社訓の唱和に力をいれる会社はブラックです

ブラック企業から転職
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朝一でみんで声を張り上げる社訓。

社長
社長

今日も一日お客様を元気にする!

などと、無意味な奇声を発してその日を出発。

えてして社訓を唱和する会社はブラックな臭いがします。

なぜか?

なぜなら理念と洗脳は紙一重だからです!

社訓は会社の理念だが内容次第

社訓は通常どの会社にも存在します。

なぜなら、社訓は会社の方向性ややるべき優先事項を盛り込んだものだから。

社員にやるべき事柄や、会社として何を重視しているのかを明示する役割もあるため、これは至って健全な発想といえます。そのため、大手企業やサービスの行き届いた企業で社訓があるのは普通なこと。

ではなぜそんな健全な社訓を唱和する行為にブラックさを感じるのか?

 

それは、内容が歪んでいるからです。

言ってみれば、自社の都合がいいようにうまくまとめられているだけと感じるからに他なりません。

ブラック
ブラック

これって洗脳されているのでは・・・

と思わせる内容なのです。

特に単なる使い倒しの標語のような社訓ほどブラック臭を感じます。
» まるでカルト!ブラック企業が社員を洗脳する5つの手順を大暴露!

ありがちな中小ブラック企業の社訓唱和

大手の場合、社訓は形式的なものになっている場合が多いです。

社訓唱和でブラック臭を感じさせるのはえてして中小企業に多い。

それは利益で大手企業に追いつかんとし、無理くり理念を合わせようとするからです。

実力では叶わず出来もしないことを背伸びして合わせようと、都合のいい項目を社訓に盛り込むため。

 

例えば、中小企業でありがちな社訓には以下のようなものがあるでしょう。

  • 弊社の優先事項は、1. お客様、2. 会社、3. 社員!
  • 無私こそが会社を発展させる
  • 「それが本当にあなたの限界ですか?」

これらのように、そのほとんどが自社に都合よく働いてもらおうと画策されたものばかり。

会社の利益(経営者の利益)を第一にした内容ばかりで、社員の幸福を実現する内容はほぼ盛り込まれていないのです。

 

怖いのが、大手の真似事の一環として作っているため作成者である経営陣がその内容を深く理解していない点。

社訓理念を掲げる事そのものに酔っていて、中枢の人間ほど理念を吠えているだけでまるで実践できていないのです。

そのため理念も浸透せず、

「明らかに限界まで頑張ってねえなこいつら・・・」

と思わせるシーンにちょくちょくぶち当たる。こういったシーンが違和感を加速させます。

時間の無駄!朝礼での唱和

洗脳と同様に疑問を感じるのが、朝礼でわざわざ時間をとり社訓を唱和する行為。

朝一オフィスや店舗で大声をあげて社訓を唱和する、野蛮ともみえる奇行。

「私は同じ場所に3秒以上立ち止まりません!」
「今日もハッピー!みんなを幸せにしまくります!!」
「イエエエエッー!!!(サンシャイン池崎)」

こんな事を朝一・午前中からやらされたらたまったものではありません。

 

コレの何が嫌かって、社訓を唱和している時間そのものとそれに費やす時間です。

こんな理念の確認に数分を捻出すること。さらに言えば、長々とした社訓を記憶することに費やす時間。

これがなんと無駄なことか・・・。

 

しかも恐ろしいことに、洗脳が完了している社員ほど、大声で社訓を言い終えた後にすがすがしい顔をしている。

上司
上司

よっしゃ!今日も一日頑張るか!

といった根拠のない自信に満ち溢れた面構えをしている。

考えてみればこれってこわいことですよ。

 

確かに前向きな気持ちになって仕事をスタートできるのは分かりますが、フタを開けその理由をみてみれば、後押ししているのが「社訓で大声をあげた」からです。

具体的にどうする?といったロジックはなく、単なる精神論で元気になっているわけ。

ブラック企業ほど気合や根性などの精神論で売上をあげようとしますが、まさにその考えが反映されているといえますね。

こういった理屈にうんざりし、無意味さを感じる人は多いはずです。ていうか、その方が普通でしょう。
» 無意味!会社の精神論に強烈な違和感を感じている人へ

チカラの入れどころを間違えている会社はヤバイ!

