こんな転職はリスクだらけ?7つの実例と対処法を元採用担当が解説

転職活動・選考対策
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転職は新たなチャレンジなので、リターンもあればリスクもあります。正しく把握しておかないと、リスクの高い転職になってしまい望まない会社に入ってしまう可能性があります。

トニー
トニー

この記事を参考に、転職のリスクをコントロールしながら、いい転職を実現してください!

リスクだらけの転職の実例7選

僕は以前勤務していたベンチャーで、中途採用の担当をしていました。そこで「この人の転職はリスクが高いなあ…」と思ってしまった高リスク転職の実例を紹介します。

トニー
トニー

もし以下の7パターンに当てはまっている場合は、記事の後半で転職のリスクへの対処法を書いているのでご覧ください!

自分のコンパスを持たない転職

大企業にいたり、高学歴の人は特に人生のコンパスを持つことに慣れていません。なぜなら「親が良いと言ってたから」「世間の評判がいいから」という物差しでしか意思決定をしたことがないから

  • なぜこの大学に入ったのか?
  • なぜいまの会社に新卒で入ったのか?
  • なぜ今の仕事を続けているのか?

ほとんどの人が「世の中でみんなから価値があると思われているから」ではないでしょうか。

トニー
トニー

僕自身、京都大学は偏差値高いし優秀な人が集まる大学だから良い大学だと思ってました。高校生の僕は「世間のモノサシ」で意思決定をしてた訳です。

志望動機を作る過程で、なんとなく自分がその会社を選んだ理由が最もらしくなるように後付けをしますが、それって本当に自分が心から良いと思ってる理由しょうか?

これに対して答えられないうちは、転職しても結局「世間がいいと言った企業」しか受けずに、数年後に「俺がやりたかったことは違う」と言って何度も転職する無限ループになってしまいます。

 

憧れだけの転職

新卒の学生の第一志望企業ランキングを見ていると、未だに外資系投資銀行やコンサル、消費財メーカー、国内なら財閥系の総合商社やメーカーに行くのが人気です。

まるで難関大学に合格しました!というのと同じように合格体験記が崇め奉られています。

そしてこれは中途市場でも同じです。

特に難関大学→大企業と務めてきた人にとっては、いわば世間がすごいと思う価値観に沿った環境でしかいたことがないので、転職するときもつい「転職市場のランキング」というものに惹かれてしまいます。

それって、高校生が「◯◯大学は偏差値がxxだから良い大学」「東大京大早慶は有名大学で入るのが難しいからきっと良い大学」という意思決定から、なんら成長してません。

 

悔しさだけの転職

社会人も4,5年すると、だんだん会社の中でも評価が分かれていきます。

  • 同僚が自分よりも先に出世してる
  • 転職した友達がTwitterに仕事の内容を楽しそうにアップしている

すると、自分だけが取り残されているのではないか、自分が評価されないのは環境が悪いからではないか、という考えになってしまいます。

悔しい気持ちは大事なのですが、それだけを転職軸にするのは危険です。人にとって良い選択肢が自分にとっても良いとは限りません。

トニー
トニー

僕自身、悔しさだけで転職をして後悔した経験があります。

新卒で入った大企業では「自分が成長できないのは大手でぬるい環境のせいだ。俺もベンチャーに行けば成長するはず」と思っていました。

でも実際にベンチャーに転職してみて「自分は今ベンチャーに向いてないな…」と言うことがわかったので、もう少しちゃんと考えてから転職すればよかったと今振り返れば後悔しています。

 

あれもこれも望み過ぎの転職

彼氏が欲しいけどいい人がいない、という人が大体の場合高望みをしているように、転職でもつい相手にばかり良い条件を求めてしまいがちです。

これは転職初心者には特に当てはまることで、自分の市場価値は棚に上げて要望ばかり言ってしまうんですよね。

すると、「自分の希望条件に合う会社がないから転職しない方がいい」と言っていつまでも転職に踏み切れずに終わってしまいます。

 

