今日は給料についての記事です。

今の会社で給料が上がらない。。。給料を上げる方法を知りたい
僕自身、400万→550万→700万と2回の転職ごとに給料あげれており、実体験に基づいているので内容の信ぴょう性はあるかなと思います。
なぜ給料はあがらないのか

給料があがらない理由はシンプルに2つです。
自分のせい
「自分のせい」と言っても大きく3つに分かれるかなと思います。
- スキルセット不足
- スタンス不足
- 社内政治力不足
より詳しく見ていきましょう。
スキルセット不足
これは単純に、仕事で求められているレベルに到達していない、という状態です。
例えば営業なら、
- 先輩の同行なく1人で商談ができる
- 大口のクライアントから契約を獲得する
- チームをまとめて数値目標を達成する
とかですね。
スタンス不足
仕事のスキルというよりも取組み方の面で基本的なことができない人も、なかなか社会人として評価されることはありませんよね。
例えば次のようなことです。
- 遅刻しない
- 自分が約束したことは守る
- 悪いと思ったら素直に謝る
社内政治力不足
仕事はできるけど上司に嫌われているから万年マネージャーから上に上がれない、という人が1人は周りにいますよね。
サラリーマンである以上、上司に評価をされなければ上の役職に上がれません。これは全員逃れられません。社内政治力が足りてないと、高い役職≒高い給料が手に入らないことにつながります。
さて、給料を上げるための方法ではこれらの3つがよく取り上げられます。しかし、本当にこれだけが問題なのでしょうか?
いえ、違います。
多くの企業では、なんだかんだで年功序列の制度が残っています。年功序列の会社では、利益の一部が年齢ごとに割り振られています。

ここで気づくべきなのは、自分はこの年功序列の中でだけ勝負をしていないか?ということです。

どういうことかというと、年功序列でない会社に転職すれば、1人1人の評価に基づいて給料は決まりますし、そもそも年齢が高い人が少なく、若い人にも十分な給料を払えるという企業もあります。
また、年功序列以外にも、そもそも業界の構造として利益率が低く、給料の元となる一人あたりの利益額が少ないとどうしても給料は低くなります。
実は、環境を変えることで、あなた自身の能力は一緒でも給料が1.5~2倍になるということは現実的に起きています。

流石にそんなはずはない…なんか胡散臭いな…
そう思うでしょうか?しかし、環境要因によって給料が大きく変わる理由はロジカルに説明ができます。
環境のせい
「環境のせい」は大きく2つに分かれるかなと思います。
- 利益率が低い業界にいる
- 低い評価で固定されている可能性がある
より詳しく見ていきましょう。
利益率が低い業界にいる
そもそも、利益率が高い業界では、給料の元となる「利益総額」が大きいので、その分各社員に配分される額も多くなります。

例えば利益率が高い代表のIT業界のトップに君臨しているYahoo!を運営するZホールディングス株式会社(Z HD.)と、外食チェーンを展開するワタミ株式会社を比較してみるとその差は歴然で、ヤフーの方がワタミよりも約13倍も営業利益率が高くなっています。
項目 | Z HD.(2019年) | ワタミ株式会社(2019年) |
---|---|---|
売上高 | 9,547億円 | 947億円 |
営業利益 | 1,405億円 | 10.6億円 |
営業利益率 | 14.7% | 1.1% |
つまり、利益率が高い業界にいれば同じ職種・同じ年次でも高い給料がもらえる環境がある、ということが言えます。

低い評価で固定されている可能性がある
もしあなたが今の会社であまり評価されていない場合、実は評価の点で不利になっている可能性があります。

そんなのずるい!正当に評価してほしい!
そう思う気持ちはわかりますが、悲しいかな人間の脳はそんな風にできていません。
例えば、一度大事なMTGに遅刻をした若手社員がいるとします。すると、「あの人は遅刻をする人」というラベルが貼られて、

