転職ってやることがたくさんあって、面倒に思う気持ちはとてもわかります。僕も25歳での初めての転職活動の時は、めんどくさがって1年ほど伸ばしてしまいました。。
できればサクッと簡単に終わらせたいですよね。
しかし、安易に転職先を決めてしまうと転職先がブラック企業だったり、入社後に「俺がやりたいこととは違う。。」となってしまう可能性が高いです。
一度ブラック企業に入ってしまうと、精神的にやられてしまいますし、再び短期で転職をすることになりキャリアに傷がつきます。
そこで、転職は簡単に終わらせたい!でもちゃんとした企業に入りたい!と思う人向けに、面倒な転職もサクッと終わらせるコツを紹介します。
簡単に転職するために覚えておきたい3つの考え方
まずは「簡単に転職したい」と思う方向けに、次の3つの考え方を紹介します。これらを頭に入れておくと、簡単な転職ができます。
- 力を入れるところ・手を抜くところのメリハリをつける
- 妥協するラインを決めておく
- 信頼できる優秀なエージェントをみつける
実際に僕自身も初めての転職活動の時には全然わかってなくて超非効率だったのですが、2回目の転職活動ではこれらを意識した結果、簡単に終えることができました。
力を入れるところ・手を抜くところのメリハリをつける
転職活動の中で最も力を入れるべきことは何か?と問われたら、間違いなく「面接練習」です。ここだけは最低でも全力を注ぎましょう。
自己分析や企業選びはエージェントが手伝ってくれますし、企業の軸が定まり切らなくても内定を複数とってしまえば、その中から選ぶだけです。
でも面接だけは、面接官と自分しかいない場での勝負なので、モロに実力が出てしまいます。
面接だけはしっかり時間をかけて準備しましょう。
合わせて、面接の前に企業の情報はしっかり調査しておきましょう。
企業のホームページを見て、最低でも以下の内容は頭に入れておくべきです。これらのことすらも把握できていなければ、いくら面接練習をしたとしても、志望度合いが低いとみなされて落ちます。
- 事業内容(複数事業やっている場合は全部)
- 事業のビジネスモデル(どうやって収益を生んでいるのか)
- 何を大事にしているのか(企業理念)
これらの情報を基に、自分がその会社に入ったらどのようなメリットがあるのか、どういう利益をもたらすことができるのかを考えておくと、転職成功の確率がグッと上がります。
妥協するラインを決めておく
先ほど「とりあえず内定を取ってから選べばいい」と言いましたが、最終的に入社するのは1社です。
内定を取った後に「本当はもっといい企業があるのに」といつまでも悩んでいると、転職活動が長くなってしまいます。
完璧な会社というのは存在しないので、少なくとも今の職場よりも良い環境だと思うなら、ある程度で妥協をして転職をするのがコツです。
また、事前に優先する条件(年収、職場環境、通勤時間など)の中で優先順位をつけておけば、よりスムーズでしょう。
信頼できる優秀なエージェントをみつける
ここが一番大事です。簡単な転職ができるかどうかは、いかに自分がやるべきことを代わりにやってくれる優秀エージェントを味方につけるかどうかにかかっています。
自分が転職活動を簡単にできるかどうかは、優秀なエージェントが付いてくれるかどうかにかかっています。
僕は2回目の転職では10人ほどのエージェントに会いました。そしてわかったのは、優秀なエージェントと微妙なエージェントだと、転職活動にめちゃ大きな差が出るということ。
優秀なエージェント | 微妙なエージェント | |
---|---|---|
ヒアリング能力 | 転職理由などがまとまっていなくても、こちらの意図を汲み取ってくれて会話しながら整理してくれる | こちらがまとめて話さないと、整理してくれないので形式的な質問に終始する |
面談時の論理性 | 会話が論理的で、納得性が高い | 論理が飛躍しており、ただ単にエージェント都合の求人に流そうとしてくる感じが伝わる |
レスポンス | 早い | 遅い |
提案してくる求人の質 | ヒアリングがしっかりできているので、求人も的を射ている | ヒアリングがしっかりできてないので、エージェント都合の求人ばかり紹介される |
転職先への交渉力 | 企業側へのグリップができているので、入社時期の調整や給与交渉の点で有利になる | 企業をグリップできてないので、入社時期や給与についてこちらの要望が通りにくい |
ただ自分が担当するエージェントが優秀かどうかは運ゲーです。だから複数の転職エージェントに登録をして、自分が最も優秀だと思う人と付き合うようにすればOK。
「急がば回れ」精神で、転職活動を簡単に済ませたいならば、まずは遠回りに見えてもまずは優秀なエージェントを味方につける方が結果として早いということを忘れないようにしましょう!
