独立前に確認しておくべきフリーランス・個人事業主のリスク!回避する方法は?

フリーランス
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「会社員をやめてフリーランスに挑戦したい!」という人は多いでしょう。とはいえ、フリーランスには会社員のときには思いもしなかったリスクがあります。

中でも一番のリスクは、収入が不安定になることです。クライアントから急に契約終了を言い渡されることもあれば、ケガや病気で仕事を続けることができなくなるかもしれません。

令和2年に政府が行った調査でも、「収入が少ない・安定しない」というのが、フリーランスにとって一番ネックになっています。

出典:フリーランス実態調査結果|令和2年5月|内閣官房日本経済再生総合事務局

その他、フリーランス歴5年以上の僕が、実際に経験したことも交えながら、生々しいフリーランスのリスクをお伝えします。

収入や仕事に関するリスク

フリーランスの悩みの多くは、収入や仕事に関することでしょう。

収入が不安定・仕事がなくなるかも

冒頭でも言った通りです。

会社員であれば、とりあえず出社すれば仕事がありますし、仮に社内での仕事がなかったとしても給料日にはお金が振り込まれます。

一方フリーランスは、自分で仕事を取りに行かなければならず、仕事量や単価も安定しません。クライアントの経営状況や景気の影響も受けやすいです。

急に契約終了になることもあり、来月から収入がゼロになることもあります。実際、政府の調査によると、フリーランスの約4割は1社としか取引してませんからね。

出典:
出典:フリーランス実態調査結果|令和2年5月|内閣官房日本経済再生総合事務局

 

また、基本的には年をとるにつれて仕事を獲得しづらくなります。

知名度のある人やかなりの専門性のある人などは例外ですが、だいたい50歳を超えてくると仕事は得づらくなっていきます。年をとると体力が衰えますからね。若手と同様の働きをすることが難しくなってきます。

近年は上場企業や黒字の会社でも希望退職を募り、40~50代の社員に辞めてくれと言わんばかりの制度を実施してますしね。フリーランスも例外ではないです。

 

高齢でも仕事を得るための一番の方法は、ネットワークを広げておくことです。こればかりは、若手には簡単に真似できません。

仕事を発注してくれた会社の経営層と仲良くなっておく、一緒に仕事をした仲間とつながっておくなど、人脈を広げておくのです。

もちろん、その時その時のプロジェクトや現場での信頼を得ておくことも重要です。何か困ったときに気軽に相談してもらえるよう、思い出してもらえるよう印象付けるためです。

病気やケガで収入が減ることも

他にも、仕事を発注してもらえなくなるばかりではなく、自分が体調を崩したら収入は途切れます。当然ですが、会社員のように有給休暇があるわけでもないので。

風邪やインフルにかからないように気をつけるのはもちろんですが、個人的には体の中でもっとも壊しやすいのは『腰』だと思ってます。

デスクワークでも現場仕事でも、同じ姿勢を続けたり重い荷物を運んだりするのなら、腰は痛めやすいです。

ちなみに、僕は20代後半で腰を痛めてしまいました。

仕事には今のところ支障はないですが、デスクワークをするときはスタンディングデスク少しお高いゲーミングチェアで、腰への負担が少ない姿勢をとれるようにしています。

現場仕事をするときは、腰用のサポーターをつけてます。

 

この他、フリーランスはどうせ確定申告をしないといけないので、市販薬を買って「セルフメディケーション税制」を利用するのもおすすめです。

セルフメディケーション税制とは、対象の医薬品を年間に12,000円以上購入&健康診断を行っている場合に、控除が受けられる(=支払う税金が安くなる)というものです。

病院にいった場合は、医療費が「年間に10万円 or 所得金額の5%の低い方」を超えると、医療費控除を受けられます。セルフメディケーション税制は、自分で健康管理できている人向けの税金の軽減制度といった感じです。

セルフメディケーション税制と医療費控除は、どちらか一方しか利用できませんが、特に若いうちは自分で市販薬を買うなどして体調管理したほうが安上がりです。

 

