テレワークや在宅勤務を認める企業が増えてきていることもあり、デスクワークをする機会が増えた人も多いでしょう。
そんなときに悩まされるのが腰痛。

僕もずっとデスクワークですが、腰痛がひどくてずっと悩まされてきました。
- 姿勢矯正ベルト
- 姿勢を良くする骨盤サポートチェア
などを使ってみましたが、一向に腰痛が改善されませんでした。
この他にも、デスクワークでも腰痛にならないような環境を整えるべく、さまざまなアイテムを試してたところ、今では腰痛に悩まされることはなくなりました。
僕の腰痛が改善した実例を基に、実際に使ってよかった厳選アイテム8つをこの記事で紹介します。
そもそも腰痛はなぜ起こる?
本題に入る前に、腰痛が起こる原因を紹介します。
そもそも腰痛は姿勢が悪いことによって発生します。
では、いい姿勢とはどういうものなのか?
いい姿勢とは、以下の左上の図のように、背筋が伸びた状態です。
椅子に深く座り、猫背でもなく反り腰でもない位置で上半身を止めるとベストな姿勢となります。
ただ、上半身を止めるって難しいんですよね…。
気づいたら前のめりの姿勢になっていることはよくあります。
ここからは、正しい姿勢を維持するためのおすすめアイテムを紹介していきます。
そして分かりやすいように、選りすぐりのグッズたちを以下のカテゴリごとに分けてまとめました。
まずは揃えたいイス周りのアイテム3選
やはりいちばん重要なのはイス周りです。
なお、この記事ではゲーミングチェアをおすすめしています。
その理由は以下の4点。
- 腰や頭のクッションの位置を変えられる
- 背もたれの角度も自由に変えられる
- そもそも長時間座っているのを考慮して作られている
- コスパがいい
ゲーミングチェアは腰や頭のクッションの位置を変えられるので、自分の体格に合わせることができます。
特に重要なのは腰のクッションの位置です。
いい姿勢では、以下の図の黄緑色の⚫の様に、横から見ると腰のところが凹んでいます。

S字のようになっているのがいい姿勢なんですね。
なので、自分の腰の位置にクッションを移動できるということが重要なのです。
また、背もたれの角度も変えられるので、自分の楽な角度に調整できます。
それに、ゲーミングチェアはもともと長時間PCゲームをする人向けに作られているのでデスクワーク向きです。
これだけ高機能なのに1万円台から購入でき、コスパは最高。
なので、ゲーミングチェアが一番おすすめなのです。
ゲーミングチェア:GTRACING ゲーミングチェア

ゲーミングチェアの中でもおすすめなのは「GTRACING ゲーミングチェア」です。
Amazonの売れ筋ランキングで何度も1位になっているだけあって素晴らしいイスです。
人間工学を基に設計され、体幹を支える重要な頭部、肩部、腰部の3点で身体をしっかりと支えてくれます。
座るところは約10cmのウレタンフォームで、身体全体の加重を包み込むので長時間座っていても全く疲れません。
さらにゆっくり倒せる無段階リクライニングなので、ちょっと休憩したいときも快適に過ごせます。
簡単なレバー操作で165°まで背もたれを調整できるので、いろんな姿勢に合わせることができます。
背中用クッション:F1F2 The cubes

ゲーミングチェアと合わせて使いたいのが背中用のクッション「F1F2 The cubes」。本来はクッションではなく枕として販売されてますが、背中に挟んでみたところジャストフィット。
ゲーミングチェアは背中にクッションを挟むことで真価を発揮することに気づいたのです。
背中にクッションを挟む理由は、ゲーミングチェア単体だと、もたれかかったときに頭のクッションが大きく前傾姿勢になってしまうためです。

