長時間労働=美徳はおかしい!日本人が労働を美化する理由。

ブラック企業から転職

最近では過労死や長時間労働、ブラック企業が問題視されています。

にも関わらず、いまだに日本には

「長く沢山働くことが美徳」

と考える人や会社が多いのもまた事実です。

なぜこんなことが起きてるのか?

そして、長時間労働を美徳とする会社に将来はあるのか?

考えます!

日本に「長時間労働は美徳」とする会社が多い理由

欧米ではキリスト教の影響もあり、「労働は罰だ」という考えが一般的です。

日本はその真逆の考えなのですが、そうなった主な理由には以下の2つがあります。

終身雇用が当たり前だった時代の価値観を引きずっているため

終身雇用が当たり前だったころは、1つの会社で長く勤めることや、会社内で出世することがよしとされていました。

そして、社内での評価を上げるために長時間の残業をいとわない人が続出したのです。「24時間働けますか?」というCMがあったように…。

なお、残業をしている人を高く評価する風潮があることは、データにも表れています。

 

また、日本人全体で長時間労働をよしとする風潮は江戸時代に醸成されたとも考えられています。

江戸時代の農業において、家族で土地を耕し、産出量を増加させることで家族全体が豊かになるという成功体験を得ました。この経験を通して、勤勉に働くことに対して肯定的な価値観が形成されていったのです。

加えて、すぐに成果は出なくても、勤勉に働き続ければ長期的には必ず成果が出るのだという意識も根付いていきました。

(参考)日本人の働き方と「働き方改革」:長時間労働の是正およびテレワーク導入の課題

 

そして、このような価値観を引きずったままの人が今の会社の幹部になっています

「自分は長時間働いて幹部にまで上り詰めた」という経営陣が会社の中枢を陣取っているために、若手や新人がこれをくつがえすことが非常に難しい点も問題の解決を遅らせているのです。

  • 早く帰ろうとすると嫌な顔をする
  • 仕事を切り上げるために早出したのに、余裕があるとみられる
  • 幹部が長時間働くことに謎の達成感を感じている

長時間働くことで会社が成長する。こんな歪んだ価値観を持っている年配者のなんと多いことか。

日本人は承認欲求が強が強く、協調性を重んじるため

人間なら誰しも、

「誰かに認められたい。何かの役に立っていると感じたい

と感じるのは普通でしょう。中でも、日本人は承認欲求が強い傾向にあります。

なぜなら、日本人には自己肯定感が低い人が多く、他人に承認してもらうことで自分を肯定しようとしているためです。

また、日本では古くから農村文化で、自分だけ仲間はずれにされないように協調性を重んじる風潮もあります。

 

会社もそれを熟知していて、承認欲求をくすぐる事でルーティンワーク感をかき消せます。毎日の作業感が薄れるために、仕事のために生きているという無情な感覚がなくなるのです。

そのため、会社は人間の承認欲求を刺激し、あたかも社会貢献に富んだ会社であることを演じます。

  • お客様に感謝!家族に感謝!
  • 他社貢献!社会貢献!
  • 日々イノベーションを!

こういった前進的な発言を繰り返し、標榜をかかげ、あなたのマンネリ感を和らげようとします。

社長
社長

ウチの会社に入社すれば、承認欲求が満たされる

陰ながらこういった事を演じています。

しかし、承認欲求や「ありがとう」の言葉だけで日々を生きていくことはできません。

会社はそれで利益が上がるので良いとしても、それに見合った待遇や休暇がなければウンザリしてくるのです。

 

給料は我慢料ではない!

また、日本人の中には「我慢は美徳」という意識も強くあります。

多少の困難に不平不満は言ってはいけない。
ちょっとのことぐらい我慢しろ。

こういう環境で育ち、何かに耐えて乗り越える姿勢は重要だと認識させられて成長してきた人もいるでしょう。

そのためか、長時間労働が美徳という価値観を持っている上司に限って、「給料は我慢料」などという人がいます。

 

「給料は我慢料」という上司は、何かに耐える事で利益が増大していくとでも思っているんでしょう。

一昔前の時代だったら、耐えてさえいれば給料が上がっていったのかもしれません。日本の景気がよく、時代の潮流に乗っかってさえいれば物がバンバン売れたからです。

言い換えれば、自分以外の何者かが別の所で利益を上げてくれていたので、自分は何もしなくても我慢さえしていれば給料がもらえていたとも解釈できます。

しかし、現在ではこんな甘い考えは当然通用しません。

なぜなら、提供した価値に応じて会社の売上も社員の給料も決まるからです。

 

そして、個人だと提供できる価値の量に限界があるため、チームを組んで個人の技量や力量を組み合わせることで提供できる価値を増やしていく、そのために会社はあるのです。

長時間労働が美徳と捉えているアマちゃんは、こういった考えが希薄です。

価値がお客の元に届くまでのプロセスは、客側にとっては一切関係のないものです。

サービスや商品の品質・納期に問題がなければ、社員の働く時間はどうでもいい話。

 

