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人手不足のなか、自分だけ仕事量が多く死にそうになっていませんか?
理由はどうあれ、仕事量が増えてキャパオーバーになると予期せぬ体調不良を招きます。
特に、仕事量が多いのに適正な評価がされない時には、さらに疲労感を感じます。
これから述べることに当てはまり改善の余地もなければ、転職を検討したほうが良いです。
ただし、もし今すぐ会社を辞めたくても、まずは転職エージェントに相談するとこから始めましょう。辞めた後に転職先を探し始めると、「転職先が見つからない」「焦ってまたブラック企業に就職してしまった」となる可能性があるからです。
仕事はできる人に集中して舞い込む
「なんで私ばかり・・・」
仕事量の多さにこんな愚痴を吐いているかもしれませんね。
周りを見渡すと、余裕がありそうな人もチラホラ。こっちが四苦八苦してやっているのに涼しい顔をして仕事をやっている人もいる。
仕事の能率が悪いのかなぁ
こんな風に思いがちですが、まったくそんな事はありません。
なぜならできる人にこそ仕事は舞い込むからです。
会社が利益を追求する団体である以上は、少ない労力、低コストでタスクを処理できたほうが効率的。
Aさんに頼むと3日を要するところを、あなたに頼めば1日で仕上がる。そのうえ、更に踏み込んだ付加価値を伴った仕事で仕上げてくるというのであれば、仕事量は当然あなたの方が増える。
- クライアントに無理な注文を受けた
- お世話になった先輩社員が急に退職
- 顧客トラブルの急な対応
こういった問題が発生した際にも、過去の仕事の評価を照らし合わされ、仕事が出来る人にどんどん舞い込んでくる。
日常のルーチンワークに、不測の仕事がオンされてくるため仕事量は更に増していくわけですね。
上司が無能だと更に仕事が増える
上司があなたの取り組んでいる仕事に理解がない、やったことがないので精通していない場合、更に仕事量が増えます。
バリバリこなしているので、
あっ、意外と簡単にできるんだな
短絡的な上司ほどこんな勘違いを抱くからです。
この無能上司、かなり厄介です。
本来、分散させられるべき仕事が一人に集中していく。挙句の果てには、一人に集中するもんだから、その仕事が専門性を増していき、あなたじゃなきゃ処理できないレベルになっていく。
上司も上司で、
この件はあいつに任せておけば大丈夫
などとふんぞり返っている。というか、仕事内容自体をよく把握すらしていない。
こっちは死にもの狂いでやっているにも関わらずです。
ここで一つの疑問が頭の中をよぎる。
「私の仕事内容をよく理解してくれない上司。こんなんでちゃんとした評価がなされるのだろうか・・・?」
仕事量に対する正当な評価が無いのはきつい
仕事で一番精神的にこたえるのが、膨大な仕事量をこなしているにも関わらず正当な評価がなされていない時でしょう。
何もしていない同僚や無能な上司と同じ評価なのです。
あからさまに自分よりポジションが上の立場の人間よりも仕事量が多く、結果も出しているのに、それに対する正当な評価がなされないのは、良からぬ猜疑心さえも喚起させる。
所詮いいように使われているだけか
こんな感情が頭をよぎる。
仕事量に比例して評価がなされないって本当にきついです。
仕事量は自分が上位なのに、評価は周りと対等。
実はこれって典型的な承認欲求が満たされないパターン。
会社側から認められている感が限りなく希薄になっていて、信頼関係までも薄くなってくる。
言わば、一人ぼっちで疎外されているのと同じ状態です。
仕事ってお金を稼ぐ以外にも、社会のコミュニティーに属する事で「どれだけ貢献しているのか?」「役に立っているのか?」を満たす場でもあると言えます。
疎外感がどれだけキツイかを表すものとして、東日本大震災の例があります。当時東北の人達が口をそろえて言っていたのが、
「震災で一番きついのは、家を失ったことよりも、仕事が無くなり社会から疎外されている感が強まったこと」
です。
仕事がなくなって、「一体なんのために生きているのか?」を見失った感が強まった=承認欲求が全く満たされなくなった事を意味しています。
仕事量が多いのに、正当な評価がなされないのってこれと似ていて、
やってもやっても誰も見ていない・・・。評価もない。
こんな事を継続していて一体何になるのだろうか・・・?