ちなみに、FREENANCE(フリーナンス)のあんしん補償プラスなら、ケガや病気で働けない時でも最長1年間、保険金を受け取ることができます。

当然、保険料が必要になりますが、フリーナンスを利用すると個人で加入するよりも安上がりです。

保険料は年齢や職業、もしものときに月にいくら欲しいか、によって変動しますが、だいたい月額1,000円~5,000円といったところです。プラスで別途、団体割引を適応させるために年額3,000円が必要になります。

万が一に備えて個人で貯蓄しておくのか、このような保険に加入するのかは各々の考え方次第だと思います。

ただ、この所得補償を利用しなくても、フリーナンスに登録しておくと無料で他の補償も受けられるので、とりあえず登録しておくのもアリです(他の補償については、損害賠償や瑕疵担保責任のところで紹介します)。

スキルが陳腐化していく・スキルアップしづらい

フリーランスには、「今のスキルでできる仕事」を依頼されます。逆に言うと、これまでやったことがないことは依頼されないので、スキルアップが難しいのです。

一見すると、フリーランスの方が自由に働けるので、スキルアップしやすそうですが、逆なんですね。

会社員だと将来性も考えてマネジメント職に就かせてもらったり、研修を受けたり、資格を取得したら報奨金がもらえたりもします。また、従業員のスキルアップに対して国から補助金が出る制度もあります。

社内で別の部署や職種への異動願いを聞き入れてもらえれば、キャリアチェンジもできます。

それに、フィードバックをもらえる機会が減ります。社員が成長すると会社にとってもプラスになりますが、フリーランスはダメになったら契約を切られるだけです。成長のことも考えて仕事を発注してくれるほど甘くはないですね。

 

ただ、働いているうちに契約時の業務内容とは違うことを任されることもあります。僕もそういう経験があります。

そういうチャンスが巡ってきたら、迷わず飛びつくべきです。そのためにも、とにかくクライアントにとってメリットがあるように動き、まずは信頼を勝ち取ることが重要です。

個人名で営業してもなかなか仕事がとれない

フリーランスは自分で営業して仕事を獲得できないと始まらないですが、会社の看板を背負っていたときと比べると、仕事は取りづらくなります。

もちろん、営業力に秀でていたり、会社員時代の人脈を独立してからも活かせるのなら問題ないですが、独立してから営業をかけると思うようにはいきません。

中には、会社員の時の名刺を引っ張り出してきて、フリーランスとしての営業に利用する人もいるようです。

 

こうならないためにも、事前に

  • 独立後も仕事を発注してくれる会社や人脈を構築しておく
  • これまでの実績や持っているスキル・資格をまとめておく
  • 周りの人に独立することを話しておく

などをやっておくべきです。

もしくは、IT系のエンジニアやマーケターなどは、独立する前にフリーランスエージェントに相談して、今のスキルで仕事がもらえそうかどうかを確認しておくといいでしょう。

 

企業との契約周りのリスク

フリーランスは、どうしても企業から足元を見られがちです。とくに契約周りに気をつけておかないと、面倒なトラブルに巻き込まれてしまうことも。

ここでは大きく以下の2つのリスクについて紹介します。

報酬を払ってもらえないことがある

フリーランスは、特に新しいクライアントとの最初の取引では、契約書を交わさずに口約束で業務を行うことがあります。

クライアントからすればお試し発注みたいなものなので、納品したとしても報酬が貰えないことがあります。ときには、発注したこと自体を忘れ去られている、なんてことも。

フリーランスの側からすればたまったもんじゃないですけどね。継続的な取引につなげるべく、利益を度外視してでも最初の納品の質を高めることもありますし。

幸いにも僕は未払いにされたことはないですが、期日になっても支払ってもらえなかったことはあります。確認したら、単に入金するのを忘れられていただけでしたが。

 

対策としては、もちろんきっちりと契約書を結ぶことなんですが、お互いに面倒ですからね。いちいち契約を結ぶのは。

それに、契約書を締結してても報酬を払ってもらえないこともありますし。契約を結んだから必ず報酬を払ってもらえるとも限らないのです。納品の質が悪ければ、未払いだったりクレームを受けたり、何らかのトラブルになることがあります。

いちばん大事なのは、クライアントがお金を払ってもらえるかを嗅ぎ分ける嗅覚だと思ってます。クライアントの企業に資金的な余裕があるかどうかもそうですが、無報酬や相場とかけ離れた格安料金で頼もうとしてないかを、会話の節々から読み取るのです。