その事実をよく理解している人は、途中経過を時間や量などの数で計るようなことはしません。

長く時間をかけたから品質の良いものが完成するとは限らないし、コストを膨大に増やしたところで成果が上がるわけでもない事を十分理解しているのです。

ここに「給料は我慢料」などと言っている人とに深い溝があるのです。

  • 給料は我慢料の人 = 時間を切り売りし、価値を創造するアイデアが無い
  • 給料は価値の対価の人 = 斬新なアイデアを売って対価にお金を貰う人

数に価値を置く人と、仕組みやアイデアに価値を置く人には歴然とした差があるのです。

全く価値観のそぐわない2者が同じ会社に混在しているもんだから、下の立場の人間はストレスを感じないわけがないのです。

その上、少ない努力で成果を上げたとしても、それに見合った評価がされないから余計に息苦しさを感じるのは当然です。

 

長時間労働がもはや時代遅れな理由

ここまで、日本で長時間労働が美徳と考えられている理由などを紹介してきましたが、もはやそんな考えは時代遅れです。

その理由を3つ紹介します。

長時間労働するほど生産性も幸福度も下がるため

まずは、客観的なデータを紹介します。実は、長時間労働するほど生産性は低下していきます。

 

それだけでなく、長時間労働するほど幸福度も下がっていきます(当たり前だと思いますが)。

長時間労働することで生産性も幸福度も下がっていくのなら、長時間労働で会社も社員もどちらも不幸になると言えるでしょう。

また、長時間労働が当たり前の会社で働いていると病気になるリスクも上がります。

労働時間と成果は比例しないため

会社によっては、長時間労働で生産性が低下しても、長く働くだけ成果が出ると考えているところもあるでしょう。

時間をかけてダラダラ働く事で成果が上がるなら、多少は納得できます。

しかし、スポーツの世界でも実証されているように、時間量と成果は必ずしも比例するわけではありません。

プロ野球界の大物のダルビッシュ選手の言葉でこんなフレーズがあります。

スポーツの世界でこういった事が顕著なのだから、ビジネスの世界ではより顕著なのではないでしょうか?

同じことを闇雲にやり続けていてもいずれ廃れる。そうならないための仮説と検証を繰り返す。頭を使う。考察する。

 

長時間労働が美徳という発想は、頭を使わないで努力するという発想に似ています。

時間を使えば使うほど成果が出るという単純な理屈。

残念な事に、こんな理屈が通用する時代はもうとっくに終わっています。なぜなら、時間を使って成果を上げる仕事は今後ロボットに取って代わっていくことが明白だからです。

柔軟な発想の若者ほど、こういった現実をしっかり理解しています。

だから無駄に長時間縛られることが非常に歯がゆいのです。

今後はどんどん人手不足が加速していくため

「人手不足倒産」という言葉も一般的になってきたように、今後は人手不足がどんどん加速していきます。

2030年には644万人の労働者が足りなくなるという予測もあるぐらいです。

そんな中、業務の効率化を行わず、とにかく長時間労働をさせることでなんとか事業を回している会社は、今後は間違いなく人手が足りなくなります。

そんな会社は生産性が低く、給料が安いためですね。

もはや社員から見捨てられるのも時間の問題です。

 

最後に|逃げるという選択肢を常に持っておこう

長時間労働が美徳な会社で働き、無理に順応しようとするとますます疲弊します。

そんな時は「逃げる」という選択肢を自分の中に持っておいて下さい。

 

なにも会社を辞めるという「物理的な逃避」を持てということだけではありません。「精神的に逃げる」という思考法を持っておくのです。

一言で言えば、

「周囲に合わせる自分から逃げる」

のです。

これは何も現実逃避するという意味ではありません。

周囲に無理に合わせるのでなく、自分らしく生きるためにはどうすればいいのか?を模索するために同調せずに逃げるのです。

 

みんなやってるからという理由で、無理に歩調をあわせていればどこかで必ず息切れを起こします。

そうならないためにも「逃げる」という選択肢を置いておけば、考えに整理がつき、では具体的に何をやったらいいのかが見えやすくなります。

まずは精神的な整理をつけた上で、今の職場を離れる準備をしましょう。

 

とはいえ、今すぐに会社を辞めるのではなく、まずはエージェントに相談して、できるだけ次の会社が見つかってから今の会社を辞めるようにしましょう。

そうしないと、焦って転職してしまうことになり、結局またブラック企業に就職するハメになってしまいます。

また、注意しないといけないのが、転職エージェントの中にも、ブラック企業でもいいから、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。

それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、最後に紹介します。

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