ベンチャーの経営企画の仕事内容と転職方法

ベンチャー転職

大企業の経営企画って聞こえはカッコいいのですが、実態はただ社内の数値管理と経営陣へのレポートをしてるだけのことが多いです。

一方ベンチャーの経営企画は、あなたも全社の事業戦略立案に0ベースで関わることができるし、その気になれば計画の実行まで携われます。

幅広い立場から事業に関わりたい人にとっては非常にやりがいのある仕事です。

 

トニー
トニー

僕は前職のベンチャーで経営企画に関わっていました(主に投資家へのレポーティング)。

また、中途の採用担当もやっていたので、ベンチャーでの経営企画に向いている特徴についても採用担当目線でお伝えします。

ベンチャーの経営企画はどんな業務内容?

そもそも経営企画は次のようなことを担当する部署です。

経営企画・経営戦略の仕事は具体的に、市場や競合他社・自社についてのデータを収集・分析し、経営目標や実施計画などの「経営戦略」を立案し、経営会議を運営して決定をサポートします。また、決定した経営戦略を全社で実施する際の管理も行います。
扱うテーマは、どのような企業を目指すべきか、時代の変化を前にして今後の企業経営はどうあるべきか、といった中長期の視野に基づくものですが、経営に関する個別テーマ、例えばM&Aやコスト削減、組織再編、マーケティングなどの戦略立案・策定にも取り組みます。コンプライアンス関連や労務状況の確認・改善などに関わる場合もあります。

引用元:経営企画・経営戦略の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験からなるには?|転職ならtype

上記は、大企業の経営企画もベンチャーの経営企画も同じ。では、ベンチャーの経営企画が大企業と異なる点はどこか?についてご説明します。

 

【実例1】経営企画は名ばかりで他の部署の業務もめっちゃやる

僕が働いていたベンチャー(社員30人程度)での事例です。一応経営企画のメイン担当だった人がいましたが、彼は経営企画の他にも下記を担当していました。

  • 採用
  • 新規事業開発

このように、ベンチャーでは「経営企画の専任」というよりも「メインは経営企画だけど他の部署の業務も全前やる」という感じがスタンダードかと思います。

 

【実例2】経営企画というより営業企画

渋谷のベンチャーの経営企画のポジションで働く友人の話ですが、経営企画で中途入社したけど実態は”営業企画”だと言ってました。

※営業企画=主な業務は営業戦略の立案/実行のためのオペレーション整備/KPIのモニタリング/改善の打ち手実施など

つまり、先ほどの定義でいうところの中長期の経営戦略の立案/組織再編/M&Aというよりも、事業の売上をどう上げるかの戦略立案が主な業務という感じです。

というのも、ベンチャーは売上の高度な分析や中長期の計画を綿密にすることよりも、目の前の今月の売上を上げることの方が優先順位が高いためです。

 

なお、ベンチャーの社員数によっては、経営企画というポジション自体が不要の場合があります。10人以下とかだとまずポジションすら無い会社がほとんどですね。

トニー
トニー

だいたい社員数が2桁後半くらいから、経営企画の専属の人が配置されるかなというイメージですね。

 

ベンチャーでの経営企画に向いている人

経営企画を目指す人なら、ロジカルシンキングや分析スキルが大事なことはわかっているはず。

ベンチャーの経営企画では、それに加えて下記のような人が活躍します。

  • 分析にこだわりすぎない人
  • 自分ごとで捉え、越境できる人
  • 人を動かすところまでが仕事だと思える人

順に解説します。

 

分析にこだわりすぎない人

ベンチャーに経営企画で中途入社すると、前職が大企業であればあるほど管理体制ができてないことに驚くはず。

  • 今月の目標がいくらなのか?
  • 今誰がいくら目標に足りなさそうなのか?
  • このままいけば今年の売上はどうなる見立てか?

大企業であれば100%管理されている重要な数値ですが、僕が働いてたベンチャーでは管理してる人がいませんでした。

 

これらの基本数値の管理には、大企業のように複雑なツールや高度な分析とかは要りません。ぶっちゃけExcelで十分なことがほとんど。

だから、大企業で使っていた高度な分析ツールを導入して、分析に時間をかけすぎるというのはベンチャーではNGです。

とにかく売上を上げるためにネックになっているのはどこか?を素早く把握して、現実的な打ち手を考えられる人が活躍します。

 

自分ごとで捉え、越境できる人

俺は経営企画なので営業はやりたくない、という人は、ベンチャーよりも大企業の経営企画の方が向いているでしょう。

ベンチャーでは職種はあってないようなものです。会社で起こっている課題は全て自分の担当として捉える意識が大事。

実際に僕もベンチャーでは、

  • 営業
  • カスタマーサポート
  • 人事(採用担当)
  • 経営企画(主に投資家へのレポート)

を担っておりまして、1人3役、4役は当たり前でした。

仮にエンジニアだったとしても、ずっと社内にいるのではなく、スーツを着て自分で現場に行って営業したりクライアントのサポートをしたりと、役割を越境する人が向いている気がします。

 

