今の仕事がつまらない。
でも、そんな理由で辞めてしまうと転職できなさそう…
そんな風に悩んでいるのかもしれません。
確かに安易に転職するのはあまりおすすめできませんが、20代で2回の転職を経験した僕としては
「仕事がつまらない・楽しくない」という理由で転職して何が悪い。自分が楽しくできるところが見つかるまで探し続けよう。
ということを言いたいです。
僕も新卒1~2年目の頃は、仕事がつまらないと毎日嘆いていました。
仕事がつまらなすぎる…。
なんでこんなことのために人生の時間を使わなければならないのか
そんな中で、
転職をして仕事のやりがい感じてます!
という友達のSNSの投稿を見るたびに、羨ましかったり悔しかったりという思いをしました。
でも、2回の転職をして思うのは、『何も行動しなければ未来は今の延長線のままだ』ということでした。
小さな一歩でも良いので、まずは足を踏み出してみてください。行動することで考えが変わったり、悩みが解消することもありますし。
まずは転職エージェントに相談して、あなたがやりたい仕事がどんなことか、それができる会社はどういうところがあるのかを紹介してもらうといいでしょう。
仕事がつまらないと感じる典型的な3パターン
まずは仕事がつまらないと感じる理由の典型例を3つ紹介します。
成果が出ていない
正直これが一番大きいと思います。
- 営業成績でTOPになった
- お客さんから追加の発注をもらった
- 同僚よりも早く出世をした
という風に成果が出ていれば、間違いなく仕事が面白いと感じ、もっと仕事がやりたくなります。
もはやゲームをやっているような感覚になります。
成果が出せないのは、必ずしもあなたの努力不足というわけではありません。
どれだけ頑張っても、あなたに向いていない仕事であれば成果は出にくいですし、そもそもあなたの会社の業界が全体的に下落傾向にあれば成果は出しにくいものです。
この場合は、転職をしないとなかなか抜け出すのは難しいです。
仕事をしてもリターンがない
人によっては、給与の額が増えることで他の人に認められたと感じるかもしれませが、ここでいうリターンとは主に精神的なリターンを指します。
例えば、
- 承認欲求を満たすリターンがない(仕事をやっても褒められる機会が少ない)
- 褒められることがなく、小さなミスでも怒られる(職場環境が悪い)
- どれだけ頑張っても昇給や昇格がない(評価制度が悪い)
というような環境だと、やはり仕事に面白さを感じるのは難しいです。
人間は承認欲求の生き物です。他の人から褒められたり、承認されたりすることで、自分がやっていることが肯定されたと感じます。
なので、そもそも職場環境的にお互いに褒め合う文化がないような会社だと仕事をつまらないと感じる傾向にあります。
期待されてない
人は期待をされると頑張ろうとする生き物なのですが、会社の上司やお客さんから期待されてないな、と感じると、仕事がつまらないと思いがちです。
ここで注意なのは「忙しいかどうかは関係ない」ということ。
めちゃめちゃ残業していようと毎日定時で帰っていようと、大事な仕事が無事に終わった時などは達成感があると思います。
一方、とにかく膨大な仕事量があろうと、期待されていないと思っていれば「つまらない」と感じてしまいます。
僕も新卒で入った大企業では仕事のやりがいを全く感じられず、仕事を放棄して18時退社して同僚や先輩と飲み歩いていた時期がありました。もちろん、飲んでいても状況は全然良くならないので、お金は飛び徒労感だけが残りました。
逆に、期待されている人はどんどん成長していき、仕事も楽しくなってきます。
例として、「職位が人を育てる」という言葉があります。
部下の立場にいるときは、自分の仕事をこなすのに手いっぱいで、人を指導したり面倒をみたりという能力などない、と自分で思っていた人がいたとします。
そんな人が、課長とか部長とか、「長」がつくポジションを与えられてしまい、無我夢中で取り組んでいるうちに、意外とリーダーシップを発揮できるようになっていた、などという例です。
このように、期待されていると、思った以上の成果が出せたり、仕事が面白いと感じたりできるものなのです。
期待されるかどうかは、もちろんあなたのスキル次第ということもあります。
しかし、そもそも会社の業績が上り調子で、人手不足の状態ならば、多少のスキル不足だったとしても、どんどん任せていかなければ会社が成長していかないので、期待される機会が多くあります。
「仕事がつまらない」で転職するのは気が引ける理由3選
ここまで紹介してきたように、「仕事がつまらない」のは何もあなただけのせいではないのです。
「仕事が面白い!」と感じることができる仕組みを、会社が用意できているかどうかというのも重要な要素になっています。
しかし、
それでもこのまま転職するのは不安…
という方もいるでしょう。
では、仕事がつまらないから転職するのは気が引ける理由を探ってみましょう。
つまらない・楽しくないから転職するのって、逃げなんじゃないのか?