まあ、そんなに簡単に金払いがいいかどうかを見抜ければ苦労はないんですがね。

 

IT系の職種なら、フリーランスエージェントを利用することで、報酬未払いのリスクは低減できます。エージェントがクライアント企業の支払い能力を調査してくれますし、契約周りのこともほとんど自分でやらなくて済みます。

その他、完全に未払いを防げるわけではないですが、フリーナンスに請求書を買い取りしてもらい、フリーナンス側から企業に請求してもらう、という方法もあります。

ただし、買い取りを依頼すると審査がありますし、報酬を払ってもらえない請求書を買い取ってもらえるかは怪しいです。

また、請求書の金額は1万円以上でないとダメです。

買い取りしてくれるとなっても3~10%の手数料を支払う必要があります。

なので、根本的な解決策にはならないんですが、支払い期限前に現金化できれば、未払いのリスクを回避できるのではないかと思います。

 

ちなみに、契約書や業務を発注された証拠があり、請求額が60万円以下なら、少額訴訟を起こすことも出来ます。

訴えを起こすのに数千円程度かかりますし、弁護士に依頼しないのなら自分で裁判資料も用意しないといけないですが、泣き寝入りせずに済みます。

もし自分で訴訟するのが面倒なら、厚労省から委託されて運営しているフリーランス・トラブル110番とか、中小企業庁から委託されてる下請かけこみ寺などに相談するという方法もあります。

損害賠償や瑕疵担保責任を負わないといけないことも

大きなミスをしてクライアントに損害を与えた場合は、損害賠償しないといけません。なので、契約書を交わすときに、損害賠償の範囲や上限金額なども確認しておくべきです。

また、成果物を納品した後、一定期間内に欠陥が見つかった時の補償をどうするか(瑕疵担保責任といいます)も確認しておきましょう。

基本的に、契約書は作成した側に有利になるように記載するものなので、クライアント側から契約書を提示されたら、自分にとって不都合なことがないか、あるなら修正してもらえないかを依頼すべきです。後悔したくないなら。

 

場合によっては数千万円、数億円の損害賠償を請求される可能性もあるので、不安ならば保険に入っておくべきです。

入るべき保険は業務内容によって変わりますが、この記事でたびたび登場しているFREENANCE(フリーナンス)でも、あんしん補償という保険サービスを受けられます。

この記事内で何度も登場しているのでお気づきの方もいるかもしれませんが、お金がもらえるから紹介しているというのはあります。ぶっちゃけ。

ただ、紹介料うんぬんを抜きにして、いいサービスだとは思います。

フリーナンスの保険サービスには大きく「無料のあんしん補償Basic」と「有料のあんしん補償」の2つがあります。違いを表にまとめてみました。

あんしん補償Basicあんしん補償(補償事故例)
料金無料月額490円~
補償適応日会員登録の完了が、
・毎月15日までなら
 翌月1日以後、
・16日~月末まで
 なら翌月15日以後
 の事故が対象
会員登録完了の
翌月15日以後の
事故・業務過誤
が対象
補償が外れる
条件
数ヶ月フリーナンス
の口座に入金がない

と補償が外れる
月額料金を
払っている間は
補償が外れる
ことはない
業務遂行中の
事故補償額
1事故あたり
最高5,000万円
1事故あたり
最高5,000万円
陸上競技をドローン撮影中、
突風により操縦不能に陥り、
選手に怪我をさせてしまった。
仕事の結果
(PL責任)
の補償額
1事故あたり
最高5,000万円
1事故あたり
最高5,000万円
市の依頼で作成した
ゆるキャラのきぐるみの設計上
のミスにより中の人が
酸欠状態で病院に運ばれた。
受託財物の
補償額
1件あたり
最高100万円
1件あたり
最高100万円
写真撮影用に預かっていた
新製品の模型を、
アシスタントが転んで
壊してしまった。
情報漏えい1件あたり
最高500万円
なし業務で使用するパソコンが
ウィルスに感染して企業
情報が漏えいし、発注者に
営業損失が発生した。
著作権侵害1件あたり
最高500万円
なし発注者へ納品した成果物が盗用
にあたると言われ、第三者
から損害賠償を請求された。
納品物の瑕疵1件あたり
最高500万円
なし納品したシステムに不具合が
生じ、システムが使用不能な間
の代替手段の利用によって
発注者に費用が発生した。
納期遅延1件あたり
最高500万円
なし職場が災害に遭って納期に
間に合わなかったため、遅れた
期間に発生した損害賠償
の請求を受けた。

