こんにちは。20代で2回転職しているトニーです。
読者の皆さんの中には、転職エージェントで苦い思いをした人もいるのではないでしょうか。
場合によっては、ムカついたという人もいると思います。
実際『転職エージェント』でググると、むかつく以外にも、「しつこい」「うざい」「強引」「信用できない」と散々な言葉がレコメンドされます。
今回は転職エージェントがムカつく理由や対処法を書いていきます。
なぜ転職エージェントはムカつくのか?

こちらの希望と違う求人を勧められた。
断っているのにしつこく連絡してくる。
こういう経験をした人も少なくないでしょう。こちらが望んでいることと違うことをされるので、そりゃムカつきます。
ただ、転職エージェント側にもこうせざるを得ない理由があるので、まずはそれを解説します。
転職させないと基本儲からないから

上の画像は、転職エージェントのビジネスモデルを示しています。
転職エージェントはあなたが転職をすると、年収の30~35%の紹介料を企業からもらうのが一般的です。
例えばあなたが年収500万円で転職に成功すれば、その35%の175万円を企業は転職エージェントに払います。
これをみると、転職者が増えれば増えるほど転職エージェントは儲かる構造にあることがわかります。
逆に言うと、転職エージェントは転職してもらわないと売上になりません。なので、多少しつこく連絡してでも転職させようとしてくるのです。
企業から欲しいと言われているから
さきほどの転職エージェントのビジネスモデルを踏まえてエージェントの目線に立ってみると、転職させやすい人から企業に紹介してきます。
転職させやすい人というのは、転職市場でニーズが高い人です。ちなみにですが、必ずしも『転職させやすい人=優秀な人』ではありません。
例えば、人材がなかなか定着しない企業は、常に人を募集しています。
すると内定をもらいやすい(=紹介料が稼ぎやすい)ため、転職エージェントも転職者に紹介してくることになります。
ただ、得てして常に人を募集している企業はあまり職場環境や待遇が良くなかったりします。
なのであなたは内定を辞退するのですが、それでも企業側がほしいと言っているので、転職エージェントとしても対応しないわけにはいかないのです。
転職エージェントがムカつくときの対処法

担当変更してもらう
実は、転職エージェントは担当を変更してもらうことができます。
一部のエージェントは担当変更に対応していないこともありますが、言ってみると対応してくれることの方が多いです。

それはちょっと今の担当してる人に悪いし気まずいな…
と思う気持ちはわかります。
ただ、あなたの人生を決めるかもしれない転職という大事な決断を支援してくれる人くらい、自分が納得できる人に伴走してもらいたくないですか?
その場は少し気まずいかもしれませんが、あなたの人生の方がよほど大事です。
転職エージェントを変更するには、メールで一本連絡を入れるだけです。
大手企業になると担当変更を希望する場合に使う専用メールアドレスもあります。
もし迷ったら、次の文章を使ってみてください。連絡の際には言える範囲で理由を添えると、向こうもあなたに合ったエージェントに変えてくれます。
別の転職エージェントに乗り換える
とはいえ、どこまでいってもキャリアアドバイザーも人間ですので、あなたとの相性があります。他の人にとってよいアドバイザーが、あなたにとっても良いとは限りません。
だから、通常は転職エージェントは複数登録します。
その中で、あなたとの相性や紹介してくれる求人によって利用するエージェントを絞っていくという利用の仕方が一番おすすめです。
僕も過去の2回の転職で合計10人以上にはエージェントと面談しています。
そのうち実際にやりとりし続けたのは2~3人ですが、自分と相性の合うエージェントが見つかったことで希望通りの転職ができて、あのとき頑張って多くのエージェントに会ってよかったなと思っています。
転職エージェント側も、複数のエージェントを利用されるのには慣れているので、遠慮することはありません。
複数のエージェントを利用することで、

他のエージェントでは◯◯万円の求人を紹介してもらって、今面接を進めているのですがそれと同じくらいの年収の求人はないでしょうか?
というように、他のエージェントから紹介された求人を基に、もっとよい求人を引き出すことも可能です(ただし、やりすぎるとエージェントから嫌われるので注意!)。
転職エージェントとうまく付き合っていく方法

本心を隠さない
これは一番大事なのですが、エージェントには転職理由を明らかにしましょう。
転職理由を曖昧にしてしまっていると、転職では悲惨なことになります。
転職エージェントに流されてしまい、

