エンジニアとして働く方にとって大手で働くかベンチャー企業で働くかは、誰もが一度は悩むテーマかと思います。
- ベンチャーと大手ならどっちがスキルを伸ばせるの?
- ベンチャーは少数精鋭のイメージだけど実際どうなの?
- 自分は大手とベンチャーどっちが合ってるの?
など、ベンチャー企業に転職を検討したとしても、なかなか一歩踏み出す勇気が出ないという方も多いのではないでしょうか。
ベンチャー企業で働くと、1人あたりの裁量が大きくなるため大手よりもあなたの意見が反映される可能性が高くなります。
しかし、ベンチャー企業は比較的規模が小さい企業が多いため、大手企業とのギャップに戸惑う方も多いでしょう。
今回は、大手とベンチャー企業の両方を経験した僕が、両方の企業で感じた違いやベンチャー企業で働くことのメリットについてお話していきます。
ベンチャーに転職して感じた大手との違い
エンジニアがベンチャー企業に転職すると、大手と違いを感じるケースは少なくありません。
なぜなら、人が大手よりも少なくなるため、ルールや制度化する必要がないためです。
したがって、ベンチャーと大手を比較したときに下記のような特徴があるといえます。
- 社風が自由
- 1人あたりの裁量権が大きい
- 意志決定者との距離が近い
社風が自由
まず、始めにベンチャーの特徴として社風が自由という職場が多いです。
社風が自由という場合、主に2パターンの理由があります。
- 社長などが意図的に自由な社風を意識している
- 制度がまだ決まっておらず結果的に自由になる
多くのケースでは前者ですが、大企業出身の社長が起業したケースだと後者のケースも少なくありません。
もし、転職活動をするのであれば、社長と話す中で会社の雰囲気を確かめたいところです。
前者のケースではどれくらい自由か例を挙げてみると
- 勤務時間中に休憩で寝ても怒られない
- 私服OK髪型自由
- 勤務中に話し声、笑い声がそこらじゅう聞こえる
これらのことは、もちろん「自分の出すアウトプットがきちんとしている」前提です。
しかし、きちんとルールが決まっており、古い体質の人がいる大手企業とは違いを感じる方もいるのではないでしょうか。
1人あたりの裁量権が大きい
1人あたりの裁量権が大きいという点もベンチャーの特徴と言えるでしょう。
その理由は簡単で、人が大手よりも少ないからです。
したがって、大手企業であれば、仕事の分離が進んでいるため、
- フロントエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
といったように仕事が分離されていたとしても、ベンチャー企業では全ての仕事を一手に引き受ける可能性も十分にあります。
もし、あなたが課題にぶつかっても自分で乗り越えられる人は、採用する技術を自分で好きなように決められるため非常におもしろく感じられるでしょう。
一方で、誰かと相談しながら進めたい、きちんと誰かから技術を学びたい人はベンチャー企業であっても、規模を考える必要があると言えそうです。
意志決定者との距離が近い
よくベンチャー企業ではスピード感があると言われますが、その理由として意志決定者との距離が近いことが挙げられます。
意志決定者との距離が近いことは、「勉強会で会社を早退する」といったケースでも違いが出ます。
大企業の場合
-> 申請を出して承認されれば早退できる
ベンチャー企業の場合
-> 口頭+メールで終わる
あくまでも一例ですが、意志決定者との距離が近いとあなたが何かをしたいと考えたときに余計な手間がかからないメリットがあります。
こうした意志決定者と近くにいることで、あなたの本業に割く時間を大きくできることはベンチャー企業のメリットと言えるでしょう。
エンジニアはベンチャーと大手どっちがスキルを伸ばせる?
ベンチャー企業と大手企業を考えたときに、エンジニアが気になるのは「自分のスキルを伸ばすことができるか」ではないでしょうか。
一概に会社規模だけでスキルを伸ばせる環境かを測るのは難しいですが、最もスキルを伸ばせるのは大手とベンチャー企業の間に属するメガベンチャーです。
エンジニアがメガベンチャーでスキルを伸ばせる理由
ここでいうメガベンチャーとは、エンジニアであれば誰もが知っているWeb系企業です。
具体的には、下記のような企業を指します。
- LINE
- メルカリ
- Cyber Agent
- DeNA
- mixi
他にも、Web系のメガベンチャーはあり、以下の記事にまとめているので、読んでみてください。
» 【自社開発】Web系メガベンチャー企業の一覧【ジャンル別】
そしてなぜ、メガベンチャーの企業でスキルを伸ばしやすいかというと、
- ほどよく分業が進んでおり分野ごとのエンジニアの強みを発揮できる
- エンジニアファーストを掲げている会社が多い
- 給料がベンチャー企業と比較して高いため優秀な人材が集まる
- 新しい技術を積極的に使う
といった理由があります。
もし、あなたがベンチャー企業にキラキラしたイメージを持っているのであれば、おそらくメガベンチャー企業が最もイメージと一致するでしょう。
未経験エンジニアでもメガベンチャーを目指すべき?
