大学生でプログラミングを習得することは大きなメリットがあります。
プログラミングができる大学生は企業からも引く手あまたですし、バイト代わりに時給3,000円を稼ぐことも可能です。
その一方で、「数学の苦手な文系の自分にはできないのでは…」「理系だと有利だから習得しやすいのか?」など疑問がありますよね。
今回は、そんな方に向けて大学生からプログラミングを学習し、時給3000円を稼いでいた僕が
- プログラミングに文系・理系は関係ない理由
- プログラミングを学習するのに必要な能力
- 大学生がプログラミングを学習する方法
について解説していきます。
プログラミングの習得に理系・文系は関係ない理由
結論からお話すると、機械学習やデータ分析など統計知識が必要な分野を除いて、プログラミング学習に理系・文系は全く関係ありません。
なぜなら、基本的にプログラミングを進める上では数学的な知識を求められることはないためです。
プログラミングに数学的な要素は出てこない
そのように言われても真っ黒な画面にいっぱい文字が書かれていると、なんとなく難しい知識が必要なのでは?という気になりますよね。
↓実際のプログラミング画面
ただ、これは結構慣れの問題で、エンジニアから見ると少し時間はかかりますが「あーなるほど、こうなってるのね」と理解できます。
プログラミングはよく論理的思考力が鍛えられると言われますが、それは数学とは全く関係ありません。
イメージとしては、パズルを組み立てると思っているほうが近いですし、文系だから…と心配する必要はないのです。
ただし機械学習やデータ分析は数学的知識が必要なので注意!
「プログラマーとして働く」という目線だと文系が有利な面もある
意外に思われるかもしれませんが、プログラマーとして働く上では、文系が有利な場面もあります。
なぜなら、一般的にプログラマーとしての仕事はコードを書くこと以外にも、
- 顧客の要望を聞く力
- 仕事の提案をする力
など、コミュニケーションを必要とする場面が強くあります。
一方、理系の人は1つのことを突き詰める傾向があるため、「顧客の要望」より「新しい技術」に走る人も少なくありません。
もし大学生のうちにプログラミングで稼ぎたい!と考えるなら、顧客とコミュニケーションが取れる文系が有利になる面もあるのです。
文系大学生でも時給3,000円くらいなら十分稼げる可能性はあるよ!
長期的に技術力が高いのは理系の傾向
ただし、長期的な目線で考えたときには、理系の方が技術力が高い傾向にあります。
なぜなら、理系の人は「1つのことにのめり込む」傾向が強くあり、
- プログラムが動く仕組みはどうなっているか
- 美しいシステム設計とはなにか
といった、「プログラミングの研究の要素」を突き詰める人も少なくないためです。
このような人は、社会に大きな影響を与える大規模システムを作るには重要な存在です。
文系・理系のどちらが良い・悪いではなく、どちらも必要な存在として傾向を知っておくことは重要と言えるでしょう。
今回の内容はあくまでも「傾向」の話をしていることを忘れずに!
理系・文系よりも大学生がプログラミングの習得に必要な能力
大学生がプログラミングを習得するために求められる能力は以下の3つです。
- 地道に学習を続けられる継続力
- エラーを解消する検索力
- 最低限の英語を読む力
地道に学習を続けられる継続力
他に様々なことを書いていますが、この継続力が他の項目の何よりも大切です。
なぜなら、プログラミングは挫折率が9割と言われるほど挫折率が高く、習得する前に辞めてしまう人が大半のためです。
したがって、まずプログラミングの学習で必要なことは挫折しても継続して学習する力が必要です。
そのためにも
- プログラミングを学習する上でのロードマップ
- エラーで詰まったときに教えてくれる人
を学習の前に確保できるようにしたいところですね。
「3ヶ月で学習を辞めた」という話は本当によく聞くよ…
エラーを解消する検索力
また、プログラミング学習が、他の学習と最も違う点を上げるなら正解が1つではないという点です。
つまり、10人いれば10通りに答えがあるため、学校の勉強のように「正しい答え」というものが存在しません。
用意された模範解答があって、それができれば100点みたいなものは存在しない。プログラミングはそういうものじゃない。答えはどこにもない。自分が傷と後悔だらけで通した道だけがかろうじて解答で、正解なんかどこにも永遠に存在しない。
— masaki ohashi (@ohashimasaki) December 5, 2019
したがって、エラーが発生したときに、「今の自分の状況に合わせて」Googleで正しい答えを出す検索力が必要になるのです。
検索力はエンジニアなら口を揃えて重要というポイントだよ!