気をつけないといけないのが、以下の専門業については適応範囲外なことです。

  • 医療行為、あんま、マッサージ、柔道整復、身体の美容または整形に起因する賠償責任
  • 弁護士、公認会計士、税理士、建築士、設計士、獣医師、その他の類似の専門的職業行為に起因する賠償責任

 など

まあ、フリーナンスの保険に限らず、基本的に保険会社は保険金の支払いを渋るものです。

なので、自分の業務のどこまでが適応範囲なのか、書面を確認するとともに、不安なら事前に保険会社に問い合わせておくと安心です。

まあ、適応されるかどうかは、実際に事故が起きてから出ないと判断できないことも多いですがね。聞いても教えてもらえるかは分からんです。

 

あとは、競業避止規定にも気をつけておくべきです。

競業避止とは、クライアント企業と競合する事業を自分でやったり、クライアントの競合企業と取引をしてはいけない、というものです。

まあ、競業避止規定はフリーランスだけでなく会社員が転職するときにも適応されますし、企業が訴訟を起こしても競業避止に違反していると判断されることは多くはないです。

ただ、最初の方でも言ったように、フリーランスには、「今のスキルでできる仕事」を依頼されます。なので、知らず知らずのうちに、ほぼ同じような業務を競合関係にある企業同士から請けてしまうということはあり得ます。

訴訟うんぬんの前に、競合関係の企業同士から仕事を請けたのがバレると信頼を失うので、それ以降同じ業界の企業からは発注してもらえなくなるかもしれませんがね。

 

仕事以外の生活に関するリスク

フリーランスは会社員よりも社会的な信用が低いため、仕事以外のことでも思うようにいかないことがあります。

ここでは、以下の3つのことについて話します。

ローンが組めない・家を借りられない可能性がある

よく言われているように、フリーランスだと住宅ローンなどは借りにくくなります。やっぱり、収入が安定しづらいからですね。

ローンを組むなら独立する前に借りておくか、少し金利が高くても自営業にも貸してくれる金融機関を探すなどしないといけません。

 

また、フリーランス・自営業だとなかなか家を借りられないこともあります。

YouTuberだと高収入であっても家を借りられないという話は聞きますし、タワマンなどの家賃が高いところだと「家賃を1年先払いする!」と言っても入居を断られた人もいました。

僕の経験としては、フリーランスになって5回ぐらい引っ越ししましたが、一度も断られたことはないです。いずれも、シェアハウスで家賃もさほど高くはない物件だったというのもあると思いますが。

 

ちなみに、よく言われる「フリーランスはクレジットカードが作れない!」ですが、僕の経験上そんなことはないですね。フリーランスになってから5枚ぐらいはカードを作ってますが、一度も審査に落ちたことはないです。何枚かは使わないので、すでに解約しましたが。

過去にクレジットの支払いで滞納させたことがあれば、会社員・フリーランス関係なく、クレジットカードは作りづらいと思います。

また、同時に複数枚のカードに申し込みすると審査落ちしやすいみたいです。

過去に作ったカードを半年経たずに解約した場合も審査落ちしやすいらしいです。カードを発行しても使ってもらえなさそうと思われるんでしょうね。

企業への投資でバカみたいにお金があっても、労働収入がなければクレジットが作れない、という人の話を聞いたこともありますが、フリーランスとしての事業収入があれば、クレジットの審査落ちはあまり気にしなくてよいかなと思います。

孤独感や孤立感を味わいやすい

これはフリーランスとしての働き方によって大きく変わりますが、昔の僕のようにサイト運営を自宅で1人でやっているだけだと、他人と接する機会がかなり減ります。

当時はかなり孤独感を感じていました。友達もほとんどいなかったですし、熱意をもってサイト運営に取り組めてる状態でもなかったので、正直地獄でした。

さらにそれより前には、会社員と同じようにクライアント企業に出社して常駐する働き方をしてたこともありますが、会社員の時よりも『社外の人』として扱われてました。

疎外感があった、とまではいきませんが、お偉いさんの僕への接し方は社員の人への接し方とは違ってました。よく言えば、丁寧に扱ってもらえてましたね。

また、行きたくもない飲み会に無理やり誘われるといったこともなかったです。

 