逆に転職を簡単に終わらせすぎると…
転職を簡単に終わらせるコツを紹介しましたが、あまりにも簡単に終わらせようとしすぎると後で公開することになります。
転職って、簡単に終わらせようと思えば、クソほど簡単です。
試しにリクナビNEXTなどの転職サイトに登録してみてください。下記は人手が足りないから求人が腐るほどあります。
- 飲食やホテルのスタッフ
- 保険の営業
- 不動産の営業
例えば「不動産 営業」で調べてみます。すると4,729件がヒットしました。
一例ですが、そのうち求人広告のタイトルは下記のような感じ。いかにも誰でも挑戦できそうなやりがいのある仕事っぽいですね。
攻めた就職*同世代の仲間と圧倒的な差をつける!【不動産営業】
不動産賃貸の営業●原則転勤無し●未経験OK
◆35歳以下限定◆ポテンシャル採用!未経験大歓迎!不動産営業
ぶっちゃけ不動産の営業は人海戦術なので、会社も人を雇って稼働させればさせるだけ儲かります。
なので、ここらに応募すれば結構な確率で内定が出るでしょうが、残念ですが転職活動を簡単に終わらせたいと思ってる人は、ブラック企業のカモです。
「未経験歓迎!」「ポテンシャル採用!」といった文言に踊らされて、実態は「やりがい」「自分の成長」「お客様のため」という美辞麗句に踊らされて使い捨てられる、、なんてことが現実にあります。
すると、次のような状態になってしまいます。
さすがにリスクが高すぎですよね。なので転職活動を簡単に終わらせようと思いすぎるのは危険なのでやめましょう。
転職が簡単に終わった人とそうではない人の4つの違い
最後に、転職が簡単に終わった人とそうではない人の違いを紹介します。結局は、最初に紹介した3つのポイントに集約されます。
- 力を入れるところ・手を抜くところのメリハリをつける
- 妥協するラインを決めておく
- 信頼できる優秀なエージェントをみつける
自分が転職で得たいものが明確である
これが最も大事です。なんのために転職したいのかが明確じゃないと転職は長期化します。
今の仕事つまらないし、上司もうざいし給料も安い。やってる仕事の内容もつまらないから、転職したいなあ
これだと「現状が嫌だから逃げ出したい」というだけで、転職で何を勝ち取りたいかが明確ではありませんよね。
明確ではない状態で転職活動をすると、
などと決め手を欠いて、転職活動が長期化してしまいます。
力を入れる企業・力を抜く企業のメリハリを付けるために、転職で得たいものを明確にしておく必要があります。
十分な数の企業に応募している
転職先を厳選しすぎるのは良くありません。
どうしてもこの企業に行きたい!という気持ちは、その企業がダメだった時にメンタルがやられます。
恋愛でも、相手のことを想いすぎると重たくなってフラれますよね。
転職も一緒で、絶対この企業じゃないとダメだという気持ちが無い方が、結果として良い企業に巡り会える確率が高まります。
僕も最初の転職の時には厳選して3,4社しか受けてなかったのですが、2回目の転職では20社以上はエントリーしました。
結果として、2回目の転職の方がより多くの選択肢から選んだので、納得感が高く転職を終えることができました。
ある程度妥協している
これは冒頭で紹介したとおりですね。完璧な企業はこの世にないので、どこかで妥協して転職活動を終わらせる必要があります。
繰り返しますが、完璧な転職先というのは存在しません。
仕事の内容、給料、労働時間、働く環境などどれかは自分の理想通りにいかない部分が出てくると思います。
その時に「まあ8割は理想の職場だからいいか」と思える人は転職をスムーズに終えています。
書類準備、面接対策に時間をかけている
書類や面接の準備をちゃんと時間をかけてやらないと、どこの企業も最終面接で落とされて逆に長期化してしまいます。
具体的には次のようなことを指します。
- 複数の転職エージェントと会って自分に合ったエージェントを探す
- 書類は何度もレビューをしてもらう
- 面接練習も対面で行い、志望度が低い企業を先にうけて場慣れをしてから本命の企業を受ける
ここら辺は自分一人でやり切るのは難易度が高いので、いかに信頼できる転職エージェントを見つけられるかが運命の分かれ道になってきます。
(参考)転職活動をしていることを会社にバレないようにする方法
