晴れて4月に新卒で入社。
社内研修やミーティングなどを終えていき、段々とどんな会社なのか馴染めてきた頃・・・。
ですが、

なんじゃこの会社!?本当にこんな中でやっていけるんか?
こんな疑問さらされている人いませんか?
- 最初の募集要項と給与体系が違う
- 初月からいきなり長時間残業
- あからさまなパワハラ
初っ端からこんな仕打ちに打ちのめされて、新卒で入社したものの辞めたい・・・。
こう考えている人もいることでしょうね。
考える事は沢山あるでしょう。
でも一つだけ言っておきます。
「三年は仕事を続けろ」は、新卒扱いされなくなって転職のチャンスが下がることを狙ったブラック企業の演出する魔法に過ぎません!
理不尽な仕打ちに耐える事の無意味さ
新卒で入社しまだ社会経験が少ないあなたは、何にどこまで我慢すればいいものなのかジャッジがつきにくいことでしょう。
親や友人に相談すると、「社会人は大変な事の連続」的なことを言われ、上司や先輩からは「最初は大変、慣れればいずれ楽になる」といったニュアンスの事を言われます。
一昔前までは、こういった人生のパイオニア的な存在の方の意見を尊重するのが当たり前の時代でした。
一昔前とは、「ブラック企業」というワードがまだ世間的にもあまり認知されていなかった時代です。
この時代は、「石の上にも3年」などという例え話が出るほどに、最初は我慢する事がなによりも重要だという、今では都市伝説のような精神論がまことしなやかに叫ばれていました。
いわゆる両親や上司の時代は、我慢して仕事を継続していればそれなりに給料も上がっていった時代であったし、やったらやった分だけの評価(残業代・ボーナス)が支給されるのが普通だったのですね。
更には、自分の頑張りが他人の頑張りとどれくらい差があるのか分かりにくい時代だったので、とりあえず闇雲にでも頑張っていればいずれ報われるだろう的な希望的観測が強い時代でもあった。
そういった背景もあり、パイオニア達は一様にみんな一つの会社で粘る事を推奨するおもむきがあるのですね。
しかし、時代は変遷します。
今やネットやスマホで簡単に情報が探れる時代です。
自分の置かれている状況がどういったものなのか?が簡単に調べられる時代です。
- 給料
- 拘束時間
- 仕事量
- 人間関係
などの労働環境が簡単に検索できる時代。
その普及に伴って、「自分が置かれている環境の異常さ」が簡単に分かる時代になったのです。
「自分が置かれている環境の異常さ」が分かることは同時に、「会社が異常さを社員に強いていること」が分かる事を意味します。
- 会社はどういった思惑があって過酷な環境を強いているのか?
- なぜこんな過酷な労働環境なのか?
が簡単に分かるようになりました。
えてしてこの2点は不条理満載の事が多いのが事実。
いわば、これらは耐える必要がない、耐えても後々何も身につかない経験だとも言えます。
理不尽な会社はすぐに転職すべし!
社会人は責任のある組織の一員です。
会社と学校の違いは、お金を貰って(利益を得て)組織を運営し回している点。そしてあなたは利益を生み出す事を求められる一員だという点。
そのため、ある程度の戦力を当然のように求められます。
- 時間に対しての規律さ
- 礼儀マナーなどのコミュニケーション能力
- 同じミスを繰り返さない学習力
- 多少の事にへこたれない忍耐力
- 自分自身で解決策を考える創意工夫
こういった事はどこの会社に行っても求められる能力。
しかしこういった社会人として当たり前のように求められる戦力を、屈折させて自社の都合のいいように捻じ曲げてくるブラック企業も存在する。
新卒で社会経験がない人ほど、こういったおかしい要求に気づきにくい。
以下に思い当たる節のある人は要注意です。
求人とはまるで異なる給与体系
内訳がまるで不明。固定残業代制など採用の時には一切聞かされていない項目が知らぬ間に盛り込まれている。
よくわからない天引きがされている。
求人票から著しく乖離した長時間労働と残業代不払い
9時出社で終わりが24時、固定残業代だから残業代が出ないなどと言われる。(固定残業代でも超過した分は払わないと違法)
早く出社すればそれだけ学べる事があるため、同期とも差がつく。などと煽られ長時間働くことを教唆される。
休憩も無く、休みも返上するのが偉いという社風。
あからさまなパワハラが初期から炸裂する