次も時間通りに来ないのではないか
という印象を持つのではないでしょうか?(心理学では認知バイアスの中の「一貫性バイアス」と呼ばれており、誰もが当てはまるバイアスです)。
これと同じで、あなたが今の会社で一度低い評価を得てしまっていたら、残念ながら次に良い仕事をしたとしてもあまり評価されない環境に陥っている可能性があります。
給料を上げる方法

給料をあげる方法もシンプルに次の2つです。
自分を変える
「自分を変える方法」は大きく3つに分かれます。
- スキルを身につける
- 目の前の仕事にコミットする
- 上司からの評価に気を配る
より詳しく見ていきましょう。
スキルを身につける
今の職場で評価されるためのスキルを身につけましょう。
- 業界の知識や自社製品の知識
- 営業時に成約率を上げるためのトーク術
- 語学の能力
などが該当しますね。これは周りの成果を出している同僚何人かにヒアリングすると手っ取り早いです。
目の前の仕事にコミットする
期間を決めて自分が担当している仕事にコミットするのも手です。
僕自身の経験からすると、成果が出ない大きな原因は目の前の仕事へのコミットが不足しているからです。
- これをやっても将来の自分のためにならないのではないか
- この仕事で成果を出してもどうせ対して給料が上がらない
- お客さんうざいのであまり関わりたくない
などなど色々な言い訳はできるのですが、つべこべ言わずに成果にコミット!というマッチョな手段も打ち手の一つですね。
上司からの評価に気を配る
いくら成果を出しても、あなたを評価するのは上司です。
この時代に上司の機嫌をとったり飲み会に参加しないと評価が上がらない…なんて昭和な会社は少ないと思いますが、下記のようなことは気にしておいたほうがいいでしょう。
- 直属の上司がどのようなことをよく気にするのか
- この会社ではどのような人が評価されて早く出世しているのか
環境を変える
環境を変える方法は2つに分かれます。
業界を変える
業界を変えるのはかなり有効な打ち手です。
先ほど見たように、給料をあげる簡単な方法は高利益率の業界に転職することです。
私自身、不動産会社からITサービスの営業に転職したことで、給与は1.5倍程度になりました。
評価を一旦リセットする
今の職場であなたの評価が低いままでしばらく働いているのであれば、評価をリセットするために転職をする選択肢は有りです。
ただし注意点があり、この打ち手は何度も使うことはできません。次は死ぬ気で社内での評価上げないと、評価が低いままのジョブホッパーとなってしまい市場価値が下がっていきます。
まずは相場をチェックしよう【今すぐできる】

市場価値を知るには、
- 転職サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
の2つがあります。
転職サイトを利用する
転職サイトに登録することで、次のような利点があります。
- 各業界ごとの給料の相場が理解できる
- 自分の給料が高い/低いのかがわかる
- 自分の給料を1.5倍〜2倍にするための具体的な求人がイメージできる
特に3つめが重要です。まずは求人情報を見ることで、

なるほど、俺でもこのくらいの給与をもらえる仕事があるのか
というイメージを持つことができ、自分の給料をあげるための第一歩が踏み出せるためです。
転職サイトの中でもオススメはリクナビNEXTです。というより、これ一択です。

リクナビNEXTは、日本でも最大級の求人を掲載しています。
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4つの設問なので時間もほとんどかかりません。

仕事をする上で自分がどんな人間なのか、どんな仕事が向いているのかは非常に重要です。自分で思っている以上に自分のことは分かっていないことが多いので、利用しておいて損はないでしょう。
転職エージェントを利用する
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転職エージェントは、転職者が入社した企業から、転職者の年収の約35%を報酬として受け取るためですね。
具体的におすすめの転職エージェントも選んでおきました。
- 転職が初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ LHH転職エージェント
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 事務職や営業の転職に強い ⇒ アデコ転職エージェント
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
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カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント

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マイナビAGENT

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