人脈ゼロ。独立後の仕事が確定しているわけでもない。
こういう状態で僕はフリーランスになりました。
結果、半年間まともに仕事が見つかりませんでしたし、メンタル的にもきつい思いをしました。仕事がないって世の中から必要とされてない感じなんですよね。
この記事を読んでくださっている方には僕と同じ思いはしてほしくないので言います。
人脈がないなら、素直にフリーランスエージェントから案件をもらいましょう。
これからフリーランスになるなら、会社を辞める前にフリーランスエージェントと面談して、辞めた直後から仕事がある状態にしておくことをオススメします。
僕は変なプライドがあったので、最初はエージェントを利用しませんでしたが、半年間いろいろ動いてみてもまともな仕事が取れませんでした。
結局エージェントを頼って、月80万円を稼げるようにさせてもらいました。
この記事では、僕が仕事を取るためにやったことや、おすすめのフリーランスエージェントを紹介します。
そもそもフリーランスに人脈は必要か?
結論、必要です。なぜなら、なんだかんだ仕事は人脈を伝って流れてくるからです。
仮にスキルがあったとしても、それを他の人に知ってもらわなければ、仕事を得ることは難しい。人脈がなくても仕事を得る方法を使わない限りは。
すでにフリーランスになってる人は人脈の大事さを身にしみて理解していると思いますが、改めて人脈を広げるメリットを整理しておきます。
人脈を広げるメリット①:年齢を重ねても仕事を確保しやすくなる
フリーランスだろうと会社員だろうと、年齢を重ねるにつれ体力や学習能力が衰えていき、仕事を若者に取られていくことがあります。
僕は元々、フリーランスエンジニア向けのエージェントをやっている企業の中の人だったので内情をよく知ってますが、ITエンジニアは50歳を超えると仕事を取りづらくなります。少なくとも現状では。
しかし、長年築いてきた人脈は、どれだけ優秀な若者であっても、そう簡単に覆すことはできません。依頼する側からすると、これまで全く話したことがない人に依頼するよりも、人となりが分かっている人に依頼するほうが安心できますからね。
信頼関係を築けた人が増えれば、新規案件の依頼数が増えるだけでなく、既存案件の継続率も高くなり、より仕事を確保しやすくなります。
人脈を広げるメリット②:仕事の幅・スキルの幅を広げやすくなる
フリーランスは、「今のスキルでできること」を依頼されやすいので、特定のスキルや経験に特化していると、仕事の幅が狭まり、収入が安定しなくなることも多いです。
しかし人脈があれば、現場レベルの活きた情報の入手経路が広がります。自分が知らないことでも同業者に教えてもらいながら案件をこなしていけば、自分のスキルアップにつながります。
今はWebサイトや動画で情報収集できる時代ですが、対して役に立たない薄っぺらい情報も多いですからね。やっぱり、詳しい人に直接聞くことに勝る教材はないと思います。
また、人脈があれば自分ができないことは丸々他の人に依頼して、自分は得意な領域に集中することもできます。
さらには、知り合いに「こういうスキルを身につけたいから、こういう案件があったら多少単価は安くても請けたい」などと日頃から話しておくことで、スキルの幅を広げやすくもなります。
見ず知らずの他人で、望んでいるスキルレベルが低い人にわざわざ依頼することは少ないですからね。
人脈を広げるメリット③:取引先の分散がしやすい
常に契約終了のリスクがあるフリーランスにとっては、取引先を分散させておくに越したことはありません。
複数社から仕事を受託する
- 弁護士や税理士、司法書士などの士業
- 単発でWeb制作を行うWebデザイナー
- 広告運用のWebマーケター
などにとっては、人脈の広さが取引先の数に直結します。特に士業では、1社あたりの売上の比率を4%以下、つまり25社以上に収入を分散させておくことで収入が安定すると言われています。
常駐型の準委任契約で働くITエンジニアやWebデザイナーなどにはあまり関係ない話ですが…。
ただし、闇雲に取引先を分散させればいいというわけでもないです。
効率的に稼ごうと思ったら、金払いのいいクライアント1社に集中したほうがいいです、経験上。特にIT系の技術者は。
1社のクライアントから信頼を得られれば、これまで自分があまりやったことがないことに挑戦させてくれることもあります。僕は、フリーランスのWebマーケターとして常駐していたときに、Webマーケティングチームの立ち上げやリーダーをやらせてもらえました。
