面接対策はこの1冊以外この世になくていいと思う

転職活動・選考対策
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2回転職をして面接に落ちたことのない僕ですが、面接対策をする上でこれ以上最強の本はないと思っています。

トニー
トニー

実は就活の時は面接落ちまくっていましたが、この本の考え方を知った後で正しい努力を重ねれば、転職時には面接で落ちることがなくなりました。

今回はその全てを紹介します。

 

ただし、次のような人はこのまま読み進めない方がいいと思います。

このような人は読まないでください
  • 今すぐに職務経歴書やESを作る必要がある人
  • 結論を急いでいる人
  • 自分の頭で考えたくない人

とても有用な考え方ですが、一定程度のあなたの努力が必要です。

もしすぐに作る必要があれば、ググればいくらでも例文が出てきますのでそちらを参照ください。

どうしても突破したい面接がある、今の環境を抜け出して志望する会社に行きたい、と強く思う人だけ読んでください

この世の面接の全てを表す図

僕は2回転職を経験済で前職では採用担当でしたが、この図ほど面接の本質を端的に表している図はないです実際に転職エージェントにもこの図を使って説明されたこともあります。

この図がなぜそんなに優れているのか?

これだけと思いましたか?

でもこの図は本当に優れています。この図を深く理解することで、これからの転職活動の面接でも就活の面接でも準備すべきことが明らかになります。

面接での質問はこの図に集約される

全ての面接での質問はこの図に書いてあることしか聞かれていません。究極は「あなたが能力があるか」「あなたがこの会社に合っているか」しか見てないということです。

 

職務経歴書などもこれに沿って書けばOK

職務経歴書もこの図に沿って書きます。書類だろうが面接だろうが、採用する側が知りたいことはこの2つなので、自分のこの図を完成させさえすれば、準備は完了です。

あとは面接の練習をしたり、より伝わりやすいように文章を推敲するだけ。

 

実際の面接ではどう使われるのか?

では、この図が実際の面接での質問とどう紐づくのかを見ていきましょう。

「私には能力があります」編

例えば、次のようにアピールポイントを作った人がいたとします。

  1. 問題解決力
  2. 行動力
  3. コミュニケーション力
問題解決力

「どう問題を解決したのか」を証明する必要があるので、過去のエピソードから「これは問題を解決した事例だ」というものを用意します。その上で、さらに相手に伝えるために必要な情報を整理します。

問題解決能力をアピールするのなら、採用担当としては最低限これくらいはまとめてきてほしいと思っています。

  • それはどんな問題だったか
  • それをどう解決したいと思ったのか
  • あなたがその問題解決したいと思った理由は何か
  • その時にあなたはどのような関わり方をしたのか
行動力

行動力についても基本は同じ構造です。

  • あなたが「行動力がある」と思うエピソードはなにか?
  • それはなぜ「行動力がある」と言えるのか?(他の誰もが何年もやらなかった or 停滞していたプロジェクトで率先して自ら行動量を増やした…etc)

例えば、面接でよくある質問で

面接官
面接官

うちの会社に入ったらやってみたいことはなんですか?

というのがよくありますよね。

あれはあなたの希望を聞いて配属先を考える材料にするというのもそうですが、同時に「問題解決力や行動力をどう活かせるのかな?」という能力の再現性を探っています

コミュニケーション力

「コミュニケーション力があります」というのは、面接中で一番直接的に測れる力です。

「コミュ力があります!」といって面接で言っていることが支離滅裂だったら「いや全然説得力ないやん」となりますよね。

 

「私は御社にあっています」編

「私は御社に合っています」をさらに分解すると次の2つです。

  1. 私のやりたいことにあっています
  2. 御社のカルチャーにあっています

さらにこれらを考える方法として2つに分かれます。

  • 会社への取材(企業研究)
  • 自分への取材(自己分析)

こう考えると「なんで企業分析しなければならないのか」「どこまで自己分析をやらなければいけないのか」が理解できます。

全ての目的は、面接で「私は御社に貢献できる人材です」ということを面接官に伝えるためだし、それが伝わるだけの材料があれば、企業研究と自己分析はいったん完了です。

 

ここからはより具体的にみていきましょう。

私のやりたいことにあっています
  • 私のやりたいことは○○です
  • そう思ったのは○○というエピソードがあるからです
  • なぜ御社とあっていると思ったのかというと、○○と御社の取り組まれている××の方向性が近いと思ったからです
御社のカルチャーにあっています
  • 私の性格は○○です
  • 御社には○○というカルチャーがあると理解しています
  • なので、御社で働いてもカルチャーフィットすると思います

 

【実例】僕の職務経歴書を晒します

実際に僕が2回目の転職で、ベンチャー企業から大手企業に転職をした際に使った職務経歴書をご紹介します。

具体的な会社・業務内容以外はほぼ原文ママです。長文なので、「全体サマリー + 保有スキル」と「詳細な業務内容」とに分けます。

全体サマリー + 保有スキル

【職務経歴概要】

大学卒業以来、一貫して営業及び事業創造/推進を中心としたスキルを有しています。
 ・新卒でXXに入社。主に○○取り組む。

効率性を重視した業務スタイルにより担当数はXXと同期XX人の中で最多。日常業務の成果もあり、全社員数のXX%が選出される新卒採用プロジェクトメンバーとして採用戦略の構築業務等に従事。
 ・その後、XXに入社。XXとして、担当プロダクトの売上を昨年対比XX%拡大させ、当該年度に売上ベースで社内トップの個人成績をおさめる。

