「会社の体質が合わない」トップダウンなら逃げるのも選択肢に!

ブラック企業から転職
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サラリーマンをしていれば、一度は誰しも以下のような場面に直面したことがあるかもしれません。

  • 朝から部長の怒号が飛び交う
  • 今の御時世にFAXで送受信
  • 社長がワンマンで振り回される

こういう状況の中で働くにつれ、

あなた
あなた

この会社は合わないな・・・

と思うようにもなる。

時間やタイミングで解決がはかれればそれに超したことはありません。一時的な期間の問題や社員の異動で問題が解決されることも十分あります。

ですが、体質が合わない会社で働いている事はリスクも伴います。

そんな時は逃げることも選択肢の1つです。

現実から逃げるのではなく、リスクから逃げるのです!

転職を考えるのも悪くないでしょう。まずは転職エージェントに相談してみて、いい企業があれば本格的に転職を考えればいいのです。

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この記事では、会社の体質が合わないまま勤め続けることのリスクや、対応方法について紹介します。

そもそも「会社の体質に合わない」ってどうゆうこと?

はじめに断言しておきます。

「会社の体質が合わない」のは、人間関係が合わずギクシャクするのとは似て非なるものです。

上司や同僚との関係性がうまくいかないと、社風や仕事のやり方が合わないからだと混同しがちですが、実態は違う。

人間関係の場合はあくまでも対個人の話。

  • 課長個人と合わない
  • 同僚の〇〇さん個人と合わない
  • 事務の〇〇さん個人と合わない

といった案配であくまでも個人を指すもので、会社組織そのものと合わないわけではない。

 

なまじ入社して間もなかったりすると、個人=会社の代表のような錯覚に陥るために、とんがった人や癖のある人が一人いるだけで会社全体がそうゆう人で埋め尽くされていると錯覚してしまう。

辞めたいと考えた時などは、会社=特定の個人ととらえるために、

結局、この会社は全然人間関係がうまくいかなかった。

体質が合わなかったのだ・・・

と混同してしまう。

ですが実際には、合わない人間・変わった人間とは一握りで、根本的な会社の体質が合わないとは別のニュアンスを指します。

 

「会社の体質が合わない」とは、

  • 会社(社長)の理念
  • トップダウンな体制

この2つが合わないという事を意味します。

そして更に絶望感を助長させる理由として、会社の体質はなかなか変わらないという側面を持っているということ。人間もなかなか変われないように。

 

会社の体質=経営者の理念

「体質」とは、そのものが持つ性質や特徴です。

大手企業などでは、会社理念があるものの形式的なものになっており、末端にいくほど理念意識が薄らいでいる。

しかし中小や零細では、会社(社長)の理念がまざまざと活きていて、その空気感が全体を覆っている。良くも悪くも。

  • 体育会系でトップダウン形式
  • 努力が全てを勝ちとる!
  • チーム全員で勝利を目指す!
  • 感動・感激・感謝=3感で顧客を勝ちとる!

などのように、トップを筆頭とした理念が直近の上司にまで深く浸透しているのです。

研修教育で理念を刷り込まれたりするのにも抵抗があるが、一番怖い・合わないと感じる瞬間が、

会社の理念に酔っている社員を垣間みる瞬間。

 

普通、仕事で成功をおさめるには、反対意見やABCなどの種別パターンを分けて、仮説と検証を繰り返すもの。

そんな中、テストをすることもせず、

上司
上司

会社の理念がこうだから!

つべこべ言ってないでやれ!

と一方的に考えを強要している社員をみると、まるで宗教にハマっている人をみるかのようで怖くなる。

客観的な反対意見を言おうものなら、

あいつとは考え方が合わない

などと切り捨てられかねない。というか、怖くて言えるような空気感ではない。

えてして体育会系のトップダウン系会社にこういった風潮が見られ、マインドコントロールされているかのような感じになる。

合わないというよりも、相容れないという感覚に近いかもしれない。

 

トップダウンの会社に勤めるリスク

トップダウンと聞くと、力強いリーダーが組織をぐいぐい引っ張っていくようなイメージがわく。

みんなの頼もしいリーダー、積極的なリーダーといった先入観を持ちがちだが、現実は全く違う。

単なるワンマン。勝手に自分の都合でコロコロ考えを変える独裁会社。

これが実態です。

 

その証拠にトップダウンの会社では、

  • パワハラ
  • 人格否定
  • 恐ろしいほどに理不尽な上司

こういった事が頻繁に起きる。

そして、独裁統制が末端社員にどんな影響を及ぼすのかというと、

考え方の優先順位が大きく変わる

のです。というか変えざるを得ない。

実はこれ、かなりのリスクです。

優先順が仕事の内容の改善ではなく恐怖なのです。

恐怖 > 仕事

になってしまう。

 

本来の意味でのトップダウンとは、末端の人間の意見を吸い上げ加味したうえで、上から下に向けて指示伝達がなされるものです。

現場の社員は何を見て何を感じているのか?会社理念に対して現実はどうなのか?を十分に考える。

ですがそれが機能せず、都合の良い意見だけが吸い上がるように変化している。

恐怖を優先して働いている場合、問題の本質を見落とします。

仕事内容のメインが、「いかに社長に、上司に気に入られる意見を出せるか?」に変わってしまうのです。

 

こういったスキルは一見すると、社内ではうまく立ち回っている世渡り上手のように見えます。

しかし、その会社でだけでしか役に立たない事が多く、本質的な成長にはつながらない。

そればかりか、単に上におべっかを使う能力にしかすぎないので、結果的に上も下も問題にフタをしている事になる。

現実問題として現場の最前線で起こっている問題がうまくトップにまで伝わらず、問題を問題と認識できない。

こうなると自身の成長が止まるばかりか、会社の将来も危うくなる。

いわゆる経営不振に陥る典型的な体質といえます。

 

会社の体質が合わない場合は逃げろ!

