就活をしているとつらくなって落ち込んでしまうこともあると思います。
僕は人事をやっていたので、つらそうにしている就活生も数多く見てきました
特になかなか内定が出ないと
自分はダメな人間なんじゃないか…
などと思ってしまうもの。
つらそうな就活生に対しても、仕事上は不採用が決まったときには伝えなければならず、心苦しかったです。
そう思う一方で、
この子たちは、就活でつまずいたときの対処法を知らないんじゃないかな?
と思ったので、この記事を書いてみました。
手っ取り早く解決したいなら就活エージェントに相談してみましょう。就活のプロに相談すれば、一人で悩んで落ち込んでいる気持ちが一気に晴れることも多いですよ。
この記事を読んで、少しでも心が軽くなって前向きに就活を進められるようになってくれれば嬉しいです。
なかなか内定が出なくて焦っている場合
就活がつらいと感じる人の多くは内定をなかなかもらえずに悩んでいるのだと思います。
そういうときには、以下のステップで就活のやり方を見直してみるといいですよ。
- STEP①志望企業・業界を見直してみる志望業界や志望企業が無謀じゃないか、偏っていないかを考え直す。
- STEP②就活エージェントを利用するESなどの書類や面接のやり方を就活エージェントに添削してもらう。
- STEP③逆求人サイトを利用する就活エージェントに添削してもらった自分の強みやガクチカなどを逆求人サイトに登録してスカウトを受ける。
- STEP④OB訪問や社員との面談をするうける企業が定まってきたら、OB訪問や働いている社員と面談して自分に合うかどうかを確かめる。それと同時に志望動機をさらに固める。
- STEP⑤選考を突破するあとは内定を勝ち取るだけ!
それぞれのステップをもう少し詳しく解説します。
STEP①:志望企業・業界を見直してみる
有名企業や人気の業界ばかり受けていないでしょうか?就活の人気企業ランキングの上位にランクインしているような。
当然そういう企業の内定を勝ち取るのは至難の業です。もし当てはまるなら一度志望企業や業界を見直してみるといいでしょう。
実は自分が思っているほど自分のことを正確に分かっている人はほとんどいません。
なので、これまで自分が興味がなかった業界も、情報を集めてみると意外と自分に合っていそうということが多々あります。
今の志望企業・業界に行きたい理由を紐解いていったり、給与や勤務地などの条件面で何を重視するのかを整理してみたりしてみてください。
また、これは多くの就活生が勘違いしているかもしれませんが、人気企業や大企業に入社できたからといって幸せとは限らないですし、大企業ももはや安定とは言えない時代になっています。
とはいえ、ベンチャーは人によって合う合わないがありますし、新卒で入るのはあまりおすすめできません。スキルは身につきにくいですし、かなりハードです。
なので、新卒入社するなら大企業のほうがいいと僕は思っていますが、中でも知名度があまりないけど優良な企業を受けることをおすすめします。
こういった企業は自分で探してもなかなか見つかりませんが、就活エージェントを利用すれば見つけやすいです。
STEP②:就活エージェントを利用する
就活エージェントはESなどの添削や面接対策、企業の紹介などをやってくれます。すべてのサービスが無料です。
これは、就活エージェントは就活生が実際に入社したら企業からお金をもらっているからなのですが、これが就活エージェントを利用すれば優良企業を見つけやすい理由です。
就活エージェントは就活生を採用したい企業を1社1社営業して開拓しています。なので、就活エージェントからすると年間に数人しか採用しない企業よりも、年間に数十~数百人ぐらい新卒を採用する企業と取引したほうが効率的なのです。
毎年、新卒を数十人以上採用するような企業は業績も好調で新人を育成するだけの資金的な余裕があります。つまりは優良企業なわけです。