孤独感を感じるかどうかは、仕事上でどのくらいの人と接するのかや、友達の人数や配偶者の有無などによって変わってきます。

僕も今は地元に戻って家族と暮らしてますし、現場仕事もしているので、サイト運営だけしかやってないときに比べると圧倒的に孤独感はなくなりました。

まあ、なぜ自分がこの仕事をやるのか、自分が生きる意味が見つかったというのも孤独感が減少した大きな理由かもしれませんが。要は、やりたいことが明確になってきたので、孤独感を感じる暇がなくなってきたんですね。

 

社交的な人はあまり問題にならないかもしれないですが、会社員のときに比べると一緒に働く人との仲間意識が薄くはなりやすいので、深い関係性は築きづらくなることは知っておくべきです。

自制・自己管理が難しい

これも働き方によってはさほど問題にならないのですが、納期やノルマがない仕事の場合は怠けてしまいがちです。

僕もサイト運営をしてるだけだと特にノルマがあるわけでもないので、モチベーションを維持するのに苦労しました。

納期がある場合でも、

まだ納期まで余裕があるし、いっか!

と余裕ぶっこいてたら、思った以上に時間がかかってしまい納期に間に合わなかった、なんてことが起こります。

特に自宅で作業していると、仕事とプライベートの切り替えが難しいので、ダラダラしてしまいやすいです。

 

そうならないためにも、物理的に場所を移動して、スタバでコーヒー片手にPCで仕事をしてたり、コワーキングスペースやレンタルオフィス借りたりしてる人も多いです。

もしコワーキングスペースを借りようと思ってるのなら、僕も利用したことがあるBIZcomfortがおすすめです。

料金は場所によって異なりますが、入会金11,000円にプラスで、都内だと

  • 指定した1店舗を24時間365日利用できる全日プラン:8,800円~18,700円/月
  • 指定した1店舗を土日祝だけ利用できる土日祝プラン:3,300円~7,700円/月
  • 都度利用のライトプラン:月額基本料2,200円+1,100円~2,200円/回

となります。この他、全店舗を24時間365日いつでも使い放題の全拠点プランは22,000円、固定席が使えるプランなどもあります。

そして、申請すれば会議室も110円~/15分で利用でき、2,200円/月で郵便ポスト(住所)も使用できます。

今は都内に店舗が集中してますが、神奈川、埼玉、千葉をはじめ、北海道、愛知、大阪など全国に店舗が増えていっています。

当然、全席にコンセントがありますし、ドリンクも飲み放題なので、仕事環境としては申し分ないでしょう。

» BIZcomfortの公式サイト

 

リスクを回避するために独立前にやっておくべきこと

これまでにも話してきたように、フリーランスの一番のリスクは「仕事がなくなること・収入が不安定なこと」です。

僕は見切り発車で、仕事が決まってないのに独立してしまって後悔しました。そんな僕と同じ失敗を繰り返さないよう、これから紹介することは独立前にやっておくことをおすすめします。

まずは副業から始めてみる

やはり、独立前から少しでも会社員の給料以外で収入を得ていると安心です。

副業で稼ぐのも簡単ではないですが、稼ぎやすいとしたら、会社員のうちに培ったスキルを活かして、会社以外で仕事を得る方法です。間違っても、「エンジニアなら稼げる!」とかの広告につられないようにしましょう。

知り合いから仕事をもらえるのなら、それに越したことはないですが、仕事を獲得するのは簡単ではないので、まずはこれから紹介する副業サイトで探してみるといいでしょう。

おすすめの副業サイト

おすすめの副業サイト【無料】

Workship

Workshipには、ITエンジニアやWebデザイナー、WebマーケターなどのIT系職種の副業案件が掲載されています。

週1日~、土日のみ、副業・複業など柔軟な働き方の案件が中心となってます。

Workshipを通じて業務を開始すると、最大500万円の補償が受けられる保険が無料で自動的に付帯されます。情報漏洩・著作権侵害・サイバー攻撃による損害などの賠償責任に対してのものですね。