まだやってんのかおめー!
ふざけんなよ!カス!
などの人格を否定されるような罵声をガンガン浴びせられる。
ボールペンで小突かれる。軽く胸や肩を押されるなどの少暴力が普通に敢行されている。
ラインやチャットワークなどのSNSでみんなが見ている前(言わば公衆の面前)で、「おめーは仕事遅いから早出しろ!」などと容赦なく書き込まれる。
こういった理不尽極まりない仕打ちには我慢する必要なんか一切ありません。
ブラック企業は、安い賃金で長く働かせることで経費を浮かせ、上層部が利益を吸い取る構造になっています。

ここは我慢だ
などと気張っていたら、自己成長はおろかストレスから病気を誘発する可能性も出てきます。
すぐにでも辞めるべきです。
新卒ですぐに辞めた時のデメリット
とはいえ、新卒で入社したもののブラック企業なので辞めたい!と切に願っていても、退職経験のない方ほど不安に陥ることでしょう。
当然です。
なぜなら今の日本は新卒カードを逃してしまったら大企業への就職は難しくなるし、短期での退職は次の転職でも不利に働く事が多いから。
実際ぶっちゃけた話、とある大企業では短期退職の職歴がある人間を書類選考で落とすという会社もあるぐらい。
理不尽に感じるかもしれませんがこれが実態です。
しかしこれは会社側の視点からすれば、ある意味当たり前のこと。
社員を一人雇うには、広告宣伝費や社会保険の観点からも50万近くのコストがかかるといわれています。入ったもののすぐに辞められたら、それこそかかったコストをドブに捨てるようなもの。
教育に投入した時間もロスしてしまう。
大企業ほどそういったリスクヘッジに対してノウハウがしっかりできているので、面接の前にふるいにかける。日本の大企業全体にそういった風潮があるので仕方がないのです。
でもこの時代にあって大企業って、そんな魅力ですかね?
ここは考え方もあると思いますが、東芝の不正会計や旭化成の釘打ちデータ改ざん、電通の過労死訴訟など最近では大企業の不祥事が後を絶ちません。
日本航空は一度は経営破綻、シャープも倒産の危機に陥りました。
こういった事を考えると、大手有名企業に就職することだけが良しの時代ではなくなってきてるのは周知の事実です。
実際、不正やブラックな労働環境を強いている会社が、後いったい何年持つのかかなり疑問ですよ。
すこし前の話ですが、不動産会社で有名だった「うちナビ」が倒産した背景には、新卒社員に過酷な労働をしいていたからだと個人的には考えています。
平成7年11月に設立された不動産賃貸仲介業者。人気タレントを起用したテレビCM を流していたほか、プロ野球選手を会社のホームページに載せ、角南社長自らもテレビ番組に出演するなど企業イメージを浸透させ事業の拡大を図ろうとしてきた。その一方で、角南社長の社内カリスマも有名で、社員教育に注力するあまり長時間労働から元社員が会社を訴える騒ぎなどもマスコミなどで取り上げられていた。
引用元:(株)うちナビ|東京商工リサーチ
28年3月期の売上高は約9億6500万円をあげていたが、角南圭社長は8月頃から突然連絡がつき難くなり、関係者間の動揺が広がっていた。そうしたなか、10月12日に会社の清算を図るため、取締役が東京地裁に破産を申請した。負債総額は推定8億円。
どの道いずれなくなるんですよ。ブラック企業は。
あなたの今のブラック企業、5年後、10年後にあると思いますか?
我慢の危険性
世の中には新卒で入社したが、即退職した人はゴマンと存在します。
そういった人達は再就職ができないまま世の中をさまよっているのか?と聞かれたら、答えはNOです。みんな何かしらの仕事をしているのです。転職している。
実は私自身、新卒で入社した最初の会社はどうしようもない酷い会社でした。今のように「ブラック企業」なんていうワードがない時代でしたので、それこそ我慢に我慢して必死に食らいついてやってましたよ。
拘束時間が14時間近くで残業代が出ない。社会保険もない。ボーナスに至っては上司に横領されていました。
パートの事務のおばちゃんがいたんですが、