最低限の英語を読む力
また、初心者の間は比較的必要になる場面が少ないですが、学習の難易度が上がるにつれて英語を読む能力も求められてきます。
ただし、「英語が苦手だから無理…」というほど難しい英語ではありません。
一例を上げると、以下のようなページを読めればOKです。
error cannot read property ‘then’ of undefined :
(省略)
I’don’t know how to fixed it.
出典:stackoverflow
1行目が発生しているエラーで、2行目は「どうやったらいいかわからない」みたいな感じですね。
このように、それほど難しい文章でもないので、「簡単な英語のページを読むことに抵抗のない能力」が必要といえそうです。
英語のページをきちんと読む人の方が技術力の成長は速いよ!
大学生がプログラミングを学習する最短手順
では、大学生がプログラミングを学習する手順についてお話します。
先に注意しておくと、プログラミングで最もやってはいけない学習方法は、学校の勉強のような「全て暗記してから実践すること」です。
したがって、書籍での学習も挫折しやすくおすすめできません。
以下の記事で書籍の学習をおすすめしない理由を詳しく解説しています。
» プログラミング学習初心者に本がいらない理由【10人以上の指導経験から解説】
プログラミングの学習は、「習うより慣れろ」で学習を進めることが大切です。
具体的な学習方法は以下の通りです。
- Progateでプログラミングとは何か?について学習する
- プログラミングスクールで本格的に学習する
Progateでプログラミングとは何か?について学習する
まずは、プログラミングを学習するなら、今や当たり前の存在になったProgateから学習を始めましょう。
Progateでは、学習ももちろんですが「プログラミングで何ができるの?」ということを体験しましょう。
ただし、Progateの学習だけをしていても、十分にスキルを身につけることはできません。
Progateは、
- プログラミングでできること
- 自分の向き・不向き
がわかれば十分なので、できるだけ早く次のステップに行きましょう。
プログラミングスクールで本格的に学習する
続いて、本格的にプログラミングを学習しようと思うなら、プログラミングスクールを検討するのがいいでしょう。
一応独学で頑張りたい人のために、以下の記事に学習のロードマップをまとめています。
ここで、本格的にプログラミングを学習したい人というのは、以下のような人です。
- プログラミングを学習して時給3,000円を稼ぎたい
- 有名なメガベンチャー企業のインターンに行きたい
- 就活でアピールできるくらいの実績が欲しい
不可能ではありませんが、これらのレベルに独学で到達するのは正直かなり難しいです。
一部のプログラミングスクールなら学割もありますし、本格的に学習を目指すなら悪くない選択になるので、ぜひ一度検討してみてください。
まとめ|プログラミングに理系・文系は関係ないので継続的に学習しよう!
ここまでの記事のポイントをまとめます。
- プログラミング学習に文系・理系は関係ない
- 大学生がプログラミング習得で必要なのは「継続力」
- 本格的に学習するならスクールも考えよう
ここまで、大学生がプログラミングを習得するにあたって、理系・文系は関係ないという話をしました。
以下の記事にも書いていますが、大学生はプログラミングを学習するメリットは十分にあると思っています。
» 大学生にプログラミングを本気でおすすめする理由【現役エンジニア直伝】
ぜひ、今日からプログラミング学習を始めていきましょう!