飲食業界がブラックできつい業界なのは知られるようになってきました。
それでも、
- 業界のことをしっかりリサーチせずに飲食店を選んでしまった…
- このご時世で中々就職も決まらないので、飲食店を選んだらトントン拍子に内定がでた
このように、正社員という職がほしいが故に飲食業界に飛び込んだ方もいるでしょう。
しかし入ったはいいが、

激務すぎ。。失敗した。。。
と思っている人も少なくないでしょう。
それもそのはず。飲食店の常識は世間の非常識なのです。
失敗したあなたの心の内を代弁します。
飲食店は未経験者を採用するのが基本

飲食業以外の職種では中途採用となると、経験者を採用することを優先させます。
中途であれば即戦力になりやすいし、少しでも早く会社の利益に貢献してくれると考えるため。
ところが、飲食業界では未経験者の方をこぞって採用したがる企業が非常に多いのです。
飲食店といっても多種多様なお店が乱立しています。
料理やサービスの内容はもとより、その店のやり方、コンセプト、方向性など技術的なことよりも考え方に重きを置く傾向があります。
そのため、中途半端に技術をかじっていて自社の考え方にそぐわない人間というのは、経験者であっても疎まれるのです。
なかなか自店の色に染まってくれない。
逆に業界を熟知していない未経験者であれば、白紙の状態なため自分のお店になじませやすい。
汚い言い方をすれば洗脳させやすいのです。
残念なことに、飲食業界では社員を洗脳して使い潰そうとしている経営者が多くいます。
それもそのはず、飲食では長時間労働・残業代が出ない・休日出勤も当たり前という世界です。
洗脳することで、こういうことをいとわない社員が出来上がるのです。
そして、残念なことに飲食が業界としてブラック企業が多いのは、今後も変わらない可能性が高いです。
» 飲食にブラック企業が多い理由とブラックな飲食店を見分ける方法
未経験でも構わず無理難題を押し付けられる

未経験でいざ入社。あなたはすぐに違和感を覚えたはず。

あれ…?新人のための教育研修はないの?
飲食にまっとうな教育システムはありません!あるのは洗脳研修だけ。
人手不足の飲食業界では、経験のあるなしに関わらず最低限のマナーさえわきまえていればいきなり現場で即実践。
こんなお店がほとんどなのです。
通常の接客・調理は勿論のこと、その店独自のルールがあったりして仕事に馴染むのが超大変だったりします。
- 長々と商品の説明をする
- 絶対に売らなければいけない商品が存在する
- 満席でもお客を帰さないように言われる
- イベントのときには商品販売のノルマを課される(売れなければ自腹で購入)
こんな風に、業界を知らない人から見ると、

こりゃいくらなんでも無理だろ
といった事が溢れかえっているのです。
これが何日も連続していくと、

飲食店を選んだのは完全に失敗だったな
という後悔の念に駆られていくのです。
休日に研修やミーティングが開催される

一日の拘束時間に面食らいながらも、更に驚かされる事実に直面する人も多い。
それは休日に開催される研修やミーティングです。
飲食店だと大抵の人が平日休みです。
幹部や経営者などのお偉い方は大体週末の土日に休むので、得てしてミーティングが開催されるのが月曜や火曜日といった暇な平日なのです。
こと休日だろうが社員は強制的に参加するよう通達されるので、よもや自分の休日にミーティング日が重なるようなら、
ミーティングのためだけに出勤!
こんな事も当たり前のように起こってしまうのです。
また中にはこんな事も起こります。
久々の2連休。やっとゆっくり出来る休日。
と思うのもつかの間、

〇〇君、今度の2連休で防火管理責任者の講習にいってきてね
こんなあり得ない発言を頂いてしまうのです!
防火管理などの講習は朝の9時から夕方の5時までで実地されるので、それだけでもはや普通の事務員並みの拘束時間を消化している。
それに対しての何か手当があるわけでもない。
むしろ先輩や上司もそういった処遇が常識だとして当たり前のように乗り越えてきているのを目の当たりにすると、

この仕事は向いてないな
こんな後悔で頭が埋め尽くされていく。

大丈夫です。こんな無茶苦茶な環境に適応できてしまうほうがおかしいのです。
最後に|逃げるなら早いほうが吉

挙げ出したらキリがありませんが、飲食店に就職して早々に後悔をする人はかなりの数います。
上記の例はホンの一例で、長年続けている人でさえもあり得ないようなシーンに直面していくのが飲食業なのです。
むしろ長く働けば働くほど、ますます責任の重い仕事や幅広い管理業務が加算されていくため、その負担は増える一方です。
こういった激務がワクワクして楽しい!と思える人は飲食業が天職なのかもしれません。
しかし、もし早々と飲食店に就職したが失敗したなと後悔しているのであれば、こんな些細なことで驚いているようでは到底この業界で勤めていくのは無理です。
早い段階で見切りをつけ、方向転換したほうが自分のためでしょう。
ブラック飲食から抜け出すなら今すぐ行動することをオススメします。
何より今の苦しみが減りますし、未経験の職種や業界であっても若ければ若いほど採用してもらいやすいです。
ただ、いきなりお店を辞めるのはリスクが高いので、会社は辞めずにしれっと転職活動を開始しましょう。
そして、転職のときには転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントが紹介してくる求人はまともな会社のものである可能性が高いからです。
転職エージェントは紹介した人材がすぐに退職してしまうと報酬を減額されたり、ペナルティを課されたりなどの不利益を受けます。
なので、わざわざ報酬を減額される可能性のあるブラック企業を紹介しようとはしないのです。
ただし、転職エージェントの中にも、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。
それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。
おすすめの転職エージェント
- 初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ Spring転職エージェント
- 転職の軸を固めたい ⇒ パソナキャリア
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 自分の適正年収を知りたい ⇒ ミイダス
- 企業からの直接スカウト ⇒ リクナビNEXT

複数に登録しておくと転職成功率がアップします