僕もかつてこのタイプでした。
新卒で入って勤めていた会社では、なかなか成果らしい成果が出せずにいました。
そうして2年ほど経つと、周りの同僚や年の近い先輩が社内で花形の部署に異動したり、表彰されたり、自分よりも多くの仕事を任されるようになっていました。
当然仕事を面白いと思ったことなんて1度もなく、そのような中で転職をしたのですが、当時は「これは単なる逃げなのでは?」と思ってなかなか転職への1歩を踏み出せませんでした。
結論から言えば、仕事がつまらないから転職すると言うのは逃げです。
しかし、逃げで何が悪いのでしょうか?
むしろ、つまらない状態を嘆いて、我慢すれば状況が好転すると信じ込んでいることこそ、問題なのではないでしょうか。
先ほども紹介したように、仕事がつまらない理由の多くは成果が出ていないからです。
成果出ない→つまらない→努力しない→成果出ない(以下繰り返し)
このような負のスパイラルに陥っている可能性が高いです。
ではなぜ成果が出ないか?それは今の仕事があなたに合ってないからです。
だいたい、新卒入社で入った会社を選んだ理由は、いま振り返ってみれば幼稚なものではないですか?
人事が素敵だった、グローバルに大きい仕事をしている、、などなど、社会に出てみて働いてみれば「あの時は何も分かってなかったなぁ」と思う人が大半なのではないでしょうか。
ここで言いたいことは、新卒の時の意思決定をバカにしたいわけでは全くなく、
今の会社を選んだ理由も良い選択肢であるとは限らないのだから、他の選択肢を見てみる価値はあるんじゃない?
ということ。
世の中には会社はゴマンとある中で、新卒時にあなたがおもしろいと感じられる、あなたに合った仕事を選ぶ確率は高くありません。なぜなら、入社後にやる仕事は、就活生の段階ではやったことがないことばかりだからです。
ならば、入ってみて違和感を感じたり、面白くないと感じるのはむしろ当たり前ではないですか。
つまらないと思う確率の方がどう考えても高いわけです。
だったら、つまらないという理由で転職して、自分に合った会社を探す努力をすることは、なぜだめなのでしょうか?
つまらないから転職しても、また次の仕事でもつまらなくなったらどうしよう
これは先ほど言ったように、つまらなくなったらまた転職すればいいのではないですか?
正直、自分にとって合う面白い仕事に出会えるかどうかは運ゲーです。
転職してつまらなかったら、「あー、ここも合わなかったか」と言ってまた転職すればいいだけです。
ただ、闇雲に転職を繰り返すのは良くないので、転職する前に『いまの仕事の何がつまらないのか』は正確に把握しておきましょう。
例えば、僕が友人の転職相談に乗っていた時、仕事がつまらないと言っていたので、何がつまらないの?と聞いたところ、
会社の戦略もよく分からないし、業界の構造も古臭いし、人がいなくて忙しすぎて業務が回らないし、とにかくつまらない
と言っていました。
これは典型的な「嫌すぎて思考停止してる病」です。人は、何かを嫌になったら、そんなに嫌じゃなかった他の部分も嫌になってしまう生き物です。
愚痴を言ってるだけならいいんですが、この病のやっかいなところは、「本当は何が嫌だったか自分でも分からなくなる」ということにあります。
1社目「なんとなく上司もうざいし仕事もつまらないし転職する!」
2社目「成長の機会があまりないし周りも古い考えをしてばっかりだから転職する!」
などと繰り返していると、さすがにダメです。
何が嫌だったかを正確に把握することで、次の転職先で面白いと感じる仕事に出会う可能性を高めることができます。これが運ゲーだけど、運を高めることができる運ゲーだという意味です。
余談ですが、僕は実際に転職しなくても、転職エージェントと定期的に面談しています。
それは転職先を見つけたいというよりも、自分がいま仕事でどう感じているか、それは第三者の目線から見てどうか、転職における市場価値の観点からすればどうか、を常に客観的に知っておきたいからです。
このように、すぐ転職しなくても対応してくれるエージェントはいます。
逆に、3ヶ月単位で期限を切って面談をしてくるエージェントもいるので、転職エージェントに相談するときは利用するエージェント選びにも気をつける必要があります。
つまらないからって転職したら、面接で落とされるんじゃないか?