〇〇くんは、大学卒業して最初に就職した会社がこんな会社で可哀想だよね~。
こんな発言していたのを今でも鮮明に覚えています。
当時の私は世間を知らなかったので、このおばちゃんが言っている意味がよくわからず、

今はどこ行っても大変ですよ
なんて言ってはぐらかしてましたが・・・。
今振り返ってみて、1つだけ言えることなんですが、
こんな会社もっと早く辞めてれば良かったって事です。
結局、我慢して頑張っていても何も身につかないんですよね。身につくのは「必要のない能力」ばかりなんです。
こういった他のちゃんとした会社に行ったら全く何の役にたたない能力を新卒で身につけてほしくないのです。
一番怖いのが、なまじブラック企業の在籍期間が長くなってくると、歪んだ自信が身についていってしまうこと。するとそれが自分自身の実力だと勘違いして、どこ行っても振りかざすようになってしまうんですね。

俺はこんな厳しい環境の中でやってきた。根性だけは誰にも負けねー

私は、人を蹴落としてでも売上を上げる術を知っている
ぶっちゃけ、こういった能力って活きるのがブラック企業だけなんです。
こんな事を面接なんかで語ってしまうと、危険因子とみなされてホワイトな会社からは弾かれます。結果的にブラック企業を回遊する羽目になり抜け出せなくなってしまう。
ブラック企業で消耗した私だから言うのですが、あなたにはこんなループにはまって消耗してほしくないのです。
最後に:傷が浅いうちに抜け出せ!
今のあなたが考える事は、辞めるかどうかの選択ではなく、辞めて具体的にどうするかだと痛感してます。
一昔前に比べてネットとスマホが普及しているという話をしましたが、これを利用しない手はありません。
転職エージェントをふんだんに使うのです。
私が新卒の会社を退職した時は、まだ転職市場が活発ではなかった。
今では考えられませんが、人材紹介会社という触れ込みが強烈に出ていて、転職エージェントを利用する人が本当の超エリートや難関資格を持っている人ばかりでした。
自分自身も臆してしまい、結局ハローワークや自力応募に頼るばかり。結果、まともな会社には就職できずという事を繰り返しました。
だからこそ、使えるものは全部使って欲しいのですね。そして、少しでも待遇の良い会社に就職して欲しい。
今はそれがやりやすい時代だと、良き時代だと思ってもいますよ。
新卒なのに、短い職歴はどうやって説明すればいいのか?などの不安がよぎるかもしれませんが、20代のあなたになら転職エージェントのコンサルタントが何でも教えてくれます。
ある程度の常識は必要ですが、本当に何でもです。それがエージェントの仕事です。
むしろ、辞めると気持ちが揺らいだのであれば、より早い決断をこうじた方が良いです。
私自身の体験からもそう思うし、何よりもブラック企業で働く人がどんどん減るという事が、ブラック企業そのものを滅亡させる最短の手段だとも痛感しています。
あなたが本気で良い会社で働きたい!と願い、業界のリサーチを転職エージェントと二人三脚で行っていけば、必ず今よりも良い待遇の会社に就職できます。
むしろ短期間とはいえ、ブラック企業に勤務した経験から嗅覚が長けて、次はそんな会社には2度と就職しないようになるでしょう。
今のあなたが考える事はそこじゃないでしょうか?
ただし、転職エージェントの中にも、ブラック企業でもいいから、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。
それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。
おすすめの転職エージェント
- 転職が初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ LHH転職エージェント
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 事務職や営業の転職に強い ⇒ アデコ転職エージェント
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
- 自分の適正年収を知りたい ⇒ ミイダス
★複数に登録しておくと転職成功率がアップします。
リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント

LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda

dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント

アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT

マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
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