もしかすると、あなたの会社では暗黙の了解で、
- 9時から21時が定時
- 昼休憩の1時間で休むとかたるんでる
といった雰囲気かもしれません。
入社前に残業があると聞いていたとしても、

毎日残業があるとは聞いていたけど、3時間はきついなぁ・・・
と気が滅入っている人もいるでしょう。
結論から言うと、毎日3時間の残業=月約60時間の残業は違法である可能性が高いです。詳しくは後ほど紹介しますが、月に60時間も残業をしていると病気になるリスクも上がります。
なので、取り返しがつかなくなる前に早めに転職を検討したほうがいいでしょう。まずは転職エージェントに相談し、いい企業が見つかれば実際に転職すればいいのです。
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残業時間は月45時間を超えると違法の可能性が高い

労働基準法では、1日8時間、週40時間を超えて労働させてはいけないことになっています。
(労働時間)
引用元:労働基準法 第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇(第三十二条-第四十一条の二)|安全衛生情報センター
第三十二条
1. 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
2. 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
ただし、36協定を結んでいる場合は最大で週に15時間、月に45時間まで残業することが許されています。
36協定を結んだ場合の残業時間の上限について詳しく知りたい方は、以下をクリックしてみて下さい。
(1)一般の労働者の場合
36協定で定める延長時間は、最も長い場合でも次の表の限度時間を超えてないものとしなければなりません。

(2)対象期間が3ヶ月を超える1年単位の変形労働時間制の対象者の場合
繁忙期と閑散期の労働時間の差が大きい場合は、1年単位の変形労働時間制が導入されている場合があります。その場合、繁忙期の最も労働時間が長いときでも次の表の限度時間を超えないものとしなければなりません。

以上のことから、毎日3時間の残業をしている場合、それが1週間までなら許されることもありますが、1ヶ月のうち3週間以上続いているなら違法となります。
※36協定を結んでいない場合、残業させるのがそもそも違法
特別条項付きの36協定の場合
しかしながら、残業時間を伸ばせてしまう方法もあります。そう、特別条項付きの36協定ならね。
特別条項を利用すると、残業時間の上限が
- 年間の上限は720時間以内
- 1ヶ月の上限は100時間未満
- 複数月(2~6ヶ月)の平均残業時間がすべて80時間以内
に変わります。
ただし、そもそも特別条項を利用できるのは、繁忙期などによる突発的な業務量の大幅な増加が予想されるなどの場合に限られます。
毎日残業が3時間の場合は、この特別条項は利用できない可能性が高い=違法の可能性が高いでしょう。
みなし残業(固定残業代)制でもだいたい同じ
会社によっては、あらかじめ給料に残業代が含まれているみなし残業(固定残業代)制のところもあると思います。
ただし、みなし残業制だからといっていくらでも残業させていいわけではありません。
法律ではみなし残業制の残業時間の上限は規定されていませんが、基本的には36協定と同じ月45時間までです。
余談ですが、法定時間の週40時間を超えて労働した場合は、みなし残業制であっても1.25倍の割増賃金(深夜残業は1.5倍)をもらえることになっています。
あらかじめ給料に含まれている残業時間を超えて残業した場合は、追加で残業代をもらえるので、今一度確認してみるといいでしょう。
毎日3時間の残業を続けていると病気のリスクが高まる

毎日3時間の残業をするのが当たり前の会社で働いていると何とも思わないかもしれませんが、そもそも世間一般から見れば3時間の残業をしているのは少数派です。
平均的には月に20.8時間、だいたい1日1時間ぐらいの残業時間となっています。
法律で労働時間の上限が厳しく制限されていたり、世間的にはこれほど残業時間が少ないのには長時間の残業には大きなリスクがあるからです。
この記事では具体例として、以下の3つを紹介します。
- 脳卒中の危険度は1.3倍
- 心筋梗塞のリスクは1.2倍
- うつ病になる可能性も上がる
脳卒中の危険度は1.3倍
心筋梗塞のリスクは1.2倍
うつ病になる可能性も上がる
病気以外の残業によるデメリット

仕事でのミスが増える
市場価値が上がらない
人生に対して虚無感がわいてくる
まだ社会経験の乏しい新卒の方であれば尚更。
無為に残業が繰り返される毎日は、出口のない暗闇の中を走り続ける行為に似ています。
これはどうゆうことか?
毎日毎日、無意味に長時間拘束されていると、

これが一体いつまで続くのか?
といった疑問で頭の中が埋め尽くされるのです。
働いた分に対して、残業代というアメが与えられなければ疲労は蓄積され、人生に対して虚無感を感じてくる。
言ってみれば、毎日こんなことやっていて何か意味があるのか?といった哲学的な疑問で頭が一杯になってしまうのですね。
これは、人間は一見無駄に見える行為でも、実は水面下で意味をなしている事が、忙しさでできなくなってしまう事に起因しています。
- ソファに寝転んでぼーっとする時間
- ダラダラとスマホでゲームをする時間
- 意味もなくぶらぶらと散歩する時間
これらは一見すると、何も生産してないような無意味な時間のようにみえますが、実はこういった「ゆっくりしている時間」はココロの疲れを癒やしている時間でもあるのです。
無駄ではないのです。
毎日が長時間拘束の仕事で埋め尽くされていると、この癒やしの時間が持てない。
体は疲れるのはもちろんのこと、心はそれ以上のダメージを受けている。
1日3時間余計に働くといっても、それが将来にわたって続いていくとなった時に、肉体以上のダメージを受けるのは精神のほうです。
まるであたかも出口のない真っ暗闇の中を、やみくもに走っているような状態が続いていく。
これが予想以上にキツイ…。
手っ取り早い解決策は会社を変えること

黒い残業を敢行する会社の場合、話し合いの余地はほとんどありません。
「みんなそうしている」
「残業代は固定で払っている」
などと屁理屈を言われて丸め込まれるのがオチでしょう。
ではどうするのか?
結論を言うと会社を変えるしかありません。
価値観がおかしい人達とつるむ環境を自らの足でもって抜け出すしかないです。
ただ注意点があります。
黒い残業を実行している会社は、このご時世にあっても巷にあふれかえっています。ブラック企業というやつです。
辞めて転職したものの、転職先が更なるブラック企業。そんな話もよく聞きます。
そのため転職する場合は、もっと酷いことにならないように転職先の会社の見極めがしっかりできていないといけません。
おすすめの転職エージェント
転職以外で残業を減らす方法
上司に相談する
睡眠時間を確保して集中力を上げる
プログラミングなどで自動化する
最後に|残業を減らす努力よりも転職のほうがラク
毎日残業をしていると、それが当たり前のように感じてきてしまいます。感覚がマヒしてしまうのですね。
ただ、その状態のまま仕事をしていると、最悪の場合メンタルを病んでしまうこともありえます。
そうなる前に、「このままだと危険」だと思ったら、まずは転職エージェントに相談に行ってみるといいかもしれません。
今だと夜遅い時間にも対応してくれたり、オンラインで話を聞いてくれたりもします。
最後におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェント自体の利用は無料なので、とりあえず相談だけしてみるという使い方でもありでしょう。