人って日本人では多いでしょう。
そのため多少きつくても弱音を吐かずに耐え忍ぶ精神が我々の中には植えつけられています。
多少労働時間が長かろうが気にしない。
多少労働時間が長かろうが頑張ろう。
多少労働時間が長かろうが・・・・。
果たして本当にそうなのだろうか?
もちろん大変だからという理由だけで仕事を放棄してしまったら、何も残らないかもしれないが、長時間労働に対してただ大変だという認識だけで漫然と過ごしていると、それはそれでリスクが高いと言えます。
長時間労働で辞めるのは悪なのか?否!
長時間労働で退職するかどうかの判断基準
先程も言ったように、日本では長時間労働を是とする風潮があります。それに、

最低でも3年は勤めろ!
という人も多いです。
では、退職するかどうかの判断はどのようにすべきなのでしょうか?
前提|「もう限界」と思うなら退職すべき
あなたがこの記事を読んでいるということは、すでに「辞めたい」という気持ちがあるからこそ。
そして、心のどこかで

もう限界・・・
と思っているのではないでしょうか?
であれば、自分の気持ちに素直になって辞めることをオススメします。
一番大事なのは自分の人生です。
周りの人の意見に左右されたり、ブラック企業の経営者の餌食になってしまうのは損です。
また、もうすでに何かしら体に不調が出ている人もいるかもしれません。
もしそうなら一刻も早く退職しましょう。
大事なのはあなたの命です。命よりも仕事が大事なんてことは断じてあり得ません!
結局、働いているのはお金を得るためです。自分や家族の生活を守るためです。なのに、あなたの人生が壊れてしまっては本末転倒です。

もう頑張るのは止めましょう。私も長時間労働で体を壊した経験者です。もう休んでいいんですよ。
「過労死ライン」の月80時間以上の残業をしている場合
少し一般論の話をしましょう。国が定めている「過労死ライン」は、
残業時間が、
引用元:STOP!過労死|厚生労働省
・病気の発症直前1か月に100時間を超えた場合
・発症前の2か月から6か月は1か月平均で80時間を超えた場合
となっています。1ヶ月平均で80時間なので、月20日働いているなら1日4時間、月25日働いているなら1日3時間12分です。
ただ、この「過労死ライン」は見直しがされている最中で、2021年6月22日に発表された内容によると、
- 仕事の終了から次の開始までの「勤務間インターバル」が短い場合
- 休日のない連続勤務が続いている場合
は、月平均80時間に満たない場合でも労災と認定すべきだと協議されています。
上記はあくまでも国が定めている基準です。個々人によって労働時間の限界は異なるので、あくまでも自分の感覚や体調を優先しましょう。
会社が長時間労働を美徳としている場合

俺が若い頃は毎日16時間は働いていたぞ
とか言う社長がいます。
こんなことを真に受けてはいけません。
そして、社長がこんなことを言う会社では長時間労働が是正される可能性が限りなく低いです。
なので、そんな会社には一刻も早く見切りをつけましょう。

労働時間ではなく、出した結果によって評価するのがまっとうな会社だと思います。
1人当たりの仕事量が多すぎる場合
1人当たりの仕事量が多い状態が続いている。こんな会社も労働環境が改善されることは望めないでしょう。
なぜなら、会社が儲かっていない可能性が高いからです。
会社が儲かっていない
⇒人を採用する余裕がない
⇒既存社員の負担が増える
こういう負のサイクルに陥っています。そして、こういう状態になると仕事ができる社員から辞めていくので、残された社員の負担はさらに増えることになります。
だからこそ、そんな会社は一刻も早く辞めたほうがいいのです。
就職して間もないが辞めたいとき

とはいえ、まだ就職したばかりだし、すぐに辞めると次の転職がしにくくなるんじゃないの?
こういう心配をしている人もいると思います。
そもそも長時間労働だと知らずに入社してしまった、面接のときに聞いた話と違う、求人票の記載と実態が違っていた。こんなことはよくある話です。
不運にもブラック企業の嘘に騙されてしまったとはいえ、たしかに短期間でまた転職をしてしまうと面接官の印象はよくないでしょう。
なので、可能ならば水面下で転職活動をしておき、内定が決まってから今の会社に退職届を出したほうがいいです。
また、面接官に退職理由を説明するときは、以下のことに気をつけるといいでしょう。
- 会社の不平不満は言わない(ただしウソは言わず本音を話す)
- 仕事自体に嫌気がさしているわけではないことを伝える
- 自分で進んで解決策を探しているというポジティブな姿勢を示す
詳しくは以下の記事で紹介しています。
最後に|早めの転職活動を

世間的にもブラック企業や長時間労働が問題視されてきていますが、一方で長時間労働が無くならないのも事実。
そして、長時間労働の会社で働き続けていてもあなたにメリットはありません。
なぜなら、その会社は社長の経営レベルが低く、社員に長時間労働をさせることでしか継続できないような会社だからです。
そんな会社はいっそのこと潰れてしまったほうがいい。そう思います。
あなたが辞めれば他の社員も続くように辞めていき、最終的には会社はなくなる。そうなったほうが社会のためにもなるでしょう。
とはいえ、実際に辞めるとなると勇気がいるもの。特に長時間労働を強いられる会社では厳しい上下関係やパワハラが横行しており、退職を申し出にくいことも多々あります。
そういった場合には退職代行を利用するのもアリでしょう。
中でも、おすすめなのは退職100番。

運営会社 | 弁護士法人あおば |
料金 | 43,800円(税込) |
営業時間 | 9:00〜18:00(月〜金) |
強み | ・労働問題専門の弁護士法人が運営 ・全国対応 ・退職できなかったときの全額返金保証付き ・未払い金請求や慰謝料請求などにも対応可能 |
実は、有名な退職代行サービスでも弁護士資格のない業者が運営していることが多々あります。
しかし、退職110番は労働問題専門の弁護士法人が運営しているので、以下のようなメリットがあります。
- 法的根拠に基づいて確実に退職できる
- 未払い残業代や退職金、精神的損害による賠償請求
※請求が通った場合は成功報酬による料金が別途必要 - 有休休暇の調整
それに、もし万が一退職できなかった場合は、全額返金してもらえます。確実に退職させられるという自信があるからこそ返金保証が付けられるのです。
悩んでいても苦しみが続くだけなので、早めに申し込むことをおすすめします。
また、退職を決意したら、できるだけ早めに転職活動も始めましょう。
おすすめなのは転職エージェントを利用するやり方。転職エージェントは志望動機や職務経歴書などの添削、面接対策もやってもらえるので、転職の成功確率が上がります。
求人の紹介もしてくれるので、自分で探す手間も省けます。ただでさえ長時間労働で時間がないので、利用しない手はありません。
ただし注意しないといけないのが、転職エージェントの中にも、ブラック企業でもいいから、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。
それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。
おすすめの転職エージェント
- 転職が初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ LHH転職エージェント
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 急成長企業でスキルUP ⇒ 識学キャリア
- 事務職や営業の転職に強い ⇒ アデコ転職エージェント
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
- 自分の適正年収を知りたい ⇒ ミイダス
★複数に登録しておくと転職成功率がアップします。
リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント

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エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda

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特徴は何といっても紹介先企業との結びつきの強さ。組織コンサルを提供しているぐらいなので、企業の内情は知り尽くしています。そのため、高いマッチング精度が期待できます。
まだまだ相談者の数が少なく、他の転職者と競争しなくて済むので、今スグ登録しておくことをオススメします。
アデコ転職エージェント

アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
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マイナビAGENT

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