プログラマーの注目度が上がるにつれて「未経験からもプログラマーに挑戦したい!」と考える人が増えています。
しかし、その一方で
- プログラマーは難しいイメージがあるけど向いているのだろうか?
- プログラマーに向いている人・向かない人の特徴を知りたい!
このように感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役エンジニアであり未経験者の指導・採用もすることが多い僕が
についてお話します。
プログラマーに才能や特別なセンスは必要か?
まず、大前提としてプログラマーに才能・センスは関係あります。
僕はどちらかというとプログラミングに向いており、おそらく他のエンジニアと比較してもコードを書くスピードは早いほうだと思います。
しかし、向いていると少しコードを書くことが早い程度で、才能や特別なセンスが必須だとは一切思わないです。
向き不向きが多少影響していたとしても、それはトップ10%程度の話です。
未経験者がプログラマーとして転職するまでの間は、センスや才能よりも
- プログラミングに対する慣れ
- 地道な学習量
が圧倒的に大切ということを覚えておきましょう。
以下の記事でも解説しているけど一流になるまでセンスは関係なし!
プログラマーに向いている人の特徴
とはいえ、未経験からプログラマーを目指すにあたって
自分はプログラマーとして今後活躍していきたい!
と考える人も多いですよね。プログラマーに向いている人の特徴は以下の通りです。
- 課題を客観的に把握できる人
- 精神的に図太い人
- 好奇心旺盛な人
- 単調な仕事がつまらないと感じる人
課題を客観的に把握できる人
特に未経験のうちは、プログラマーとして働くことに慣れないことが多いでしょう。
- スキルが足りずに仕事が進まない
- エラーが起きているけど原因がわからない
- プロジェクトがなぜか上手く進んでない
など、他にもたくさんの壁にぶつかります。
どんなプログラマーでも確実にこの壁はぶつかるよ!
そのときに「自分が今何をするべきか?」自律的に考えられる人は、例え未経験であっても重宝されます。
感情的に「できない!」と嘆くのではなく、「今自分が何ができるか」考えられる人はプログラマーに向いているといえます。
精神的に図太い人
プログラマーは様々な要因からストレスを抱えやすい職業です。
日経XTECHの調査によると、プログラマーは鬱になりやすい職業No. 1だそうです(不名誉ですが…)。
実際に働いてみるとわかりますが、
- 顧客からの過剰な要望
- スキル不足によるストレス
- 納期に間に合わないストレス
など様々です。1つ目の特徴でも紹介したように、感情的になってしまう人は、よりストレスを抱える傾向があります。
いつも冷静に「なんとかなるさ!」と考えられる人のほうが、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
楽観的に物事を考えられる人でないとしんどいよ!
好奇心旺盛な人
また、仕事をしていると新しい技術がどんどんと出てきます。
それらに対して「覚えることが増えて辛い…」と考えるよりも「この技術おもしろそう!」と思える人のほうがプログラマーには向いています。
この業界では、
- 知らないことが当たり前
- 技術は変わるのが当たり前
- 新しい技術が出てくるのが楽しい
と思える、好奇心旺盛さを持てる人の方がいいですね。
単調な仕事がつまらないと感じる人
また、プログラマーの仕事にはルーチンワークと呼ばれるものは、それほど多くありません。
- プロジェクトが変われば働き方が変わることが当たり前
- 企業によっても雰囲気が違う
- 会社の成長速度も速い
など、仕事に対しても変化があることが当たり前で、仕事が単調だ…と感じることは多くないでしょう。
「決められた仕事しかやらない/できない」ではなく、単調な仕事はつまらない!と考える人の方が向いていると言えます。
プログラマーに向いていない人の特徴
では、一方でプログラマーに向いていない人の特徴も見ていきましょう。
- なぜ動いているか深く考えない人
- コミュニケーションが苦手な人
なぜ動いているか深く考えない人
仕事をしているとよく見かけますが、似たようなソースコードをコピペして動いたらOKという人がいます。
しかし、そうしたプログラマーは自分で新しい機能を作ることができず、価値を上げることもできません。
↓コピペエンジニアってなんで駄目なの?と詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしましょう。
» コピペプログラミングの本当のダメな理由|Qiita
コピペが悪ではありませんが「なぜこのプログラムは動くのだろう?」と疑問を持てない人は、プログラマーに向いていないと言えます。
コミュニケーションが苦手な人
意外に思われるかもしれませんが、プログラマーはコミュニケーション能力がかなり求められます。
コミュニケーションが苦手な人ほど
ことが多いです。「自分は内気だからプログラマーになろうかな…」と考えている人はギャップがあるかもしれないので、意識しておきましょう。
コミュニケーション力はプログラマーも非常に大事!