そして、1社に集中したほうが成果も上げやすいですし、出した実績をもとにして、今より良い案件も取りやすくなります。
なので、おすすめの方法としては、今の職場・現場・取引先でいい仕事をするで書いているように、下手に取引先を広げようとするよりも、1社1社のクライアントを大事にし、いつでも声をかけてもらえる状態にしておくのがいいと思ってます。
フリーランスが人脈を作る方法5つ
ここまでで、フリーランスが人脈を作るメリットはご理解いただけたと思います。
では具体的にどうやって人脈を作ればいいのか?それを紹介します。
なお、上から順におすすめの方法となってます。
今の職場・現場・取引先でいい仕事をする
ぶっちゃけ、この方法がいちばん簡単・確実な方法です。
やっぱり、いい仕事をしてくれる人とはつながっておきたいですし、また仕事を依頼したいとも思います。いったん契約終了したとしても、またお声がけいただけるかもしれません。
そして、人脈を広げるメリット②でも紹介したように、自分のスキルの幅を広げられ、さらに人脈やスキルを獲得できます。
僕も、フリーランスのWebマーケターとして企業で働いていた時、Web広告の運用スキルは高くなかったですが、どんどん広告運用を任せてもらえるようになりました。
まあ、広告運用に力を入れるべきだと提言したのもありますが。
ベンチャーの経営者がしばしば口にする「仕事の報酬は仕事」とは、こういうことかぁ…。と実感しました。
また、当時は「もらっている報酬の3倍以上の価値を出す」というのを目標に頑張っていたので、その姿勢も評価してもらえたのかもしれません。
いい仕事をしてクライアントの信頼を得るためのコツとしては、
- クライアントの期待値や要望をしっかり理解する
- 要望を叶えられそうな提案を積極的に行う
- 分からないことは聞く、コミュニケーションをしっかりとる
- 当たり前だが納期や予算を守る
- できるかどうか分からなくてもできる限りやってみる
などがあります。
信頼は一朝一夕で築けるものではありませんが、とにかくクライアントの役に立とうとしていれば、評価される日が来るかもしれません。
前の職場のOB・OGに声をかけてみる
もし同じ会社出身の人で、あなたより先に独立した人がいるのであれば、話を聞いてみるのもおすすめです。
- 今、どうやって仕事を取っているのか?
- もし人手が足りないなら、自分にできることはないか?
などを聞いてみるといいでしょう。
ただし、タイミングは考えましょう。退職したばかりだと、独立準備でバタバタしているかもしれませんし、聞きたいことがきけないかもしれません。
独立してから1~2年ぐらい経つとフリーランスとして安定してくるので、一番の理想はOB・OGの独立1~2年後ぐらいです。
また、一度会っただけで終わらせるのではなく、定期的に連絡を取って、深い関係を築けるようにしたほうがいいです。仕事だけでなく、プライベートや共通の趣味を通して仲良くなるという手もあります。
フリーランスが集まるイベントやコミュニティに参加する
こくちーずプロ、Doorkeeper、Peatix、connpass(エンジニア向け)、新しい働き方LABなどでイベントを探すことができます。
もしくは、フリーランス向けのFacebookグループでも、イベントが開催されることがあります。
僕は実際に、Peatixで見つけたイベントに参加し、仕事の獲得に結びついたことがあります。
そして、人脈を広げるのが目的なら、オフラインで直接会えるイベントに参加するほうがいいでしょう。オンラインだと、他の人と話すこともできずに終わることも多々あるので。
オフライン開催のものだと、イベント後に飲み会が開催されるものもあり、参加者同士が仲良くなりやすいです。
ただし、イベントへの参加が人脈を形成するのに効率がいい方法かと言われると、そんなことはないと思います。
もちろんイベント内容によりますが、イベントに参加してみたらフリーランスになったばかりの人が多くて、みんな案件を探しに来てた、なんてこともあり得ます。
そういう場合でも仲良くなっておけばメリットがあるかもしれませんが、仕事を得る目的で参加するのなら非効率でしょう。
また、フリーランス向けではない、よくある異業種交流会はあまり人脈づくりに役立ちません。経験上。
異業種交流会は営業目的の人が多く、仕事を発注しようなんて人は少ないイメージがあります。