人を動かすところまでが仕事だと思える人

大企業では、経営企画部が戦略を描き、営業部がそれを形にする、という関係の中で、どうやって売上を上げるかをメインで考えるのは営業部の部長や課長のはず。

しかし、繰り返しですが、「自分の仕事はここまで」と線引きをする人はどれだけ能力が高くてもベンチャーには向いていません。

描いた戦略も実行されなければ絵に描いた餅だし、実行まできちんと自分が責任を持つ覚悟の人がベンチャーには向いてます。

 

ベンチャーの経営企画に転職するための具体的ステップ

ここまでベンチャーでの経営企画に求められる能力やスタンスを見てきました。

確かに、ベンチャーの経営企画担当の必要性は大企業に比べるとそんなに強くはありません。しかし、先程紹介したように経営企画として改善出来ることは山のようにあり、自分のレベルアップには最適です。

ここからは、経営企画にチャレンジしたい人向けにの具体的な転職のステップを紹介します。

 

【前提】経営企画=かっこいいだけで転職はやめろ

ベンチャーは全職種で泥臭く地味で誰からも褒められない仕事が本当に多いです。

トニー
トニー

それでも挑戦したいと思う人だけにした方がいいです。そうでなければ活躍できません。そういう世界なのです。

経営企画のスキルを高めたい!というのであれば、大企業の経営企画への転職をオススメします。

なぜなら大企業の方がベンチャーよりも特定のスキルを身につけるには適しているからです。

その理由は、次のようなものがあげられます。

  • 会社に蓄積された事例が豊富
  • 実際のビジネスを経験している先輩に直接習える
  • ヒトモノカネ情報のリソースをふんだんに使用できる
  • 社員の教育を行う余裕がある

 

逆に、ベンチャーでは「無人島でサバイバルできる力」が身につくイメージ。

なので、経営企画がかっこいいからという理由ならば転職はやめておいた方が身のためです。

 

【Step1】複数の転職サイトに登録して候補案件を増やせ

Wantedlyで見てみると、セールス職の応募が6,067件に対して、経営企画は291件とかなり枠が狭いことがわかります。

ゆえに、ベンチャーの経営企画のポジションにつきたければ、出来るだけ多くの求人に触れておくことが必要です。

 

まずは、WantedlyリクナビNEXTなどの転職サイトに登録して求人を探してみましょう。

リクナビNEXTはスカウト機能もあるので、こちらから探さなくても企業側から声がかかることもあります。

リクナビNEXT(スカウト登録)

 

【Step2】自分のアピールポイントを洗い出せ

経営企画という職種に限りませんが、別職種へ転職する場合、未経験として扱われることがほとんどなので、そもそも採用されにくいです。

よっぽどの高学歴とかコネとかがあれば話は変わってきますが…。

そこで、採用してもらう確率を上げるために、これまで自分が経験してきた業界の知識を活かすことなどを考えたほうがいいでしょう。

 

例えば、これまで不動産の営業として働いてきたのであれば、不動産テック系のITベンチャーでこれまでの知識が活かせると判断され、内定をもらうことができるかもしれません。

他にも、人脈や独自の情報を持っていると、転職の際に有利になるでしょう。そういったアピールポイントを洗い出しておくと、転職活動を有利に進めていけます。

ただし、これまであなたが働いてきた企業の情報を漏らすことは、最悪の場合昔の会社から損害賠償を請求されるリスクもあるので、完全な競合他社に転職することはできるだけ避けたほうがいいです。

 

【Step3】転職エージェントとの面談でその会社の経営企画に求められることを把握せよ

Step2で自分のアピールポイントを洗い出せたら、実際に転職エージェントに相談してみましょう。

できれば、自分で企業に応募する前に、転職エージェントと面談したほうが良いです。

なぜなら、転職エージェントは履歴書・職務経歴書のフィードバックや、あなたが気づいていないあなたの強みを指摘してくれるからです。

 

Step2で自分のアピールポイントを洗い出したとしても、あなたが思っている以外にも企業に刺さりやすい強みがあることは珍しくありません。

それに、転職エージェントは企業の内情に詳しいので、よりあなたの強みが伝わりやすい表現なども指摘してもらえます。

 

繰り返しになりますが、経営企画の求人はそもそも数が少ないです。

いますぐ転職する気がなくても、転職サイトや転職エージェントに登録だけでもしておくべきです。

そうじゃないと、せっかく自分に合ったポジションがあっても埋まってしまうということになり、のちのち後悔するハメになるかもしれません。

ベンチャー転職におすすめの転職エージェントも選んでおきましたので紹介します。

おすすめの転職エージェント

おすすめ転職エージェント一覧
トニー
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複数に登録しておくと転職成功率がアップします

識学キャリア
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まとめ

経営企画の職種は狭き門です。それでも、企業経営を俯瞰的に見ることができるので、経営者に近いものの見方やスキルが身につきます。

特にベンチャー企業であれば、経営者と近いポジションで仕事をすることになるので、うまくいけばかなり成長することができます。

一方で、ベンチャー企業ではそもそも泥臭い作業が山ほどあり、とてもキラキラしたものではありません。それでも売上を伸ばすために、冷静な分析と行動ができる人のみが就けるポジションが経営企画です。

 

とはいえ、まずは転職サイトや転職エージェントに登録して、実際に経営企画ではどのようなスキルが求められているのかを調べてみることをオススメします。

もしかすると、経営企画はあなたにとっての天職である可能性もありますからね。

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