冒頭でも述べましたが、会社の体質を改善するのはかなり難しいです。生まれつきの性質のようなものなので、これをくつがえすのは不可能に近い。

ではどうするか?

もしかしたらあなたの中でもほとんど答えが出ているかもしれません。

体質の良い会社に逃げる

これに尽きます。

体質の良い会社とは、日々恐怖のストレスにかられる事なく将来に不安を感じさせない会社です。

具体的にどんな会社を指すのか?例えば、以下のような会社です。

  • 体質のいい会社の特徴①:指示の仕方がうまい会社
  • 体質のいい会社の特徴②:オープンな雰囲気のある会社

体質のいい会社の特徴①:指示の仕方がうまい会社

どんな体質の会社であっても、多かれ少なかれ社員の教育というものは存在します。

それがトップダウン形式で露骨な感情の表現であったりもしますが、良い会社の特徴として「ダブルバインド」を使うのが上手い、というのが挙げられます。

「ダブルバインド」というのは、「2つの矛盾した命令を他人にすることで、相手を混乱させる可能性のあるコミュニケーション」を指します。

例えば、わからないことがあって上司に質問してみると「自分で考えてみなさい」と言われることもあれば、「何でもすぐに聞くな」と先程とは矛盾した回答を返されるといったことです。

このように、仕事上で間違って使われると部下は混乱します。

 

逆に、ダブルバインドはうまく活用すれば、部下が嫌な思いをせずに自分で決めたことのように上司の命令を遂行できます。

例えば、「この仕事、明日までにできそう?それとも今週いっぱいかかる?」と聞くとします。

この場合、いずれの選択肢を選んでもこの仕事をやることが前提になっています。初めから「この仕事をやらない」という選択肢がうまく消されているのです。

そのため、部下としても自分で明日、あるいは今週末までにこの仕事をやるという意思決定をしたと思え、より主体的に仕事に取り組めます。

 

人間はいくら仕事上とはいえ、露骨に命令されるとやはり抵抗を感じるもの。

なので、ダブルバインドをうまく利用することで、あくまでも命令ではなく行動に対して間接的にほのめかされたり、暗に示されたりすると、部下は命令とは受け取らずに、

部下
部下

ひょっとして、こういうことでは?

と想像を働かせる。結果、自主的に先回りして、暗にほのめかされた事を実行しようとする。

やるかやらないかの2択ではなく、やることを前提にした持っていき方が上手いのです。強制的な実行とは感じさせず、いかにスムーズに実行させるのです。

体質の良い会社とは、こういった機知にとんだ細工が行き届いています。そういった上司が上に立っているし、会社全体がそういった気風に満ちているのです。

体質のいい会社の特徴②:オープンな雰囲気のある会社

先程のダブルバインドと少し似ていますが、オープンな雰囲気があり、部下からの要望や意見が通りやすい会社も体質がいいと言えるでしょう。

例えば、会議でも上の人ばかりが話すのではなく、一番下っ端の部下に対しても「どうしたら良いと思うか?」といった意見を求めたり、普段の仕事でも上司が「どうしたら良いと思う?」と質問したりする、という場面が思い浮かびます。

ただし、部下の意見は尊重しつつも完全に放置されるのではなく、適宜上司が部下の仕事の進捗やアウトプットを確認し、問題ないかを確かめます。

こうすることで、部下が自分で試行錯誤できるようになり、自分で考えて動いていける人材へと成長していくのです。

 

最後に|自分の感覚を信じるべき

日本の場合、ほとんどの会社の体質が古いと思われがちです。

古い体質形態で成功してきた実績があるので、いまだに昭和のやり方にしがみついている会社が多いのでしょう。

 

とはいえ、今はグローバル化も進み、中国やインド、ベトナムなどかつての途上国の進出が激しい時代。

いつまでも古い体質にこだわる会社は淘汰される可能性が高い。シャープや東芝といった大企業も経営難に陥ったという例が物語っています。

体質が合わないというあなたの感性は決して間違いではありません。

転職が当たり前になってきている今だからこそ、柔軟に動く。

こんな選択肢もありなんじゃないでしょうか?

 

とはいえ、いきなり会社を辞めるのではなく、まずは転職エージェントに相談してみることをオススメします。

自分に合う会社が見つかってから本格的な転職活動を開始する。こうすることで、自分の収入が途切れることも防げますからね。

おすすめの転職エージェントも選んでおいたので、最後に紹介します。

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