さらに、企業が就活エージェントにお金を払うのは、就活生が実際に入社したときです。内定辞退されては就活エージェントの儲けにならないので、優良企業を優先的に就活生に紹介するのです。
これが就活エージェントのビジネスモデルなんですね。
だから就活エージェントを利用したほうがいいのです。
他にも就活相談なども無料で受けてくれるので、自分の志望企業や業界が自分に合っているか相談してみるといいでしょう。
しかし、就活エージェントの中には優良企業と取引できていないところもあります。
優良企業を紹介してもらえる就活エージェントを厳選したので紹介します。
おすすめの就活エージェント
JobSpring Agent
JobSpring Agentは、マッチング精度の高さがウリの就活エージェントです。
CUBIC適性検査やAIなどのデータに基づいてあなたに合った企業を紹介してくれるため、内定承諾率70%(平均は約36%)の実績を叩き出しています。
大手の就活サイトでは、メールで大量の送られてくることが多い一方で、JobSpring Agentでは平均3~4社ほど。本当にあなたに合う企業のみを紹介してもらえるので、1社1社の選考に集中でき、結果として選考も突破しやすくなっています。
もし選考に落ちてしまっても、不合格理由から改善策を一緒に考えてくれ、内定獲得までつきっきりでサポートしてもらえます。
利用者のアンケートでも「自分の話を親身に聞いてくれるか」で平均4.4点(5段階中)と人気があり面談の枠もすぐに埋まってしまうので、早めに登録しておきましょう。
irodasSALON
irodasSALONは、あなたが本気でやりたいと思える仕事を見つけられる就活エージェントです。
自己分析や企業分析のサポートのために、
- 以前は5万円もしたキャリア講義
- 160ページを超えるキャリア形成教材
などが無料でもらえます。
加えて、キャリアカウンセラーが一人ひとりについてくれるので、困ったことがあればすぐに相談できます。
結果として、
- 利用者の満足度95%
- 年間に13,000人が利用
- 内定率98%
といった実績が生まれ、企業からも信頼されているため、人によっては「irodasSALON特別ルート」で選考を受けられることがあります。
当然、特別ルートは人数制限があるので、早めに登録しておくと有利です。
キャリセン
キャリセンは、内定率の高さや短期での内定獲得に定評のある就活エージェントです。
元人事担当者や有名なキャリアコンサルタントと、1時間のマンツーマン就活相談などを通して内定獲得率が5.4倍になり、年間1,000人以上が内定を獲得しています。
採用担当の本音を熟知しているからこそ達成できた数字ですね。
最短2週間で内定を獲得できるので、就活に出遅れて焦っている人に特におすすめです。
紹介企業の選考に関しては、合否関わらず企業側からのフィードバックをしっかり伝えてくれるので、面接の練習台としての利用価値もあります。
レバテックルーキー
レバテックルーキーは、ITエンジニアになりたい就活生や大学生・院生に特化した就職エージェントです。
エンジニアの転職やフリーランスで日本最大級のエージェントなので、エンジニア業界を熟知しています。
レバテックルーキーの強みをまとめると以下の通りです。
- 利用者の内定率は85%以上
- 大手・中小・ベンチャーの優良企業を紹介してくれる
- 受かるES、GD、面接ノウハウをこっそり伝えてもらえる
- 最短1週間で内定を獲得できる
- 多数のIT企業の人事とつながりがあり、独自の情報もあり
就活アドバイザーがエンジニアの知識に精通しているので、あなたの志向性やスキル、入社後のキャリアパスを考慮したアドバイスもしてもらえます。
人気があるため面談の枠は埋まりやすいので、早めに登録しておきましょう。
STEP③:逆求人サイトを利用する