という疑問が沸き起こってくるんですね。
承認欲求が満たされず、終わりも見えないという無限ループにハマっていく・・・。
仕事量が多すぎることで起こる弊害
それだけでなく、仕事量が増え続けると別の弊害も起きてきます。
仕事量が増え続ければミスも増えてくる
仕事量が増え続ければストレスもかかりますし、人によっては労働時間も長くなるでしょう。サービス残業している人もいるかもしれません。
そうなると、目の前の仕事に集中できなくなり、ミスが増えることになります。これが繰り返されることでさらに残業時間が長くなったり、さらに承認欲求が得られにくくなったりするという負のスパイラルに陥ります。
最悪の場合、心や体を壊すことも
身体的・精神的なストレスが積み重なっていくと、最悪心や体を壊してしまうかもしれません。
単純に働きすぎで体がおかしくなるだけでなく、精神的に追いこまれている状態をやわらげようと過食や酒に逃げてしまい体がボロボロに、なんてことも。
そして、一番やばいのはこの状態に自分自身でも気づいていないケース。
心が満たされていないのを「私がもっと頑張らなくちゃ!」などと奮起してしまい、結果、更に仕事が舞い降りてきて完全にパンクしてしまう。
こういった状態の方は危険信号です。
今の状態を潜在的に押さえてつけていると、いずれ体を壊す可能性が高い。辞めて転職を視野に入れてもいいぐらいです。
仕事量が多すぎて苦しいときの対処法
これまで紹介してきたように、仕事量が多すぎる状態を放置しておけば、今より状況は悪化するばかりです。
なので、最悪の状況に陥る前に対策を打ちましょう。
思い切って休暇をとってみよう
まずやるべきなのは仕事から離れることです。十分な休息を取ることです。
仕事から離れてプライベートな時間が持てると、自分自身や仕事を見つめ直す余裕が生まれます。そして、今後どうしていくべきなのかをゆっくりと考えてみるといいでしょう。
ただし、1人に仕事が集中するような職場はなかなか休暇が取りづらいもの。
早めにリフレッシュできることが理想ですが、本当につらい場合は、
- 専門の病院へ通院して少しでも職場から離れてみる
- 労基署などの公的な窓口で相談してみる
- 休職する
などの方法で自分の時間を確保するのもアリです。
人をいたわる感情が欠如している職場なら転職がオススメ
そもそも、まともな会社であれば、社内で極端に仕事量が偏っている人間がいるなら、いかに分散させるかの改善提案がなされます。
そしてそういった意見がミーティングや会議の場で自然に上がってくる。
上司や部下が不自然さを感じ取り、仕事量を振り分ける提案をするのが健全な職場です。
これはよくよく考えれば当たり前の事。
一人の人間に仕事が偏るというのは会社的にもリスクを伴います。
- その人が抜けたら代わりがいない
- その人に抜けられたら利益を大きく落とす
- 多忙な業務量に嫌気をさされ、辞められかねない
こういったリスクを避けるために、代わりの人員を育てる意味も兼ねて仕事量を分散させるのが普通の会社です。
有能な会社ほどそういった発想になるもの。
もし今のあなたの会社が上記の事と全く正反対な発想をもっているとしたらそれは相当危険です。
- あなたの仕事量のおかげで楽ができる
- あなたの仕事量のおかげで会社が儲かる
- そもそもあなたが大変だと誰も感じていない
こういった発想の会社の場合、今後も仕事量が減る事は考えにくく(むしろ増える)正当な評価もなされないままなのは明白。
むしろリスクを抱えたまま走っている会社とも捉えられます。
まずは第三者に相談してみよう
最後に一点、転職のヒントを述べます。
仕事を辞めたいのに、なかなか転職できずにいる人は非常に非常に多いです。
それはなぜか?
どの会社にいっても同じだと錯覚してしまうからです。
- どこの会社も多忙で仕事量は多い
- 評価がなされないのは普通の事
- 会社は人材を使い捨て
こういった形で、「自分の会社がそうなんだから、他の会社もさほど違いはない」。こう結論づけてしまうのです。
気がつくと「やっぱりいいや」などと結局何もアクションをとらずに終え、時間の経過で再度「やっぱり辞めたい!」と考え負の循環にハマっていく。
仕事量が多すぎて疲れていれば尚更でしょう。
どこの会社も変わらないと考えている方はぜひ、第三者である「転職エージェント」に相談することをおすすめします。
何も是が非でも転職しなければいけないというわけではありません。
とりあえず、
- 他の会社はどういった状況なのか?
- この待遇は果たして妥当なのか?
この2点を確認するのです。
その上で致し方ないというのであれば、今の会社にとどまればいいし、
「この会社はおかしい!」
というのであれば、そのまま転職する方向で話を進めていく。
特に今の時代、同じ業種なのに待遇や仕組み自体が全く違う。このような、人材に対する2極化が進んでいるのです。
わざわざきつい位置で頑張るのではなく、どうせやるなら有利なポジションで仕事をしていくのが現代的なのかもしれません。
最後におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントの利用はすべて無料ですし、相談したからといって必ず転職しないといけないわけでもありません。
なので、とりあえず相談だけしてみて今の会社を客観的に見るデータを集めたり、他にいい求人がないかの情報収集に使うという使い方でもアリでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント
アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
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