ここで、椅子と背中の間に枕を挟むことによって、持たれたときに頭が前に来ることなく、無理せずいい姿勢が維持できるようになります。
また、この枕は片面が硬く、もう片面が柔らかくなっています。
この枕の柔らかい方を椅子側に向けて挟むことで、腰のクッションを殺すことなくいい姿勢を取ることができます。
柔らかすぎるクッションや普通の枕だと、ゲーミングチェアの腰の枕を包み込むように凹んでしまうので、ゲーミングチェアのクッションを活かすことができません。
クッションでもなく、普通の枕でもない。この枕だからこそ真価を発揮するのです。
クッション固定ベルト:Molle スーツケースベルト

クッションをゲーミングチェアと背中の間に挟んでいるだけだと、立ち上がったときに枕が倒れたり落ちてしまったりします。
そのたびに枕を拾うのは面倒です。
また、身長が高めの人だと背中用クッションの位置を調整しないと本来の効果がえられないことがあります。
身長が高い人は、背中用クッションの位置も少し高めのところで固定するのがミソです。
なので、この「スーツケースベルト」も合わせて購入しておくことをおすすめします。
長さ的には、以下の約1.5mの2本を組み合わせるとちょうどいいです。
合わせて使いたいPC周辺機器4選
いい姿勢を維持するためには、イス周りのアイテムだけでは不十分です。
いい姿勢の画像は何回も掲載していますが、いい姿勢では、目線の位置が水平よりもだいたい20~30°下方向に下がっている必要があります。

ノートPCを机の上に置いて仕事をしていると、目線の位置は30°よりも大きく下がりますし、そもそも前傾姿勢になりやすいので腰痛や肩こりになります。
なので、PCの位置も上げる必要がでてきます。
そこで必要になってくるのが以下の4つのアイテム。
- モニターアーム:GIBBON MOUNTS モニターアーム
- 外部モニター:LG 27インチ モニター 27UL500-W
- 外部キーボード:Filco Majestouch Convertible 2
- マウス:Logicool トラックボールマウス M575
モニターアーム:GIBBON MOUNTS モニターアーム

モニターアームはPCの位置を調整するために必須です。中でもおすすめなのが「GIBBON MOUNTS モニターアーム」。
実は、ノートPCに対応しているモニターアームはあまり多くありません。しかし「GIBBON MOUNTS モニターアーム」なら、ノートPCの他に外部モニターも1つ設置できます。
後ほど紹介しますが、外部モニターを使うことで業務効率は上がります。
またモノによっては外部モニターの重さに耐えられず、位置が固定できないものもあります。
その点、「GIBBON MOUNTS モニターアーム」はネジを締めれば大きめのサイズの重いモニターにも対応できます。

僕は27インチの外部モニターを使ってますが、問題なく固定できています。
値段も8,000~9,000円ぐらいのお手頃価格でお財布にも優しいです。
外部モニター:LG 27インチ モニター 27UL500-W

外部モニターは必須ではありませんが、画面の数が増えることで業務効率は上がります。
マイクロソフトの研究者によると、複数のモニタ構成に切り替えると、生産性を9%から50%に高めることができることを発見したそうです。
引用元:マルチディスプレイは本当に生産性を高めるのか|株式会社マネジメントオフィスいまむら
また、外部モニターでは画面のサイズを選べるので、大きめのディスプレイを使用すれば文字のサイズも大きく表示できるため、顔を近づけなくてもよく見えるようになります。
結果的に、いい姿勢を維持しやすくなります。
中でもおすすめなのが「LG 27インチ モニター 27UL500-W」。
27インチの大きめディスプレイなのに加え、4Kにも対応しています。買った後に実際に画面を見てみると分かりますが、4K対応モニターで4K対応の動画を見ると圧倒的にキレイに表示されます。

YouTubeで4K対応の動画がありますが、初めて見たときには4K動画のキレイさに感動しました。
仕事用だけでなく、動画や映画などを見る人にとっては必須のアイテムです。
外部キーボード:Filco Majestouch Convertible 2

