航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら!
転職活動を始める際にまず悩むことは、利用すべき転職サイトや転職エージェントの選択です。
最近は転職サイトや転職エージェントについてインターネットで調べても、同じような内容の記事ばかりで判断材料になるものがありません。
私はこれまでに30代で自衛隊から市役所、そして航空業界の外資系企業へ転職しました。
自衛官や公務員としての転職活動を通じて、20社以上の転職サイトと転職エージェントを利用してきたので、その中で本当に役立った転職サイトと転職エージェントをご紹介します。
転職サイトと転職エージェントの違い
ふつうの自衛官や公務員は転職に関する知識と経験がほとんどないと思います。
転職活動する上で、「転職サイト」と「転職エージェント」の違いを把握しておくと良いので、簡単にご紹介します。
このほか、「スカウトサービス」もありますが、民間で働いた経験がなければ、自衛隊や公務員がスカウトを受けるのは難しいでしょう。一般的に、スカウトを受けられるのは専門的なスキルがあったり、民間企業で実績を出したりした人に対して送られるものだからです。
多数の求人情報の中から、自分で求人を探し、応募する方法
エージェントとの面談を行い、求人の紹介を受けて選考に進む方法
職務経歴書を登録して、スカウトを受ける方法
それぞれの転職サイトのメリット・デメリット及びおすすめできる人は次の表のとおりです。
おすすめする人 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
転職サイト | ・希望が明確 ・転職に慣れている | 自分のペースや 希望を重視できる | 一人で転職活動を 進める必要がある |
エージェント | ・希望が明確でない ・転職活動が不安 | 転職のサポートを してくれる | 結果がエージェントの 質に左右される |
スカウトサービス | ・キャリアに自信がある ・市場価値を知りたい | 基本的に受け身でいい | 市場価値によっては スカウトが来ない |
転職サービスによってメリット・デメリットがあるので、上手に使い分けることが転職活動のコツです。
転職サイトと転職エージェントのおすすめ活用方法
私の経験上、自衛隊や公務員からの転職では、転職サイトで気になる求人を見つけて、転職エージェントを経由して応募する、という方法がおすすめです。
具体的には、以下の手順で転職サイトと転職エージェントを利用するのが良いです。
- STEP1転職サイトに登録年齢やスキル、経験に応じた年収を調査
- STEP2転職エージェントに登録公務員におすすめの転職エージェントに登録
- STEP3転職サイトで求人情報を検索自分の条件や年収をもとに求人情報を検索
- STEP4気になる求人を転職エージェントに相談気になる求人の詳細や内情、適性について相談
- STEP5転職エージェントから推薦状付きで応募転職エージェントのアドバイスをもとに書類を作成・応募
この方法なら、転職サイトからの応募では落ちてしまう求人でも、転職エージェントに紹介してもらうことで通過しやすくなります。
実は、転職サイトに求人を出している企業のなかには、学歴や企業名などのフィルターを設けているところもあります。
この場合、転職サイトから応募では自動的に落とされてしまうこともあります。
そのため、自衛隊や公務員からの転職を考えている人は、転職サイトで気になる求人を見つけて、転職エージェントを経由して応募する方法をおすすめします。
自衛官・公務員におすすめ転職サイト・転職エージェント
ここからは自衛隊・公務員からの転職で役立ったおすすめの転職サイトと転職エージェントをご紹介します。
一覧にまとめてみました!
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント
アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。
転職活動の情報収集でおすすめの転職サイト
次に自衛隊・公務員から転職するときの情報収集で役立ったサイトをご紹介します。
ミイダス
自衛隊や公務員からの転職では、自分に適した年収がわからないと思います。
ミイダスでは、現時点で自分にどれくらい市場価値(年収)があるのかを調べることができます。
転職活動を始める前に自分のおおまかな適正年収は把握しておくと、スムーズに求人を探すことができます。
また、内定後の条件交渉で提示される年収の妥当性の参考になります。
はじめて転職するときの年収は、後のキャリアにおいても重要になるので、一度調べてみることをおすすめします。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、日本でも最大級の求人を掲載しています。
それだけでなく、自分の強みを知ることのできるグッドポイント診断や履歴書・職務経歴書を作成できるツール、スカウト機能などのサービスも充実しています。利用はすべて無料です。
グッドポイント診断は、もともとSPIを開発したリクルートが作っているだけあって、適性検査としてかなり精密にできています。
ザックリとその仕組みを説明すると、4つの設問に答えていく事で最終的にあなたの強みを18個の中から5つ出してくれるというものです。
4つの設問なので時間もほとんどかかりません。
仕事をする上で自分がどんな人間なのか、どんな仕事が向いているのかは非常に重要です。自分で思っている以上に自分のことは分かっていないことが多いので、利用しておいて損はないでしょう。
最後に|利用できるものは利用する
以上が自衛隊・公務員からの転職で本当に役立ったおすすめの転職サイトと転職エージェントの紹介でした。
今回、紹介した転職サイトや転職エージェントは、転職をするしないに関わらず、ある程度は登録しておくことをおすすめします。
なぜなら、今のキャリアで転職できる企業のレベルや、自分の市場価値を常に把握しておくことが重要だからです。
転職はすぐにできるものではないので、転職サイトや転職エージェントを上手に使いこなして、いつでも転職できる準備をしておきましょう。
あなたの転職が成功することを祈っております!