早く転職が決まれば問題ありませんが、それでも退職するまでは周りから冷たい対応をされるのは避けたいですよね。
なので、転職活動をしていることがばれないようにする方法も紹介します。
同僚や上司には言わない
ぶっちゃけこれでかなり回避できます。
転職活動って(特に初めての時は)不安なので、つい周りの親しい同僚とか先輩に言ってしまうんですよね。
こういう「ここだけの話」は絶対ここだけの話にならずに広まって行くので、
会社のだれかにいう=上司に伝わる
と思ってください。
誰にも言わなければ、疑われてもシラを切り通せば対応できますが、本人の口から言ってしまったことはさすがに撤回できなくなり、自分が辛い立場になりますので絶対にやめましょう。
極端に普段と違う行動をしない
例えば、
- 普段と違ってかっちりした服装になる
- 直行直帰が増える
- 午前休や全休などの有休消化が多くなる
などは「あいつ転職活動してるんじゃないの?」と疑われやすいです。
本当にほとんどの会社の人は人事の情報に無駄に興味があるので、誰々が異動するとか退職するとか転職するとか、大好物なんですね。
だから思っている以上に怪しまれて、勘ぐられると思った方が良いです。
また、もしあなたの会社が私服勤務が可能ならば、スーツを来て出社してしまうことでバレることがあります。
服装もいつもと変えないようにすることでバレにくくなります。
仕事に手を抜かない
これは自分の実体験なのですが、1回目の転職の時には自分もよくわかっていなかったので、
どうせ辞める会社なんだからちょっとくらいミスしても誰も何も気にしないだろ
と思っていました。甘すぎクソ野郎です。
だから、全然普段関わらない部長からも、サシでご飯の誘いを受けるくらいにはバレていたんだと思います。
もし自分が転職したい会社が見つかっても、仕事に手を抜くことはやめましょう。
年配者であればあるほど、その会社で転職をしようとしてきた若手を見ているので、だいたいバレます。
それに、手を抜くのが習慣になってしまうと、転職先の会社でもその習慣が出てしまい、最初の印象が悪くなります。
まとめ|転職活動も力をいれるところのメリハリをつける
仕事でもなんでもそうだと思いますが、全てのことに100%の力を注ぎ込むのは非効率です。結果として時間がかかりすぎます。
サクッと転職活動を終わらせたいなら、
- 転職で得たいものを明確にする
- 十分な数の企業に応募する
- ある程度妥協する
- 書類準備、面接対策に時間をかけている
この4つが必要になってきます。
そして、この4つを満たすために、転職エージェントを活用することをオススメします。
転職エージェントは、そもそもの転職の目的の整理を手伝ってくれたり、求人の紹介や面接対策などもやってくれるためです。
先ほども言ったように、まずは複数の転職エージェントに登録してみて、その中から信頼できるエージェントを絞っていったほうが、結果的にラクして転職できますよ^^
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント
LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda
dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
アデコ転職エージェント
アデコ転職エージェントは、日本で37年以上の人材事業を運営している実績があります。
人気の事務職や営業の求人に特に強く、一般事務や経理事務、総務事務や英語を活かす事務系の求人が多めです。他にも、IT系や広報・マーケティングの求人などもあります。
他の大手の転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、やはり求人数が少ない事務職に強いのが魅力的です。事務未経験でもOKな求人もあります。
ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。
何はともあれ面談してみないと分からないので、まずは相談してみましょう。平日の遅めの時間帯も面談可能です。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。