これも良く聞く質問なのですが、つまらないから転職するという理由で面接で落ちることはないです。
これは面接の時の言い方の問題で、「いまの仕事はつまらないから御社に転職します!」と言ってもさすがに通りません。笑
ここでも、先ほど言った「なぜつまらないのかを客観的に見つめる」ことが効いてきます。
なぜつまらないのかをきちんと整理して、面接官が納得するように言えれば、本当の理由が「つまらないから転職する」だったとしてもOKなのです。
具体的な例でみてみましょう。
転職エージェントとの面談の結果、仕事をつまらないと思う理由が「単純作業の繰り返し」だったとします。
営業マンなどから良く聞く悩みですが、毎年同じような商材を同じような顧客にルート営業するのがもう疲れて飽きちゃった、というような感じですね。
僕が転職をする立場であれば、次のように面接では答えると思います。
なぜ転職しようと思ったのですか
顧客の真の課題に対して、より幅広い営業をできるようになりたいからです。
現職では、現在既存顧客のルート営業に全社的に注力しており、私もしばらくはその部署にいるのですが、扱う商材が限定されてしまっています
そのため、お客様の課題解決を自社の限定された商品をベースに考えざるを得ない環境になっています。次の職場では、より幅広い商材を扱うチャンスのある場所で…
といった感じですかね。
要は、「この人はポジティブな理由で転職をしようとしてるんだな」という印象を面接官に与えることができれば勝ちです。
なので、つまらないと思って転職しても、面接で落ちるということはなく、伝え方でカバーできます。
最後に|人生では逃げることも必要
ここまでの内容を読んで、仕事がつまらないという理由で転職してもよいか悩んでいた方は、それが十分転職に値する理由であることがわかっていただけたかと思います。
実は数年前、僕も全く同じ悩みを抱えて転職活動がなかなかできませんでした。
そして、無事内定が出てからやっとの思いで転職することを当時の上司に伝えると、上司から帰ってきた言葉は次のようなものでした。
まだ入社してから3年も経ってないし、いまやめたら逃げグセがつくぞ
今やめても何ができる?何もできないでしょ?
自分の仕事ができないことを環境のせいにしてない?
そんなことないという態度をとっていましたが、心の中では
もしかしたら上司の言う通りかもしれないな…
とも思ってしまう自分がいて、とても苦しかったことを覚えています。
結果的には、環境が与える影響はやはりとても大きく、新しい職場でトップセールスになりマネージャーに昇格できました。
世の中には、責任感が強く「逃げてはダメだ」「ここで辞めたら一緒に仕事をしている同僚に迷惑がかかる」というように考えてしまう方が思いのほかたくさんいると思います。
そんな苦しんでいる方には、「つらかったら逃げてもよい」「環境を変えることによって自分が輝く可能性がある」と声を大にして言いたいです。
転職エージェントに話を聞いてもらうと、自分が驚くほど狭い世界でしか企業を見れていないことがわかります。
自分一人では、目の前の仕事や自分の会社だけしか考えられなくなってしまうのは当然です。
だからこそ、第三者の目を使って、自分の居場所を正しく把握する必要があります。
転職エージェントにも様々いますが、僕が自分で転職をするときに使ったり、今でもキャリアの相談をしたりするのに利用しているエージェントも含めたおすすめを紹介します。
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
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