ストーリーのない転職

面接では「あなたがなぜこの会社に転職をしたいのか」のストーリーが重要です。

例えば道端で絵葉書を売る2人の青年がいたとします。

ただ何の看板もなく絵葉書を並べているAさん

絵葉書を並べている横に「僕が絵葉書を売るようになった経緯」をボードに書いて立てかけてあるBさん。話を聞くと、次のような経緯で絵葉書を売っている。

「この絵葉書は、昔ばあちゃんにもらった色鉛筆で書きました。ばあちゃんは今年亡くなったのですが、彼女は絵葉書が好きで、僕が小さい頃一緒に出かけては自然の絵を描いていました。僕がばあちゃんと見た素敵な日本の風景を、みなさんにも見てほしいです」

あなたはどちらの絵葉書を買いたくなりますか?

人はある程度は合理的に判断しますが、最後はストーリーで心を動かされたかどうかで判断をします。同じような実力や年齢の候補者が来たとき、面接官は「転職理由が納得いく方」を採用します。

そのため、転職理由にストーリーがない人はよほど優秀でなければ転職の面接は通らないでしょう。

 

転職エージェントに頼りきりの転職

転職エージェントは使った方が有利に転職できるのは間違いないのですが、エージェントに「おんぶにだっこ」では、転職した後に後悔する確率が高いです。

具体的には次のような人です。

【NGな人その①】自分の転職軸はエージェントに作ってもらえると思っている

転職の軸はあくまで自分が作るもので、エージェントはそのサポートをしてくれるだけです。なぜ転職をしたいのかをエージェントが綺麗にまとめてくれるわけでもないです。

【NGな人その②】提案してくる企業が合わなかったとき、文句ばかり言っている

よくSNSでも見かけるのですが、「◯◯の転職エージェントは私にあった企業を全然紹介してくれない」と言って文句ばかり言う人がいます。

じゃあ、エージェントに対して「◯◯という理由でこれらの会社は私には合わないと思ってる。それでも提案する理由があるなら教えてくれ。理由がないなら他のエージェントにいく」と言ったのか?というと何も行動していません。

 

こういう人は、多分次のように勘違いしてしまっているかもしれません。。

あなた
あなた

自分の理想の環境はどこかにある。そこでは自分が言葉にできない転職理由を察して完璧な転職理由を作り上げてくれて、自分が気づいてなかった素敵な会社を提案してくれる

 

今の仕事を辞めて転職

あまりに今の職場が嫌で、いまの会社を辞めてから転職活動をする人がいます。

彼らに言わせれば、辞めてから転職活動する理由は次のような理由。

  • 働きながらだと転職活動の時間がない
  • 退職して気持ちをリセットをしてから、ゆっくり転職活動に専念したい

確かにもっともらしい理由ですね。でも彼らは次のようなリスクを考えたのでしょうか。

  • 転職先が決まらず生活資金がショートするリスク
  • 急いで転職先を決めることで、希望通りの転職先を選べないリスク

とりあえず思い立ったらすぐ退職するべき!行動できない奴はいつまでも行動できない!などと煽ることもできますが、向こう見ずな思慮浅い行動をして、どんな勝算があるのでしょう。

そもそも時間は作り出すものなので、在職中にでもいくらでも転職活動に捻出する時間はあります。

忙しいならその旨を転職エージェントに伝えて、面接の時間を朝早く、または夜遅くに変えてもらったり、何か理由をつけて有給を使ったり、ZoomなどのWeb会議ツールでやってもらえるよう交渉したりできます。

それをせずに「時間ないから転職しない」はただの言い訳だと言わざるを得ません。

 

転職のリスクは0にするのではなく管理するもの

ここまで読むと次のように不安を感じてしまう人がいるかもしれません。

あなた
あなた

やっぱり転職って結構リスクがあるからやめておこうかな…

トニー
トニー

今すぐに転職する必要はないかもしれませんが、転職のリスクを把握しておかないと後から後悔しますよ

そもそもリスクとは「なくすもの」ではなく「管理するもの」です。

人生どんな選択をしてもリスクが0である決断はありません。転職することにもリスクはありますが、同時に今の会社や今の部署で働き続けることにも同様にリスクは存在します

そこで大切なのがリスクを管理するということ。具体的には次の2点を指します。

  1. リスクの大きさを正しく見極めること
  2. 自分は今どんなリスクを追っているのかを把握すること

もう少し詳しく解説します。

リスクの大きさを正しく見極める

例えば次の2人が大企業からベンチャー企業に転職するという時、リスクは同じでしょうか?