「Yenta」などのビジネスマッチングアプリを利用する
僕個人は「Yenta」で人脈形成や案件獲得ができた経験はありませんが、人によっては人脈を広げるのに役に立っています。
「Yenta」とは、人脈を広げたいビジネスマン・ビジネスウーマンのためのマッチングアプリです。
主な機能は、性別・年齢・居住地・職業などの属性を元に、あなたにピッタリな相手を毎日12時に10人レコメンドしてくれます。そして、話をしてみたいと思った相手に「いいね」してマッチングすると会話ができます。
基本料金は無料で利用できますが、多くの人と出会いたい場合や、条件を絞った相手とマッチングしたい場合は、有料のプランに加入する必要があります。
また、以前はスマホアプリだけでしたが、今はWeb版もあります。
効率がいいかどうかは分かりませんが、実際にフリーランスの案件獲得につながった例もあります。
Yentaで知り合った経営者さんに、フリーランスになった理由とか今後の目標のお話をしたら、ぜひ私にSNSマーケティングをお願いしたいって言ってもらえた🥹興味はあるけど勉強したことがないことを伝えたら、伸び代に期待してくれるって。”私に”って仕事をお願いされたことが本当に嬉しい。勉強します!
— えび|みちのくWebデザイン (@ebi____219) August 10, 2022
また、フリーランス同士の人脈を広げるのにも役立ちます。
yentaでフリーランスの方とお話してきました😌
— ヨシムラ (@shigen446262) October 23, 2022
30分の予定が話が合いまくって90分も話してた笑
今度ご飯も行くことになって、フリーランス仲間も紹介してもらえるとのことで人脈ガンガン形成していきます👍
もともと東京エリアのみの人しか利用できなかったので、地方ではマッチングしにくいかもしれませんが、Zoomなどを使えば離れてても話せるので、まずは使ってみるといいかもしれません。
SNSやブログで情報発信する・仲間を見つける
これは誰しもが考えることですが、そんなに簡単じゃないです。情報発信して仕事を得るというのは。
フリーランスの人の中にはTwitterで情報発信をして仕事を得ようとしている人もいます。その多くがインフルエンサー的なことをやっていたり、胡散臭そうな情報商材を売ろうとしている人だったりします。
が、スキルのあるまともなフリーランスの人は、Twitterで仕事を取ろうとするとこういう人たちと戦うことになります。もはやTwitterでの情報発信が本業となっている人に勝つのは至難の業なので、結局はムダになることが多いです。
また、自分で情報発信をしなくても、たまたま仕事を受注できることがありますが注意が必要です。
その例として、イケダハヤト(イケハヤ)氏からオンラインサロンのアプリ開発を受注した人の話をします。
少し前の話になりますが、C-Lifeさんと言う人が「イケダハヤトさんに頼まれたアプリ(Webサービス)を作ったので連絡したのにイケダハヤトさんからは連絡も無く予定の入金もなくて困っている」と呟いていました。
イケハヤ氏の以下のツイートを見て開発を開始したらしいですが、契約書を交わしていませんでした。事前の約束では前払い30万円、完成報酬90万円の合計120万円を支払うということだったみたいです。
Twitterで案件を受注する場合に限りませんが、フリーランスは契約書を作成しておいたほうがいいです。
フリーランスエージェントを利用すると契約書はエージェントが作成してくれます。
また、こういっちゃなんですが、クラウドソーシングと同じくTwitterなどで案件を発注したい人はあまりいいお客さんになりません。安く発注したいからエージェントを利用しないんですから。
逆に、エージェントの紹介してくれる案件は、マージンも考慮するとクライアントはフリーランス1人あたり70~100万円ぐらいのお金を毎月支払っているわけです。要は金払いがいいわけですね。
フリーランスはせっかくお客さんを選べるので、当然金払いのいいお客さんの元で働いたほうがおトクということになります。
フリーランスが人脈を作るコツ
無理に経営者や決裁権者とつながろうとしない
相談されたら断らない
名刺や自分の実績・スキルを日頃からまとめておく
当たり前のことなので詳しくは話しませんが、やはり人は自分にとってメリットのある人と仲良くなろうとします。特にビジネスが絡んでくる場合は。
なので、
- 自分にはどういうことができるのか?