副業がはじめての方でも、万が一のときも安心です。

また、案件成約時に1万円のお祝い金ももらえるので、登録しない理由がありません。

週1複業

週1複業は、IT系の技術職に加え、ライターや広報・PR、営業、人事・総務・法務、経営企画など、ホントに多種多様な案件が掲載されています。

会員登録しないと案件が見られないのがネックですが、いざ登録してみると意外と案件数が多かったので、いい意味で驚きました。

他にも、全ての案件でクライアントと直接契約となるので、マージンは0円で高い報酬を期待できます。

まずは登録して、自分にあった案件があるかどうかを探してみましょう。

ココナラ

ココナラでは、自分が得意なこと・自分にできることを出品できるサイトです。メルカリのスキル販売バージョンと説明したほうが分かりやすいかもしれません。

例えば、ホームページ制作やキャラクター作成、動画広告制作、作曲・編曲、翻訳、文章校正・リライト、資料・企画書作成などです。オンラインで納品が完了するものだけが対象となります。

文字によるメッセージのやり取り以外にも、電話やオンライン通話を使ってのサービス提供もできるので、恋愛相談や占い、キャリア相談なども販売できます。

どういうサービス内容にするかを考える手間はかかりますが、以外なスキルが売れることもあるので、まずは試しに始めてみましょう。

タイムチケット

タイムチケットは、オフラインで実際に会ってサービスを提供するようなものも販売できる点が、ココナラとは違っています。

最も売れているのは、マッチングアプリ用の写真撮影とプロフィール文の添削です。

その他、動画の編集だけでなく撮影からやりたいとか、お客さんと会ってエクササイズの指導をしたい、などであればタイムチケットを利用すべきです。

 

他にも、ココナラと領域は被ってますが、キャリア相談や占い、心理カウンセリングなどを出品している人が多いです。

サービスが売れたときに支払う手数料は、ココナラは一律22%ですが、タイムチケットはサービスの価格が

  • 5万円以下の部分は27.5%
  • 5~10万円の部分は22%
  • 10万円超えの部分は16.5%

と、高い値段で売れるほど安くなります。

なので、値段が高めのサービスを販売したいなら、タイムチケットの方が向いてます。

クラウドワークス

CrowdWorksは、求人サイトのように、仕事を依頼したい人や企業の仕事情報があつまっています。

仕事はココナラと同様、オンラインで納品が完結するもののみが対象で、ホームーページ制作や記事のライティング、アプリ開発、イラスト作成、データ入力などがあります。

専門性が必要な税務相談や確定申告などの依頼もあります。

ココナラやタイムチケットのように、自分でサービス内容を考える必要はないですが、その分1つの仕事に何人も応募してくるので、仕事を受注するのは簡単ではないです。

 

クラウドワークスの特徴として、単発の仕事だけでなく、継続して仕事を受注できる案件があったり、バイト・パートのように時給でお金をもらえる案件があったりします。

また、イラスト制作などでよく利用されている「コンペ」という形式の案件もあります。応募者が依頼にそった納品物を作成し、その中から依頼者がいいと思ったものに対してお金を払う、というものです。

実績が少なくともスキルがあるのであればコンペで稼ぐこともできるので、まずは案件を除いてみるといいでしょう。

仕事を獲得できる人脈を広げておく

簡単に人脈を広げられれば苦労はしないんですが、今あなたが会社員をしているのなら、その取引先に独立した後も仕事を発注してもらえそうかを、さぐりを入れてみるのが一番いいでしょう。

もしくは、同じ会社の先輩で独立した人から仕事をもらうとか、大学や高校の同級生や先輩後輩、家族や親戚の知り合いなどで会社運営している人や独立している人と会ってみるとか。

要は、いきなり異業種交流会とかに出向くのではなく、まずは自分の身の回りの人をつたって、仕事をもらえる人を探し出すのです。

発注する側からすると、どこの馬の骨か分からん人に発注するよりも、人となりが分かっている人や知り合いに紹介してもらった人に発注したほうが安心だからです。

(IT系は特に)フリーランスエージェントから仕事がもらえるか確認してみる

もし知り合い経由で仕事がもらえなさそうなのであれば、フリーランスエージェントに相談してみるのが手っ取り早いです。ただし、IT系の職種に限られますが。

独立前でも、今は会社員であっても、自分が参画できそうな案件を紹介してもらうことは可能なので、まずは相談してみて、会社を辞める前に案件が決まっている状態にしておくといいですよ。

