ベンチャーに興味はあるけど、いざ転職するのは怖いな…
僕は20代で2回転職したのですが、最初の転職でベンチャーに行きました。
僕も新卒で入った大企業を3年で辞めてITベンチャーに転職するときにはとてもビビりました。
今振り返ると「怖い=そのことについて知識がない」のが理由でした。そこで、今回はベンチャーの転職をする前に知っておくべきことについて書きます。
- なぜベンチャーの転職を怖いと思ってしまうのか
- 大企業とベンチャーの違い
- ベンチャーに向いている人/向いていない人
上記について解説していきます。
なぜベンチャーへの転職を怖いと思ってしまうのか
ベンチャーの転職を怖い理由について、あなたは次のように思っているのではないでしょうか。
特に学歴が高い人は、心のどこかで
大企業に行こうと思えば行けるのに、敢えてベンチャーを選んで後悔しないかな…
と思ってしまいがちです。
ただ、ベンチャーが怖い根本の原因は「ベンチャーに対する知識不足」の場合がほとんどです。
人間の本質として、未知の物には恐怖を感じるようプログラミングされています。狩猟民族だった頃、
知らない場所⇒食べ物もあるかわからない&敵がいるかもしれない⇒自分の死に直結する
という背景からです。
どんな人でも「現状維持をしたい」という本能が働きます。だからまずは「無知な状態であることを知る」ことから始めましょう!
次の章では、ベンチャーに対する知識をつけて不安を解消できるように、大企業と比較しながらベンチャー企業の特徴を見ていきます。
ベンチャー転職前に知っておくべき大企業とベンチャーの違い
表にまとめると次の通りです。
一概には言えないのですが「ベンチャーという会社の構造上、こういう傾向があるよね」という前提で無理やりまとめちゃいます。
項目 | 大企業 | ベンチャー |
---|---|---|
仕事のスピード感 | 社内りん議や意思決定 機関が多数あるため遅い | 組織の階層が少ない分、 現場判断で動くことが 多いので早い |
社内の雰囲気 | 年齢層が高い人が多くなる ので落ち着いた雰囲気 | 年齢層が若いので、 エネルギッシュ |
身につくスキル | 特定のスキルを身につける のに向いている | 何でも屋さんになる |
給料・福利厚生 | 新卒だと給料は低めだが 福利厚生含めて良い | 基本的には高くはない |
昇給・昇格 | なんだかんだ年功序列 | 結果さえ出せば 昇給・昇格しやすい |
社会への影響力 | 資本力と既に業界との太い パイプがあるので大きい | 特定の業界のニッチな市場を 攻めているため小さい |
人によって転職時に大事にする項目は違うので、自分にとって重要な項目がどうなっているかを深く知っておくと良いです!
1点だけよく誤解している人がいるので「No.3 身につくスキル」だけ補足します。
もしあなたが何か特定のスキル(営業、経理、マーケティング…etc)を身に付けたいと思っているならば、間違いなく大企業の方が適しています。
なぜなら、大企業では資金的な余裕やノウハウがあるからです。
もちろん、どちらが良いという訳ではなく、あなたが今後身に付けたいスキルがどの方向性かというだけです。
でも特徴を理解しておかないと「こんな仕事をやりたい訳ではなかった…」と転職後に後悔してしまうので注意です。
ベンチャーへの転職に向いている人・向いていない人
ベンチャー企業には向き不向きがあります。向いていない人がベンチャーに転職をしても多分辛いだけなのでオススメしません。
大企業で活躍するタイプの人で優秀なビジネスマンは山ほどいるので、そちらを目指すのも手です。
ベンチャーに向いている人の特徴は以下の通りです。
逆に、ベンチャーに向いていない人の特徴は以下の通りです。
繰り返しになりますが、大企業、ベンチャーのどちらが優れているというわけではありません。
事前に向き不向きを確認して自分にあった転職活動をすることが何より重要です!