外部キーボードも必須です。目線の高さに持ってきたノートPCのキーボードを使おうとすると変な姿勢になりますし、めちゃくちゃ疲れます。
中でもおすすめなのは「Filco Majestouch Convertible 2」。
メカニカルキーボードの1種で外部キーボードとしては高めの値段ですが、以下の3点がおすすめする理由です。
- 激しくキーを叩いてもキーボードがずれない・壊れない
- キーを押したときの「硬さ」が選べる
- ワイヤレス接続が可能でデスク周りがスッキリする
なお、メカニカルキーボードには「黒軸」「赤軸」「茶軸」「青軸」などの種類があり、キーの「硬さ」は以下の図が参考になります。
押したときの感覚でいうと、
- 黒軸:ブヨンブヨン
- 赤軸:スカスカ
- 茶軸:スコスコ
- 青軸:カチッカチッ
といった感じです。

僕は青軸のキーボードを使っていますが、カチッカチッというスイッチを押した時のような音がキーを叩くのを楽しくさせます。
少し高めの買い物にはなりますが、長期的に使用すると考えると投資しておいて損はありません。
マウス:Logicool トラックボールマウス M575

次にマウスですが、安定のロジクール製品がおすすめです。
そして普通のマウスではなく『トラックボールマウス』をおすすめします。
普通のマウスだとマウスを持ち上げて前後左右に移動させることでカーソルを動かしますが、トラックボールマウスでは、親指などでボールを動かすことでカーソルを動かします。そのため、腱鞘炎などになりにくくなります。

慣れるまでは違和感がありますが、慣れてしまえば結構ラクですよ
そして、トラックボールマウスの中には、左右とスクロール用のボタン以外にも自分独自のショートカットキーを設定できるボタンがついているものがあります。
これにより、作業効率をさらに上げることができます。
中でもおすすめのマウスは「Logicool トラックボールマウス M575S」。値段も手頃でワイヤレス接続が可能です。
なお、「M575GR」という別モデルもありますが、保証期間が1年長い以外はほぼ同じ商品なので、値段が安い「M575S」をおすすめします。
奥の手のスタンディングデスク1選

姿勢が悪いことだけではなく長時間同じ姿勢でいることも腰痛の原因です。
なので、腰痛がひどい人はスタンディングデスクも合わせて利用してみるといいでしょう。
スタンディングデスクには、手動のものと自動のものがありますが、断然自動のものをおすすめします。
手動だと、外部モニターやPC本体、モニターアームなど、少なくとも5kg以上の重量はあるものを載せて動かさないといけないので、けっこう大変です。
自動のスタンディングデスクは、組み立ては大変ですが(スタンディングデスク自体がかなり重いです)、一度組み立ててしまえば後はかなりラクです。
スタンディングデスクだと細かくデスクの高さを調整できるので、いい姿勢を維持しやすくなりますし、立って作業することで眠気を払拭することもできます。
中でもおすすめなのは「FLEXISPOT 電動式昇降デスク EG1-Light」。
スタンディングデスクは、5万円以上するのが普通ですが「FLEXISPOT 電動式昇降デスク EG1-Light」はAmazonで約25,000円と安めです。
これも少し高めの投資になりますが、1回購入すると長く使えるので今後数十年とデスクワークをすることを考えると安い投資なのかなと思います。
まとめ|デスクワークの腰痛を軽減する便利アイテム8選
最初に述べたように、腰痛を改善するためにはいい姿勢で仕事をすることが重要です。
それを実現するためのおすすめアイテムは以下の通り。
僕はいっとき何故か腰痛がめちゃくちゃひどかったですが、これらのアイテムを利用することで腰痛も劇的に改善しました。
万人に効果があるかどうかは保証できませんが、腰痛で苦しむぐらいならまずは試してみることをおすすめします。
なお、別の方の記事で、在宅勤務を快適にする便利アイテムを紹介しているので、合わせてご覧ください。