おすすめのフリーランスエージェント

おすすめフリーランスエージェント一覧【無料】

★複数に登録しておくと案件獲得率がアップします

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、約9割が直案件、約7割がリモート案件、約6割が週3~4日案件と、フリーランスにとって嬉しい条件の案件が多めです。

もちろん週5日案件もあるので、ガッツリ稼ぎたい人にもおすすめできます。

他のエージェントでは取り扱いのない、マーケター向けの案件もあり、保有案件数は4,000件以上あります。

個人事業主に特化した税理士による確定申告の無料相談会や、万が一の紛争・訴訟に備えるための弁護士保険もあり、初めてフリーランスになる方でも安心して利用できます。

ギークスジョブ

ギークスジョブは、リモート案件の割合が80%を超えているため、首都圏や関西などの都会に住んでいなくても仕事ができるのが特徴のエージェントです。

リモート案件だからといって単価が低いわけでもなく、平均年収は867万円を超えています。

20年以上の運営実績があり、東証プライムに上場している優良企業なため、大手企業の案件を含む業界でも最大級の案件数を誇ります。

地元にU・Iターンしたい人はもちろん、地方でまったりと過ごしながら仕事したい人におすすめです。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、利用者の平均年収は876万円利用者満足度も92.6%を誇る、業界でも屈指のフリーランスエージェントです。

豊富な直請け案件を保有しているのに加え、契約が途切れて不安にならないように徹底した早期確認を行なってくれるため、途切れることなく仕事を続けられます。

他にも、特別価格で税理士に確定申告の代行を依頼できたり、人間ドック・スポーツジム・フィットネスクラブなどを優待価格で利用することもできます。

まずは案件を紹介してもらい、いい案件が見つかったらフリーランスに転向するという利用方法もできるので、ひとまず登録してみましょう。

なお、Webデザイナー・ディレクター、Webマーケターの方はレバテッククリエイターをご利用ください。

Pe-BANK

Pe-BANKは30年以上の運営実績があるため、業界でも最大級の案件数です。

マージン率も8~12%と低いため、利用者の平均年収847万円、利用者の満足度は94%を誇ります。

関東の案件しか取り扱いがないエージェントが多い中、Pe-BANKは地方の案件も豊富に保有しているため、地元で仕事がしたい人にもおすすめです。

実際に、Pe-BANKを利用している人の約半分は関東以外に住んでいます。

病気やケガなど万が一の時に備える独自の共済会制度をはじめ、定期健康診断サポート、フィットネスクラブ補助金制度、メンタルヘルスケアのための無料カウンセリングなど、福利厚生も充実しています。

BIG DATA NAVI

BIG DATA NAVIは、AI開発やデータ分析の案件に特化したエンジニア、マーケター向けエージェントです。

AIを用いたプロダクトの開発や分析基盤の開発といったエンジニア案件がメインですが、データ分析やアクセス解析などマーケター向けの案件もあります。また、AI分野が未経験のエンジニアでも開発経験やインフラ構築経験を生かしてAI系の案件にも参画できます。

これからさらにAI分野の人材は需要が増えていくと思うので、今のうちからスキルアップしたい人にオススメです。

レバテッククリエイター

レバテッククリエイターは、Webデザイナー向けのフリーランスエージェントです。なので、Webディレクション案件が多めになっています。

ただ、ここ最近はWebマーケターの需要が増えており、SEOやアクセス解析の案件も取り扱っています。アクセス解析の案件を探している方は、BIG DATA NAVIも合わせて登録しておくといいでしょう。

一方で、Web広告運用の案件はほとんどありません。広告運用の案件は、そもそもが週5日のものが少ないので、広告案件を請けたい人は、ITプロパートナーズに登録してみてください。

レバテック自体、15年以上フリーランスの仕事探しのサポートをしてきているので、かなり信頼できるエージェントです。

1~2年ぐらいは無収入でも暮らしていけるぐらい貯金しておく

特に、企業から委託された仕事をするのではなく、自分で事業を運営する場合に貯金は必要です。たとえば、自分でWebサービスを作ったり、自分で英語教室を開いたりする場合ですね。