可能であれば未経験エンジニアでも、こうしたメガベンチャーを目指すと最速でスキルアップできるでしょう。
なぜなら、こうしたメガベンチャーであれば最近は研修も整ってきており、基礎を学んだ方がさらに一歩レベルアップするために必要な学習ができるためです。
もちろん、研修よりも実際の業務の方がレベルアップできるため、より早く業務に入れるベンチャー企業の方がいいと考える方もいるかもしれません。
しかし、ベンチャー企業ならより早く業務に携わることもできますが、しばらくはほとんど貢献できないため精神的に辛いです。笑
また、ある程度スキルアップしてくると、ベンチャー企業ではスキルの高い人が周りにいないケースが多く、スキルの伸びが鈍化しやすいです。
スキルの伸びが鈍化したと感じたタイミングで転職するのもいいですが、それなら最初からメガベンチャーを目指すのもありだと思われるのではないでしょうか。
優良なベンチャー企業を探す方法
おおよそ、優良なベンチャー企業を探すにあたって使うべきサイトは決まっています。
なぜなら、企業側も転職者側も「自分の好みに合った企業・人材が利用するサイト」を使うためです。
企業側
-> 自社に合った人材が数多くいる転職サイトを使う
転職者
-> 自分の好みにあった企業が多い転職サイトを使う
つまり、大手指向の人は大手がたくさん集まる転職サイトを使い、大手企業もそういった人材を確保できる転職サイトで人材を集めます。
そのため、ベンチャー企業を探すにあたっても、全ての転職サイトに登録すればいいわけではなく、登録すべきサイトはほとんど決まっていると言えるのです。
ベンチャーに探すときに使いたい転職サイト3つ
今回は僕が実際転職するにあたって使ってよかった転職サービスを紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、「未経験からどんな転職先があるの?」と疑問を持つ方に最もおすすめのサービスです。
リクルートエージェントの強みはなんといっても、圧倒的な求人数の多さです。
↓dodaの約2.5倍、マイナビエージェントの約8倍の求人があります。
したがって、実際に第一候補として使う・使わないにしても、「どんな求人があるのか?」を探すのに非常に適した転職サイトといえます。
いくつか登録する転職サイトの1つとして登録しない理由はないでしょう。
Green
続いて、ご存知の方も多いと思いますが、転職サイトで利用するならGreenがおすすめです。
Greenは、有名どころの転職サイトと比較すると企業側が支払うお金を安く抑えられるため、新興企業も数多く求人を出しています。
個人的な感覚になりますが、マイナビや@typeといった転職サイトと比較すると新しい技術を採用している企業が多かったと感じます。
登録しておいて損はない転職サイトかなと思います。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITエンジニアやデザイナーに特化した転職エージェントです。ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1に選ばれています。
15年以上の運営実績があるためエージェントが技術に精通しており、あなたが望む条件やキャリアプランを踏まえた上での提案をしてくれます。
大手IT企業からWeb系企業、スタートアップまでを幅広く網羅しており、保有求人数は7,000件を超えています。
そのうち5,000件以上が600万円以上のハイクラス求人で、キャリアアップしたい方や年収アップしたい方におすすめです。
まとめ
ここまでの記事のポイントをまとめます。
- ベンチャー企業は規模が小さいゆえの自由さがある
- ベンチャー企業は大手と比較すると業務範囲が広い
- スキルを伸ばすのに最適なのはメガベンチャー
- 転職サイトを使うならベンチャー企業を探せる転職サイトを使おう
今回は、ベンチャー企業で実際に働いた感想についてまとめてみました。
正直、ベンチャー企業は合う合わないも大きいですし、ベンチャー企業と言いながら実際はただの中小企業ということもよくあります。
したがって、実際に転職サイトに登録して企業の人に会って、自分で感触を掴むといいのではないでしょうか。
おすすめの転職サイトは以下の記事にまとめているので、合わせて読んでみてください。