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航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら!
自衛隊から転職したい人は、実際に転職した人のその後が気になると思います。
インターネットで調べても、どちらかというとネガティブな発信をよく見かけます。
私は幹部自衛官として10年ほど勤務し、田舎の市役所に転職しました。
実際に自衛隊から転職したら、日常生活が大きく変わりました。
この記事を読むと、30代で自衛官から転職した後の日常生活の変化を知ることができます。
30代で自衛隊から市役所職員に転職したときの変化
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30代で自衛隊から転職した後の日常生活の変化を紹介する前に、当時の私を紹介します。
- 自衛隊10年以上
- 情報科
- 30代男性
- 4人家族(妻と子ども2人)
- 妻は専業主婦
- 子どもは幼稚園
見てわかるとおり、ごく一般的な幹部自衛官です。
このステータスのときに市役所へ転職して、市役所の防災担当になりました。
転職したことで基本的なステータスは以下のとおりに変わりました。
自衛隊 | 市役所 |
---|---|
1等陸尉 | 主任級 |
年収:約750万円 | 年収:約750万円 |
残業:約50~200時間/月 | 残業:約10~20時間/月 |
世界中で暮らす | 田舎暮らし |
2年に1回転勤 | 転勤なし |
この基本的なステータスを踏まえて、生活がどのように変わったかを紹介します。
自衛隊から転職したら自分の時間が増えた
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自衛隊から市役所に転職して大きく変わったことが 、自分の時間が圧倒的に増えたことです。
どちらも基本的には8時間勤務。
でも、転職したら自分の時間がこんなに変わりました。
自衛隊 | 市役所 |
---|---|
平日の拘束時間:05:00-24:00 | 平日の拘束時間:08:30-18:00 |
休日の勤務:基本的に出勤 | 休日の勤務:イベント参加 |
長期間の演習や災害派遣 | 年間10日前後の災害対応 |
圧倒的に自分の時間が増えました。
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市役所に転職したばかりの頃は、毎日が夏休みかと思いました(笑)。
転職前は「家は寝る場所」くらいの概念しかなかったので、平日の夜にできる趣味や娯楽なんて考えられなかったです。
でも、市役所の勤務なら平日の夜を趣味や娯楽の時間にあてることもできます。
資産運用や副業に興味を持ち始めたのもこの頃です。
レザークラフトやWebライティングなどいろんなことに挑戦するようになりました。
自衛隊から転職したら自宅で仕事のことを考えなくなった
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陸上自衛隊の幹部自衛官から市役所の防災担当に転職したことで、仕事の責任がとても軽くなりました。
自衛隊にいるときはそれなりのポジションにいたので、自宅でいつもこんなことを考えていました。
- 長期プロジェクトの基礎資料集め
- 部下を含めた仕事の段取り
- 特定秘密の管理状況
- 日本全国の災害
中堅幹部以上になると、多かれ少なかれ考えることです。
特に災害はいつどこで起こるかわからないので、ニュースのテロップが流れるたびにドキドキしていました。
自宅にいてもあまり休んでいる気になれないんですね。
しかし、市役所に転職したら「主任級」。
ギリギリ監督職なので、自衛隊でいうところの曹長から3尉くらい。
当然、仕事にともなう責任も軽くなります。
結果、自宅にいても仕事のことなんてほとんど考えることはなくなり、「明日の仕事って何するんだったけ?」くらいの感じになりました。
自衛隊から転職したらお金が貯まらなくなった
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自衛隊から市役所に転職すると年収が約200万円ほど下がりました。
自衛官の頃は、東京に住んでいたので家賃などの生活費にお金がかかっていました。
当時は「田舎で暮らすようになると生活費がかからなくなるし、年収が下がっても大丈夫!」という甘い考えを持っていました。
この甘い考えが大誤算でした。
田舎で暮らしはじめて月間の生活費はどうなったかというと…
項目 | 東京暮らし | 田舎暮らし |
---|---|---|
家賃 | 約90,000円 | 約70,000円 |
電気代 | 約7,000円 | 約7,000円 |
水道代 | 約5,000円 | 約8,000円 |
ガス代 | 約5,000円 | 約8,000円 |
食費 | 約60,000円 | 約70,000円 |
合計 | 約167,000円 | 約163,000円 |
月4,000円下がっただけです。「田舎は生活費が安い」なんて信じてはいけません。
特に水道は田舎だとかなり高い市町村があります。
また、ガスはプロパンになるので都市ガスより高くなります。さらにスーパーの物価も高いんです。
少し話がそれてしまいましたが、自衛隊から転職するとほとんどの場合で年収が下がってしまいます。
結果、市役所に勤務していた約2年間はほとんどお金が貯まりませんでした。
最後に|転職で変わることはたくさんある
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以上が『30代で自衛隊を退職して日常生活で変わったこと』です。
- 自分の時間が増えた
- 自宅で仕事のことを考えなくなった
- お金が貯まらなくなった
このように自衛隊から転職すると仕事だけでなく日常生活も大きく変わります。
自衛官からの転職すると、より多く自分の時間を確保できる可能性があります。
今の仕事や生活に不満がある人は、転職も視野に入れることをおすすめします。
また、私の場合は市役所職員に転職したので一度年収が下がりましたが、その後に航空系の外資系企業に転職して、結果的に自衛隊のときの年収よりも上がりました。
年収アップのポイントについては以下の記事で紹介しています。
結論から言うと転職エージェントを利用すると年収は上がりやすくなります。
しかし、初めて転職活動をする人はどのエージェントを利用すればいいのかわからないんですよね。
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