就活エージェントと合わせて利用したほうがいいのが逆求人サイト。逆求人サイトは、プロフィールなどを登録しておくと企業側からスカウトを送ってくれます。
自分では思ってもみなかったような意外な企業からスカウトをもらえることもあり、さらに視野が広がります。
こちらも利用はすべて無料なので、いくつか登録しておくといいでしょう。おすすめの逆求人サイトを紹介します。
キミスカ
キミスカは、自分の選考状況をアピールできる逆求人サイトです。
どういうことかというと、例えば「株式会社◯◯の選考で3次面接まで進んだ」という情報を登録すると、
◯◯の3次面接まで行っている学生なら私も会ってみたい
と思った企業側の担当者からスカウトメッセージが送られて来ます。
なので、もし不採用になった場合でも、そのデータが次の企業の選考に活かされます。
早めに登録しておいたほうがお得ということですね。
OfferBox
OfferBoxは、4年連続で学生の利用率No.1、就活生の3人に1人が登録している逆求人サイトです。
文章に加えて動画や研究スライド、写真を使って自分をアピールできます。そのため、学歴以外の人柄でも勝負ができ、結果として93.6%(※)の学生が企業からスカウトを受け取っています。
※プロフィール入力率80%以上の場合・2020年卒・2019年5月時点の実績
ベンチャー企業はもちろん、大手企業や官公庁(経済産業省)も導入しており、多様な企業からのスカウトを受け取れます。
一方で、企業が学生に送るオファー数には制限があるため、受け取るスカウトもあなたに合った企業である可能性が高いものばかりです。
就活の視野を広げるためにも、早めに登録しておくと今後の就活に役立つでしょう。
キャリアチケットスカウト
キャリアチケットスカウトは、簡単な質問に応えることで、あなたのキャリアに対する価値観を明確にできる就活アプリです。
同時に、自己PRやガクチカも簡単に作成できます。
さらに、あなたの価値観に合う企業からのスカウトを受け取ることもできます。
価値観が合う企業であれば、あなたらしく働ける可能性が高くなりますし、それが簡単な質問に答えるだけで分かるので、まずはアプリをインストールして回答してみましょう。
ABABA
ABABAは、最終面接で不合格となってしまった就活生だけが登録できる逆求人サイトです。名だたる有名企業からスカウトが来ることもあります。
就活生に届くスカウトの94%で、ESの提出や1次面接を免除されている特別選考に進めます。届くスカウトの数も就活生1人当たり22通とかなり多くなっています。
スカウトの受信から返信まで全てLINEで完結するので、やりとりもしやすいのが特徴です。
最終面接で落ちて落胆しているようなら、登録だけでもしておくと思わぬ優良企業からスカウトがくるかも!?
STEP④:OB訪問や社員との面談をする
志望企業や業界が定まってきたら、OB訪問をしたり、すでに選考が始まっているなら人事にお願いして社員の方と面談してみるといいでしょう。
入社後に働く人と合うかどうかというのは結構重要です。働きやすさに大きく関わってくるからです。
もし身近に訪問させてもらえるOBがいなければOBトークを利用しましょう。
OBトークだと、自分の大学以外のOBを探して訪問可能です。メーカーや金融機関含めOBトークでしか出会えない社会人もたくさんいます。
社会人は全員本人確認済みで、運営会社が24時間パトロールしているので安心して利用できます。また、音声機能が付いているので顔出し無しでの訪問も可能です。
オンラインでの音声イベントで社会人の本音が聞けるので、効率的に情報収集したい人に特におすすめです。
内定が出ない自分はダメな人間だと思ってしまう場合
選考に落ちると自分自身を否定されたように気持ちになります。
真面目な学生ほど
自分は社会では評価されないダメな人間なんだ…
などと落ち込んでしまいます。
しかしそんなことは決してありません!
