飲食から念願の転職を果たしても、転職先で「失敗した…」と思った人もいるでしょう。
待遇や労働環境が改善したとしても、
- 異業種の仕事が合わなかった…
- 職場の人間関係に馴染めない…
などなど、別の悩みが出てくるもの。
しかし「転職で失敗した」と感じているのは、何もあなただけではありません。
株式会社 識学がおこなった調査では、転職で後悔・失敗した経験が「ある」と回答した人の割合は58.7%にも上り、「失敗した」と感じた点は年代によって差がみられます。
とはいえ、どんなことが理由であれ、今のモヤモヤしたままでは仕事にも身が入らないでしょう。なのでこの記事では、飲食から転職して「失敗した」と思ったときの対処法や解決方法、これから取るべき選択肢を紹介します。
まずはなぜ失敗したのかを整理しよう
転職に失敗したと感じているなら、まずはなぜ失敗したのかを考えるようにしましょう。 なぜなら、また転職するにせよ、今の会社でひとまず頑張ってみるにせよ、同じ失敗を繰り返さないことが重要だからです。
そもそも、あなたが飲食店を辞めようと思った理由はなんでしょうか?
労働時間?
給料?
人間関係?
将来性?
もしかすると、飲食業での労働時間や待遇の低さばかりに目がいき、とにかく他業種に転職できればいいと思ったのかもしれません。
どんな点が、なぜ失敗したと感じるのか、それをまずは明らかにしましょう。
ただし、自分一人だと振り返りを行うにしてもうまくできなことも多々あります。
他人の力を借りて振り返ってみると効果的
自己分析とは自分の長所や短所、強み、弱み、価値観の把握や分析をおこなうものです。
自己分析がしっかりと終わっていれば、どのような企業が自分に合うかもわかりやすくなり、転職失敗の可能性を下げられます。
しかし、自己分析は自分1人でおこなうには限界があるため、他の人の力を借りるのが効果的です。
転職エージェントの力を借りる方法もありますが、転職エージェントは転職してもらわないとお金にならないため、積極的に自己分析を手伝ってくれるわけではありません。
そこでおすすめなのが、1on1のマンツーマン形式であなたのキャリアにひたすら向き合ってくれるポジウィルキャリア。
ポジウィルキャリアを一言で表すと”キャリア版ライザップ”。最大で75日間、あなたのキャリアについて徹底的に付き添ってくれます。
転職・就活エージェントのように企業側からお金をもらっているわけではないので、あなたが理想のキャリアを描けるように二人三脚で悩みを解決できるように伴走してくれます。SNSでの評判も非常に高くなっています。
サービス内容はプランによりますが、自己分析だけのコースから、書類の添削・面接対策、入社後の活躍をサポートしてもらえるコースまで種類があります。
初回の45分カウンセリングは完全無料で利用できますし、人気があるので枠が埋まる前に早めに予約しておきましょう。
選択肢としては大きく3つ
失敗した要因がある程度分析できたら、次は現状を変えるために何をしていくのかを決めましょう。
選択肢としては大きく分けて
- 今の職場で頑張る
- 飲食業に戻る
- 今の職種(業種)で転職する
の3つがあります。
今の職場で頑張る
一番に検討してほしいのが今の職場で頑張ることです。
入社から3年以内の離職は短期離職と捉えられることが多く、企業が注意をする転職者も短期離職です。
そもそも他業種に転職してすぐに結果を出すのは難しく、ある程度の期間は仕事に慣れる・覚えるといった期間です。転職に失敗したと思っていても、仕事を覚えて実績を出す経験などをすれば考えが180度変わるケースもあります。
とはいえ、今のモヤモヤを晴らすために、先ほど紹介したポジウィルキャリアをはじめ、知人や他業種に転職した人などに相談してみると突破口が開けるかもしれません。
まずは今の不満を解消できるように職場内で動いてみる、その行動が必要なのです。
ただし、心身に不調が出るなどの場合は退職、転職、休職を検討すべきです。
体力的な面であれば休めば回復をしますが、精神的な不調は回復までに時間を要するケースがあるためです。ひどい場合は休職を申請した方がいいでしょう。
飲食業に戻る
ふたつ目の選択肢は飲食業に戻ることです。
飲食業の経験があるため、即戦力にもなり多くの企業から引き合いがあるかもしれません。しかし、飲食業界→別業界→飲食業界という流れは、なぜその意思決定をしたのか?について、企業から深掘りして聞かれる可能性が高いです。
また、飲食業界→別業界→飲食業界という経歴を見ると、人事によっては
飲食業なら楽にできると思っているのでは?
