Web系からSIerへの転職の現実。SIerに向いている人も紹介します。

経験者エンジニア転職

Web系企業で働いていて「合わないなぁ」と感じることもあると思います。

しかし、SNSを見ていると「SIerはダメ!」「Web系のほうがいい」という情報を見ることが多いです。

実際にWeb系とSIerの両方を経験している僕からしてみると、正直SNSの情報も大きく間違っているとは言えませんが、あまりにもSIerを下に見た発言が目立つなぁと感じています。

たかひろ
たかひろ

プロフィールを見ると「お前SIerで働いたことないやん!」という人も見かけますし…

 

そこでこの記事では、Web系からSIerに転職しようか考えている人に向けて

  • Web系企業・SIer企業の違い
  • SIerに向いている人・向かない人
  • SIerに受かるためのコツ

などを紹介します。

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SIerとWeb系の違い6つ

Web系からSIerに転職すると環境の違いに戸惑うことがあるかもしれません。

なので、まずはWeb系とSIerの違いについて紹介します。

簡単にまとめると以下の表のようになります。

Web系SIer
平均年収416.2万円452万円
平均残業時間20.3時間
※変動は小さめ
32.7時間
※変動が大きめ
職場環境平均年齢が若く、
活気にあふれている
平均年齢が高く、
落ち着いている
リモートワーク
のやりやすさ
大差なし
(会社による)
大差なし
(会社による)
スキルアップ特定の言語や業界の
知識やスキルが身につく
様々な言語や業界の
知識やスキルが身につく
求められる素養技術力
企画力
分析力
マネジメント能力
顧客折衝能力
技術力

詳細を解説していきます。

開発手法:Web系はアジャイル、SIerはウォーターフォール?

先ほどの表には記載してませんが、まずは開発手法の違いからです。

ご存知だと思いますが、

  • Web系:アジャイル開発
  • SIer:ウォーターフォール

が採用されるケースが多いです。

ウォーターフォールは変更に弱いし、アジャイル開発の方がいいでしょ!

と言われることが多いですが、実態は大きく異なります。

そもそも、ウォーターフォールにしてもアジャイル開発にしても、システムの規模が大きくなれば必然的に変更に弱くなります。

つまり、単純にWeb系はSIerと比べると全体的に小さな規模のシステム開発をしているだけなのです。

Web系はマイクロサービスなどでシステム規模を小さくする工夫をする企業もあります

さらに言えば、SIerでも契約によってはアジャイル開発をすることもあります。

たかひろ
たかひろ

実際、僕が以前関わっていたシステム開発はアジャイルで進めていました

Web系とSIerの開発手法の違いは、単純に関わるシステムの規模が違うだけと意識しておくといいでしょう。

 

開発言語については、Web系だとPHPやRuby、JavaScriptなどが主流ですが、SIerだとやはりJavaやC#での開発が多いです。

とはいえプロジェクトによって異なりますし、Web系の受託開発をやっているところでは当然Web系とほぼ変わりません。

また、SIerだと設計だけやる人やPMといったプログラミングをやらない職種もあるので、プログラミングが苦手な人に向いています。

年収:SIerの方が平均で約40万円ほど高年収!

続いて平均年収についてですが、SIerの年収はWeb系エンジニアと比較して約40万円ほど高くなっています。

転職サイトのdodaによると、Web系エンジニアの平均年収は416.2万円だそうです。

 

一方、SIerの平均年収は452万円です。

Web系企業はSIer企業と比較して平均年齢が若いこともありますが、年収に約1割ぐらいの差があるということです。

 

なぜこうなるのか?と言うと、大手のSIerは大企業と付き合っているため1案件あたりの単価が高く、所属人数も多いので、全体として平均年収は高くなりやすいんですね。

Web系は自社サービスで利益を出しているということは、裏を返せばサービスから利益が出なければ倒産の危機があるということです。

例えば、コロナで旅行業界の売上が8割減ったという話がありますが、旅行システムを展開している企業も同様の影響があります。

一方、SIerは大企業がお客さんなので安定した売上が見込めます。

それに、開発の前にだいたいどのくらいの利益が出るのかも計算しやすいため、サービスがヒットするかどうか分からないWeb系よりも企業の業績も安定しやすく、給与も上がりやすいというわけです。

たかひろ
たかひろ

実際、僕もSIerへの転職時には50万円ほど給料が上がりました

残業:SIerの方が残業は多くなりがち

SIerは納期厳守のため納期前には残業が多くなりがちで、Web系は自社でコントロールできるため残業が少ない傾向にあります。

実際、僕もWeb系企業のころは一番遅くて21時半でしたが、SIerでは23時半まで働いたことがあります。

とはいえ、平均残業時間でみると、

  • Web系企業:20.3時間
  • SIer企業:32.7時間

とそこまで大きな差はありません。

ただ、Web系企業は仕事量は時期による変動は少なめで、SIerは納期によって大きく変わる可能性があることは注意しておきましょう。

働き方:職場環境やリモートワークのやりやすさは大差ない

職場環境についていうと、

  • Web系は平均年齢が若く、服装も自由な会社がほとんど
  • SIerは全体的に平均年齢が高く、服装もスーツが基本で落ち着いた雰囲気の会社が多い

という違いはあります。

とはいえ、エンジニア自体が落ち着いている人が多いので、それほど大きな差はないと言えます。

 

また、Web系のほうがリモートワークがやりやすそうな感じもしますが、やはり企業によります。

SIerでもリモートワーク可能な会社はありますし、Web系企業でも楽天のように何日かは出社を義務付けている会社もあります。あのGoogleですら完全リモートワークは終了しました。