- どのくらい空き時間があるのか?
- どういう仕事がやりたいのか?
などをまとめておくとよいでしょう。
なお、自分のスキルの棚卸しのためにも、職務経歴書を書き直したいなら、以下の記事を参考にしてみてください。
人脈なしでも案件を獲得する方法
手っ取り早いのはフリーランスエージェントを利用すること
正直、人脈がないなら、これ一択です。ただし、この方法が使えるのはIT系の職種に限られますが。
これまで紹介してきたように、僕も案件を獲得するためにいろいろ試してみました。
ところが、結局エージェントから紹介してもらった案件は長期間継続するものが多く、単価もそこそこ高いものが多いです。
最初からエージェントを頼っておけばよかったと後悔しています。
ただ、エージェントを利用するときにも注意点はあります。それは、
- エージェントの案件は週5日稼働のものが多い
- フルリモートの案件のみなど条件を求めすぎない
- 複数のエージェントを併用する
というものです。
週5日案件の方が週2~3日案件よりもマージンの額が多く取れるため、エージェントの案件で週2~3日ぐらいの案件はあまりありません。
それに、フリーランスはスキルアップしていかないとジリ貧になるので、他に自分でやりたい事業がなければ、とりあえず週5日案件に参画しておくことをオススメします。
また、フルリモートの案件は当然希望している人が多く、クライアントが人材を選び放題の状態になっています。
特に最初のうちは、常駐案件でもいいので仕事を確保するようにしましょう。それに、常駐のほうがクライアントの信頼が得やすく、自分のスキルアップにつながる仕事を任せてもらいやすいといったメリットもあります。
最後に、これがいちばん重要なのですが、エージェントは複数利用するようにしましょう。これは自分の身を守るためです。
まず、複数のエージェントに登録しておいた方が、仕事を獲得できる確率は上がります。
また、複数のエージェントから同じ案件を紹介されたとき、単価の高い方(マージンの低い方)を選択できます。エージェントのマージン率は隠されていることが多いですからね。
おすすめのフリーランスエージェントも選んでおいたので紹介します。
IT系以外だと、自分で営業して仕事を取るしかないです。飛び込み営業だろうとなんだろうと、フリーランスを続けたいならやるべきです。
過去の取引先や親戚・学生時代の知人にも声をかけてみる
Facebookグループなどで案件が見つかることもある
Facebookではフリーランス向けのグループがあります。例えば、
などです。どれも無料で参加できます。
これらのグループの中でフリーランス向けの案件が紹介されることがあります。
がっつり稼げる案件が多いかと言うとそうでもないです。単発の案件が多く、案件数でいっても単価で言ってもエージェントが紹介してくれる案件の方が上ですね。
逆に言うと、サブで請ける案件を獲得するルートとしてはアリだと思います。
StockSunサロン(通称SSサロン)は、StockSun株式会社が主催しているフリーランス向けのオンラインサロンです。実際に僕も今入会しています。
2021/07/03現在で4,400円(税込)の月額会費がかかります。月額料金は今後上がることもあるそうですが、早めに入会した人は入会したときの月額料金のままになります。
肝心の案件が獲得できるかについてですが、Web制作、広告運用、YouTubeチャンネル運用、Webライティングなどの案件は見つかりますが、開発案件はあまりありません。また、やはり単発の案件が多いです。
急ぎで対応してもらいたい案件も多く、タイミングを逃すと案件を獲得できないこともあります。
このオンラインサロンもFacebookグループで運用されていますが、常にFacebookを見ているわけにもいかないので、見逃した案件もいくつかあります。
ただ、エージェントを介さないので直契約できますし、エージェントと併用して仕事の受注経路を増やすという利用方法はアリだと思います。
フリーランス向けのスカウトサイトに登録しておくと声がかかることも
AKKODiSフリーランス
AKKODiSフリーランスは、IT・Web領域に特化したフリーランス案件・スカウトサイトです。
このサイトに会員登録してプロフィールを登録しておくと、エージェントからのスカウトを受けることができます。しかし、まともな案件を送ってこないエージェントもいます。
僕が実際に遭遇した例だと、月単価は120万円と高額ですが、スキルが全く合っていない案件を紹介されました。
