こんにちは、20代で2回の転職を経験したトニーです。
20代で転職を考えると、「キャリアに傷がつく」という話題が出ることがあります。
「転職をするとあまり心象が良くなく、転職後の会社でも中途組は冷遇を受けたり、その後再び転職をすることでジョブホッパー的な見られ方をする」という事象を指している言葉ですね。
そうはいっても20代のうちはキャリアで悩み出す最初のポイントです。
転職すべきかどうか、転職するならタイミングはいつかなどキャリアで悩みにぶつかることが多いと思います。

結果的に僕は2回の転職を通して、年収を400万→550万→700万と上げることに成功しています。
転職は安易に繰り返してしまうとマイナスですが、逆に年収を上げるチャンスでもあります。
そこで、この記事ではキャリアの歩み方について紹介します。
「キャリアに傷がつく」とは?

今ではもはや転職は当たり前になってきましたが、年功序列が当たり前で1つの会社で定年まで勤め上げるのがいいとされていた時代もありましたが、もはや昔の話です。
転職=キャリアに傷がつくという論はいつ言われていたのか
転職をするとキャリアに傷がつくと言われていたのは、
- そもそも転職自体がレアだった
- 転職=裏切り行為というイメージがあった
- 同業界での転職が一般的だった(そのため悪評が出回る)
という条件の時だと思いますが、令和に入った今、昭和の考え方をしている会社はありません。

あったら即刻辞めた方いいです。時代錯誤なので。
今でもキャリアに傷がつくという論はあるが、意味合いが異なる
実際に今でも「キャリアに傷がつく」「キャリアを磨く」という表現があるのですが、少し意味合いが異なってきています。
キャリアに傷がつく=「無思考に転職を繰り替えす」「実力もつかない緩い会社に長年在籍することで、転職市場の価値を落とす」という意味合いで使われることが多いですね。
僕自身、自分のキャリアを磨いている意識があるのですが、何歳でも転職すること自体でキャリアに傷がつくと感じたことはないです。
転職の目的と、在籍中にどれだけの成果を残したかどうかが重要なので、それが明確かつハイパフォーマーなら、別に何回だって転職したっていいわけです。
これまでに12回も転職している尾崎さんとかは好例ですね。
むしろ転職することによってキャリアを磨いていく方が主流
12回も転職するのは極端ですが、これからはむしろ同一の会社にいることによってキャリアを磨いていくのはなかなか難しいだろうなと思っています。
まず前提として、一つの会社だと経験できる業務の範囲や異動タイミングが限定的だからです。
運よく自分が関心のあるプロジェクトにアサインされていれば別ですが、大半の人は、
「今やっている仕事内容は学生時代からずっと興味があってやりたくて仕方なかったことだ」なんてケースは稀でしょう。
転職は(面接に受かるかどうかは別にして)自分の好きなタイミングで好きな業界or職種にチャレンジできる確率が高いです。
なので、転職してもしなくてもキャリアアップできなくはないですが、転職した方がキャリアを磨いていきやすいと考えています。
キャリアは自分で意思を持って作るもの
キャリアは自分で意思を持って作るものです。
学生時代は学校や塾で出てくる教材、課題をこなしていればある程度「正解」の道を進んでいくことができました。
しかし社会に出てからは、自分で意思を持ってキャリアを作り自分なりの「正解」を見つける必要があります。
上司の言うことに従って仕事をしていたら、いつの間にか社会人10年目になっていて他の会社では通用しなくなってました、なんてことが普通に起き得ます。
そうして割りを食うのは他でもないあなた自身です。そして時間は取り戻せません。
今では希望退職も珍しくなくなってきました。それも上場企業や大企業でも普通に希望退職を募っています。
法律があるので解雇まではされないまでも、年を取ってから「もっと若い頃に真剣にキャリアを考えておけばよかった」と言う羽目になります。
別の記事で、20代で市場価値を上げる方法を紹介しているので、こちらの記事も読んでみてください。
20代のキャリアの考え方