ビジネスでより重要なのは精神論ではなく具体論です。どうすれば売上や利益が上がるのかを、理詰めで考えていくことです。

気持ちでモノが売れることはないからです。

 

ぶっちゃけた話、社訓を唱和するようになって売上が一気に伸びた!なんて聞いたことありますか?

もしそうなら四六時中、社訓をいい続けていれば永遠に利益が拡大するなんてことになってしまいますよ。

何度もいいますがビジネスで重要なのは、経験に基づいたロジックと方法論。感情で利益は上がらない。

 

一番ヤバイのは、社訓を覚える事にチカラを入れている会社。

これは完全にブラックと断言できるでしょう。

なぜそんな事にチカラをいれているのか?

それは、ブラック企業にとって、社員が社訓を覚えていない事実は非難するためのうってつけの手段だからです。

上司
上司

お前は社訓も覚えていないダメなやつ

こういったレッテルを貼り付けて、優位に立つことができるからです。より洗脳がたやすくなるとも言えますね。

 

そのため新人たちはなんとかして覚えないと!と必死になってしまう。

  • 通勤電車で社訓の書かれたカードをみる
  • 家で一人ブツブツ社訓を唱える

こんな行為にでてしまう。

会社も会社で、社訓をハキハキと読み、大声が出る人間を評価する。

そりゃそうです。社訓には自社の都合のよいことが盛り込まれているのですからね。

総じてようやく、社訓は完璧にマスターしているがビジネスのイロハは何も分からない従業員が完成してしまうのです。

あなたの合わない感は間違っていません

社訓の唱和はブラックか?について書きました。

もしあなたの会社が上記の項目にあてはまり、今の会社が合わないと感じているならば、その感覚は決して間違ったものではありません。

というのも私自身ブラック企業で働き、洗脳まがいの社訓唱和に疑問を感じ去っていった社員をゴマンと見てきました。

 

そして去った人間が、人として能力がなかったか?対応力がなかったか?と言われれば全くそんなことはなく、むしろ冷静に物事を判断できる常識人が多かったからです。

いわば、仕事を合理的に判断できる「できる人」がほとんどだった。

その証拠に、後日の近況確認やSNSなどのつながりで見ているかぎり、辞めて成功し幸せな道を歩んでいる方が多い印象を受けます。

無駄に社訓を唱和するブラック企業を辞めて後悔している人はいないのです。

 

最後に|無駄に唱和させられる会社からは逃げろ!

もしあなたが今の会社違和感を感じているなら辞めて転職してしまうのも一手でしょう。

今動かなければ、数年後に

あのとき行動していればよかった…

と後悔することになるかもしれません。

 

後悔には2種類あります。

  • やった後悔
  • やらなかった後悔

です。

どうせなら、「やらなかった後悔」よりも「やった後悔」です。

やった後悔は後々にどんどん薄らいでいきます。実践できた、試せたという実感が残るからです。

ですが、やらなかった後悔はずっと続きます。「あの時やっていたら、今どうなっていただろう?」という未練がつきまとうからです。

会社を辞めずに転職活動するだけならリスクなし

しかし、いきなり転職と言われても気が引ける人も多いでしょう。なにせ、転職は人生の一大イベントです。今後の自分の人生が良くも悪くも大きく変わる節目なのです。

もし仮に、今すぐに会社を辞めてしまうと、次の会社が見つかるまで給料が入ってこないため、急いで転職先を探すことになるでしょう。そうなると、適正な判断ができず、またブラック企業に入社するハメになるかも。

しかし、いきなり会社を辞める必要はありません。まずは転職活動を始めてみて、いい会社が見つかったなら本格的に転職を検討すればいいのです。

ただ、本当に転職するかどうか分からないのに、いちいち自分で企業を探すのも面倒です。そんなときは転職エージェントを頼りましょう。

 

転職エージェントにこれまでの経歴や希望企業の条件を伝えておけば、勝手に企業を紹介してくれます。

ネット上では集められない情報もエージェントは知っているので、ブラック企業を回避できる可能性も上がります。

利用はすべて無料で、転職しなかったとしても何のペナルティもありません。使わないほうが損なのです!

 

ただし注意しないといけないのが、転職エージェントの中にも、ブラック企業でもいいから、とにかく紹介数を伸ばして利益を伸ばそうとしている悪質なエージェント会社もあります。

それを避けるためにもおすすめの転職エージェントを選びましたので、紹介します。

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