  • 25歳の社会人3年目、未婚の実家暮らしのAさん
  • 30歳の社会人8年目、既婚子持ちで住宅ローンもあるBさん

Aさんの方が転職に伴うリスクが少ないのは明白ですね。

このように、同じ転職でも人によってリスクの大きさは異なるので、「この転職は自分にとってどの程度のリスクなのか」を正しく把握することが必要です。

 

自分は今どんなリスクを追っているのかを把握する

しかし、転職のリスクを把握するだけでは不十分で、現在進行形で今どのようなリスクを追っているのかを把握することも重要です。

先ほどのBさんを例にとって見て見ましょう。

Bさん
Bさん

ベンチャーに転職したら住宅ローンとか払うの厳しくなるかも。。。子供もいるし忙しくなって家族との時間が減ってしまうのも嫌だなあ

こう考えると、大企業に居続けた方が良さそうに見えますね。

しかし、Bさんは今の大企業に勤め続けることのリスクや転職したときに得られるものも考えるべきです。具体的には下記のようなものがあります。

  • 業界やBさんの会社の将来性
  • Bさんと同じような年齢の他の転職者の動向
  • Bさんが転職した場合に得られる年収・ポジション・経験
  • Bさんが今の大企業で働き続けた場合の3年後の転職市場での価値

これらの「転職しないリスク」を考慮せず「ベンチャーに転職したらこんなリスクがある」とばかり考えてしまうのは片手落ちの分析と言わざるを得ません。

トニー
トニー

繰り返しになりますが、リスク管理では「リスクの大きさを正しく見極めること」「自分は今どんなリスクを追っているのかを把握すること」が重要です!

 

転職のリスクを管理するための唯一の方法

あなた
あなた

転職のリスクを管理するのが大切なのはわかったけど、業界の成長性とか他の転職者の動向を調べるのとか難しそうだな…

トニー
トニー

そのためには転職エージェントを用いるのが良いですよ!

先ほど挙げたような転職のリスク分析を一人でやれる人はほぼいません。

なぜなら、自分がいる業界や会社のことは客観的に把握できないから。他の業界や他の転職者との比較をするには、横断で見れる立場の人からの意見が必要ですよね。

転職エージェントは、あなたに近い境遇の転職者を何人も支援してきています。だからあなたの今の状況を客観的に把握してアドバイスをすることができるのです。

トニー
トニー

自分のことは自分が一番わからないもの。だからこそ客観的な視点からアドバイスをくれる転職エージェントの意見が貴重になります!

 

まとめ|転職のリスクを正しく把握しよう

転職のリスクというと、「転職で失敗したらどうしよう」という転職に伴うリスクを考えがちです。

しかし、転職しないことのリスクも同時にあることを忘れないようにして下さい。

とは言うものの、、今の自分がいる環境を客観的に俯瞰することは、僕も含めて普通の人には無理ゲーです。

だからこそ、客観的にあなたを見てくれる転職エージェントを活用する価値があります。

トニー
トニー

ここまで読んでいただいたのに行動をしなければ、明日は今日と何も変わりません。転職するしないに関わらず、まずはリスクを把握するところから始めましょう!

最後におすすめの転職エージェントを紹介します。

おすすめ転職エージェント一覧【無料】

★複数に登録しておくと転職成功率がアップします。

リクルートエージェント

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カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。

LHH転職エージェント

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世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。

普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。

エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。

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ただし、特に事務職は人気なので、20代~30代前半ぐらいまででないと求人が見つからない可能性もあります。

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