【得意分野/スキル】

①コミュニケーション力
法人営業を通じて、短期間でのクライアントとの関係構築手法、真に関心がある課題を聞き出す力、ストーリーを構築して意思決定権者を納得し決断させるスキルを習得しています。

②問題定義力
新規事業の立上げを通じて、攻めるマーケットを選定する力、商談時のクライアントから出る複数要望をディレクションし喫緊の課題を特定する力を習得しています。

③事業会社での事業責任者としての実務経験
事業会社で○○を統括する事業責任者の経験を通じて、PLに基づいた事業数値の管理、プライシング、チームマネジメント、などの事業推進に必要なスキルを習得しています。

ここでは次の2点に注意をして作成しました。

  • キャリアの一貫性があることをアピール
  • 得意スキルは出来るだけ具体的な経験内容を添えて説得力をつける

そして、面接では面接官はこの職務経歴書を読んで候補者と面接をします。

なので、面接中に聞かれる質問のうち「あなたには能力があるか」系の質問は全て上記に記載した「コミュニケーション力」「問題定義力」「事業責任者としてのビジネス経験」でなければなりません。

そのため、強みを表すエピソードを面接のために複数準備しておきました。

 

在籍した会社での詳細な業務内容

2014年4月~2016年9月  株式会社XX

【ポジション】メンバー

【実績】
・XXを担当(同期XX人中最多)
・XX年度新卒採用プロジェクトメンバー(全社員数のXX%が選出、採用戦略の構築業務等に従事)

【職務内容】
主にXXの業務に従事。実績としては下記。
・収支改善業務(素人でもわかるように業務内容を補足します)
・契約書作成、事務作業全般
・XXの管理、XXのプロジェクトマネジメント

【自身の貢献】詳細は以下の通り。
・【クライアントとのリレーション構築】に注力した。XXを担当をしていた際、マーケットレポートを作成して信頼を得、以降の業務では自分の意見が通りやすい環境を構築した。
・【カスタマーとのリレーション構築】も同様に注力した。カスタマーはXXという特徴があったため、対面でのコミュニケーションの頻度を多くすることが信頼関係の構築に最も近道だと判断し、極力訪問してコミュニケーションが容易に取れる関係を構築した。結果としてXXの際にもスムーズに手配を整えることができた。

その他のプロジェクト

2016年5月~2016年8月 XXプロジェクト

【プロジェクトの背景と課題】
担当になったXXのXX率が○○%と(他のクライアント平均XXは○○%)と低水準であり、その立て直しを求められた。

【成果】
XX率を○○%まで回復し、複数のXX案件の引き合いを得た。

【自身の役割と貢献】
XXという問題の解決の為のあらゆる手段を列挙し、コストパフォーマンスが高い順に打ち手を整理し実行した。自分自身だけではなく、XXにもXXという依頼をした結果、XXに成功した。

 

面接準備は1人でやっちゃダメ。絶対。

この職務経歴書を利用してからは面接では1回も落ちたことはないのですが、最初は全く違うものでした。これ6回書き直していますし…。

ポイントは「一人でやらないこと」「完璧を目指さないこと」の2つです。

一人でやらない

こんなの1人で完成できません。あと、一人で考えてると無駄にネガティブになって

あなた
あなた

自分にはこんなに語れるほどの経歴や実績がない

とブルーになっちゃうのですが、職務経歴書は嘘をつかない程度に盛るものです

ここら辺はエージェントの知識経験を活かさないと損です。僕も転職エージェントに6回添削してもらいました。

完璧を目指さない

また、一度で完璧を目指さないことも重要です。なんでもそうですが、まずは粗い段階で人に見せてアドバイスをもらうこと。3,4割の段階でいいから一度アウトプットを出してエージェントに添削してもらう。

そこで大幅に方向性が違ったら修正すればいいし、自分で考えるよりプロの視点を入れた方が早く改善できるのであれば、そちらを選択するというのがビジネスの基本です。

 

まとめ|考え行動し、自分の人生を自らの意思で変えよう

巷では多くの面接対策の本が溢れていますが、かなり表面的な内容のものが多いです。頭を使わなくてもスイスイ理解できてしまうのですが、内容は浅く薄く、面接に耐えうる内容ではありません。

「あなたが能力があるか」「あなたがこの会社に合っているか」

面接対策も職務経歴書でも、面接する側が知りたいのはこの2つです。

大事なのは自分の頭で考えること+プロの視点を入れて質をあげることの両輪を回すことです。自分で考え込み過ぎてしまっても、またエージェントに全部任せっきりになってしまってもNGです。

 

ここまでお読みいただいたということは、皆さんは「今の環境をなんとか変えたい」と真剣に考えられている人だと思います。でもこの文章を読んだだけでは何も変わっていません。

「成長する=変化する」ということです。ぜひ昨日までの自分がやっていなかったことをやってください。転職を考えている人は、まずは転職エージェントに登録をする。

5分でできる簡単なことからでいいんです。それがあなたの将来を変える着実な一歩なのですから。

最後におすすめの転職エージェントを紹介しておきます。

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リクルートエージェント

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