ほんとはこんな会社に転職したかったんじゃないんだけどな…
と後悔している人は意外にたくさんいます。
自分の本心を隠して「もっとやりがいを持って働きたい」などとふわっとした転職理由しかないと、エージェントもあなたに合った求人がどんな者なのか理解が深まらないし、悪いエージェントなら良いように転がされてしまいます。
いいエージェントの中の人も、「本音」で話してくれることを望んでいます。
エージェントからの切実なお願い。就職相談はなるだけ「本音」をぶつけてほしい。「周りに馴染めなかった」「仕事ができず辞めた」「残業がキツかった」「営業は嫌」とか何でもいい。もちろん全て叶えるのは不可能。でもあなたにとって「ベターな仕事」を紹介する為にも、まずは本音を教えてください。
— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務|20代若手(第二新卒/既卒/フリーター)のキャリア支援10年目 (@kawabata_career) October 7, 2021
そうはいっても転職理由がはっきり分かっている人はそんなに多くありません。
「やりがいのある働き方って具体的に何?」というのが分からないなら、

転職理由がふわっとしているので、固めるところから手伝ってもらえませんか?
という風に転職エージェントに伝えることが大事です。
この時に少しでも「自分とは合わないな」「転職を急がせようとしてくるな」と思ったら担当者を変えてください。
転職意欲は高いことにする
転職エージェントは、転職への意欲が高い人から優先的に対応します。
実際私も、エージェントと面談をしている中で、

転職希望時期はいつですか?

まだ具体的には考えてないですね、まずは情報収集からです
と答えると、転職エージェントからの連絡もなくなり自動的に送られてくる求人メールだけになりました。
転職エージェントとしても

この人をフォローして面接対策とかしても転職しないんだろうな…
と思っているので、転職意欲は「良い求人があれば早めに転職することを考えている」などど比較的高めであることを伝えましょう。
エージェントへのレスポンスは仕事相手と同様に
転職エージェントも人間です。せっかく連絡をしているのに無視したり折り返しの電話に出なかったら、当然対応の優先順位は低くなります。
また、自分が客側だからといって急にメールがぶっきらぼうになり偉そうになる人も、当然対応したくないと思われます。
そうすると損するのは自分です。自分の人生を好転させてくれる運命の企業に出会えるチャンスを自ら棒に振って、やりたくもない会社で働き続けて人生の時間を無駄にしたくなければ、転職エージェントにも丁寧に対応しましょう。

もちろん、こちらが拒否したり悩んでいるのに無理に転職を進めてきたり、失礼な対応をする転職エージェントは、こっちも付き合いきれないので無視してOKです。
【まとめ】転職エージェントは使いよう

ここまでお読みいただきありがとうございます。
自分自身も2回転職し合計10人以上のエージェントと面談をした経験からすると、転職エージェントは使いようだと思います。
転職エージェントに限らず世の中には仕事ができない人がたくさんいます。
一部の数人のエージェントに悪いイメージがあるからといって、転職の際に「転職エージェント」という武器を使わないのはあまりに損です。

ダメだったらまた別のエージェントを探したらいいだけです。
また、転職エージェントは全て一緒だと思っていると痛い目にあいます。転職が初めての人には、初めての人にとって適切なエージェントがいます。
なので、これまでの僕の経験も含めて、おすすめできる転職エージェントを紹介します。
未来を良くするかどうかを決めるのは最終的にはあなた自身です。
現状のままだと何も変わりません。ぜひ自分が納得のいくような行動をしていきましょう。
おすすめの転職エージェント
- 初めてでも安心 ⇒ リクルートエージェント
- 年収アップしたい ⇒ LHH転職エージェント
- 転職者の満足度No.1 ⇒ doda
- 急成長企業でスキルUP ⇒ 識学キャリア
- キャリアが浅くて不安 ⇒ マイナビAGENT
- 自分の適正年収を知りたい ⇒ ミイダス
★複数に登録しておくと転職成功率がアップします。
リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。
様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。
豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。
カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。
LHH転職エージェント

LHH転職エージェントで年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。
世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。
普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。
エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。
doda

dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。
求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。
履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。
転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。
識学キャリア

識学キャリアは、急成長中のベンチャー企業に特化した転職エージェントです。
「識学」という組織コンサルを展開している会社が運営しています。
「識学」は大手企業や有名企業、上場企業などでも導入されており、導入企業は軒並み業績が伸びています。
また、2019年に上場した企業の10%以上は識学を導入しています。
特徴は何といっても紹介先企業との結びつきの強さ。組織コンサルを提供しているぐらいなので、企業の内情は知り尽くしています。そのため、高いマッチング精度が期待できます。
まだまだ相談者の数が少なく、他の転職者と競争しなくて済むので、今スグ登録しておくことをオススメします。
マイナビAGENT

マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。
熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。
転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。
また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。