こういう場合は、いくら収入が得られるかが不透明ですし、特に最初のうちはサービスを知ってもらうところから始めないといけないので、数ヶ月~1年ほどは無収入になります。

失業保険も忘れずに受給しながら、場合によっては職業訓練校に通いながらスキルアップ&お金をもらいながら、事業の準備をするという方法もあります。

経験上、想定通りにいくことはまずないですが、独立する前に収益予想を立てておくと、より正確に見通しが立てられます。

50代以降の仕事の取り方を考えておく

収入が不安定・仕事がなくなるかものところでも話した通りです。先ほど話した「人脈を広げておく」以外の対策として、ここでは「独自のブランディングを確立する」ことについて話そうと思います。

例えば、ITエンジニアであって、コードは書かずにエンジニア採用・定着・活躍の支援をしている久松剛という方がいます。

僕もときどき久松さんのnoteを見てますが、単にスキルがあるだけでなく、情報発信をすることで認知を集客をしているようです。

こうやって「ITエンジニアの採用や教育なら久松さん」というように、個人名で指名されるようになれば、労働力を安く買い叩かれることもないですし、年齢に関係なく仕事を得られます。

ただ、同じようなことは誰でも考えますし、認知が広がるまで継続的に情報発信していかないと到達できない領域でもあります。

楽ではないですが、若いうちにこういう『資産』を築いておくと、年を取ってからの自分を助けることになります。

 

その他、収入源を増やしておくという方法もあります。

僕はインフラ系の保守・点検と、このサイトの運営、キャリア相談など、自分にできることはいろいろやってます。

これももちろん楽ではないですが、いろいろやってれば収入だけでなく人脈も得られやすくなります。思いもしなかったチャンスに巡り合うかもしれません。

こうして考えると、フリーランスに一番必要なのは行動力なのかもしれません。

 

(参考)なぜ僕はフリーランスを続けているのか?

ここまでの話を聞いてフリーランスになるのを躊躇している人もいるでしょう。

もちろん安易にフリーランスになることを、独立することをおすすめはしません。会社員の頃は思いもしなかったほど大変だからです。

僕も今でこそ、自分なりの働き方・生き方が確立できてきて、フリーランスとしても生きていけるようになってきました。

しかし、会社員を辞めたあと、ほとんど収入がなかった時期もありますし、独立してから3回ほど会社員に戻ることを考えましたし、転職活動もしてました。

それでも僕がフリーランスを続けているのは、

  • 自分のやった仕事が資産になる
  • 「仕事しないおじさん」と思われたり、リストラの恐怖に怯えなくて済む
  • 節税がしやすい・国に無駄にお金を払わなくて済む
  • 比較的安定して売上を上げられる見通しが立っている
  • 働く時間もある程度自由に決められる
  • やりたいように仕事をすることができる

などの理由があるからです。

 

ただ、僕がフリーランスを続けている一番の理由は、僕は「やりたい!」と思ったら行動せずにはいられない性格だからです。

「こういうサービスを作ったら売れるかな?」「こういう事業ならウケるかな?」と、思ったらやってみたくなるのです。新しい事業だけでなく、「この仕事はこういう風にやったら、もっといいサービスになるんじゃないか?」と思ったら試してみたい。

会社員だと、コストや会社の方針の問題で、やりたいように仕事をすることができないことも多いですからね。

僕はこれからも、僕にできること・やりたいことを通じて、自分のスキルや実力を伸ばしていきたいと思ってます。

 

いきなり独立するのが不安なら僕が相談に乗ります

この記事では、フリーランスが直面しがちなリスクについて紹介してきました。ただ、フリーランスと一言でいっても、働き方は人によって全く違います。

当然、人によってリスクや心配なことも違ってきます。

そこで、フリーランスの先輩として、不安なことがあれば僕に相談できるよう、ココナラに出品してみました。お金はいただくことになりますが、少しでもあなたの不安を解消するお手伝いができたらいいなと思っています。

ただ、内容によってはお力になれないかもしれないので、まずはココナラのページから相談内容を送ってもらえると助かります。

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