エンジニアとして仕事をしているはずなのに「自分の仕事って雑用ばかり…」と悩んでいる方も多いかと思います。
経験が浅いと十分に仕事ができないため、どうしても若手に雑用が集中する傾向にあります。
しかし、中にはエンジニアとは名ばかりで雑用を押し付けられる企業も存在します。
今回は、そんな方に向けて
- 雑用ばかりの環境を今すぐ改善すべき理由
- 雑用を任されやすい職場環境の特徴
- エンジニアとして活躍するために今から取るべき行動
について解説していきます。
雑用ばかりの環境を今すぐ改善すべき理由
エンジニアとして雑用ばかりの環境は今すぐ改善する必要があります。
その理由は以下の2つです。
- エンジニアはスキルが命のため
- 若いうちにエンジニアの当たり前基準が形成されるため
エンジニアはスキルが命のため
まず、始めに反論の余地はあまりないと思いますが、エンジニアはスキルが命です。
エンジニアスキルと一口に言っても様々ですが、一般的にキャリアアップ時に見られるスキルは以下の通りです。
- 実装者としての技術
- 顧客の要望をまとめる技術
- マネジメントの技術
- ビジネスを作る技術
逆に言えば、上記の技術を磨くことができない環境では、いつまで経っても市場価値は低いままです。
エンジニアのキャリアを年数で測るのはほぼ意味がなくて、例えば10年間マークアップだけしてきた人だったらそれしかできない。でも人って自分を良く見せようとするよね。短い期間でも本人がどんな課題意識からどんな解決をしてきたかをどうアピールしていくかだと思う。
— TomoyaShirai@渋谷コード塾 (@shiraponsu) January 3, 2020
もちろん全員がキャリアアップを望んでいるわけではありませんが、雑用ばかりならエンジニアである理由もありませんよね。
エンジニアである以上、「ものを作りたい」「手に職をつけたい」という方が多いかと思うので、スキルアップできる環境で働くべきでしょう。
若いうちにエンジニアの当たり前基準が形成されるため
また、もう1つ雑用ばかりの環境で良くない点としては、若いうちに働いた職場環境が当たり前と思ってしまうためです。
つまり、エンジニアとしての働き方がその環境で定着してしまい、転職後に大きなギャップを受ける可能性があるのです。
俺は自分のことを少なくとも「そこそこのエンジニア」と思っていた。でも今の職場では、俺は下から数えた方が早い。「技術は有るが人間的にはクソ」と自負していた俺は今「技術者としても人間としてもクソ」となりかねない事態に陥っている。
引用元: ベンチャー系行ったらレベルが高すぎて辛い。
今の会社に定年まで居続ける!と思っているかもしれませんが、富士通やNECといった大企業でも45歳早期退職を募集しており、安定した企業など存在しないのが事実です。
定年まで安定した企業はないなら、エンジニアスキルを身につけられる環境に行くほうが賢い選択ではないでしょうか。
こんな環境は要注意!雑用ばかり任される環境の特徴
とはいえ、自分は雑用もこなしているけど、中から見ると自分の職場環境についてよくわからないですよね。
今回は、その中でも雑用ばかり任されている職場環境の特徴は以下の2つです。
- 先輩社員が常に忙しくて質問できない
- 始めはテスターから…のように役割を限定される
先輩社員が常に忙しくて質問できない
まず、どこの企業でもエンジニアは忙しいですが、全く質問ができないほど先輩社員が忙しい環境は異常です。
なぜなら、経験が浅いうちはできる業務も限られ、経験のあるエンジニアに質問をしながら進めなければなりません。
それにも関わらず、先輩社員に全く質問をする時間がない企業は、
のどちらかです。外資系企業ほどの実力主義でない環境において、質問できないのは要注意と言えます。
経験が浅いうちは「どんどん聞いてこい!」と言ってくれる環境が理想だよ
始めはテスターから…のように望まない役割に限定される
また、他にも「まずは数年テスターとして修行」のように望まない役割しかさせられない環境もあります。
しかし、こうした環境はいつまで経ってもあなたの望む仕事をすることはできません。
もちろんテストをすることによって、以下のような様々な有意義な経験をすることはできます。
- 仕様書を読んで理解する経験
- 不具合の出る箇所の傾向をつかむ経験
しかし、数ヶ月も自分の望む業務をできない環境は異常です。そのような環境も早く抜け出したほうがいいでしょう。
自己スキルアップができる環境を作る方法
では、実際にどうやってスキルアップができる環境を作り出せばいいのかと思われますよね。
大前提としてお話したいのが、転職を前提として環境を作ることを考えるべきです。
なぜなら、「いつでも転職できる」という状況は心理的な安全を確保する上でも有効なためです。
しかし、「今の自分でも本当に転職できるの?」と疑問に思われる方は、レバテックキャリアへの登録がおすすめです。
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それに、レバテックキャリアは、転職しないほうがいい人には「転職しないほうがいい」とはっきり勧めてくれるエージェントです。
今の状況を経験あるエージェントから見るとどうなのか…と悩む人は多いです。
最終的に転職活動をする・しないにしても他人から見た今の状況を相談してみるのはいいでしょう。
上司に意思を伝える
まず、話を聞いてくれそうであれば直属の上司に、難しそうならさらにその上司に環境改善の話をしましょう。
会社をもう辞めよう!と考えたとしても、転職の際に「自分は上司にきちんと伝えた」という事実は採用にも少なからず影響を与えます。
その上で自分の伝えたいことを以下のポイントで整理して伝えましょう。
- 自分の仕事の現状
- 自分が不満に思っている理由
- 改善して欲しい項目
話を聞いてくれる企業であれば、すぐに改善が見込めます。
転職する
話を聞いてくれる企業であればいいですが、IT企業は人材不足を理由に経験が浅い人に対しての扱いが悪い企業も少なくありません。
そういった企業にいるメリットは1ミリもないので、早く転職してしまう方がいいです。
使うべき転職サイトとして、レバテックキャリアはいくつか登録するサイトの1つとして登録して損は無いサイトです。
他にもエンジニア経験が浅い・ほとんどない方は、以下の記事も参考になるかと思うので合わせてご覧ください。
まとめ|エンジニアで雑用ばかりの環境は今すぐ抜け出そう!
ここまでの記事のポイントをまとめます。
- 雑用ばかり任される環境はスキルアップできない
- エンジニアで雑用ばかりの環境はすぐに抜け出すべき
- 雑用ばかりの環境を抜け出す方法は次の2つ
- 上司に相談する
- 転職する
今回は、エンジニアなのに雑用ばかりという環境にいる人が、環境を改善するべき理由と方法についてお話しました。
エンジニアというスキルがものを言う世界である以上、スキルアップできる環境でなければ意味がありません。
転職することも選択肢に入れておくと、環境改善に対して積極的な行動を取ることができます。
ブログを読んで終わりだと環境は何も変わりません。ぜひ行動の第一歩を踏み出してもらえたらと思います。