自分がベンチャーに向いているかどうかより詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
» ベンチャーに絶対向かない人と向いている人の違い
それでもベンチャー転職にはこんな魅力がある
ここまでの内容を読んで
自分はベンチャーに向いていないのかも…
と思う方にも、それでもベンチャーにはチャレンジしがいのある環境があることはお伝えしておきます。
僕が実際に働いてみて思った魅力は下記の7つ。
- 自分がやりがいを感じる事業に関われる
- 部署や役割の垣根を超えてチャレンジしやすい
- 待遇があがるスピードが速い
- 意思決定のスピードが速い
- 「仕事のための仕事」が少ない
- 経営に携わってる感覚がある
- 柔軟な働き方ができる
「何も揃っていない環境で自分の力をつけてみたい」「若いうちにはもっと自分に負荷をかけてチャレンジしてみたい」と思っている人には、とても良い環境だと思います。
今振り返ると、正直当時の僕はベンチャーには向いてないタイプだったと思います。
大企業をやめてベンチャーに転職した時、全く価値を発揮できずに「全然バリューがない…」と絶望に暮れました。リアルに自分のことを給料泥棒だと思いました。
それでも必死に食らいついて成果を出したので、20代で営業マネジャー、事業責任者を経験することができ、その後のキャリアにとても活きています。
向き不向きはありますが、ベンチャーでの経験はのちのち活きてくることもあります。
不安ならベンチャーに強い転職エージェントに相談してみよう
ベンチャーの魅力はわかったけど…やっぱりベンチャーへの転職は怖いな
もしまだそう思っているのなら、無理をしてベンチャーに転職しないという選択肢もあります。
でも、もし今いる企業の延長線上に自分が理想とするキャリアがない場合には、ベンチャーにチャレンジしないことで、あとで後悔するハメになるかもしれません。
ベンチャー転職に不安な人は、スモールステップから始めるのが不安を取り除くコツです。おすすめなのは、転職エージェントに相談してみること。
転職エージェントは転職を決めた人だけが利用するものだと思っているかもしれませんが、そうではありません。むしろ、利用者の中には転職しようかどうしようか迷っている人のほうが多いのです。
それにエージェントに登録したからといって、必ず転職をしなくてはいけないわけではなく、薦められた企業を絶対に受けないといけないわけではありません。
また、転職エージェントならば、企業の内情にも詳しいのでベンチャー企業の情報も持っていますし、そもそもあなたがベンチャーに向いているかどうかの相談にも無料で乗ってくれます。あなたの不安が解消できるような企業を紹介してもらえたりするかもしれません。
自分一人で迷っているぐらいなら、まずは他の人に相談して1歩踏み出してみるほうが建設的です。
転職エージェントのサービスはすべて無料で受けられますし、相談だけでも気軽にできるのがエージェントの良いところなので、まずは登録だけでもしておきましょう。
おすすめの転職エージェントも選んでおいたので、紹介します。
ベンチャーに強いおすすめの転職エージェント
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
その他、おすすめの転職エージェントや転職サイトは以下の記事にまとめているので、合わせて読んでみてください。
まずは転職サイトで企業を調べてみるのもアリ
もしエージェントへの相談も面倒だなと思うのであれば、まずは転職サイトへの登録から初めてみてはいかがでしょうか。そして、良さそうな企業を探したり、企業からスカウトを受けたりして良い企業が見つかれば選考に進めばいいのです。
おすすめの転職サイトはリクナビNEXTです。
リクナビNEXTは、日本でも最大級の求人を掲載しています。
それだけでなく、自分の強みを知ることのできるグッドポイント診断や履歴書・職務経歴書を作成できるツール、スカウト機能などのサービスも充実しています。利用はすべて無料です。
グッドポイント診断は、もともとSPIを開発したリクルートが作っているだけあって、適性検査としてかなり精密にできています。
ザックリとその仕組みを説明すると、4つの設問に答えていく事で最終的にあなたの強みを18個の中から5つ出してくれるというものです。
4つの設問なので時間もほとんどかかりません。
仕事をする上で自分がどんな人間なのか、どんな仕事が向いているのかは非常に重要です。自分で思っている以上に自分のことは分かっていないことが多いので、利用しておいて損はないでしょう。
ただ、転職サイトで知ることのできる情報は表面的なもののみ。
本格的に受けたい企業が出てきたときには、選考対策のためにも転職エージェントに相談してみることをおすすめします。