航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら!
この記事で紹介する『社会人経験者採用試験の面接対策と志望動機』を読むと、市役所に転職するために最低限必要な対策を理解できるようになります。
なぜなら、私は3か月間の試験対策で社会人経験者採用試験を受けて市役所に転職した経験があるからです。
この記事では、 社会人経験者採用試験に合格するために知っておきたいコスパ最強の面接対策と志望動機を紹介します。
記事を読み終えると、社会人経験者採用試験の面接対策と志望動機についての疑問は一切なくなり、市役所への転職に近づくことができます。
※まず全体像を知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
社会人経験者採用試験の面接対策と志望動機を考える前に
論文の書き方対策を始める前に社会人経験者採用試験において重視される試験、そして面接の位置づけについて理解しておきましょう。
まず、市役所の社会人経験者採用試験で重視される試験について説明します。
一般的な市役所の社会人経験者採用試験の流れは以下のとおりです。
- STEP1申込み受験の申込み手続き。書類選考を行う自治体もあり。
- STEP2一次試験教養試験(択一式)、小論文等。最近はSPIを行う自治体もあり。
- STEP3二次試験個別面接、集団討論
- STEP4合格発表
社会人経験者採用の場合、教養試験より論文(経験者論文)や面接が重要です。
なぜなら社会人経験者には、行政に活かすことができる知識と経験を求められているからです。
したがって、論文ではほぼ確実に民間企業での知識と経験について問われます。
そして、面接では論文に基づき質問をされます。
論文で書いた内容をより深く聞かれます。
ですので、できる限り少ない労力で教養試験の対策をして、論文と面接対策に時間をかけるべきです。
社会人経験者採用試験の面接対策
面接試験には、個人面接と集団面接(討論)があります。
どちらかひとつを行う自治体もあれば、両方とも行う自治体もあります。
私が受験した市役所は両方ありました。
面接試験の要領は自治体によって変わります。
参考として、私が転職した市役所の面接試験を紹介します。
まず個人面接の要領は以下のとおりです。
個人面接では特に論文で記述した内容を深掘りして聞いてきます。
次に集団面接(討論)の要領です。
「今日はどうやって会場まで来ましたか?」など、ごく一般的な質問をされます。
集団討論の内容は「地方都市からの情報発信」的な内容でした。
この面接は、内容よりもコミュニケーション能力の確認でした。
社会人経験者採用の志望動機の考え方
地方公務員の社会人採用試験の応募書類や論文で必ず問われるのが「志望動機」。
社会人経験者採用の場合、この志望動機を考えることが一番難しいと思います。
志望動機を考える上でカギとなるのがこの2つです。
- なぜ公務員なのか
- なぜこの地域なのか
この2つは必ず答えを準備しておきましょう。
社会人経験者採用の志望動機:なぜ公務員なのか?
まず「なぜ公務員なのか?」です。
キレイごとを言えば、「全体の奉仕者として~」でしょう。
でも、そんな志望動機はキレイごとだとすぐに見抜かれてしまいます。
正直に言えば、私の志望動機の9割は「安定」、残りの1割が「地方公務員の仕事への興味」でした。
でも、ただ安定しているからという動機ではまず合格しないでしょう(当然ですね)。
そこで、私は「地方公務員の仕事への興味」を大きく膨らませました。
地方公務員の仕事への興味を膨らませる方法がこちら。
- 地域をよく知る
- 自治体の将来ビジョンを知る
- この2つから何をしたいかを考える
地域をよく知る
自治体は、その地域の自然や歴史、文化などをHPでまとめています。
HPでまとめていることは、その自治体の公式見解なので熟読することをおすすめします。
裏を返せば、それ以上のことは特に知る必要もないし、問われることもないです。
自治体の将来ビジョンを知る
各地方公共団体は「地域創生戦略」を策定しています。
この 「地域創生戦略」もほとんどの自治体はHP上で公開しています。
「地域創生戦略」の概要版を読むだけで、その自治体の将来ビジョンが見えてきます。
何をしたいかを考える
自分が受験する地域のことや将来ビジョンを知ったうえで、自分はその地域のために何をしたいかを考えます。
ここで重要なことは、地方公務員でなければできないことを考えることです。
民間の企業等でもできるようなことは、「なぜ地方公務員なのか?」という問いに答えてないことになります。
社会人経験者採用の志望動機:なぜこの地域なのか?
自分のふるさとの自治体であれば考えるのに苦労はしないでしょう。
社会人が市役所を受験する際、年齢制限等の兼ね合いもあり、なかなか自分のふるさとの自治体を受験できません。
私が受験した市役所も、ふるさとではなく、休暇で少し遊びに行った程度の地域です。
正直に言えば、「遊びに来た時に気に入ったから」ですが、これだと地元の受験生には勝てないです。
そこで私は「気に行ったところ」と「地方創生戦略」、「自分が今までの仕事で培ったもの」を絡めて考えました。
少し具体的に書くと、
「私はこの地方の◯◯にとても興味があります。△△市ではこの◯◯を地域資源として活用して、△△市の活性化を図っていることを知りました。私は今までの⚫⚫の仕事で培ってきた経験を活かしたいと思い、△△市の職員を志望しました。」
という感じです。
私はこのような内容で合格しているので、外れてはないと思います。
独学に不安を感じている方へ
ここまで公務員の社会人経験者採用試験の対策方法について紹介してきましたが、中には独学で本当に合格できるのか不安な方もいるでしょう。
そんな方は、アガルートの公務員試験講座を受けることをおすすめします。
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まとめ|社会人経験者採用試験の面接対策と志望動機
この記事で紹介する『社会人経験者採用試験の面接対策と志望動機』を読んで、市役所に転職するために必要な面接対策と志望動機を理解できたと思います。
この記事のポイントを整理してみましょう。
- 社会人経験者採用で重視される試験は論文と面接
- 個人面接は論文で書いたことが問われる
- 志望動機は「なぜ公務員なのか」「なぜこの地域なのか」を明確に
- 受験する自治体の地域と将来ビジョンをよく理解する
- 志望動機はいちばん差が出るのでとても重要
このポイントを理解して、社会人経験者採用試験の面接に臨めば、意外と簡単に市役所に転職できるようになりますよ!
あなたの市役所への転職が上手くいくことを願います!
教養試験の勉強で使うおすすめの参考書は以下の記事にまとめているので、合わせてご覧ください。