なので、全体としてはWeb系でもSIerでもリモートワークのやりやすさに大きな差はありません。

スキルアップ:SIerのほうが幅広いスキルを身につけやすい

SIerは未だにCOBOLを使っていて古臭い、そんなイメージがあるかもしれません。

しかし、SIerでも古い技術を使用している企業ばかりではありませんし、プロジェクトごとに開発言語などが変わるため、幅広いスキル・業界知識を得やすいという特徴があります。

Web系企業でも、今は最新技術を使用していたとしてもいずれは陳腐化しますし、会社によっては新技術を導入せずに、古い技術を使い続ける場合もあります。

結局は会社の方針次第なところも大きいのですが、

  • Web系:特定の言語や業界の知識・スキルが身につきやすい
  • SIer:様々な言語や業界の知識・スキルが身につきやすい

傾向にあります。

またSIerでは、だんだんマネジメントにまわっていくというキャリアパスが用意されている会社も多いです。

求められる素養:SIerだとコミュ力やマネジメント能力がより求められる

Web系で求められるのはまず技術力、そしてエンジニアでもマーケティングや企画・ブランディングを考える能力も必要となってきます。

一方でSIerでは、マネジメント能力や折衝能力など、コミュニケーション能力が重要視されます。

もちろんWeb系でもリーダーになればマネジメント能力は必要となってきますが、SIerでは納期が決まっている以上、

  • どういうふうにタスクを任せていけばいいのか
  • 予期せぬ問題が発生したときにどう対処するのか

といった判断能力もより重要です。

それに、SIerの方がチーム人数も多くなりがちなので、それだけマネジメント能力の価値が高く、評価されやすい傾向にあります。

一方で、自社サービスではないので、マーケティングや企画力などが求められることはありません。

 

SIerに向いている人・向かない人

これまでに紹介してきたことも踏まえると、SIerに向いているのは以下の人です。

SIerが向いている人
  • プログラミングがあまり好きでない人
  • 上流工程のスキルを身につけたい人
  • 大規模なシステム開発に携わりたい人
  • コミュニケーションが得意な人
  • 年収を上げたい人
  • スキルの幅を広げたい人

 

逆に、以下に該当する人はあまりSIer向きではないと言えます。

SIerが向いてない人
  • 40代以降もコードを書いていたい人
  • 新しいサービスを世の中に出したい人
  • スーツは絶対に着たくない人
  • 残業が多くなるのが嫌な人
  • 1つのスキルを磨きたい人

実際に働いてみないと分からないところもあると思うので、まずは転職活動だけでもしてみるといいでしょう。

 

いいSIer企業を見極めるポイント3つ

では、実際に転職活動のときにどういうところを見て、いいSIerかどうかを判断するのか。そのポイントを3つ紹介します。

  1. 多重下請け構造の中でも上流に位置しているか
  2. 技術力をウリにしているか
  3. 新しい業界の会社を顧客に持っているか

多重下請け構造の中でも上流に位置しているか

ご存知だと思いますが、SIerの業界は多重下請け構造になっています。

プロジェクトごとに必要な人数は変わるため、実際に手を動かすプログラミングは下請け企業に外注することが多いのです。

この構造の中でも、元請け企業や一次請け企業などの上流に位置している企業の方が、二次請け以降の企業に比べると給料は高くなりやすいです。

下流の企業ほど付加価値が低い業務しかできず、どうしても構造的に得られる利益が少なくなるからです。

それに元請け企業だと、ポジション次第では自分でプロジェクトを指揮していくことも可能なため、マネジメント経験も積みやすいと言えます。

ただし、元請けや一次請け企業の中には技術力があまり高くない企業もあるので、コードを書きたい人は自社の社員もプログラミングをやるのかどうかは確認しておきましょう。

技術力をウリにしているか

SIerの中には、営業がゴリ押しで案件をとってきてしまい、現実的に開発が難しいスケジュールになってしまったり、他社に案件を取られないために格安で受注してしまうことがあります。そして炎上案件になるんですね…。

技術力に自信がないSIerは、どうしても顧客の無茶な要望に答えようとしたり、価格勝負になったりしてしまいます。

そうなると疲弊するのは現場で働いているエンジニアです。

一方で、技術力が高ければそれだけ競合他社よりも受注しやすいですし、付加価値をつけやすいので高単価で受注できます。

会社によっては研究開発用のラボのようなものを持っているところもあったり、社員の資格取得や技術力向上にインセンティブを出している会社もあるので、こちらも面接の際に確認しておきましょう。

新しい業界の会社を顧客に持っているか

どんなビジネスであれ、いずれは衰退していきます。

なので、新しい業界や伸びている会社と付き合っていなければ、いずれはSIer企業も衰退していくことになります。

なので、どんな会社や業界に顧客が居るのかも面接で確認しておきましょう。

また、自分が興味の持てる業界だと、より成果を出しやすいので、その観点で選ぶのもアリです。

 

なお、おすすめのSIer企業は以下の記事にまとめているので、合わせてご覧ください。

 

最後に|SIerに転職するなら転職エージェントを利用しよう

これまで紹介してきたように、Web系とSIerでは異なる点も多々あります。当然、向き不向きもあります。

とはいえ、自分1人でSIerに向いているかどうかを判断するのが難しい方もいると思います。

そういうときは転職エージェントの利用がおすすめです。

 

転職エージェントであれば多くの求職者と面談してきているので、SIerに向いているかどうかを的確に判断してもらえます。

それに、あなたの希望やスキル、今後のキャリアパスなどを基に、最適な企業を紹介してくれるので、いちいち自分で企業を探す手間も省けます。

エンジニア経験者向けのおすすめの転職エージェントも選んでおいたので、最後に紹介します。

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