対処法:読書をする
落ち込んでいるときの対処法の1つとして、読書をして気持ちを整理するという方法があります。
一番のおすすめの本は「嫌われる勇気」。
内容をかんたんにまとめると、
たとえ他の人に嫌われようとも、あなたの存在価値がなくなるわけではない。だから、嫌われることを恐れる必要はない。
嫌われることを恐れずに前に進む。それが「嫌われる勇気」だ。
です。「進んで嫌われろ!」ということではなく、あくまでも「嫌われても気にする必要はない」ということです。
選考に落ちて自分を否定された気持ちになったり、他の人に嫌われたりしたときでも前に進む勇気をくれる。そういう本です。
他人と比較して自分がダメな人間だと思ってしまう場合
自分はなかなか内定が出ないのに、周りの友人はいくつも内定を獲得している。そんなときは焦りますよね。
しかし、内定の数が多いことが必ずしもいいことだとは限りません。結局、自分に合った会社や自分の希望の会社に入社できた人が勝ちなのです。
なので、他の人は気にせず、就活は自分のペースで進めていいのです。
対処法:デジタル断食をする
とはいえどうしても他の人のことが気になってしまうことも多いでしょう。そんなときはいっそのことデジタル断食するのもアリです。
「デジタル断食」とはスマホやパソコンを触らずに生活することです。
完全にスマホやパソコンを断つのではなく、みんしゅうなどの掲示板を見ないようにしたり、すでに内定を獲得している友人と一時的に連絡をとらないでおくなどでも十分でしょう。
要は、他の人の選考状況が気にならない状態になればOKです。
ある程度連絡してない方が、内定を獲得した後に友達に連絡するときの喜びも増しますよ!
やりたい仕事が見つからない場合
就活をしていると楽しそうに働いている人に出会うことがあるかもしれません。
他の就活生で、やりたいことを見つけて
仕事でやりたいことができる!
と言っている人がいるかもしれません。
しかし、そんな人はごく稀です。SSR級です。
対処法:やりたい仕事を探すのをやめる
実際に働いている人の多くはお金のために働いています。それが現実です。
それの何がいけないんでしょう?働いて得たお金で自分が欲しい物を買ったり食べたいものを食べる。そうやって人生を楽しむ。それでいいのです。
そもそも、これまで勉強やバイト、飲み会やサークルぐらいしか経験してない就活生に「やりたい仕事」を見つけるなんて無理ゲーなんですよね。人生の「経験値」が少ないわけですから。
自分が経験していないことは分からないものです。
「やりたいと思える仕事」が、これまであなたが経験してきたことの中にはなかった、ただそれだけのことです。
それに、就活をしたぐらいで簡単に「やりたい仕事」が見つかるなら誰も苦労はしません。
なので、給料や休日の多さで働く会社を選ぶ。それも1つの就活のやり方です。
スケジュールが詰まっていて休めない場合
就活を進めていくと、説明会への参加や面接が立て込んでスケジュールが詰まってくることもあると思います。
そんなときは一度立ち止まって整理しましょう。
対処法:選考を受ける企業の優先順位をつける
気になる企業が複数あったり、複数社から内定をもらいたかったりすると思います。しかし、最終的に入社できるのは1社です。
そして、本命の会社から内定をもらえなければ意味がありません。
なので、時間が足りないのであれば選考をうける企業の優先順位をつけて数をしぼりましょう。
ただしブッチしてはいけません。ちゃんと辞退の連絡は入れましょう。
誠実に選考を辞退したい旨を伝えれば問題ありません。
- スケジュールの都合で選考を受けるのが難しいこと
- 社員の方と面談などして社風が合っているかを確かめる時間がないこと(中途半端な気持ちで選考を進めたくない)
などを伝えると、企業によっては選考のスケジュールを変更してくれることがあります。
最後に|就活はマイペースに進めればいい
ここまで就活がつらい・やめたいと感じたときの対処法を紹介してきました。
紹介した対処法の中に、あなたの悩みの解決策があれば嬉しい限りです。
最後にお伝えしたいのは「就活はマイペースに進めればいい」ということ。
早く内定が出た人や多くの内定を得た人が偉いのではありません。繰り返しですが、自分に合った会社や自分の希望の会社に入社できた人が勝ちなのです。
自分に合った会社を見つけたり、内定をもらったりするまでには時間がかかります。人によって必要な時間も違います。なので焦る必要はありません。
自分のペースでじっくりと進めていけばいいのです。
そして、必要なときには他の人の力も借りる。これが就活のコツです。
就活がつらい人はぜひ就活エージェントに相談してみてください。