と思う人もいます。
なので、再度転職をするのであれば、自分のこれまでの経歴内容や意思決定のプロセスを他人に納得してもらえるように論理的に説明できるようになっておいたほうがいいでしょう。
また、面接の場面などでは考えをしっかりと言語化させておくのも重要です。
今の職種(業種)で転職する
今と同じ職種や業種で、別の会社に転職する選択肢もあります。この場合、飲食業から転職したときの転職理由を活かせはします。
ただし、今の会社に入社してから日が浅いのであれば十分な経験や業界知識が身についているとは言えず、同業他社からの評価も高くはないでしょう。
基本的にはどの業界でも2~3年ぐらいの経験はないと、転職したとしても待遇が下がる覚悟はしておくべきです。
また、だいたい35歳を超えてくると、業界経験があっても転職がやりづらくなってきます。加えて、転職回数が多い人も敬遠されがちです。
転職回数の目安は年齢の十の位+1と言われています。20代なら3回まで、30代なら4回が目安になりますが、転職回数の上限を3~4回までに設定している企業も多いです。
さらに転職を重ねるのであれば、上記のデメリットやハードルがあることは理解した上で、しっかりと転職準備をしてから臨みましょう。
(補足)さらに別の職種への転職はおすすめしない
さらに別の職種(業種)に転職するという選択もできなくはないですが、基本的にはおすすめしません。
今のあなたの年齢にもよりますが、
- 長期的なキャリア形成が難しい
- 社内メンバーとの年齢層が合わない
などの理由で断られる可能性が高いからです。
また、何度も職種や業種を変えて転職していると、「自分の強みや得意分野を理解できていない」「憧れやイメージだけで仕事を選択している」と見られてしまうことも。
どうしても他にやりたい仕事がある、すでに副業でやっていることを本業にしたい、などの他の人が聞いて納得できる理由がなければ、以下の3つの選択肢の中からどうしていくかを選ぶべきです。
- 今の職場で頑張る
- 飲食業に戻る
- 今の職種(業種)で転職する
もしくは、今の職場で不満を解消しようと奮闘してみる一方で、転職活動をやってみてよさそうな企業を探すというのも一つの方法です。
次の転職活動を乗り切る方法
ここからは、転職することを決めた人や転職活動をやってみようという人向けに転職のポイントを解説します。
これまでに転職をやったことがあるのでよくお分かりかもしれませんが、ポイントとしては以下の3つです。
- なぜ転職をするのか、転職で何を優先するのかをまとめる
- 会社の働く現場を入社前に見させてもらう
- 転職エージェントの力を活用する
なぜ転職をするのか、転職で何を優先するのかをまとめる
これまでにも紹介してきたように、今の職場に転職して失敗した経験を反省し、次はどうしたら納得のいく転職ができるのかを考えましょう。
そして再度、転職で求める優先順位を見直すのです。
何もかもが完璧な職場というのは存在しません。待遇がいい一方で残業時間が多い、といった感じで。
もしかすると、前の転職ではその優先順位付けを間違っていたのかもしれません。
会社の働く現場を入社前に見させてもらう
また、可能ならば入社前に職場内を見学させてもらったり、一緒に働く社員の人と話をさせてもらうと職場の雰囲気がつかみやすくなります。
転職理由の上位には常に「組織の風土・文化が合わない」というのがランクインしています。それもそのはず、会社の雰囲気なんて実際に入社してみないと分からないからです。
面接の過程で人事や役員・社長などと話をする機会はあるでしょう。ただ、それらの人と一緒に仕事をする人はごくわずかです。特に、規模が大きな会社ほど働く現場と採用の場とのギャップは生まれるもの。
なので、会社によっては
- 現場で働く社員の人を二次面接の面接官に登用する
- 一次面接から最終面接までの間に現場の社員と話をする機会をもうける
といったところもあります。
会社側からそういう機会を与えてもらえなかったとしても、自分から人事に相談してみることで転職後のギャップを少なくすることができます。
転職するなら転職エージェントの力を借りよう
すでにこれまでに転職エージェントを利用したことがある人もいるかもしれません。中には
転職エージェントなんて利用しなければよかった…
と後悔している人もいるかもしれません。
ただ、1つのエージェントが合わなかったからといって、転職エージェントを全く利用しないのは損だと言えます。
そもそも、転職エージェントも人である以上、あなたと合う・合わないがあります。それに、転職エージェントごとに特徴や取り扱っている求人が異なります。
なので、転職エージェントを利用する時は複数に登録し、転職活動を進める過程で利用するエージェントも絞り込んでいくというのが効果的な使い方なのです。
ただし、転職エージェントの中にも、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。
それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、最後に紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント
アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。