案件内容としてはデータ分析基盤の構築というエンジニア系の案件だったのですが、僕は多少Pythonは使えたものの、Webマーケターなのでミスマッチでした。
この案件を送ってきたのは、おそらくエージェント側が受け取るマージン額が多かったからでしょう。
エージェントによって異なりますが、マージン率はだいたい20~35%ほどなので、この120万円の案件に参画してくれる人がいればエージェントは30~40万円ぐらいのお金を毎月手に入れることになります。
瞬時にこれを理解したので、これ以降この案件を紹介してきたエージェントを利用することはありませんでした。
もう一つスカウトをおすすめしない理由があります。
それは、AKKODiSフリーランスでスカウトを送ってくるエージェントは、中小のエージェントが多いからです。中小のエージェントは、二次請け、三次請けの案件を紹介してくることも多いです。当然、フリーランスが受け取る報酬は少なくなります。
同じ内容の案件を別のエージェントで見つけたこともある(単価はスカウトを送ってきた企業よりも高かった)ので、それならば最初から直案件や上流案件を持っている大手のフリーランスエージェントを利用したほうが賢明と言えます。
案件が見つからないなら会社員に戻るのが第一選択
この記事を読んでいる方の中には、これまでフリーランスとして活躍してきたけど、案件が見つからないという人もいるでしょう。
そういう方は、会社員に戻るというのもアリだと思います。
フリーランスはこれまでの自分のスキルや実績で案件を受注することが多く、逆に言うと新しいスキルが身につけづらいです。
ところが会社員だと、会社は社員の成長も考慮して仕事を任せてくれます。なので、今のままでは限界を感じているなら、一度会社員に戻って新しいスキルを身に着け、再度フリーランスに挑戦するというのも選択肢にいれておくべきだと思います。
フリーランスエージェントから案件を紹介してもらえなかったときのために、同時に転職エージェントに登録しておくといいでしょう。
おすすめの転職エージェントを紹介します。
クラウドソーシングでも案件が見つかる可能性があるが…
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングなら、人脈がなくても案件が取れることがあります。
しかし、クラウドソーシングは圧倒的に発注者側が有利で、受注者側は買い叩かれる傾向にあります。仕事を請けたい人が多く集まっているのがクラウドソーシングなので、発注者は誰に発注するかを選び放題なんですね。
結果、安く請けてもらえて、そこそこ納品の質がよさそうな人に発注することになります。
また、クラウドソーシングはLP制作やバナー作成などの単発の仕事が多く、収入を安定させにくいです。
場合によっては発注者から要件を聞くために時間がかかったり、差し戻しがあったりします。なので、時給に換算するとバイトよりも少なくなることもあります。
実は僕もクラウドソーシングで安く画像制作などをやってもらったことがありますが、趣味でやっている人も多いです。そういう人はお金目当てじゃないので、単純に値段で勝負すると絶対に負けます。
なので、安すぎる単価の案件を避けて、うまく高単価の案件を獲得する方法を見つけないと、続けるのは難しいのです。
弁護士や税理士などの資格があればココナラなどのスキルマーケットで仕事を獲得できなくもないでしょうが、結局は他の人との仕事の取り合いになるので、厳しい競争を勝ち抜いていかないとなりません。
資格や専門知識を活かしてWebライターをやる道もありますが、特に最初は安い単価で買い叩かれるので、それは覚悟しておく必要があります。
最後に|案件を獲得するために試行錯誤は必要ない
フリーランスは会社員のころには想像できなかったいろいろな苦労があります。自分で仕事を取らないといけないというのもその中の1つでしょう。
僕も案件を獲得するためにいろいろ試行錯誤してきました。しかし、エージェントを利用すればそういう雑多なことは不要になります。
とりあえず案件を獲得できればお金は手に入りますし、自分のスキルも上がります。エージェントを利用しない理由はないのです。
フリーランスとして活躍していると、そのうち人脈などもできてきます。自分の名前で仕事をとるのはそれからでも遅くないと思います。
エージェントであろうと使えるものは使う。フリーランスを長く続けていくための秘訣です。