航空業界の外資系企業で働く元自衛官・公務員のわびです。詳しい自己紹介はこちら!
この記事で紹介する『社会人経験者採用試験の自然科学の対策と勉強法』を読むと、市役所に転職するために最低限必要な勉強法を理解できるようになります。
なぜなら、私は3か月間の試験対策で社会人経験者採用試験を受けて市役所に転職した経験があるからです。
この記事では、 社会人経験者採用試験に合格するために知っておきたいコスパ最強の自然科学の勉強法とおすすめの参考書を紹介します。
記事を読み終えると、社会人経験者採用試験の自然科学対策についての疑問は一切なくなり、市役所への転職に近づくことができます。
※まず全体像を知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
社会人経験者採用試験の自然科学対策をする前に
自然科学の勉強を始める前に社会人経験者採用試験において重視される試験、そして自然科学の位置づけについて理解しておきましょう。
社会人経験者採用試験で重視される試験
まず、市役所の社会人経験者採用試験で重視される試験について説明します。
一般的な市役所の社会人経験者採用試験の流れは以下のとおりです。
- STEP1申込み受験の申込み手続き。書類選考を行う自治体もあり。
- STEP2一次試験教養試験(択一式)、小論文等。最近はSPIを行う自治体もあり。
- STEP3二次試験個別面接、集団討論
- STEP4合格発表
社会人経験者採用の場合、教養試験より小論文(経験者論文)が重要です。
なぜなら社会人経験者には、行政に活かすことができる知識と経験を求められているからです。
したがって、小論文ではほぼ確実に民間企業での知識と経験について問われます。
教養試験は、いわゆる「足切り」のための試験です。
ですので、できる限り少ない労力で教養試験の対策をして、小論文対策に時間をかけるべきです。
教養試験の自然科学の位置づけ
結論から言うと、教養試験のなかで自然科学はそんなに重要な科目ではありません。
教養試験の出題内容は次のとおりです。
- 社会科学:政治・経済、社会
- 人文科学:世界史、日本史、地理、思想、文学・芸術
- 自然科学:数学、物理、化学、生物、地学
- 文章理解:現代文、古文、英文
- 数的処理:数的推理、判断推理、資料解釈
上の科目の中から40問が出題されます。
しかしながら、これらの全科目にフルコミットしていては時間がいくらあっても足りません。
教養試験は出題数が多く、かつある程度勉強しないと解けない科目を中心に勉強することが最も効果的です。
この考えをもとに重要な科目を順に並べると、次の順番になります。
- 判断推理
- 数的推理
- 政治・経済
「判断推理」及び「数的推理」は出題数が多い上に、馴染みがないのである程度勉強しないと解けません。
「政治・経済」は新聞等を読んで、最新の知識を頭に入れておかないと厳しいでしょう。
その他の科目は、中学校及び高校で学んだことをある程度思い出せばそれなりに解けます。
よって、自然科学は判断推理、数的推理、政治・経済に比べてそんなに重要ではない科目になります。
社会人経験者採用試験の自然科学の勉強法
自然科学とは数学、物理、化学、生物、地学のことです。
物理、化学、生物、地学なんて大学入試より範囲広いじゃん!
って思う人もいるでしょう。
安心してください、市役所レベルの試験では簡単なことしか出題されません。
しかも試験は選択問題なので全体をサラッと勉強すれば十分です。
自然科学の対策は、それぞれの科目ごとに1冊の本を読むだけです。
結果的に私は今から紹介する本を読むだけで難なく解けました。
自然科学を勉強する際に実際に使っていた参考書はこの3冊になります。
- 速攻の自然科学
- 忘れてしまった高校の化学を復習する本
- 忘れてしまった高校の生物を復習する本
「数学」や「物理」、「地学」に関する参考書は必要ありません。
なぜなら、「速攻の自然科学」で数式や用語を覚える程度で十分通用するからです。
間違っても、物理や地学を最初から勉強しないでください。
壮大な時間の無駄遣いになります。
では、この3冊をおすすめする理由と実際の勉強法について説明します。
全般:速攻の自然科学
私が自然科学全般の勉強で使用した参考書は「速攻の自然科学」です。
- 出題傾向を把握するにはいい参考書
- 数学や物理の公式、地学の用語を確認するにはちょうどいい
ただし、内容は読みにくくてわかりにくいです。
高校の時に勉強していないとこの参考書の内容は理解できないと思います。
私はこの参考書と各分野ごとの参考書を併用してました。
この本のみで自然科学を勉強するのはあまりおすすめしません。
化学:忘れてしまった高校の化学を復習する本
私が化学の勉強で使用した参考書は「忘れてしまった高校の化学を復習する本」です。
- 化学の基本がよくわかる参考書
- イラストが多く理解しやすい
- 「速攻の自然科学」を併用して勉強すると効果的
ただ、実際に出題された問題が簡単すぎたので効果はよくわかりません。
生物:忘れてしまった高校の生物を復習する本
私が生物の勉強で使用した参考書は「忘れてしまった高校の生物を復習する本」です。
- 遺伝や器官の働きがよくわかる参考書
- 化学と同じくイラストが多く理解しやすい
- 「速攻の自然科学」を併用して勉強すると効果的
実際の試験では酵素の働きが出題されましたがカンタンに解けました。
独学に不安を感じている方へ
ここまで公務員の社会人経験者採用試験の対策方法について紹介してきましたが、中には独学で本当に合格できるのか不安な方もいるでしょう。
そんな方は、アガルートの公務員試験講座を受けることをおすすめします。
無事合格すれば返金してもらえる制度もありますし、下手に独学でやって不合格になって時間を無駄にするよりかは、少しでも合格率が上がる方法を選ぶべきだと思います。
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無料の体験講座もあるので、まずは気軽に資料請求してみましょう。
まとめ|社会人経験者採用試験の自然科学の対策と勉強法
この記事で紹介する『社会人経験者採用試験の自然科学の対策と勉強法』を読んで、市役所に転職するために必要な自然科学の勉強法を理解できたと思います。
この記事のポイントを整理してみましょう。
- 社会人経験者採用で重視される試験は小論文
- 教養試験は「足切り」にならない程度に勉強
- 「自然科学」の勉強に時間をかける必要性は低い
- 使っていた参考書は主に「忘れてしまった高校の〇〇を復習する本」
- 基本的な勉強方法はスキマ時間に読むだけ
この記事を参考にして社会人経験者採用試験の自然科学に臨めば、意外と簡単に市役所に転職できるようになりますよ!
あなたの市役所への転職が上手くいくことを願います!
社会人経験者採用試験の他の科目のおすすめ参考書については別の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。