社会人としての最低限のマナーはわきまえている。仕事内容自体も複雑なものでなくやりがいも感じている。
しかし、仕事内容や人間関係うんぬんにしてどうしても耐えられない事がある。
どうしても辞めたいと思う要素が一点だけある。
それは拘束時間が異様に長い点。
自分もあまりにも勤務時間が長い会社で働き続けていた時、発狂寸前にまでなったのを今だに覚えています。
社員を長時間縛り付けるそんな会社は、いずれ淘汰されます!
拘束時間が長い職種はたいていブラック企業
世の中にはゴマンという職種が存在します。その中でも拘束時間が長い職種は決まってブラックな香りがプンプンします!
これらは一例ですが、どの職種にも徹底している事実が、気持ちがいいほどに拘束時間が長い点。
全てを人間力オンリーでまわしているからなのか、異常なほどに働く時間が長いのです!
単純に職種によって拘束時間が決まるのではなく、同じ職種によっても会社によって拘束時間が違うこともあります。たまったもんじゃない。
ではなぜ、こんな拘束時間が長くて過酷な業種に人は就職してしまうのか?
なぜこんなブラック臭のする会社にわざわざ入ってしまうのか??
それは、求人サイトやハローワークなどの求人案内では至って健全な求人案内が出ているのです。
- 10時~24時までの交代勤務(2交代)!
- 8:30~17:30(実8H)残業25時間以内の安心勤務!!
- 1ヵ月単位の変形労働時間制(月間所定労働時間180~200h)!!!
こんな健全な触れ込みが大々的に告知されている。
2交代だし8時間勤務なら、いっちょやってみっか~!
こんな風に意気込んで履歴書を握りしめ、さっそうと面接にいくのです。
実際の拘束時間はどうなのか?
初めに言います。
上記の拘束時間内に収まる会社なんぞほとんど存在しません!
全くの皆無というと語弊があるかもしれませんが、ほとんどの会社で求人の触れ込み通りに運営していたら回らないのが一般的。
そのため上記に書いたような健全で公務員のような勤務体系はなされないのが普通。
- 10時~24時までの交代勤務(2交代)
⇒ そのまま交代せず一人で通し勤務! - 8:30~17:30(実8H)残業25時間以内の安心勤務
⇒ 残業が100時間オーバーの過酷勤務!! - 1ヵ月単位の変形労働時間制(月間所定労働時間180~200h)
⇒ 月間所定時間が400時間近く!!!
極々いたって日常生活を送るかのごとく、こういった事が起きてくる。
そして巧妙にも、面接ではある程度の残業はあるぐらいにしか説明されず、入社するまでこういった本当の実態が明かされません。
上司や先輩にさり気なく聞こうものなら、ゆくゆくはそういった形を将来に思い描いているというような感じではぐらかされてしまう。
同業他社での経験がある転職者ならある程度の想像はできますが、なにも知らない新卒や他業種からの転職だとまんまとこの罠にはまってしまうのです。
そして更なる追い打ちをかけるかのごとくに、自分よりも更に長い拘束時間で働いている上司や先輩の後ろ姿を目の当たりにしてしまうのです。
えてしてこういった上司たちは人生の達観をしてしまっている。
子供二人の家族持ちであったり、30年の住宅ローンを組んでいてしまって、「辞める」などの概念が全くない人達だったりする。
とてもじゃないが、こんな拘束時間の中ではやっていけない・・・。
奇妙な閉塞感に閉じ込められ、どんどん辞めたい気持ちが募っていくのです。
拘束時間の長い仕事の休日明けは死にそう
一日の拘束時間が14時間も16時間もなってくると、休日の存在が非常に非常に非常に貴重になってきます。
まるで砂漠のオアシスを求めるかのごとく、1日1日を消化し、やっと休日(オアシス)にたどり着くかのような毎日。
今日行けば、やっと明日休みだ!こう思うと自然に笑みがこぼれてきて、
俺は今、世界中で一番幸せな人間かもしれない
本気でこんな事を思ったりするのです。
ところがこの休日、
一瞬で終わります。
一瞬で終わります。
一瞬で終わります。
大切なことなので三回言いました。
まるで、休日の日だけは一日が12時間いや6時間しかないかのような錯覚を覚え、時間が飛び去っていく。
瞬く間に時間がたち、気がつくと再び地獄のような一週間がスタートするのです。
拘束時間が長い仕事をしていて、一番辞めたいと痛感するのがこの休日明けでしょう。
朝起きた瞬間に、
マジで会社に隕石でも落ちないかな
こんなアホな考えを本気で考える瞬間でもあります。
ブラック企業に勤めだした新人が休日あけにバックレたり、休み明けの上司の機嫌が異常に悪いのはこういった理由があるのです。
みんな誰しもが長い拘束時間に嫌気がさしてるんですよね。
超絶な人手不足が拘束時間を更に伸ばしていく
日本の人口は減少しています。特に働き盛りの20代~40代の年齢層が今後はさらに減少していきます。
えてして拘束時間の長い会社はブラックな職種が多い。今やネットでこういったブラックな職種は拡散しきっています。
ITの知識は若い人ほどあるので、若い世代ほどこういった情報に過敏になっている。
わざわざ拘束時間のくそ長い職種で働こうとする若者はいないのですね。
すると何が起きるのか?
