PHPの勉強法について調べていざ勉強を始めよう!とする人の多くは「どこまで勉強するか」をはっきりしていません。
その結果、勉強を続けても「一体自分はどのレベルまで学習すればいいのか…」という疑問が強くなり挫折する人が少なくありません。
そこで今回は、現役のPHPエンジニアであり、現在は開発リーダーも務める僕が
- 「エンジニアに転職する」ことを1つのゴールとして
- PHPは独学可能かということについて触れながら
- PHPの具体的な勉強法について
お話していきます。
PHPは独学で習得可能な言語か
PHPを勉強するにあたって、独学で習得できるか?は気になるポイントになりますよね。
結論からお話すると、PHPの独学は不可能ではないが難易度は低くないという答えになります。
なぜなら、PHPは言語以外にもWebに関する知識を身につける必要があるためです。
なぜPHPの独学は苦労するか
PHPは他の言語と大きく違う点として「webアプリケーションを作るために特化した言語である」ことです。
つまり、PHPを使える = Webの基礎知識について理解していることが前提となるのです。
以下にPHP以外に理解するべき知識の例を挙げてみます。
- HTTPリクエスト
- CookieやSession
- データベース
- セキュリティ
- フレームワーク
- 設計思想
したがって、PHP自体の難易度は高くないものの、思っていたよりも習得に時間がかかると感じる人も多いのです。
今日もまたphpとの激闘……
— ぷーさん (@mgjbIKS9TVhjTYP) January 30, 2020
概念の理解が難しい気がするなー
#プログラミング初心者#駆け出しエンジニアと繋がりたい
PHPは簡単!初心者向けの言語!という言葉も数多く聞かれますが、実際のところ難しいです。
PHPのレベル感を正しく認識するためにも、以下の記事を勉強前に読んでおくことをおすすめします。
おすすめのPHP勉強法をステップ別に解説!
では、PHPの勉強法について解説していきます。
今回は、「転職」を1つのゴールとして見たときに、どのような手順で学習するべきかお話します。
PHPの勉強法は以下の手順になります。
- STEP 1:PHPのコードを書いてみよう
- STEP 2:PHPが動く環境を作ってみよう
- STEP 3:POSTとGETの違いを学ぼう
- STEP 4:データベースを利用したアプリケーションを作ろう
- STEP 5:フレームワークを使って簡単なアプリケーションを作ろう
1つずつ解説していきます。
ちなみにSTEP 3~5については以下の記事でより詳しく解説しているので、本記事で概要を押さえた後にぜひご覧ください。
» ゼロからのPHP独学勉強法10ステップ
STEP 1:PHPのコードを書いてみよう
まずはPHPがHTMLやCSSと何が違うのか、実際に動かすと勉強のイメージができていいですね。
したがって、ProgateでPHPの基礎を学習してみましょう。
一通りの文法を学ぶだけであれば、「学習コースPHP Ⅰ」を学ぶだけで十分です。
約4時間ほどの学習時間が設定されますが、まずはイメージ作りと思ってサクッと終わらせましょう。
STEP 2:PHPが動く環境を作ってみよう
PHPは世界的に広く使われる言語のため、他の言語と比べると簡単に開発環境を作ることができます。
PHPの開発環境を作るには、MacであればMAMP、WindowsであればXamppをインストールするだけです。
MAMPやXamppは、簡単にPHPの動作環境を作ってくれるパッケージです。
インストール方法や使い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
STEP 3:お問い合わせフォームでPOSTとGETの違いを学ぼう
では、PHPの文法・開発環境の作成を終えた後には、お問い合わせフォームを作ってPOSTとGETについて理解していきましょう。
POSTとGETって何?と思われるかと思いますが、一言で言うとページをまたいだ情報共有をする方法の1つです。
例えば、お問い合わせフォームは以下のように、「入力画面」の内容を「確認画面」で表示するといった処理が必要になります。
このような
- ユーザーが入力した項目を
- ページをまたいで表示を行う
お問い合わせフォームを作成する方法が、HTTPリクエストのGETとPOSTという技術になります。
作成は以下の記事を参考にするといいですね。
» 【PHP入門】メールフォームを作成する方法をわかりやすく解説!| 侍エンジニアブログ
STEP 4:データベースを利用したアプリケーションを作ろう
続いて、Webアプリケーションを作るためにはデータベースに関する知識も必須になります。
これまでの知識のみでは、利用者がブラウザを閉じてしまうと以下のようなデータを保持することができません。
- ユーザーの個人情報
- ショッピングサイトの商品情報
もっとわかりやすく言えば、Amazonに何度もユーザー登録をしなければいけないといった事態が起こります(笑)
しかし、現実では、上記のデータを保存するための技術としてデータベースが使われます。
データベースについての勉強法は「気づけばプロ並みPHP 改訂版–ゼロから作れる人になる!」という本を使った学習がおすすめです。
STEP 5:フレームワークを使って簡単なアプリケーションを作ろう
企業でWebアプリケーションを作ることを考えるなら、フレームワークは必須の知識です。
現在、世界で最も人気のあるPHPのフレームワークはLaravelというフレームワークです。
Laravelを学習するのであれば、英語にはなりますがLaracastsというオンライン動画サイトがおすすめです。
Laracastsは、初級から上級まで充実したコースを揃えており、有料でないのが不思議なくらいです。
勉強法としては動画の内容を写経していくのがいいでしょう。
STEP 3~5についてはより詳しい勉強法を以下の記事にまとめているので、合わせてご覧ください。
PHPの勉強に挫折したらプログラミングスクールを検討しよう
プログラミングスクールは価格が高額なため、通うことに賛否両論ありますが、個人的には全然ありだと思っています。
なぜなら、プログラミング初学者は様々な悩みを抱えながら学習を進めることになります。
- 本当に自分の学習手順は合っているかわからない
- エラーが解決できない
- エンジニアから見て自分のレベルがわからない
- 学習のモチベーションが湧かない
しかし、プログラミングスクールに通えば、
- 学習手順が定められたカリキュラム
- 不明点を聞けるメンター
- 強制的に学習する環境
など、最速でスキルを身につける環境が整っています。
お世辞にも価格が安いわけではありませんが、安いスクールは15万円以内で受講できるため検討する価値はあるといえます。
以下にPHPの学習に特化したおすすめのスクールについてまとめているので、合わせてご覧ください。
まとめ|PHPの勉強は簡単ではないので時間をかけて習得しよう!
ここまでの記事のポイントをまとめます。
- PHPは独学可能だが苦労する
- PHPは言語以外にも覚えることが多い
- PHPの勉強に挫折したらスクールも検討しよう
今回は、PHPの勉強法について解説しました。
PHPは他の言語と比べて簡単で初心者におすすめと言われますが、難しいと感じる人は少なくありません。
したがって、まずは独学でできるところまで勉強を進め、挫折しそうな際にスクールを検討するのがいいですね。
以下に「PHPの独学のステップ」と「PHPのおすすめスクール」についてまとめているので、合わせてご覧ください。