では30代になって後悔しないために、20代のキャリアをどう考えたらいいのでしょうか。
20代はVariety(キャリアのVSOP理論)
これは元々は脇田保さんという方の理論で、ちょっと前にちきりんさんがこちらのブログで紹介していました。
各年代ごとに、どのようなキャリアを歩めばよいかを一言で表しています。
- Variety(多様性)
- Speciality(専門性)
- Originality(独自性)
- Personality(人間性)
こう見ると、20代のキャリアは「30代でなんの専門分野を極めるかを決めるための期間」と位置付けられています。
そのため、「未経験だけどやってみたかったこと」「自分に向いていそうだと思ったがチャレンジしてなかったこと」があれば、20代のうちにできる限り多く試しておくことが重要です。
そうでないと、30代40代になっても「俺は何が向いているんだろうか」「若い頃にチャレンジしなかったけど、今からだともう転職できないしなあ」と嘆くことになります。
20代での転職タイミングについては別の記事で紹介しています。
特に未経験の職種へ挑戦するときに参考になると思います。
20代で2回までの転職なら普通にOK
20代の転職はまだ「ポテンシャル層」の扱いを受けます。
正確には、27~28歳が一つのターニングポイントと言われており、28歳を越えるとポテンシャル要素で見られる部分は少なくなり、これまでの経験を元に何ができるのかを問われることになります。
30歳を超えたら完全に「即戦力枠」として入社することになるので、どの分野で自分は戦うのかを明確にポジションを決めないと転職はかなり厳しくなります。
実際に僕が前職で中途採用の責任者をやっていた頃、応募してくる30代の人たちの中には

この人は経験豊富で即戦力になってくれそうだ
という人がいる一方で、

正直この仕事の経験値だと20代とあんまり変わらないな…給与を下げてもいいなら面談するけど…
と言う人にはっきり分かれた印象があります。
当然スキルがないだけで不採用にはしないのですが、希望年収を前職同水準で要望されると折り合いがつかず、結局どこにも転職できない、と言うケースをよく聞きます。
転職しなくても転職エージェントに登録だけでもしておくべき理由
20代では「自分に何が向いているのか」を見極めるアンテナを常に張っておき、チャンスがあればチャレンジできるような体制を整えておく必要があります。
これが転職しなくても転職エージェントに登録だけでもしておくべき理由です。
多くの人は転職エージェントは転職の意思が固まってからくるものだと思っていますが、
某エージェントの友人に聞いたところ、

だいたい面談する人の7割くらいは、転職すること自体決めてない状態でくる
とのことでした。
実際僕も、今すぐは転職を考えてないのですが、自分の数年後の転職先を見極めるために、また自分の転職市場での評価を把握するために、5人くらいのエージェントと定期的に連絡を取っています。
僕自身、ちょうどギリギリの27歳で営業→事業企画にキャリアチェンジをしました。1,2年ほどやってみて自分に合わないなとなればすぐに別のことにチャレンジできるように、常に情報収集をしています。
周りの友人を見ていて思うのですが、何かにチャレンジしたいと思った時、その時に初めて企業の情報収集をしているようでは残念ながらスピード感がなさすぎです。
他の人たちは、常時情報収集をしてアンテナを張っているので、当然よい企業を見つけるスピードも速いし、自分が将来何をしたいのかを常に考えているので、目の前の仕事に対しても目的意識を持って取り組みます。
結果としてどんどんキャリアの差が開いていきます。
ここまでお読みいただいたと言う頃は、あなたも自身のキャリアを本気でどうにかしたいと思っているはずです。
20代の時間はあっという間に過ぎ去ります。思い立った瞬間にすぐ行動しないと、日々の仕事に忙殺されていく中ですぐに30代になってしまいます。
今日この日のこの記事が、あなたの運命を変えるきっかけになれることを祈っています。
最後に僕自身が転職時に使ったエージェントを紹介します。まずは登録だけでもして、情報に触れる体制を作りましょう。
かしこい転職エージェントの利用方法

【前提】転職エージェントは複数登録すべし
どこのエージェントがいいか議論の前に、絶対に複数のエージェントに登録しましょう。
まずは2~3社ぐらいが目安です。
理由はシンプルで「自分にあったエージェントに出会える確率を高めるため」です。
以下でご紹介するのは、おすすめできる転職エージェントなのですが、正直全員が良いエージェントに対応してもらえると言うことはありません。

残念ながら、自分の成績を上げるためにあなたに合わない企業でも転職を薦めるような悪いエージェントもいます。
最初から担当してもらうエージェントを選べないので、何人かと面談した上で利用するエージェントを絞ったり、担当を変えてもらったりするのが賢いやり方です。
自分の人生を棒に振られないように、
肌に合わなかったらすぐに別のエージェントに相談する!というのを徹底してください。
おすすめの転職エージェント
- 転職が初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ LHH転職エージェント
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 事務職や営業の転職に強い ⇒ アデコ転職エージェント
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
- 自分の適正年収を知りたい ⇒ ミイダス
★複数に登録しておくと転職成功率がアップします。
リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント

LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda

dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント

アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT

マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。