航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら!
解決します!
この記事で紹介する『幹部自衛官が自衛隊を退職した3つの理由』を読むと、自衛官を辞めるかどうか迷っている気持ちを整理することできます。
なぜなら、私も実際に退職するかどうか悩んでいるときは、自衛官を辞めた人たちの話を聞いて気持ちを整理することができたからです。
この記事では、幹部自衛官として12年間勤務した私が自衛隊を退職した3つの理由を本音で紹介します。
この3つの理由は、私のまわりで自衛隊を退職した人たちとも共通する理由でした。
記事を読み終えると、今後、自衛官を辞めるかどうかで悩むことは一切なく、スッキリとした気持ちで前に進むことができますよ!
自衛隊を退職した理由は大きく分けると3つだけ
自衛隊を退職した人にその理由を聞くと、みんないろんな理由を挙げます。
私も細かい理由を挙げるとキリがありません(笑)。
ただ、無数にある自衛隊の退職理由を整理・統合すると次の3つになります。
- ストレスフルな毎日から解放されたい!
- 家族に負担がかかる
- 自分の成長が見えない
ほとんどの人の退職理由はこの3つに収まります。
そして、これらの問題は自衛隊という組織上の問題なので、受け入れるか転職するかしか答えはないのです。
では、それぞれの理由について詳しく見てみましょう。
自衛隊を退職した理由:ストレスフルな毎日から解放されたい!
日本中の自衛官は『ストレスフルな毎日』を送っています!
- どうでもよすぎる上司の指導事項
- 何かしら理由をつけて飲み会
- 無駄な業務、無駄な会議、無駄な残業
- あらゆるハラスメントが横行する環境
30代の自衛官なら上に書いてあることを10年前後経験しているはず。
こんなストレスフルな生活をあと20年以上も続けないといけないと思うと、私は耐えられませんでした…。
上記に加えて、人によっては激務なので、それをストレスだと感じる人もいると思います。実際に、私も月200時間の残業を経験しました。今生きているのが不思議なぐらいです。
自衛隊を退職した理由:家族に負担がかかる
妻子がいる人たちで多かった理由は、家族への負担です。
私も妻と幼い双子がいたので、家族への負担は理由のひとつでもありました。
家族の負担といってもそれぞれの置かれた環境で異なるとは思いますが、大きくは次の3つでしょう。
- 引越しが多い
- 訓練などで不在にすることが多い
- 災害でも家族を省みず出勤する
自衛官でいる以上「引越し」「訓練、演習」「急な出勤」からは逃れられません。
なぜなら、自衛官は身をもって責務の完遂に勤め、日本国民の負託に応える身分だからです。
実際に、自衛官たちが家族への負担を受け入れることで、この国は不測の事態へ備えることができています。
私も8回の引越し、東日本大震災や熊本地震など、数々の災害派遣を経験しましたが、これ以上家族に負担をかけられないと判断し、退職という道を選びました。
自衛隊を退職した理由:自分の成長が見えない
最後は、私を含めたまわりの人たちがほぼ全員が挙げた退職理由です。
それは自分の成長が見えないという理由
自衛隊にいると自分の成長が見えないと感じる要因は次の3つでしょう。
- 仕事の自由度が低い
- ほとんどの仕事が組織内で完結する
- 上司、先輩で尊敬できる人が少ない
この3つも自衛隊という組織の特性上、仕方のないことです。
繰り返しになりますが、自衛隊は法律・規則で動く自己完結型の組織だからです。
実際に、何をするにしても「根拠」が求められ、前例のないことは嫌われる傾向にあります。
また、自衛隊の仕事で他の組織の協力がなければできない仕事なんてほとんどありません。
そんななかで求められたことのみを淡々とこなし、それ以上の結果を追求しない上司、先輩を見ていても、あまり尊敬できないのは仕方がないのかもしれません。
これではいけないと思い、自分の成長のために一般的に求められるスキルの勉強をしていましたが、自学研鑽のみでは限界と虚しさを感じ、退職に踏み切りました。
まとめ|幹部自衛官が自衛隊を退職した3つの理由
この記事で紹介した『幹部自衛官が自衛隊を退職した3つの理由』を読んで 、自衛隊を退職した人はみんな同じような理由で自衛官を辞めるかどうかで悩んでいたことをわかっていただけたと思います。
この記事のポイントを整理してみましょう。
このポイントを理解して、しっかりと自分の気持ちと照らし合わせれば、 今後、自衛官を辞めるかどうかで悩むことは一切なく、スッキリとした気持ちで前に進むことができますよ!
自衛官で転職をお考えの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。