働き手が来ないため、現場は慢性的な人手不足に陥ります。
人手不足だろうが、なんだろうが会社は生き残りをかけて必死に利益を出そうとします。
既存の社員はただでさえ長い労働時間なのに、人手不足の追加攻撃を受けてさらに労働時間が伸びていく。本来2人でやる仕事を1人でやらなければならず、どんどん身体は疲弊していくのです。
とはいえ人間の体力には限界があります。
2人で消化する仕事を1人で消化するなんていう状態が長く続くわけがない。
本来であれば、人手の不足をコンピューターやロボットなどの仕組みでカバーしなければいけませんが、ブラックな会社ほどこういったノウハウが構築されていないもの。
アナログな手法ばかりで、斬新なアイデアが育つ環境ができていない。
けっか、
こういった業績悪化の一途をたどる羽目になってしまうのです。
拘束時間が短い仕事なんてあるの?
拘束時間が短いなんていうと、「派遣社員」や「契約社員」、「事務職」などが思い浮かぶかもしれません。
また正社員では、パイロットや大学教授、会計士などの士業は比較的に短い傾向があるようですが、第一、これらの職種に就職するのは至難の技でまるで参考になりません。
拘束時間の長さは会社によって違うとしかいいようがないのですね。
- 拘束時間に対してどういった考えを持っている会社か?
- これからますます人出不足に陥るがその危機感をどれくらい抱いているか?
業種、職種問わずに、こういったビジョンを具体的で明確に持っている会社が、今後の労働時間を削減していく会社になっていくと考えられます。
もっと具体的に言うとどうゆうことか?
人の仕事とロボットの仕事が明確に区分できる会社
オックスフォード大学によると、今後10~20年以内に無くなる仕事の代表として、
- 銀行の融資担当者
- 保険の審査担当者
- 電話オペレーター
- レジ係
- 集金人
- ホテルの受付
などがあるようです。
もちろんこれらを含む業種そのものが、そっくりそのまま消滅するという意味ではありません。
例えば、「銀行の融資担当者」や「保険の審査担当者」という仕事がロボットに取って変わったとしても、銀行業や保険業がこの世からなくなるわけではありません。
データや過去のルーティンワークから簡単に判断できる仕事はロボットに任せ、そのシステムのメンテナンスやロボットが判別できない複雑な処理だけ人間が行っていくという事が考えられます。
レジ係やホテルの受付も同様の事が言えるでしょう。
そう考えると、
今後の人手不足が加速していく事態をおさめることは不可能なので、いかにロボットと人間の仕事の分業化を深く考えている会社こそが拘束時間が減る会社になっていくことが予想されます。
というかここを意識した会社しか、全てを人力で回すことは無理をきたすため、生き残れないと断言できます。
その証拠に、
こういったことが起こり始めています。
何も、特定の業種だけの話しではありません。
飲食店や運送業などでも、ロボットによる仕組み化は進むことが考えられます。
アメリカではドローンや自動運転による輸送の実権が進められていますし、飲食店などの薄利多売な業種では、収入の柱を別に作ることで店舗の営業時間を減らすなどの工夫も考えられます。
業界の深い動向をリサーチするには転職エージェントを使う!
こういった業界別の深い動向をリサーチするには、独力で動くよりも、転職エージェントを頼るのが早いです。
転職エージェントでもロボットに任せる部分は可能な限り任せるというスタンスは始まっています。
過去にどういった属性の人が、どういったニュアンスの会社に就職したのか?しやすい傾向があるのか?数十万を転職させたという生のデータを持っています。
その上で、業界同士が今後どのように動いていくのか?どういった業種が連携していくのか?などの業種別のリサーチデータを追求しています。
こういったアドバイスを参考にしながら、自分に一番適した働き方を一緒に模索していくというのが、これからはむしろ当たり前になってくるのではないでしょうか?
もしあなたが本気で拘束時間を短くしたいと考え、更に収入も落としたくないのであれば、人間とロボットの分業化を前向きに考えている会社に転職すべきです。
今後、人が担う仕事は減っていくので、いまのうちにそのポジションを築いて置くのべきでしょう。
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント
アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。