あなたがプログラマーに向いているかを診断する方法
ここまでプログラマーの向き不向きについて解説しましたが、結局気になるのは「自分がプログラマーに向いているか?」ということですよね。
ここでは、実際にあなたがプログラマーに向いているか適正をチェックする方法を紹介します。
- GEEK JOB:プログラマー適正/想定年収診断(簡易チェック)
- リクナビNEXT:グッドポイント診断(本格チェック)
GEEK JOB:プログラマー適正/想定年収診断(簡易チェック)
GEEK JOBのサイトでは登録なしでプログラマーの適正診断をすることができます。(※想定年収を見るには登録が必要です)
実際にやってみましたが、
- 自身の能力 / 重視する考え方
- プログラミング適正
の2部構成からなっており、印象としてはプログラマー適正診断というよりは単純に論理的思考力がありそうか?を診断しているような内容でした。
したがって、「簡易的にプログラマー診断をしたい」という人にはおすすめできます。
ただし、自分の性格など根本的にプログラマーに向いているのだろうか?と疑問を持つ人には、少し物足りないと感じる診断ともいえるかと思います。
リクナビNEXT:グッドポイント診断(本格チェック)
個人的には、GEEK JOBの簡易的なチェックではなく、根本的な気質がプログラマーに向いているかを判断できるグッドポイント診断がおすすめです。
なぜなら、(非常に残念ながら)プログラマーは全ての人にとっておすすめできる職業ではないためです。
- そもそも性格的にプログラマーに向いているのか
- プログラマーとしてスキルを高められる気質なのか
長期的にプログラマーとして活躍を目指すなら、やはり向いているかどうかは1つ大切な指標になります。
そういった意味でいうとグッドポイント診断は、無料ではあるものの30分ほど時間を必要とするかなり本格的な診断です。
↓以下の18種類からあなたの強みを客観的に見つけてくれます
診断サービスはいくつか受けたけど、無料でここまで質の高い診断は他に見たことがないよ!
これほどすごい診断が無料で受けられるのは、大手転職サイト「リクナビNEXT」の特典の1つだからです。
「転職サイトに登録するってことは面倒な電話が来るのでは…」と思われるかもしれませんが、一切来ません(メールは送られてきます)。
とはいえ、プログラマーに向いているか診断できる上に、求人数も豊富なため、最終的にエンジニア転職を目指すなら登録して損のないサイトです。
登録だけすれば無料で受けられるので、ぜひ一度診断してみるといいですね。
まとめ|プログラマーの向き不向きを把握して自分の強みを活かそう
ここまでの記事のポイントをまとめます。
- プログラマーに特別な才能は必要ない
- ただしプログラマーの向き不向きはある
- 診断を通して自分の強みを把握しよう
今回はプログラマーの向き不向きから、自分がプログラマーに向いているか診断する方法までお話しました。
プログラマーの向き不向きは、転職するまではそれほど関係ありませんが、今後ずっとプログラマーとして仕事をするなら向いているに越したことはありません。
ぜひ、「自分はプログラマーに向いているのだろうか…」と不安に思っている人こそ、診断をしてみてください。
- GEEK JOB:プログラマー適正/想定年収診断(簡易チェック)
- リクナビNEXT:グッドポイント診断(本格チェック)