退職してから次の仕事を悠々と見つけるには?自己都合を会社都合にする方法!

ブラック企業から転職

通常であれば仕事を辞める場合って、次の仕事が決まってから退職するのが一般的です。当然ながら収入の糸口が無くなった状態では生活も困るから。

しかし退職してから次の仕事を見つける。こんな選択肢も実はデメリットだけではありません。

飲食業のような激務な職業では、

一日も早くこの仕事を辞めたい・・

そんな人も多いことでしょう。けれども、

すぐに退職したいが収入の柱がなくなるので不安
自己都合退職じゃ失業保険もすぐに支給されないし・・・

こんな方にうってつけの裏技を紹介します。

誰でもできる会社都合退職

退職する際に一番有利に辞める方法が、「会社都合」での退職です。

  • 会社の業績が悪化して倒産した
  • 人員整理による突然の解雇

これらは、会社都合で退職する典型です。

 

会社都合の対局に自己都合での退職がありますが、これらの大きな違いって一体何なのか?

会社都合退職でのメリットは大きく2点あります。

  1. 失業保険がすぐに支給される
  2. 再就職先で採用されやすい

1は急な失職で再就職先が見つからない人への配慮。突然クビにされたんじゃすぐには就職もできないよ!って人に対する考慮です。

2に関しては会社都合で退職した人間を雇用した企業には国から助成金が支給されるためです。

自己都合での退職だと、「勝手なやつ」という印象が持たれがちなのに対して、会社都合だと「仕方ない」という感じを与えるため採用にも不利になりにくい。

 

しかし通常では転職や仕事が嫌で辞めるのが一般的。いわゆる自己都合です。これを会社都合での退職に持っていく方法などあるのでしょうか?

  • 事業所が移転したため通勤時間が往復で4時間以上になった
  • 上司、同僚から悪質な嫌がらせを受けた

などなど色々ありますが、飲食店の従業員が注目すべき点はこれです↓↓

退職の直前3ヶ月連続して各月45時間以上の時間外労働(残業)があった

この規定、普通に飲食店で働いていれば余裕でクリアしている条件。

一日12時間労働で週6勤務。これだけで32時間残業。一週間だけでです。月に換算すれば32時間×4週でおよそ130時間。簡単に規定を超えていますね。

 

証拠を固める

会社都合での退職か自己都合での退職かを判断するのは、貴方自身でも勤務していた会社でもありません。

判断するのはハローワークです。

国の公的機関が判断を下すわけです。

そのために有利な認定をゲットするためには当然ながら証拠が必要になります。

 

一番わかり易いのが、タイムカードのコピー。今ではパソコンで勤怠しているお店も多いので、ログインとIDを押さえておけばいつでも自分の労働時間が閲覧できます。

ただし飲食店のような劣悪な業界では店長職やマネージャー職ではタイムカードが無いのが普通

飲食店からサービス残業代を回収する方法の記事にも書きましたが、この場合詳細に記入した自分自身の手帳などが有力な証拠になる可能性が高いです。

ただ単純にこの日は出勤、この日はオフ、みたいな自分だけが分かるスケジュールだけではなくて、実際に何時から何時までどういった作業を行ったのかなどの具体的でより詳細な内容で記入しておくのがポイント。

もともと手帳がスケジュールでビッシリと埋まっている人は問題ありませんが、もしこれから辞めようと思っている人はこの3ヶ月間だけでも手帳に詳細を書き込む事をお勧めします。

 

もしタイムカードはないが出勤簿はあるという方は、この出勤簿も有力な証拠になりえます。自分自身の拘束されていた時間をしっかりと明記しておきましょう。

出勤簿に社判が押されていれば尚効果的です。

 

退職の準備を進める

退職する際には、貴方が実際に住む地域のハローワークに直接聞いて、自分の退職理由が会社都合になり得るのか問い合わせておくと良いです。

この時にハローワーク側から、

ハロワ職員
ハロワ職員

タイムカードのコピーや残業代の明記がしっかりあれば会社都合になる可能性は高いですが、自分自身で記した手帳などは証拠にはなりにくいですね

こんな風に言われるかもしれません。一旦はこれで良しとしておきます。しかしここで諦めてじゃあ自分自身の手帳にスケジュール書くのは辞めよう。

これは厳禁

必ず証拠となる詳細な資料は固めておきます。←これ超重要です!

というのもハローワークは地域や受付する担当者によってもかなり対応の仕方がまちまち。

新宿ハローワークでは手帳のコピーでは証拠として不十分とされても、池袋のハローワークではそれで証拠としては充分。

こんな事が普通に起こるのです。

 

そのため不測の事態に備えるという意味でも証拠はありとあらゆるものを集めておくと良いです。

それこそ出退勤の時に会社の時計をスマホで取っておくとか。

退職となった際には、会社から退職届の提出を求められたり、離職証明書にサインを求められます。

退職届を提出したら自発的だから自己都合になるんじゃ?

こんな疑問が浮かぶかもしれません。しかしハローワークは退職届が提出されたからといってこの人は自己都合だという判断はしません。

あくまで客観的な事実に基いて判断するので、後ほど説明しますがハローワークは何か不備があった場合調査に踏み出してくれます。

なので退職届の提出を会社側から求められたらスムーズに提出してしまって構わないでしょう。

 

離職証明書にも、「異議あり 異議なし」の欄がありますが、これも現時点では異議なしにチェックを入れておいて問題ありません。

ここでゴタゴタして一悶着なんて面倒な事を起こす必要はないです。こちらも「異議なし」にチェックしたからって後々に不利になるとかではないので。

 

ハローワークで会社都合を主張

仕事を辞めると10日以内には会社から離職票が送付されてきます。

当然ですがそこには「自己都合」となっています

離職証明書と同様に、「異議あり 異議なし」の記入欄があるので、今度はそこに「異議あり」にチェックを入れます。

失業保険の給付手続きの際に離職票を提出しますが、これが「異議あり」となっていると必ずその理由を聞いてきます。その際に自分が固めた証拠となる資料を実際にみせ、事情をキッチリ説明します。

もし担当者が取り扱わないような姿勢を醸しだしたら、ハローワークの上司または所長を呼び出して話を聞いてもらいましょう。それでも通じない場合は「不服審査請求」という制度もあるのでそれを利用するのも有りです。

 

この時点で普通ハローワークが自分が勤めていた会社に必ず事実確認を入れます。ここで相手側がしっかりとその事実を認めれば晴れて会社都合での退職という形になります。

大体一週間前後で判定が出ます。

早ければ受給の手続きを済ませてから10日前後で最初の失業保険が支給され、最低でも3ヶ月間(90日)の支給がなされるのでこの間に悠々と次の仕事を見つける事が可能です。

 

また、退職を決意したら、できるだけ早めに転職活動も始めましょう。

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ただし注意しないといけないのが、転職エージェントの中にも、ブラック企業でもいいから、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。

それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。

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